"HCI" はじめました。

vSAN担当小佐野舞です。VMwareのHCIを広めるため日々活動していきます。

オンラインセミナー、見逃した!そんなときは、ここ!

vSphere / vSAN オンラインセミナー、このブログでも開催告知をしたりしています。

四半期に一度のペースでvSAN についてもお話させていただいています。

 

気がつくのが遅かったのですが、アーカイブが公開されていました!

 

 

IT価値創造塾

VMwareの仮想化・クラウド情報サイト - IT価値創造塾

 

 

 

見つけにくい、ということもないのですが、どうやって辿り着けるのか、画面で見ていきます。

 

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IT価値創造塾へアクセス 

VMwareの仮想化・クラウド情報サイト - IT価値創造塾

トップページには最新の記事が掲載されています。

実は私もvSAN 以外についてはここを読んでお勉強していたりします。

製品、ソリューションが増えた中で、入門者向けは記事本文も長くなくわかりやすく、資料ダウンロードもできるものもあります。

 

 

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メニューのビデオギャラリーに vSphere / vSAN オンラインセミナー があります。

 

 

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私がしゃっべったものをご紹介すると。

#27 はハンズオンラボを使って実際にリアルタイムで操作してvSAN 環境を構築したり。

#26 はvSAN 7.0 Update 1の最新情報をお話ししていたり。

おそらく先日実施した#30 の vSAN 7.0 U2 & HCI Meshもここにあがると思います! 

 

 

ぜひアーカイブされた過去セミナー、ご活用ください。

今見ても役に立つものあります!

春のお祭り!オンラインイベント のご案内

最新情報を直接お届けするお祭りとして毎年秋にはvForumを開催、昨年はVMWorld Japan という形でした。

技術の発展とともに市場も変化していく中で、フォーカスする製品やソリューションの最新情報をご紹介するイベントとして春に開催しているものがあります。

SDDC / EUC Conference、NSX Conference 、Evolveと名前は色々と変わっていますが、セッション中心にお届けしてきました。

 

 

2021年はオンラインイベント 2021 年 5 月 19 日(水)・20 日(木)に開催します!

「Leading Change : アプリのモダナイゼーションを加速するマルチクラウド

 

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登録 URLはこちら:https://vm-event.jp/evolve/lp/app-cloud-event/

 

 

■Leading Change : アプリのモダナイゼーションを加速するマルチクラウド

ライブ配信:2021 年 5 月 19 日(水)・20 日(木)

主 催:ヴイエムウェア株式会社

参加費:無料(事前登録制)

 

 

みなさま、ご登録、ご参加、よろしくお願いします!

 

続きを読む

目次 - 迷ったらまず!

随時UPDATE!!!

 

 

vSAN 7 Update1

vSAN 7 Update 1 、アップデート!概要編 そのいち

vSAN 7 Update 1 、アップデート!概要編 そのに

vSAN 7 Update 1 、アップデート!概要編 その3

vSAN 7 Update 1 GA!!! 

vSAN 7U1 アップデート!ー うちの子、最新 ー

vSAN 7 Update 1 、アップデート!詳細編 - 再起動、速くなった?vSAN 7.0b とvSAN 7 U1 の再起動時間の比較 -

 

vSAN 7!

vSAN 7 、ついに!

vSAN 7 、ついに!②

vSAN7、ついにGA!!!

vSAN7、ついにGA!!!②

vSAN 7 アップデート!詳細編 ① vSphere Lifecycle Manager(vLCM)

vSAN 7 アップデート!詳細編 ② vSphere Lifecycle Manager(vLCM)のセットアップ

vSAN 7 アップデート!詳細編 ③ ネイティブファイルサービス

vSAN 7 アップデート!詳細編 ④ ネイティブファイルサービスの構成

vSAN 7 アップデート!詳細編 ⑤ クラウドネイティブストレージ

vSAN 7 アップデート!詳細編 ⑥ ハードウェア周りのアップデート

vSAN 7 アップデート!詳細編 ⑦ 運用管理やUIのアップデート 

vSAN 7 アップデート!詳細編 ⑧ vSAN VCG 通知サービス もう少し詳しく

vSAN 7 アップデート!詳細編 ⑨ ウィットネスホストのコンポーネント自動修復 

vSAN 7 アップデート!詳細編 ⑩ ストレッチクラスタ のエンハンスメント

 

vSAN 7.0 アップグレード

vSAN 7 アップデート!ー うちの子、最新 ー ①

vSAN 7 アップデート!ー うちの子、最新 ー ② 

vSAN 7 アップデート!ー うちの子、最新 ー ③ 

 

よくある質問

よくある質問 - 一覧にしてみました(2017/2/23)

よくある質問 - 要件編 (2017/3/7)

よくある質問 - 一覧にしてみました②(2017/4/4)

よくある質問 - 一覧にしてみました③ (2017/10/19)

 

マニュアル/ユーザーガイド 

VMware | The Core Tech Zone (New!!!)

