"HCI" はじめました。

vSAN担当小佐野舞です。VMwareのHCIを広めるため日々活動していきます。

目次 - 迷ったらまず!

vSAN 8

vSAN 8 ...!!!

vSAN 8 で実装された新アーキテクチャとは、の前に - vSAN 8 ①

ESA シングルティア構成はハードウェアが重要! - vSAN 8 ②

vSAN ESA の3つの特長 - vSAN 8 ③

OSA におけるvSAN 8 のアップデート情報!- vSAN 8 ④

vSAN で ESA と OSA が選べる理由 - vSAN 8 ⑤

vSAN 8 ESA ReadyNodes を選んでみよう - vSAN 8番外 ①

vSAN OSA からESA へのアップグレードはできるの? - vSAN 8番外 ②

vSAN 8 ESA のハードウェア選び、変えていいもの、ダメなもの - vSAN 8番外 ②

サイジング - vSAN OSA / ESA で使用するメモリ 2023年Ver.

 

vSAN 7.0 Update3

vSAN 7 Update 3 GAしました...!(サマリ編)

vSAN 7 Update 3 詳細編① 2ノードクラスタにおける可用性の向上 その1

vSAN 7 Update 3 詳細編② 2ノードクラスタにおける可用性の向上 その2

vSAN 7 Update 3 詳細編③ クラスタ一括シャットダウン

vSAN 7 Update 3 詳細編④ vLCM を使用したクラスタのアップグレード 

vSAN 7 Update 3 詳細編⑤ 2ノードクラスタ/ストレッチクラスタの2サイト障害時の対応

 

vSAN 7.0 Update2

vSphere / vSAN 7.0 Update 2 GA !!! 

vSAN 7.0 Update 2 詳細編① vLCM の進化! 

vSAN 7.0 Update 2 詳細編② 障害時の挙動ってどう変わったの?

vSAN 7.0 Update 2 詳細編③ プロアクティブに!障害に備えよう。

vSAN 7.0 Update 2 詳細編 ④ ストレッチクラスタの機能強化!

vSAN 7.0 Update 2 詳細編 ⑤ ファイルサービス 

 

vSAN 7 Update1

vSAN 7 Update 1 、アップデート!概要編 そのいち

vSAN 7 Update 1 、アップデート!概要編 そのに

vSAN 7 Update 1 、アップデート!概要編 その3

vSAN 7 Update 1 GA!!! 

vSAN 7U1 アップデート!ー うちの子、最新 ー

vSAN 7 Update 1 、アップデート!詳細編 - 再起動、速くなった?vSAN 7.0b とvSAN 7 U1 の再起動時間の比較 -

 

vSAN 7!

vSAN 7 、ついに!

vSAN 7 、ついに!②

vSAN7、ついにGA!!!

vSAN7、ついにGA!!!②

vSAN 7 アップデート!詳細編 ① vSphere Lifecycle Manager(vLCM)

vSAN 7 アップデート!詳細編 ② vSphere Lifecycle Manager(vLCM)のセットアップ

vSAN 7 アップデート!詳細編 ③ ネイティブファイルサービス

vSAN 7 アップデート!詳細編 ④ ネイティブファイルサービスの構成

vSAN 7 アップデート!詳細編 ⑤ クラウドネイティブストレージ

vSAN 7 アップデート!詳細編 ⑥ ハードウェア周りのアップデート

vSAN 7 アップデート!詳細編 ⑦ 運用管理やUIのアップデート 

vSAN 7 アップデート!詳細編 ⑧ vSAN VCG 通知サービス もう少し詳しく

vSAN 7 アップデート!詳細編 ⑨ ウィットネスホストのコンポーネント自動修復 

vSAN 7 アップデート!詳細編 ⑩ ストレッチクラスタ のエンハンスメント

 

vSAN 7.0 アップグレード

vSAN 7 アップデート!ー うちの子、最新 ー ①

vSAN 7 アップデート!ー うちの子、最新 ー ② 

vSAN 7 アップデート!ー うちの子、最新 ー ③ 

 

よくある質問

よくある質問 - 一覧にしてみました(2017/2/23)

よくある質問 - 要件編 (2017/3/7)

よくある質問 - 一覧にしてみました②(2017/4/4)

よくある質問 - 一覧にしてみました③ (2017/10/19)

 

マニュアル / ユーザーガイド / 互換性ガイド

VMware | The Core Tech Zone (New!!!)

