ポリシーベース管理について他のvSAN のルールを紹介する上で欠かせない、オブジェクトについてお話していきます。
vSAN はオブジェクトベースのストレージであるため、vSAN データストア目線の仮想マシンの構成要素をオブジェクトと呼びます。
オブジェクトは5種類あります。
VM ホームのネームスペース (VM Home)
.vmx、ログ ファイル、vmdk ファイル、スナップショット差分記述ファイルなどの仮想マシンの構成ファイルすべてが保存されている、仮想マシンのホーム ディレクトリ。
VMDK (仮想ハードディスク)
仮想マシンのハード ディスク ドライブの内容を保存する、仮想マシンのディスク ファイル(.vmdk ファイル)。
仮想マシン スワップ オブジェクト (VM Swap)
仮想マシンのパワーオン時に作成されます。
スナップショット差分 VMDK (Snap delta)
仮想マシンのスナップショットの作成時に作成されます。
メモリ オブジェクト (Snap Memory)
仮想マシンの作成またはサスペンド中、スナップショット メモリ オプションが選択されるときに作成されます。
コンポーネントから構成されるのがオブジェクトで、このコンポーネントは仮想マシンのストレージポリシーの3つのルールによって決められ...
というお話とどのようにコンポーネントが配置されるのかは次回ご紹介します!
ポリシーベース管理
仮想マシンのデプロイとともに、ストレージをプロビジョニング! - ポリシーベース管理②