StorageHub VMware vSAN

VMware vSAN Docs (日本語)

 

ハンズオンラボ

7.0

HOL-2108-01-HCI - What's New in vSAN - Getting Started

HOL-2108-91-HCI - vSAN Quick Start - Lightning Lab

 

6.7U1

HOL-2008-01-HCI -vSAN - Getting Started

HOL-2008-02-CHG - vSAN - Challenge Lab

HOL-2008-04-ODY -VMware Odyssey - vSAN - Getting Started Game

HOL-2008-05-ODY - VMware Odyssey - vSAN - Advanced Game

HOL-2008-91-HCI -vSAN Quick Start - Lightning Lab

HOL-0301-01-HCI - VxRail: Simplifying IT through Standardization and Automation

 

6.7

HOL-1908-01-HCI - vSAN v6.7 - Getting Started

HOL-1908-02-CHG - vSAN v6.7 - Challenge Lab

HOL-1908-91-HCI - vSAN 6.7 Lightning Lab

HOL-1928-01-HCI - VxRail - Getting Started

 

運用管理シリーズ

いつ、何を、どうやって、運用管理 ① - サマリ

いつ、何を、どうやって、運用管理 ② - 導入

いつ、何を、どうやって、運用管理 ③ - 導入 Easy Installの手順

いつ、何を、どうやって、運用管理 ④ - 導入 Easy Installの構築後の確認

いつ、何を、どうやって、運用管理 ⑤ - 構成 Health Check

いつ、何を、どうやって、運用管理 ⑥ - 構成 Health Checkの番外編

いつ、何を、どうやって、運用管理 ⑦ - 構成 Configuration Assist

いつ、何を、どうやって、運用管理 ⑧ - 構成 アップデート

いつ、何を、どうやって、運用管理 ⑧-2 - 構成 アップデート

いつ、何を、どうやって、運用管理 ⑧-3 - 構成 アップデート 6.6.1編

いつ、何を、どうやって、運用管理 ⑧-4 - 構成 アップデート 6.6.1編

いつ、何を、どうやって、運用管理 ⑧-5 - 構成 アップデート 6.6.1編

HCI環境で vCenter + の運用管理を!

 

 

vSAN 6.6

vSAN 6.6 その1

vSAN 6.6 その2

vSAN 6.6 その3

vSAN 6.6 その4

vSAN 6.6 その5

vSAN 6.6 その6

vSAN 6.6 その7

 

vSAN 6.7 

vSAN 6.7 / vSphere 6.7 リリース!

vSAN 6.7 アップグレード そのいち

vSAN 6.7 アップグレード そのに

 

vSAN 6.7U1 復習シリーズ

VMware vSAN 6.7U1 って今どうなってるの? ① サマリ

VMware vSAN 6.7U1 って今どうなってるの? ② 運用管理編

VMware vSAN 6.7U1 って今どうなってるの? ③ 障害復旧編

VMware vSAN 6.7U1 って今どうなってるの? ④ 性能編

VMware vSAN 6.7U1 って今どうなってるの? ⑤ 導入準備編

 

vSAN 6.7U3

vSAN 6.7 U3 アップデート!ー うちの子、最新 ー

vSAN 6.7 U3 リリース!

vSAN 6.7 U3 アップデート!詳細編①

vSAN 6.7 U3 アップデート!詳細編②

vSAN 6.7 U3 アップデート!詳細編③

vSAN 6.7 U3 アップデート!詳細編④

vSAN 6.7 U3 アップデート!詳細編④-続き

vSAN 6.7 U3 アップデート!詳細編⑤

vSAN 6.7 U3 アップデート!詳細編⑥

 

公式情報

公式情報は? ここ!その1 製品編

公式情報は? ここ!その2 ハードウェア編

ダンカンとコーマック

公式情報は? ここ!その3 仮想化・クラウド情報サイト 

 

HCI Powered by vSAN

VMware HCI - Dell EMCさん編

VMware HCI - 富士通さん編

VMware HCI - 富士通さん編:続 

VMware HCI - 日立システムズさん編

VMware HCI - 大塚商会さん編

 

StorageHub 

StorageHubシリーズ -どこに何があるの?