VMware vSAN Docs (日本語)

VMware Compatibility Guide - vsan

 

ハンズオンラボ

7.0U2

VMware vSAN - Getting Started (HOL-2208-01-HCI)

vSAN Quick Start - Lightning Lab (HOL-2208-91-HCI)

 

2ノードクラスタ

2ノードクラスタ その1

2ノードクラスタ その2

2ノードクラスタ その3

2ノードクラスタ その4

2ノードクラスタ その5

 

ストレッチクラスタ

vSAN ストレッチクラスタ①:ストレッチクラスタとは?

vSAN ストレッチクラスタ②:ストレッチクラスタの要件 そのいち

vSAN ストレッチクラスタ③:ストレッチクラスタの要件 そのに

vSAN ストレッチクラスタ④:ストレッチクラスタ構成方法

vSAN ストレッチクラスタ⑤:ストレッチクラスタの仮想マシンのストレージポリシー

vSAN ストレッチクラスタ⑥:ストレッチクラスタの仮想マシンのストレージポリシー New!!!

vSAN ストレッチクラスタ⑦:ストレッチクラスタのアフィニティ設定

vSAN ストレッチクラスタ⑧:ストレッチクラスタの障害時の挙動 その1

vSAN ストレッチクラスタ⑨:ストレッチクラスタの障害時の挙動 その2

 

HCI Mesh 

vSAN HCI Mesh ① HCI Mesh ってなに?

vSAN HCI Mesh ② HCI Mesh のネットワーク要件 

vSAN HCI Mesh ③ HCI Mesh の構成の上限など 

 

アーキテクチャ

vSphere HA とvSAN、ハートビート、3Tier構成と何が違うの?

vSphere HA とvSAN、ハートビート、2 ノード/ストレッチクラスタの場合は?

 

運用管理シリーズ

いつ、何を、どうやって、運用管理 ① - サマリ

いつ、何を、どうやって、運用管理 ② - 導入

いつ、何を、どうやって、運用管理 ③ - 導入 Easy Installの手順

いつ、何を、どうやって、運用管理 ④ - 導入 Easy Installの構築後の確認

いつ、何を、どうやって、運用管理 ⑤ - 構成 Health Check

いつ、何を、どうやって、運用管理 ⑥ - 構成 Health Checkの番外編

いつ、何を、どうやって、運用管理 ⑦ - 構成 Configuration Assist

いつ、何を、どうやって、運用管理 ⑧ - 構成 アップデート

いつ、何を、どうやって、運用管理 ⑧-2 - 構成 アップデート

いつ、何を、どうやって、運用管理 ⑧-3 - 構成 アップデート 6.6.1編

いつ、何を、どうやって、運用管理 ⑧-4 - 構成 アップデート 6.6.1編

いつ、何を、どうやって、運用管理 ⑧-5 - 構成 アップデート 6.6.1編

HCI環境で vCenter + の運用管理を!

 

サイジング

サイジング - HCIの容量サイジングとは①

サイジング - HCIの容量サイジングとは② 

サイジング - vSAN で使用するメモリ  

サイジング - vSAN で使用するメモリ New!!!(2019/10/8)

サイジング - オールフラッシュモデルのキャッシュ層サイジング

 

ポリシーベース管理

主役は仮想マシン!- ポリシーベース管理①

仮想マシンのデプロイとともに、ストレージをプロビジョニング! - ポリシーベース管理②

どうやって可用性を担保するのか - ポリシーベース管理③

オブジェクトとは - ポリシーベース管理④

コンポーネントの配置 - ポリシーベース管理⑤

強制プロビジョニング - ポリシーベース管理⑥

許容される障害数が2つに - ポリシーベース管理⑦

ソフトウェアチェックサム - ポリシーベース管理⑧

ストライプ - ポリシーベース管理⑨ 

フラッシュ読み取りキャッシュの予約 - ポリシーベース管理⑩

 

障害関連

モノは壊れるシリーズ①- HCIの障害って?

