もう残りルールの数も少なってきたポリシーベース管理。
ハイブリッド構成のみのポリシールールです。
vSAN はキャッシュとキャパシティの2種類の役割の異なるストレージデバイスを組み合わせて構成します。
キャッシュデバイスは字の通り、キャッシュとして使われます。
- ハイブリッド構成の場合は30%が書き込みバッファ、70%が読み取りキャッシュ
- オールフラッシュ構成の場合は100%書き込みバッファ
キャパシティデバイスはデータが格納される領域として使われます。
ハイブリッド構成の場合のこの70%の読み取りキャッシュを優先的に割り当てるためのポリシーがこの”フラッシュ読み取りキャッシュの予約”となります。
優先度を決めるのではなく、仮想マシンに割り当てた仮想ハードディスクに対してどのくらい読み取りキャッシュとして確保するかを決定します。
例えば、40GBの仮想マシンにこの読み取りキャッシュの予約ルール10%とした場合、
4GBの読み取りキャッシュを予約することになります。
マニュアル抜粋
フラッシュ読み取りキャッシュの予約
仮想マシン オブジェクトの読み取りキャッシュとして予約されているフラッシュ容量。 仮想マシン ディスク (vmdk) オブジェクトの論理サイズのパーセントとして指定されます。 予約済みのフラッシュ容量を他のオブジェクトが使用することはできません。 予約されていないフラッシュはすべてのオブジェクトで適切に共有されます。 特定のパフォーマンス問題に対処する場合にのみ、このオプションを使用します。
キャッシュを取得するために予約を設定する必要はありません。 キャッシュの予約設定は常にオブジェクトに含まれるため、読み取りキャッシュの予約を設定すると、仮想マシン オブジェクトの移動時に問題が生じることがあります。
フラッシュ読み取りキャッシュの予約のストレージ ポリシー属性は、ハイブリッド構成でのみサポートされます。オールフラッシュ クラスタの仮想マシン ストレージ ポリシーを定義する際には、この属性は使用しないでください。
デフォルト値は 0% です。 最大値は 100% です。