連日の投稿となりますが、まだまだvSAN 7.0 情報、続けていきます!
今回のアップデートの3本柱はこちらです。
- ライフサイクル管理のシンプル化
- ネイティブファイルサービス
- クラウドネイティブストレージの強化
vSAN 7 アップデート!詳細編 ① vSphere Lifecycle Manager(vLCM)
vSAN 7 アップデート!詳細編 ② vSphere Lifecycle Manager(vLCM)のセットアップ
vSAN 7 アップデート!詳細編 ③ ネイティブファイルサービス
vSAN 7 アップデート!詳細編 ④ ネイティブファイルサービスの構成
vSAN 7 アップデート!詳細編 ⑤ クラウドネイティブストレージ
では、他のエンハンスメントについても見ていきましょう。
ハードウェア周りのアップデートです。
NVMe デバイスの場合、HDDやSSDのようにホットプラグに対応しているものであれば、vSphere でも一部製品ついてサポートしています。
再起動を伴わないことにより、メンテナンス時間を短縮することが可能です。
- 大容量のドライブのサポート。
今回の機能強化により、32 TB の物理容量ドライブがサポートされるようになりました。重複排除と圧縮が有効になっている場合、論理容量を 1 PB に拡張できます。
ストレージデバイスの容量が増えれば格納できるデータの量はもちろん増加します。
vSAN の場合、CPUあたりのライセンスとなりますので、ハードウェアの進化とともに搭載ストレージデバイスが大容量になれば同じコストでたくさんのデータを格納できます。
今回のアップデートでは32TB(!)のストレージデバイスをサポートするとともに、内部的なアーキテクチャの改善により重複排除/圧縮が有効化されたクラスタの容量効率性を改善しました。
- vSAN VCG 通知サービス。
vSAN ReadyNode、I/O コントローラ、ドライブ(NVMe、SSD、HDD)などの vSAN HCL コンポーネントにサブスクライブし、変更に関する通知メールを受信できるようになりました。ファームウェア、ドライバ、ドライバ タイプ(非同期/インボックス)などの変更が通知されます。新しい vSAN リリースに伴う変更を追跡できます。
vSAN 環境ではハードウェア互換性を確認するために、VMware Compatibility Guide - vsanを用います。
vSAN だけでなく、VMware 製品と関連するハードウェアやソフトウェアとの互換性を確認するためのサイトでもあります。
今回のアップデートではReadyNode、IOコントローラ、SSD、HDD の互換性について過去にさかのぼって確認可能で、さらに登録することで変更を通知してくれるサービスが追加されました。
これはまた別の記事で使い方をご紹介しようと考えています。
vSAN 7!シリーズ
vSAN 7 アップデート!詳細編 ① vSphere Lifecycle Manager(vLCM)
vSAN 7 アップデート!詳細編 ② vSphere Lifecycle Manager(vLCM)のセットアップ
vSAN 7 アップデート!詳細編 ③ ネイティブファイルサービス
vSAN 7 アップデート!詳細編 ④ ネイティブファイルサービスの構成
vSAN 7 アップデート!詳細編 ⑤ クラウドネイティブストレージ