モノは壊れるシリーズ②- HWコンポーネントごとの影響範囲

モノは壊れるシリーズ③- ハイブリッドとオールフラッシュ

モノは壊れるシリーズ④- vSAN 6.6.1までの再同期エンハンスメント

モノは壊れるシリーズ⑤- vSAN 6.6.1までの再同期エンハンスメント続

 

iSCSI シリーズ

vSAN のiSCSI とは①

vSAN のiSCSI とは② すぐ試せる

 

HCI Powered by vSAN

VMware HCI - Dell EMCさん編

VMware HCI - 富士通さん編

VMware HCI - 富士通さん編:続 

VMware HCI - 日立システムズさん編

VMware HCI - 大塚商会さん編

 

はじめましょうシリーズ(HCI はじめるならまずここから!)

"HCI"はじめましょう。①

"HCI"はじめましょう。②

"HCI"はじめましょう。③

 

続きを読む

HCI はじめてずいぶん経ちました。ご無沙汰しております。

ちょっと色々ありまして、なかなかブログに向かっておりませんでした。

また復活して情報発信していきたいと思います!

 

 

まずは。

みなさま、VMware Explore 2023 Tokyo にご参加いただきありがとうございました!

久しぶりの2日間の物理開催、お祭りは色々な方とお話しできて楽しいですね。

 

参加してないよ?どんなセッションがあったの?という方!

オンデマンド配信中です!

VMware Explore 2023 Tokyo

 

 

vSAN セッション

HCI なの? ストレージなの? 両方です! VMware vSAN の新しいカタチ

このセッションは小佐野が担当しています。

最新情報の概要とふわっとESA で嬉しいことをお話してます。

 

vSAN Express Storage Architecture (vSAN ESA) Deep Dive

川満さんのセッションはアンケートお役立ちNO.1 に輝いた、Tech な皆さまを十分に満足させるギチギチに詰め込まれた内容となっております。

 

 

VCF セッション

【入門編】はじめての VMware Cloud Foundation

vSphere から次のステップへ、VCF 初めましての方に向けた入門編です。

 

メジャーバージョンアップに伴う VMware Cloud Foundation 運用の進化

入門ではなく、最新情報キャッチアップにはこちらをどうぞ!

 

 

今後もこのブログはHCI、vSAN のことを書いていこうと考えています。

(会社からダメって言われたらやめるかもしれませんが...)

vSAN はこれからもvSAN なので!

引き続きよろしくお願いします。

 

 

続きを読む

VMware Explore 2023 Tokyo おすすめセッション!

登録が開始されてから結構時間が空いてしまいました。

 

VMware Explore 2023 Tokyo | 2023年11月14日(火) - 15日(水) | ザ・プリンス パークタワー東京

 

今年もよろしくお願いします!

vForum からVMWorld、そしてExplore と名前がどんどん変わっていますが。

2023年は Explore Tokyoになりました!

物理開催でみなさまとお会いできるのを楽しみにしてます!

 

事例セッションもある予定ですが詳細はもう少々お待ちください。

 

vSphere & vSAN & VCF 関連おすすめセッション 

11月14日    14:10 - 14:50

メジャーバージョンアップに伴う VMware Cloud Foundation 運用の進化

 

11月15日    13:00 - 13:40

What's New in VMware vSphere 8.0 Update 1 and Update 2

 

11月15日    15:00 - 15:40

HCI なの? ストレージなの? 両方です! VMware vSAN の新しいカタチ

 

11月15日    17:10 - 17:50

vSAN Express Storage Architecture (vSAN ESA) Deep Dive

 

毎年恒例感のあるラインナップのWhat's New とDeep Dive 系です。

 

 

オンデマンドは10/24から配信開始

新卒営業でも分かる!今更聞けない仮想化入門

新卒 SE が解説!ゼロから始めるストレージ仮想化入門(VMware vSAN)

【入門編】新卒 SE が基礎から解説! VMware NSX で実現するネットワーク仮想化とは?

【入門編】はじめての VMware Cloud Foundation

こちらは入門シリーズです。

vSAN / VMware Cloud Foundation のアップデートを聞く前にもう一度復習しておきたい、

新卒が解説!の中に混ざってワタクシ VCF をお話しさせていただいてます。

 

 

 

 

ご登録お待ちしております!

