今回のアップデートの3本柱はこちらです。
- ライフサイクル管理のシンプル化
- ネイティブファイルサービス
- クラウドネイティブストレージの強化
もう読み/聞き飽きましたかね。
メジャーだから、メジャーバージョンが変わったから!もう少しお付き合いいただけると嬉しいです。
こちらでも紹介したVCG 通知サービスの詳細を紹介していこうと思います。
vSAN 7 アップデート!詳細編 ⑥ ハードウェア周りのアップデート
- vSAN VCG 通知サービス。
vSAN ReadyNode、I/O コントローラ、ドライブ(NVMe、SSD、HDD)などの vSAN HCL コンポーネントにサブスクライブし、変更に関する通知メールを受信できるようになりました。ファームウェア、ドライバ、ドライバ タイプ(非同期/インボックス)などの変更が通知されます。新しい vSAN リリースに伴う変更を追跡できます。
早速みていきましょう!
まずアクセスするのはこちら
互換性の確認を行っているいつものところからも飛べるようになっています。
VMware Compatibility Guide - vsan
トップページにはIO コントローラのページが表示されています。
全てのIO コントローラの情報を確認することができるので、プルダウンを開いてみました。
黄色、Modifed が表示されています。
この色の意味はというと。
- Baseline
このVCG 通知サービスに初めて追加された場合 - Newly Added
新しく認証を通って追加された場合 - Modified
変更があった場合 - Removed
削除された、対応しなくなった場合
気になるのはRemoved。
そんなに頻繁にIO コントローラ削除されてしまうものなの?
→そういうわけではございません
IO コントローラに対して適用するドライバーやファームウェアが変更された場合もこの削除の項目に入ります。
IO コントローラはドライバー、ファームウェアの3つがそろって互換性あり!となります。
そのためESXi のバージョンごとに、更新が必要なドライバーやファームウェア出た際には既存のものがRemovedされ、Newly Addedになる場合もあります。
Notification Type を選択することで、下記から確認したい情報を指定できます。
- ReadyNode
- IO コントローラ
- SSD
- HDD
これは互換性ガイドと同じ項目ですね。
それぞれに対して検索することができます。
では、実際にうちの子の環境をベースに調べて、今後のために登録してみましょう!
Dell R630 / H730P です。
調べる期間はvSphere 7.0 だ出た頃から今までに指定しました。(2020/04-07)
何か出ていますね。
開いてみましょう。
(想定通り)ESXi 7.0に新しく追加されたことがわかります。
もっと中身をみてみると、ESXi 7.0に対応しているドライバー、ファームウェアが記載されています。
このように所有している、もしくは指定したハードウェアの情報を確認することができます。
右上のRelease Comparison Chart から履歴も確認することができます。
続いて、今後のために登録しておきましょう。
メールアドレスを登録します。
メールでワンタイムパスワードが送られてくるので入力します。
送信元 VMware vSAN HCL Audit <noreply@vmware.com>
登録が完了しました!
登録完了したよメールも届きます。
指定したIO コントローラに変更があった場合は通知がくるということですね。
みなさまも是非ご活用ください。
vSAN 7!シリーズ
vSAN 7 アップデート!詳細編 ① vSphere Lifecycle Manager(vLCM)
vSAN 7 アップデート!詳細編 ② vSphere Lifecycle Manager(vLCM)のセットアップ
vSAN 7 アップデート!詳細編 ③ ネイティブファイルサービス
vSAN 7 アップデート!詳細編 ④ ネイティブファイルサービスの構成
vSAN 7 アップデート!詳細編 ⑤ クラウドネイティブストレージ
vSAN 7 アップデート!詳細編 ⑥ ハードウェア周りのアップデート