"HCI" はじめました。

vSAN担当小佐野舞です。VMwareのHCIを広めるため日々活動していきます。

いつ、何を、どうやって、運用管理 ⑥ - 構成 Health Checkの番外編

健全性チェック項目をスキップして赤くしない方法、ありました。

 

実際に試してみました。

本当に必要なものをスキップしないよう、お気をつけください!

 

本当にできるのかをを見たいので、まず失敗マークが付いているものを確認します。f:id:vmwarekkHCI:20170706180221p:plain

vSAN 6.6で追加された再同期の調整(Resync Throttle)に赤色の失敗が出ています。

 

vCenter にSSHでアクセス、RVCにログインします。

rvc username@localhost 

健全性チェックをオフにするためのコマンドを実行します。

vsan.health.silent_health_check_configure -i

インタラクティブモードなので、一覧がリストされます。

0: Controller utility is installed on host
1: Controller with pass-through and RAID disks
2: Customer experience improvement program (CEIP)
3: Disks usage on storage controller

13番目の再同期の調整を選択するため、13を入力します。

13: Resync operations throttling

設定が完了しました。

 

もう一度、健全性のチェックをして見ます。

f:id:vmwarekkHCI:20170706180215p:plain

先ほど赤色になっていた再同期の調整がスキップ(緑色)となっています!

Nestedで検証している場合等、必要に際してお使いください。

 

 

 

参考ブログ:

vSAN Health Check fails on vMotion check - Yellow Bricks

How to silence VMware vSAN Health Checks | Virten.net