VMware Explore 2023 Tokyo | 2023年11月14日(火) - 15日(水) | ザ・プリンス パークタワー東京

 

 

VMware Explore 2023 振り返り、マルチクラウドのほんの一部

U1 のことを手をつけては別の記事に画像貼り付けて、となかなかポストできていなかった間に。

VMware Explore 2023 @ラスベガスで色々と発表がありました!

 

詳細は日本で開催されるこちらでお話しさせてください。

VMware Explore 2023 Tokyo | 2023年11月14日(火) - 15日(水) | ザ・プリンス パークタワー東京

 

 

個人的なところでの感想をざらざらと書いていきたいと思います。

 

VMware Cloud 

クラウドVMware Cloud on XXX 、オンプレがVMware Cloud Foundationだったこれまで。

ほぼ同じソフトウェア構成なのに、Foundationがつくと全くの別物感があったんですよね。

ついに!VMware Cloud の中のVMware Cloud Foundation として統一されました...!

10年以上前にビジョンとして出されたSDDC というキーワード。

ソフトウェアデファインドなんちゃらというものがまだ浸透していなかった時代は全体像として説明するのに必ずと言っていいほど使っていたなぁ。

SDDC に変わる言葉が VMware Cloud である、と強く印象に残りました。

 
vSAN Max

マルチクラウドの中でも、VMware Cloud、そしてvSAN が一番最初に来るとは思ってもいませんでした。

HCI Mesh の名前がvSAN 8.0 U1 から日本人には馴染みのないディスアグリゲーションに変わってしまったのは布石だったということですね。

構成としてはノードあたり150TiB、最小6台構成、ストレージネットワーク要件が100GbE等の情報が出てきております。

vSAN = VMware の HCI から、vSAN = HCI もできるし専用ストレージにもなれる、このような世界が今後待っていると思うとワクワクしますね!

ESA が25GbEでも足りてないという検証結果も小耳に挟んだので、高集約、高速ストレージが期待されます!

 

 

あとはNSX+がようやく出ることになったからこれでSaaS製品出揃いましたね!

 

 

 

 

まとめ的なぼやき

何かを動かすためにはハードウェア、リソースを効率的に活用するためにはVMware が築いてきた抽象化ソフトウェア。

トレンドなキーワードの下の方には必ず存在する基盤の基盤。

インフラって関わっている人にしか見えないけど、やっぱり大切だなと思いました。

ワークロードの方もお勉強したい気持ちです。

HCI Mesh 改めストレージディスアグリゲーション - vSAN 8.0 U1 ①

4月にリリースされたvSAN 8.0U1 ですが、投稿するのをサボってしまってました。

 

vSAN 8.0 U1における4つの柱のアップデート、それぞれ取り上げていきたいと思います。

ESA / OSA 両方のアーキテクチャで、HCI Mesh のアップデートです!

 

まずお伝えしたいのは、vSAN 7.0U1 で実装されたHCI Mesh の名前が変わりました。

HCI Mesh = 分離 (VMware vSAN 8.0 Update 1 リリース ノート)

です。

分離と書かれるとデータストアを分割できるようになったように思えてしまうので、ここではカタカナのストレージディスアグリゲーションと書かせていただきます。

 

HCI Mesh = ストレージディスアグリゲーションとは?

vSAN データストアを他のクラスタに共有できる機能です。

HCI Mesh = ストレージディスアグリゲーションを設定すると、従来HA クラスタに対して単一のデータストアを提供するvSAN でしたが、他のクラスタへストレージ領域(vSAN データストア)を提供することができます。

詳細はこちらで復習をしてみてください。

vSAN HCI Mesh ① HCI Mesh ってなに?

 

ストレージディスアグリゲーションではサーバとクライアント、というキーワードがよく出てきます。

  • サーバ:提供する側
  • クライアント:使用する側

これはおさえていただきたいポイントです。

 

ESA / OSA の両環境のアップデートがあるので、それぞれ説明していきます。

 

 

ESA 環境のアップデート

ESA が選べるようになったvSAN 8 。

ただ使用できる機能はOSA と同等、というわけではありませんでした。

そして今回、vSAN 8.0 U1 ではストレージディスアグリゲーションが使用可能になりました。

ESA のvSAN データストアをコンピュートクラスタや他のESAクラスタへ共有できます。

注意点としてはESA のデータストアをOSA のクラスタへ共有することはできません。

OSA に見せることができたら移行が簡単にできそうと思いますが非サポートとなるので、移行の際はvMotion やストレージvMotion を使用する必要があります。

 

 

OSA 環境のアップデート

OSA の方も見ていきましょう。

2つあります。

ストレッチクラスタでストレージディスアグリゲーションが使用できるようになりました。

ストレッチクラスタ自体の詳しい内容はこちらから

vSAN ストレッチクラスタ①:ストレッチクラスタとは?