StorageHubシリーズ - DMZ

StorageHubシリーズ - VDI

StorageHubシリーズ - 管理クラスタ

 

はじめましょうシリーズ(HCI はじめるならまずここから!)

"HCI"はじめましょう。①

"HCI"はじめましょう。②

"HCI"はじめましょう。③

 

サイジング

サイジング - HCIの容量サイジングとは①

サイジング - HCIの容量サイジングとは② 

サイジング - vSAN で使用するメモリ  

サイジング - vSAN で使用するメモリ New!!!(2019/10/8)

サイジング - オールフラッシュモデルのキャッシュ層サイジング

 

ポリシーベース管理

主役は仮想マシン!- ポリシーベース管理①

仮想マシンのデプロイとともに、ストレージをプロビジョニング! - ポリシーベース管理②

どうやって可用性を担保するのか - ポリシーベース管理③

オブジェクトとは - ポリシーベース管理④

コンポーネントの配置 - ポリシーベース管理⑤

強制プロビジョニング - ポリシーベース管理⑥

許容される障害数が2つに - ポリシーベース管理⑦

ソフトウェアチェックサム - ポリシーベース管理⑧

ストライプ - ポリシーベース管理⑨ 

フラッシュ読み取りキャッシュの予約 - ポリシーベース管理⑩

 

2ノードクラスタ

2ノードクラスタ その1

2ノードクラスタ その2

2ノードクラスタ その3

 

障害関連

モノは壊れるシリーズ①- HCIの障害って?

モノは壊れるシリーズ②- HWコンポーネントごとの影響範囲

モノは壊れるシリーズ③- ハイブリッドとオールフラッシュ

モノは壊れるシリーズ④- vSAN 6.6.1までの再同期エンハンスメント

モノは壊れるシリーズ⑤- vSAN 6.6.1までの再同期エンハンスメント続

 

iSCSI シリーズ

vSAN のiSCSI とは①

vSAN のiSCSI とは② すぐ試せる

 

ストレッチクラスタ

vSAN ストレッチクラスタ①:ストレッチクラスタとは?

vSAN ストレッチクラスタ②:ストレッチクラスタの要件 そのいち

vSAN ストレッチクラスタ③:ストレッチクラスタの要件 そのに

vSAN ストレッチクラスタ④:ストレッチクラスタ構成方法

vSAN ストレッチクラスタ⑤:ストレッチクラスタの仮想マシンのストレージポリシー

vSAN ストレッチクラスタ⑥:ストレッチクラスタの仮想マシンのストレージポリシー New!!!

vSAN ストレッチクラスタ⑦:ストレッチクラスタのアフィニティ設定

vSAN ストレッチクラスタ⑧:ストレッチクラスタの障害時の挙動 その1

vSAN ストレッチクラスタ⑨:ストレッチクラスタの障害時の挙動 その2

 

vSAN 7.0 Update 2 詳細編 ④ ストレッチクラスタの機能強化!

みんな大好きストレッチクラスタ

最近も構成に関して質問をいただくことが多いです。

ブログ記事もプレビュー数がだんとつ1位です。

 

ストレッチクラスタ が出た時は、ネットワーク要件はあれどサーバだけでこんなこと実現できるんだ!と感動しました。

ストレッチクラスタ の基本はこちらから(⑨まであるよ)

vSAN ストレッチクラスタ①:ストレッチクラスタとは?

vSAN 7 でのアップデートはこちらから

vSAN 7 アップデート!詳細編 ⑩ ストレッチクラスタ のエンハンスメント

 

 

さて本題です。 

vSAN 7.0 U2 の機能強化により、ストレッチクラスタのさらなる活用ができるようになりました!

vSAN 7.0 Updete 2 をストレッチクラスタ の観点からご紹介します。 

  • 構成ホスト数の拡張
  • ファイルサービス
  • サイト障害時の再同期中のDRS

 

 

構成ホスト数の拡張

vSAN のストレッチクラスタ はプライマリ/セカンダリサイト、ウィットネスサイトの3サイトから構成されます。

ウィットネスサイトは字の通り、ウィットネスホストを配置するためのサイトで、データを保持せず、ウィットネスコンポーネント*を保管するための仮想アプライアンスを稼働させるサイトです。

プライマリ/セカンダリサイトは仮想マシンを稼働させ、データを配置するサイトです。

vSAN 7.0U2から各サイトの最大ホスト数が20まで拡張されました!

