"HCI" はじめました。

vSAN担当小佐野舞です。VMwareのHCIを広めるため日々活動していきます。

vSAN 8 ...!!!

vSphere 7 から2年半。

間の0.5を刻まずに、発表されました...!

vSAN 8

昨晩VMware Explore が始まりました。

そしてvSphere 8/ vSAN 8 のリリースされる予定であることが発表されています。

Announcing VMware vSAN 8

 

VMware ってなんの会社?と聞かれたら。

仮想化から始まり、オンプレ、クラウド、エッジにおけるインフラを支えるソフトウェアを提供、そしてより一貫性のあるアプリケーション開発&運用をするための変革をお手伝いしています。

根幹にあるvSphere のメジャーバージョンのリリース、嬉しいです!

 

私が初めて触ったESXは3.5あたりで、vSAN 担当になったのは6.0からだったので、ずいぶん長いお付き合いになりました。

 

 

vSAN 8 の目玉はなんと言ってもvSAN Express Storage Architecture です。

技術詳細はおいおいお話ししていくとして、昔話でも。

vSAN が世の中に出た頃は物理ストレージによる共有データストアが当たり前で、ストレージとはコントローラの下にディスクを並べる専用の筐体が必要でした。

データを保管する重要な役割を持つため、性能だけでなく信頼性も求められます。

そこでvSAN Original Storage Architecture(従来の2階層構成)でフラッシュデバイスを活用し、キャッシュ層、キャパシティ層と性能の異なるストレージデバイスを使用してストレージとしての性能を担保する方式はすぐには受け入れられませんでした。

なんでキャッシュデバイス必要なの?物理ストレージはHDD並べるだけでいいのに?

何回も聞かれました。

物理ストレージのコントローラキャッシュの役割を説明したり、サーバのストレージコントローラの汎用性の高さのトレードオフがあることを説明したり。

 

そしてついに、ハードウェアの進化とvSAN の進化が交差したところが2022年今日発表されました!

 

Single Tier

キャッシュデバイスなしの vSAN 構成

 

ノートPC の内蔵ストレージ、いつからSSD になりましたか?

TB クラスのSSD いつから見かけるようになりましたか?

フラッシュデバイスは進化し続けています。

驚くほど高性能、数えきれないキュー深度のNVMe の登場。

そして、キャッシュデバイスなしのvSAN 構成を実現することができました。

 

 

ということで、この後もVMware Explore は続きます。

11月には東京でリアル開催&オンライン開催です!

私も楽しみにしていますので、また告知させていただこうと思います。