ストレッチクラスタ同士でお互いのvSAN データストアを持ち合うこともできますし、ストレッチクラスタではないvSAN クラスタからもストレッチクラスタのvSAN データストアをマウントできます。

注意点はストレッチクラスタからvSAN 標準クラスタのvSAN データストアをマウントすることはできません。

ストレッチクラスタで使用可能な相関関係をまとめると以下となります。

 

 

vSAN 8.0 までは同一vCenter 配下のクラスタでのストレージディスアグリゲーションという制限がありました。

vSAN 8.0 U1 からは複数vCenter環境でもストレージディスアグリゲーション使えます!
vSAN クラスタを大規模に展開している、VxRail 環境などで活用しやすくなりました。

クラスタだけでなく、vCenter サーバもサーバとクライアントという関係性の登録を行うことでリモートデータストアとして使用可能になります。

 

 

 

HCI Mesh 改めストレージディスアグリゲーションは余剰リソース活用だけでなくより高い可用性を求めて使用することもできるようになりました。

ぜひご活用ください!

 

 

最後に宣伝ですが。

実機での操作も含めてセミナーを実施します。

vSAN HCI Mesh 改めストレージディスアグリゲーション!vSAN データストアを共有しよう vSphere / vSAN オンラインセミナー #66【オンライン開催】 | IT価値創造塾

2023/8/30(水)14:00-15:00

ちょっと先になりますがご登録お待ちしております!

vSAN で ESA と OSA が選べる理由 - vSAN 8 ⑤

vSAN 8 でESA が選べるようになってはや半年。

vSphere / vSAN 8 Update 1 もリリースされました。

 

vSAN 8 では ESA と OSA のどちらのアーキテクチャも選ぶことができます。

クラスタごとに有効化するvSAN は、同一vCenter 配下で両方のアーキテクチャESAクラスタ、OSA のクラスタを一元的に管理することができます。

3Tier構成の時にクラスタごとに割り当てるストレージを変えていた、vSphere のクラスタごとに異なるストレージのLUN を割り当てていた、これに似ているかもしれません。

ストレージの管理はあくまでストレージの管理コンソール、作業者や管理者もストレージがわかる人。

だったのが、サーバ(vSphere)とストレージ(vSAN)を一元的に管理することにできるようになった。

これが vSAN の良さです。

 

ESA の登場により、VMware からのメッセージがESA 一色となったと考える方も多いかと思います。

(vSAN 8 の時は確かにそうでしたが、U1 ではそれ以外のアップデートが多かったりします、が、詳細のU1 のアップデートまだポストしていなかったですね。。)

新しいアーキテクチャに全ての環境を刷新していきましょう...!

早くハードウェアを買い替えましょう!

というわけではありません。

 

ハードウェアを選べる、から、ハードウェアを選ぶ&アーキテクチャを選ぶ

これが vSAN 8 の柔軟さです。

 

最新のハードウェア= NVMe デバイスを使うなら、vSAN も新しいアーキテクチャをお使いください!

このハードウェアに最適化されたアーキテクチャですよ!

ということです。

 

 

じゃあ、OSA と ESA を比較すると何が変わるの?というイメージはこちら。

前提として、OSA と ESA で同じワークロードを動かしたい場合、パフォーマンスを出しつつ、集約することができます。

パフォーマンスはストレージデバイスが最高のものを使っているので出るよね、というのは思い浮かべやすいですよね。

それ以外のキーワードはこの2つ。

シンプル

集約

 

シンプル

NVMe デバイスをストレージデバイスとして使用するシングルティアであるESA

キャッシュデバイスやストレージコントローラの互換性、認定を考慮することは不要です。

そもそも搭載不要です。

これにより、

設計がシンプルになる。

ハードウェアとしてのBOMが少なくなります、ディスクグループの設計がなくなります。

そして、

障害範囲の極小化を実現する。

種類の異なるコンポーネント搭載により必要だった切り分けがデバイス単位になります。

 