プライマリサイト:20台

セカンダリサイト:20台

ウィットネスサイト:仮想アプライアンス1台(vSphere 環境にデプロイ)

合計40台+ウィットネスホストから構成されます。

 

従来はサイトあたり15台まででしたので、クラスタあたり10台増やせることになりました。

 

 

 

 

ファイルサービス

vSAN 7.0 から追加された機能であるファイルサービス。

現在、NFSとSMBのプロトコル、AD連携やKerberos認証に対応しています。

vSAN 7.0 U2ではストレッチクラスタ でも使用可能になりました!

ストレッチクラスタだけでなく2ノード構成のvSAN 環境でもサポートされます。

ファイルサービス、ちょっとあると便利が通常のクラスタだけでなくストレッチクラスタ でも使えるのが嬉しいですね。

 

 

 

 

DRS連携

vSAN 7.0U2でのアップデートは、

vSAN の再同期を待ってからDRSが行われるようになりました!

メリットとしてはサイト間ネットワークを優先的にストレージの再同期に使用させることで、復旧時間の短縮となります。

ローカルからの読み取りとなり、サイトをまたいだデータの読み取りも行われないので、再同期中の読み取り遅延も縮小することができます。

 

サーバはサーバ、ストレージはストレージとアクティブアクティブなデータセンタを構成するときはそれぞれに役割があります。

サーバ部分はvSphere のHA クラスタとしてサイトアフィニティや仮想マシンのアフィニティグループの定義をすることによって、クラスタは1つだけれども明示的にサイトを意識させます。

ストレージ部分は主にデータのサイト間保護、2つのサイトに同期されたデータを保管する役割があります。

 

では、ストレッチクラスタ の動きを見ていきましょう。

 

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正常時、各サイトに配置された仮想マシンはローカルから読み取りを行い、書き込みは完全同期のサイト間ミラーリングとなります。

 

 

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サイト間ネットワークの障害発生時にはvSphere HAにより切り替わり、仮想マシンが優先サイトで再起動されます。

データがきちんと別サイトに同期されているので、通常のHA と同様に切り替わります。

 

 

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ネットワークが復旧すると再同期が始まります。

ネットワークが切断されていた時間に応じて差分の再同期となるので、かかる時間は構成や稼働状況により異なります。

 

vSAN 7.0 U1 まではこの復旧後にDRSが発動していました。

先にDRSが始まってしまうと再同期完了前だった場合、読み取るデータが優先サイト、仮想マシンセカンダリサイトに配置されている可能性があります。

そうすると、サイト間ネットワークを再同期のためのIOと読み取りのためのIO、通常の書き込みのIOが通ることになります。

 

 

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vSAN 7.0 U2 からは再同期の完了を待ってからDRSが開始されます。

これにより再同期が優先され、ストレージも含めた完全復旧時間の短縮となります。

再同期を待ってからのDRSについては自動的に行われるので、設定は不要(設定変更も不可)となります。

 

 

 

 

 

vSAN 7.0 U2シリーズはこちら

vSphere / vSAN 7.0 Update 2 GA !!! 

vSAN 7.0 Update 2 詳細編① vLCM の進化! 

vSAN 7.0 Update 2 詳細編② 障害時の挙動ってどう変わったの?

vSAN 7.0 Update 2 詳細編③ プロアクティブに!障害に備えよう。

 

vSAN 7.0 Update 2 詳細編③ プロアクティブに!障害に備えよう。

vSphere の機能であるProactive HA。

vSphere 6.5(2016年)にリリースされ今に至ります。

 

vSAN 環境での利用について、vSAN 7.0 U2でサポートされました...!

vSAN 環境ならではの挙動への理解とハードウェアベンダーさんのプラグインが必要となります。

 

 

 

リリースノート抜粋

VMware vSAN 7.0 Update 2 リリース ノート

  • vSphere Proactive HA サポート。vSAN でプロアクティブ HA がサポートされるようになりました。これにより、ハードウェアの問題を検出してホストをメンテナンス モードに切り替え、プロアクティブな対応を行うことができます。 

 

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vSAN ならではの挙動への理解

vSAN 大好き!なみなさまはおそらくvSphere もっと好き!

vSAN がProactive HA 対応してよかったー!で終わると思います。

が、ここではもう少しvSAN 環境でのProactive HAについて説明していきたいと思います。

まず、Proactive HA とは?

