まだまだ続きます!
そのほかのアップデートを紹介していきます。
今回のアップデートの3本柱はこちらです。
- ライフサイクル管理のシンプル化
- ネイティブファイルサービス
- クラウドネイティブストレージの強化
vSAN 7 アップデート!詳細編 ① vSphere Lifecycle Manager(vLCM)
vSAN 7 アップデート!詳細編 ② vSphere Lifecycle Manager(vLCM)のセットアップ
vSAN 7 アップデート!詳細編 ③ ネイティブファイルサービス
vSAN 7 アップデート!詳細編 ④ ネイティブファイルサービスの構成
vSAN 7 アップデート!詳細編 ⑤ クラウドネイティブストレージ
vSAN 7 アップデート!詳細編 ⑥ ハードウェア周りのアップデート
他のエンハンスメントについても見ていきましょう。
運用管理、UIのアップデートです。
HTML 5 Client になってからvCenter から確認できる、操作できる項目が多くなりました。
その中でもより正確な、そして充実した情報を提供できるようアップデートが今回も行われています。
- vSphere/vSAN の健全性との Skyline の統合。
Skyline ブランドへの参加に伴い、vSphere および vSAN 向けの Skyline Health が vSphere Client で利用できるようになり、プロアクティブで一貫した分析によるネイティブな製品内体験を可能にします。
以前からvSAN 健全性の項目がありましたが、Skyline 健全性に置き換わりました。
既存のお客様にとって何か変わったというわけではなく、vCenter から確認していたクラスタ>監視>vSAN の健全性=vSAN Skyline 健全性となり、今までと同様にお使いいただけます。
VMware Skyline を利用することでお客様環境の把握やサポートの連携が強化できます。
VMware Skyline の詳細な説明はこちら。
VMware Skyline は、トラブルを未然に防ぎ、サポート リクエストの回答時間を短縮するプロアクティブなサポート製品です。わずか数クリックで、お客様の生産性と VMware 環境の総合的な信頼性の向上を図ることができます。現在、VMware Skyline はプレミア サポートおよびプロダクション サポートをご利用のお客様にご提供しています。VMware が提供する安心のサポートで、お客様の環境を適切に管理いただけます。
- パフォーマンス サービスのメトリックとして vSAN メモリをサポート。
vSphere Client と API で、vSAN のメモリの使用状況が取得可能になりました。
メモリの消費量が時間ベースで確認できるようになりました。
時間で追えるようになったことにより、構成変更があった場合の消費量の変化を確認することができます。
ちょっと小さいのですが、クラスタ> vSAN >サポート>サポートのパフォーマンス>vSAN メモリ から確認することができます。
今まではvSAN Observer でみていた情報がvCenter から確認できるようになってきていますね。
- vSAN 容量ビューでの vSphere Replication オブジェクトの可視化。
vSAN 容量ビューに、vSphere Replication オブジェクトが表示されます。オブジェクトは vSphere レプリカ タイプとして認識され、レプリケーションのカテゴリで容量使用率が考慮されます。
vSphere Replication をお使いいただいている方にとって、vSAN 環境の容量がよりわかりやすくなりました。
どんなものでストレージを消費しているのか、実際にプロビジョニングされた容量、起動時のメモリ容量(Swap)などが詳細に分けられ、vSAN データストアの容量監視の項目にもオブジェクトとして追加されています。
vSAN 7!シリーズ
vSAN 7 アップデート!詳細編 ① vSphere Lifecycle Manager(vLCM)
vSAN 7 アップデート!詳細編 ② vSphere Lifecycle Manager(vLCM)のセットアップ
vSAN 7 アップデート!詳細編 ③ ネイティブファイルサービス
vSAN 7 アップデート!詳細編 ④ ネイティブファイルサービスの構成