 

集約

ESA の書き込みフローでご紹介しましたが、データサービス(圧縮、暗号化、チェックサム)がフローの上位で処理されます。

これによりCPU 使用率の削減やネットワークトラフィックの削減が行われます。

イレイジャーコーディングを使用してもパフォーマンスを出すことができる、よってポリシー選択はRAID-5/6となります。

容量効率が上がるため、ストレージとしても集約することができます。

 

 

次のハードウェアを最新のNVMe デバイスを使おうと考えているのであれば

最新のハードウェアには最新のアーキテクチャを!

ぜひご検討ください。

 

 

vSAN 8シリーズ

vSAN 8 ...!!!

vSAN 8 で実装された新アーキテクチャとは、の前に - vSAN 8 ①

ESA シングルティア構成はハードウェアが重要! - vSAN 8 ②

vSAN ESA の3つの特長 - vSAN 8 ③

OSA におけるvSAN 8 のアップデート情報!- vSAN 8 ④

vSAN で ESA と OSA が選べる理由 - vSAN 8 ⑤ ←ここ

vSAN 8 ESA ReadyNodes を選んでみよう - vSAN 8番外 ①

vSAN OSA からESA へのアップグレードはできるの? - vSAN 8番外 ②

vSAN 8 ESA のハードウェア選び、変えていいもの、ダメなもの - vSAN 8番外 ②

サイジング - vSAN OSA / ESA で使用するメモリ 2023年Ver.

 

ReadyNodes のHWコンポーネントは変えられる?2023年版

vSAN ReadyNode はアプライアンスと異なり自由度がある構成が組めます。

ReadyNode のハードウェア一覧に必ず載っているコンポーネントを丸ごと同じものを使用するのではなく、変更することもできます。

 

過去にいくつかReadyNode 構成で変えられるもの変えられないものを投稿しました。

OSA 

ReadyNode、変えていいもの、ダメなもの。

ReadyNode に関するKB 

ESA 

vSAN 8 ESA のハードウェア選び、変えていいもの、ダメなもの - vSAN 8番外 ②

 

 

改めてvSAN で必要なハードウェア選びについて、OSA / ESA で整理していきたいと思います。

このReadyNode を分解するとサーバとストレージです。

サーバと言っているのはvSphere の部分、ストレージはvSAN の部分です。

 

 

vSAN ReadyNode

vSAN 構成としてハードウェアを組み合わせてテストが行われているものが

vSAN ReadyNode です。

vSAN ReadyNode はVMware ハードウェア互換性リストから確認できます。

VMware Compatibility Guide - vsan (OSA)

VMware Compatibility Guide - vsanesa (ESA)

 

 

 

共通項目(vSphere)

仮想環境の物理サーバの必須コンポーネント

  • ESXi のブートデバイスとしてのストレージ領域
  • ネットワークポート
  • メモリ
  • CPU

このあたりはサーバのハードウェア互換性リストからの確認が必要です。

ReadyNode では汎用的な、よく使われるものが搭載されているので、変える必要がなければ変えなくても、OK!

必要な容量やコア数に応じて載せる数を変更するだけでも、OK!

 

 

vSAN 認定ハードウェアコンポーネントと ReadyNode のカスタマイズ

vSAN で使用できるハードウェアコンポーネントは認定という形で、搭載できるものだけが互換性リストに載ります。

ESA と OSA では認定が必要となるハードウェアコンポーネントがそれぞれ異なります。

アーキテクチャが異なるので、気にしなければならないポイントが違う!ということです。

 

OSA (従来型2階層構成)
  • キャッシュデバイス
  • キャパシティデバイス
  • ストレージコントローラ

3種類のハードウェアコンポーネントが認定、ハードウェア互換性リストでの確認が必要です。

 

ReadyNode はもちろん全て認定済み&組み上げテスト済みなので、ここから何をカスタマイズしていいか、というと。

What You Can (and Cannot) Change in a vSAN ReadyNode™ (52084)

vSAN ReadyNode™ で変更できるものとできないものについて (52084)

