vSAN 7.0 U1 のさらっとしかポストできていなかった、HCI Mesh 。
U2の機能強化とともにHCI Mesh についてご紹介します!
気になる新機能、HCI Mesh。
HCI Mesh とは?
vSAN クラスタは、他の vSAN クラスタとデータストアを共有できます。
リモート データストアのストレージ容量を使用するように、ローカル クラスタで実行される仮想マシンをプロビジョニングできます。
vSAN クラスタはクラスタを作成とともに単一のvSAN データストアが構成され、共有データストアとして使用します。
複数vSAN クラスタがあればvSAN データストアは複数作成されますが、使用できるのはクラスタ内に限られます。
クラスタのホストが使用できるのはそのクラスタにぶら下がっているひとつのvSAN データストアです。
この概念をひっくり返したのがvSAN 7.0 U1 で実装された HCI Mesh です!
他のvSAN クラスタのデータストアをマウントできるようになりました。
HCI は小さく始めて、拡張していけることが特徴ですが、余っているなら!その領域を活用したいですよね。
メッシュという名前の通り、お互いに持ち合ったりすることはもちろん、一方的に持たせたり、データストア容量の余剰を活用することができます。
では詳細を見ていきましょう。
考慮事項や制限についてはvSAN 7.0 U1 からU2で変更がかかっています。
ここではvSAN 7.0 U2 の情報を記載します。
考慮事項
制限
- HCI Meshを利用するクラスタのホストは合計最大で128ホスト
- 仮想マシンは異なるデータストア間をまたいでVMDKを配置しないこと(例えば:共有されたvSAN データストアとVMFSにひとつの仮想マシンのVMDKをそれぞれに配置することはNG)
- 転送暗号化、CNSとの併用は非サポート
- ストレッチクラスタ、2ノードクラスタ環境では非サポート
まずはこんなところでしょうか。
もう少し詳細については別記事で書いていきますね。
HCI Mesh シリーズ
vSAN HCI Mesh ① HCI Mesh ってなに? ←今ココ