Proactive HA は、特定のハードウェア パートナーと連携して実現した機能です。問題が発生してサービスが中断される 前に、性能が低下したコンポーネントを検出し、影響を受ける vSphere ホストから仮想マシンを退避します。

ハードウェア パートナーは、システム メモリー、ローカル ストレージ、電源装置、冷却ファン、ネットワーク アダプター の健全性の状態を知らせる vCenter Server プラグインを提供しています。ハードウェア コンポーネントの性能が低下 してくると、Proactive HA は危険な状態にあるホストを判断し、「隔離モード」にします。隔離モードでは、アフィニティ ルールや非アフィニティ ルールの違反にならない範囲で仮想マシンが健全なホストに移行されるため、仮想マシンの パフォーマンスに影響することはありません。また、新しい仮想マシンクラスタに追加するときに、問題のあるホスト 以外に配置されます。

ハードウェアと連携してプロアクティブにvSphere 側で障害として認識する前に仮想マシンを移行することができる、という機能です。

障害発生というと、ホストが落ちてしまった=仮想マシンも電源断で落ちることになります。

事前に仮想マシンをライブマイグレーションしていれば、アプリケーションへの影響もありません。

これは共有ストレージが正常な状態であることが前提となります。

共有ストレージのハードウェアの障害予兆を検知して行われるものではありません。

 

ではvSAN 環境でのProactive HAはどのように行われるのでしょうか。

vSAN 環境はサーバにストレージが組み込まれています。

サーバだけで共有ストレージを提供する機能であるvSAN 環境のホスト障害はホスト障害=ストレージ障害ともいえます。

このストレージ部分のデータの退避を行うのがvSAN 環境のProactive HA の最終形態です。

 

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プラグインにより障害が予兆検知されました。

これをトリガにProactive HA が始まります。

重大な障害の場合にはメンテナンスモードヘと移行します。

 

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対象ホストの上で稼働している仮想マシンが健全なホストへと移行されます。

vSphere 7.0 U1 まではここまでがProactive HA として行われていました。

 

 

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そして対象ホストはストレージとしてデータを格納しているので、仮想マシンと同様に他のホストへとデータを退避します。

 

 

メンテナンスモードへ移行するとホストのリソースが全て使用できなくなるため、環境で使用できる/できないの判断が必要だと考えられます。

N+1の構成を取っていてスラックスペースも確保しているので実際の障害時と同じ対応をする

 

上に書いた通り、重大な障害の場合はメンテナンスモードへと移行されますが、3つのオプションがあります。

  • すべての障害を対象とした検疫モード
    仮想マシンのパフォーマンスに影響がないかぎり、部分的に性能が低下したホストを使用せずに、パフォーマンスと可用性のバランスを調整します。
  • 軽度の障害を対象とした検疫モードおよび重大な障害を対象としたメンテナンス モード (混合)
    仮想マシンのパフォーマンスに影響がないかぎり、性能がいくらか低下したホストを使用せずに、パフォーマンスと可用性のバランスを調整します。重大な障害が発生したホストで仮想マシンが実行されないようにします。
  • すべての障害を対象としたメンテナンス モード
    部分的に障害が発生したホストで仮想マシンが実行されないようにします。

 

これらのオプションは主に仮想マシンを想定しているもので、vSAN についてはメンテナンスモードの移行オプションを選択することができます。

 

 

プロアクティブ仮想マシンの退避、ストレージに格納されているデータの退避を行って、最小限のダウンタイムでの運用が可能になりますね!

 

 

 

ハードウェアベンダーさんのプラグイン

各ハードウェアベンダーさんのハードウェア監視ツール(プラグイン)と連携します。

それがこちらです。

どのハードウェア監視/管理ツールもすでに使ったことがある!というものばかりだと思います。

導入の際は使用するハードウェア、そしてベンダーさんのプラグインについてもご確認ください。

 

 

 

 

 

vSAN 7.0 U2シリーズはこちら

vSphere / vSAN 7.0 Update 2 GA !!! 

vSAN 7.0 Update 2 詳細編① vLCM の進化! 

vSAN 7.0 Update 2 詳細編② 障害時の挙動ってどう変わったの?

