ちょっとだけ違う、よ!をもう少し詳しめに説明させていただきます。
キャパシティデバイスが障害にあった際の影響範囲について、前回構成により異なることをお伝えしました。
具体的にどうなるの?というと。図にまとめています。
一般的な、ハイブリッド構成は必ずこちらになります。
オールフラッシュ構成でも重複排除圧縮を使用していない場合は同様です。
キャパシティデバイスに入っているデータだけが影響を受け、その使用された容量が他のキャパシティデバイスにコピーされます。
上の図の場合は障害が発生したデバイスに格納されていない仮想マシンのData部分は影響を受けないことがわかります。
こちらがオールフラッシュ構成で重複排除圧縮を有効にした影響範囲の図です。
ディスクグループ単位で重複排除が行われているため、ディスクグループ全体に対してアクセス不可となります。
ディスクグループ全体の復旧/再同期が行われるので、デバイス1本の障害より復旧まで時間がかかる場合があります。
上の図では各ホストに1つのディスクグループがあるため影響範囲はホスト障害と等しくなります。
もし2つのディスクグループがあれば、そのグループ単位で影響範囲となります。
もちろんどちらの構成も許容する障害の数(FTT)が1以上となっていますので、仮想マシンに対するアクセスは可能です。
次回予告
再同期のエンハンスメントって?vSAN 6.6以降で何が変わった?