基本的にReadyNodeを構成するハードウェア以上の性能、容量については変更したら必ずキャッシュデバイスも含めてサイジングの確認を行うことが必要です。

 

 

ESA (vSAN 8 シングルアーキテクチャ)

シンプルになりました。

認定という形が必要なコンポーネントはこのストレージデバイスのみです。

NVMe はストレージコントローラは不要、キャッシュ/キャパシティの区別もないので、ストレージデバイスのみとなります。

現時点(2023年5月)ではReadyNodeとそこからのカスタムのみがサポートされていますので、個別のデバイスを使用するというよりはReadyNodeをまずご確認ください。

そこからカスタマイズする場合は、

What You Can (and Cannot) Change in a vSAN ESA ReadyNode™ (90343)

OSA とあまり変わっていないように見えますが、NVMe で気を付けるポイントを繰り返すと、ファームウェアを必ずハードウェア互換性リストに記載があるバージョンにすることです。

 

 

改めてまとめてみましたが、サーバのカスタマイズ(CPU、メモリ)よりも新しいことが多いし難しい...と思われるかもしれません。

まずはReadyNode。

ReadyNode で構成を検討してください。

昔と比べるとサイジングツールが格段に使いやすくなっているので、vSAN ReadyNode Sizer で確認、そこから変更が必要かを検討するのがオススメです!

サイジングツールは次回投稿したいと思ってます。

 

 

 

vSphere / vSAN 8.0 Update 1 リリース!

もうvSphere 8.0 がリリースされてからもう半年も経っていたんですね。

 

vSphere 8.0 Update 1 がリリースされました!

公式のリリースノートはこちらから。

vSphere 

VMware ESXi 8.0 Update 1 リリース ノート

vSAN 

VMware vSAN 8.0 Update 1 Release Notes

 

 

メジャーリリースでは大きな機能追加などが実装されますが、マイナーリリースでは機能強化や機能拡張が実装されることが多いですよね。

 

vSphere 8.0 ではvSphere Distributed Engine やGPU関連、vSAN 8.0 ではESA といったハードウェアを活用したパフォーマンスの向上がメインでした。

vSphere 8.0 Update 1 ではこのDPU 周りのサポートハードウェアが増えたり、運用面でのアップデートが多く見られます。

 

vSAN もESA の初期リリースとなったvSAN 8.0では一部の vSAN 機能が併用で使用できませんでしたがDisaggregated Storage (HCI Mesh)やCNS、持続性コンポーネントをサポートしました。

Disaggregated Storage (HCI Mesh) ではOSA でストレッチクラスタや複数vCenter配下での共有もサポートされます。

 

 

 

詳細はまたアップデートしていきたいと思います! 

OSA におけるvSAN 8 のアップデート情報!- vSAN 8 ④

ESA は新しいアーキテクチャが選べるということで注目を集め、私もブログ記事を書いておりますが。

OSA でのアップデート内容もまとめていきたいと思います。

 

 

 

OSA とは?

Original Storage Architecture の略です。

vSAN がリリースされた2014年から変わらない基本のアーキテクチャです。

キャッシュ、キャパシティという役割を持ったストレージデバイスをグループとしてホストの内蔵デバイスを使用して、クラスタへ単一データストアを提供します。

昔から変わらないと行っても内部的なエンハンスメントはどんどんと追加されており、今後も開発が継続され強化されていきます!

 

 

vSAN 8 でのOSA のアップデート

キャッシュデバイスのバッファ論理容量を拡大

まずお伝えしたいのはハイブリッド構成にはこの論理容量制限はありません。

今回のアップデートでは、オールフラッシュ構成のキャッシュデバイスのバッファ論理容量が大きくなりました。

オールフラッシュ構成の場合、キャッシュとキャパシティの両方にフラッシュデバイスを搭載し構成します。

キャッシュデバイスは字の通り、キャッシュとしての働きを持っています。

この容量がvSAN 7 の600GB → vSAN 8 の1.6TB に拡張されました。

キャッシュデバイスの容量が600GBでも800GBでも1.92TBでも、論理的に使用される容量は600GBでした。

大きな容量のデバイスを搭載し、設定を行うことでキャッシュデバイスの書き込みバッファを1.6TBまで使用可能となります。

設定手順に関しては下記KBを参照して行ってください。

Host Client の詳細設定から行います!