 

vSAN 7.0 Update 2 詳細編② 障害時の挙動ってどう変わったの?

詳細編、順番は思いついた順なので特に意図はないです。 

 

vSAN 7.0 U2シリーズはこちら

vSphere / vSAN 7.0 Update 2 GA !!! 

vSAN 7.0 Update 2 詳細編① vLCM の進化! 

 

 タイトルにある通り、障害時の挙動として7.0u2でどんなアップデートがあったのか見ていきましょう。

リリースノート抜粋

VMware vSAN 7.0 Update 2 リリース ノート 

  • 計画外の障害への対応。vSAN 7.0 Update 2 では、ホスト、ディスク、またはネットワークで発生した計画外の障害を許容できるように、障害発生時に追加の持続性コンポーネントを生成し、データの持続性を強化しています。

 

さきにこのアップデートにより何が嬉しいことなのかを書いておきますね。

この2つです。

  • 障害発生時の書き込まれたデータの可用性の保護
  • 障害復旧後の再同期時間の短縮

 

 

リリースノートには上記のみなので、中身として何が変わったのか詳しく見ていきましょう。

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この構成ではクラスタに4ホスト、ストレージポリシーはFTT=1、ミラーリング仮想マシンが作成されています。

1台の仮想マシンをみてみると、ホスト1にデータ、ホスト2にウィットネスコンポーネント、ホスト3にデータが配置されています。

 

 

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ホスト3に障害が発生しました。

このホストがダウンしてしまうと、1つのデータに対してアクセスできなくなりますが、ホスト1にデータとホスト2にウィットネスが配置されているので仮想マシンは稼働し続けることができます。

ホスト障害が1台発生しても仮想マシンが稼働し続けられるストレージポリシーFTT=1を定義しているからです。

 

 

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変わったのはここから!

vSAN 7.0 U2では新規の書き込みに対してストレージポリシーに定義されている通り書き込みを行います。

FTT=1ミラーリングが指定されているので、ホスト1とホスト4に対して書き込まれます。

新規の書き込みに関しての耐障害性をあげることができるようになりました。

vSAN 7.0 U1まではホスト1のアクティブなデータのコンポーネントのみに対して書き込みが行われていました。

 

 

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ここでホスト1にも障害が発生した場合、データにアクセスできなくなります。

コンポーネントとして現時点で正常な状態なのはウィットネスコンポーネントと増分書き込みである持続性コンポーネントの2つとなります。

 

 

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では ホスト3が復旧したらどうなるのか見ていきましょう。

このホスト3は1番最初にダウンしたホストです。最新の書き込まれた情報を持っていません。

 

 

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 ホスト4から増分を再同期し最新となった時点で、アクティブな状態となるため、データとウィットネスコンポーネントがそろってオブジェクトとして正常な状態になり、アクセスすることが可能になります。

その後不要になった増分の持続性コンポーネントは自動的に削除されます。

 

  • 障害発生時の書き込まれたデータの可用性の保護
  • 障害復旧後の再同期時間の短縮

そうなんです。

2重障害を想定していないストレージポリシーだとしても、予期せぬ障害が発生、復旧後に最新の状態に戻すことができる、これが今回のアップデートとなります。

障害時にFTT=1でFTT=2相当の可用性を。

より安心できる仕組みになりました!

 

 

Youtubeにはデモつきで紹介されています。(英語)

Enhanced data durability with vSAN - YouTube

こういうものの日本語版、あったら嬉しい人っているのでしょうか。

vSAN 7.0 Update 2 詳細編① vLCM の進化!

桜の時期は暖かくてお散歩日和だったのに、ここ数日寒いですね。

vSAN 7.0 Update 2 の中身を少しずつご紹介していくシリーズ始めます。

 

 

  • vLCM の機能強化。vLCM は、一部の Dell EMC、HPE、Lenovo サーバの既存のサポートに加え、一部の Hitachi UCP HC サーバのファームウェア アップデートをサポートするようになりました。vLCM は、NSX-T ネットワークが構成された vSphere with Tanzu クラスタを更新できます。また、スケーラビリティが強化され、単一の vCenter Server 内の vLCM で 400 台までのホストを管理できるようになりました。 

 

vSphere Lifecycle Manager

vSphere 7.0 で実装されたライフサイクル管理のための機能です。

ハードウェア+ソフトウェアを一括してライフサイクル管理を行うことができます。

コンシューマ製品のようにポチッと簡単にアップグレードできると嬉しいですよね。

塩漬けという選択肢もありますが、新しい機能を使いたい場合や性能の向上のためにも最新バージョンの適用が推奨されます。

 

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vSphere 7.0 でHPEさん、Dellさん。

vSphere 7.0U1 でLenovo さん。

そして今回のvSphere 7.0U2 では日立さん!*

Hitachi UCP ReadyNode モデルに対応

 

ハードウェアのファームウェアやドライバなどはハードウェアベンダーさんのプラグインを用いて、vSphere 環境のアップグレードを行うことができます。

プラグインの使用に関しては各ハードウェアベンダーさんごとに異なりますが、ほぼ全てのベンダーさんがハードウェア管理ソフトウェアとして出されているものを利用する形となります。

対応しているハードウェアについては個々にご確認いただきたく。

*残念ながら日本国内で販売されているものは未対応となります。。 

 

さらに!

NSX-Tを使ったvSphere with Tanzu にも対応しました!

vSphere よりもライフサイクルが早そうな今どきソフトウェアTanzu 。

vSphere 7.0U1 でNSX-Tに対応しましたが、Tanzu も合わせて無停止でアップグレードできるようになります。

頻繁なアップデートが必要な環境への採用が増えそうですね。

 

 

 

続きを読む

2021/4/14(水)vSAN オンラインセミナー開催

"HCI" はじめました。

いつのまにかに5年目に突入しておりました!

1番最初の記事はこちら

ハイパーコンバージドインフラ 始めました

 

初々しさが見えますね。

引き続き、よろしくお願いします!

 

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 4/14(水)14:00-15:00 

VMware vSphere / vSAN 最新機能&注目のHCI Meshをデモにてご紹介

vSphere / vSAN セミナーが開催されます。

もう30回目(!)

記念すべき、ではないですが、vSAN 7.0 U2 の最新情報を解説、さらに活用しやすくなったHCI Mesh についても詳しくご紹介します。

 

 

 

GA直後のアップデートサマリはこちら

vSphere / vSAN 7.0 Update 2 GA !!!

 

vSphere / vSAN 7.0U2がリリースされてからしばらく経ちますが、タイミングが悪いことに実機の環境がなくなってしまいまして...

画面を交えたブログでの紹介についてはもう少々お待ちください。

 

vSphere / vSAN 7.0 Update 2 GA !!!

vSphere / vSAN 7.0 Update 2、GAされました...!

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ダウンロード/公式情報はこちらから

vSphere / vSAN 7.0 Update 2 ダウンロード

VMware vSAN 7.0 Update 2 リリース ノート

What’s New with vSAN 7 Update 2(公式ブログ英語)

 

 

 

GA初日から日本語のリリースノートが出ているという、最近のローカライズははやいですね。

私の仕事がだいぶなくなりました。笑

 

新機能らしい新機能はないかな?と思ってしまいますが、個人的に注目しているところが3点あります。

 

HCI Mesh

vSAN クラスタを複数持っている環境向けのvSAN データストアを異なるクラスタにマウントできる機能でした。(vSAN 7.0U1までは)

vSAN が有効になっていないvSphere の通常のクラスタからもリモートvSAN データストアとしてマウントできるようになりました。

さらに嬉しいことにですね、これ、リモートvSAN データストアをマウントするクラスタのホストはvSAN のライセンスが不要なんです。

 

暗号化

保存データの暗号化に必要なKMS。

vSphere Native KMSが実装され、vSAN クラスタがあれば暗号化が使えるようになりました。

 

vSAN ネイティブファイルサービス

NFS、そしてSMBのプロトコルでvSAN データストアから領域を切り出してファイル共有を提供する機能です。

Update 1 では2ノード構成、ストレッチクラスタ でもサポートされるようになりました。

またAPI 経由でバックアップソフトウェアと連携して、このファイル共有されている領域のスナップショットが取得できるようになりました。

作成できる共有の数も32→100と増えています。

 

 

 

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妥協のない拡張性

  • HCI メッシュ。HCI メッシュにより、vSAN クラスタでコンピューティング専用クラスタまたは非 HCI ベース クラスタとキャパシティを共有できます。互換性のあるデータストアを見つけるために、推奨のデータ配置にストレージ ルールを指定することもできます。スケーラビリティが強化され、1 つのリモート vSAN データストアに 128 台までのホストを構成できるようになりました。
  • vSAN ファイル サービスの機能強化。vSAN ファイル サービスで、ストレッチ クラスタの展開と 2 ノード構成のクラスタがサポートされるようになりました。スケーラビリティが強化され、クラスタあたり 64 台のホストと 100 個の共有を構成できるようになりました。
  • ストレッチ クラスタの機能強化。1 つのストレッチ クラスタに 20 台までのホストを構成できるようになりました。ストレッチ クラスタの DRS 認識により、フェイルバック時のパフォーマンスの安定性が向上しました。
  • vSAN over RDMA。vSAN over RDMA を使用すると、パフォーマンスが向上し、仮想マシンの統合率を向上させることができます。 

 

 

インフラストラクチャとデータのセキュリティ強化

  • vSphere Native KMS。vSAN は、組み込みの暗号化 KMS で vSphere Native Key Provider をサポートします。
  • vSAN ファイル サービスでの転送中データの暗号化。セキュリティが強化され、ファイル サービスの転送中データの暗号化を vSAN による転送中データの暗号化と併用できるようになりました。
  • 共有監視での転送中データの暗号化。セキュリティが強化され、ファイル サービスの転送中データの暗号化を vSAN による転送中データの暗号化と併用できるようになりました。
  • FIPS 検証。vSAN による転送中データの暗号化の暗号化モジュールが、FIPS 140-2 検証を取得しました。 

オペレーションの簡素化

  • vLCM の機能強化。vLCM は、一部の Dell EMC、HPE、Lenovo サーバの既存のサポートに加え、一部の Hitachi UCP HC サーバのファームウェア アップデートをサポートするようになりました。vLCM は、NSX-T ネットワークが構成された vSphere with Tanzu クラスタを更新できます。また、スケーラビリティが強化され、単一の vCenter Server 内の vLCM で 400 台までのホストを管理できるようになりました。 
  • vSAN による管理と監視の機能強化。環境の分析に使用できるツールが増えました。問題の根本原因や修正方法を迅速に特定できます。プロアクティブなキャパシティ管理、ネットワーク診断、パフォーマンスに最も影響を及ぼす要因の分析、健全性チェックの履歴表示などの機能強化が行われています。
  • 計画外の障害への対応。vSAN 7.0 Update 2 では、ホスト、ディスク、またはネットワークで発生した計画外の障害を許容できるように、障害発生時に生成される持続性コンポーネントを増やし、データの持続性を強化しています。
  • ファイル サービスのスナップショット。vSAN 7.0 Update 2 では、スナップショット サポートと API により、ファイル共有のバックアップが簡単になりました。この API により、バックアップとリカバリ ソフトウェア ベンダーと vSAN ファイル サービスの連携が可能になります。
  • vSphere Proactive HA サポート。vSAN でプロアクティブ HA がサポートされるようになりました。これにより、ハードウェアの問題を検出し、パフォーマンスが低下したハードウェアでデータが失われないように、適切な処理を行うことができます。 

 

 

うちの子は寿命がきてしまったようなので、別の子を育てようと今準備しているところです。

 

VMware HCI の進化系ってなに? ② VMware Cloud Foundation とは

HCI が進化したその先にはVMware Cloud Foundation という選択肢もあるんじゃないかな?と書かせていただきました。

HCI 目線で。

VMware HCI の進化系ってなに?①

 

現在では様々な製品を取り扱っており、仮想化の会社だよね!と言われることが少なくなってきたように思います。

VMware の掲げているビジョン、Any Cloud Any Application Any Deviceは10年近く変わっていません。 

VMware に注目いただいている方にとってSDDCというと ちょっと古い言葉に感じられるかもしれませんが、サーバ仮想化から始まった仮想化の領域をデータセンタまで広げていくこのコンセプトがあるからこそ、オンプレミスからパブリッククラウドまで一貫性のあるインフラを提供できると日々感じています。

 

もっとVCFを知りたい!という方にご紹介したい記事がこちら。 

オンプレをクラウドの使い勝手に近づける VMware Cloud Foundation とは?仮想化から SDDC 、そして Any Cloud へ

 

SDDCとは、から始まり、VCFに組み込まれているコンポーネント、SDDC Manager の役割、ライフサイクル管理に注目して紹介しています。

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VCF を活用してオンプレをパブリッククラウドのように使っていきましょう!

ユースケースも紹介されていますので是非ご一読いただけると、VCFにもっと詳しくなれると思います!

 

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