Support for large cache tier capacity (> 600GB, upto 1.6TB) in VSAN (89485)

 

デステージというバックエンドの処理は変わらずあるので、急なIO 増により書き込む時にあふれてしまっていた、輻輳が発生していたようなワークロードに効果ありですね。

 

 

 

HCI Mesh (Dissagrigated Storage/Disaggregation)の拡張

HCI Mesh は異なるクラスタにvSAN データストアを提供することができます。

vSAN クラスタ同士の双方向も、

 

コンピュートのみ(vSAN を利用していない)クラスタのプライマリストレージとして、物理ストレージでVMFS をマウントしているがストレージ領域の拡張として、といった利用も可能です。

詳しくはHCI Mesh 過去記事へどうぞ!

vSAN HCI Mesh ① HCI Mesh ってなに?

 

今回のアップデートは構成の上限の拡大です。

サーバクラスタに接続可能なクライアントクラスタを5個から10個に拡大しました。

1つのvSAN データストアを最大10個の他のクラスタに提供できる、ということです。

より多くのクライアントにストレージを提供することができるので柔軟性が向上していますね!

 

vSAN ファイル サービスのエンハンスメント

vSAN ファイル サービスの内部仕様の改善

検証とトラブルシューティングが効率化されました。

フェイルオーバー時間の短縮

vSAN ファイル サービスの計画的なフェイルオーバーが効率化されました。

vSAN ファイル サービス ネットワークの再構成

プライマリ IP アドレスを含むファイル サーバの IP アドレスを、同じサブネットまたは異なるサブネット内の新しい IP アドレスに変更できるようになりました。

IPv6 経由の vSAN ファイル サービス

IPv6 ネットワークを使用してファイル サービス ドメインを作成できます。

 

 

その他(OSA / ESA 共通)

運用関連

ネットワークアップリンクメトリックの強化

一時的な遅延や負荷の高いワークロードに起因する遅延など、環境に応じたより意味のある関連メトリックを定義します。

vSAN 起動時間の最適化

vSAN 起動ロジックは、より高速な起動のためにさらに最適化されました。

シャットダウンと起動のワークフローの強化

vSAN クラスタのシャットダウンおよびクラスタの起動プロセスが強化され、vCenter Server、または Active DirectoryDNSDHCP などのインフラストラクチャ サービスを内蔵する vSAN クラスタがサポートされるようになりました。

 

健全性関連

vSAN 健全性サービスの開始時間の短縮

vCenter Server の再起動またはアップグレード中に行われるvSAN 健全性サービスの停止にかかる時間が 5 秒に短縮されました。

vLCM HCL ディスク デバイス

チェック対象に「partNumber」と「vendor」が含まれました。

vLCM で構成した目的のイメージとの互換性がより効率的に確認できます。

vSAN Proactive Insights

CEIP を有効にしないでも、クラウドに接続された健全性チェックが可能となり、ソフトウェアおよびハードウェアの異常をプロアクティブに特定できます。

 

セキュリティ関連

異なるサンドボックス ドメインへの vSAN の配置

MD5SHA1、SHA2 のSHA2 への置き換え

IL6 準拠

 

 

細かいところもありますが、より使いやすく、今までの機能のエンハンスメントも行われているvSAN 8。

OSA でもESA でもVMware HCI をより活用していただけるための強化が引き続き実装されていきますので、今後ともよろしくお願いします!

 

vSAN 8シリーズ

vSAN 8 ...!!!

vSAN 8 で実装された新アーキテクチャとは、の前に - vSAN 8 ①

ESA シングルティア構成はハードウェアが重要! - vSAN 8 ②

vSAN ESA の3つの特長 - vSAN 8 ③

OSA におけるvSAN 8 のアップデート情報!- vSAN 8 ④ ←ここ

vSAN 8 ESA ReadyNodes を選んでみよう - vSAN 8番外 ①

vSAN OSA からESA へのアップグレードはできるの? - vSAN 8番外 ②

vSAN 8 ESA のハードウェア選び、変えていいもの、ダメなもの - vSAN 8番外 ②

サイジング - vSAN OSA / ESA で使用するメモリ 2023年Ver.

 

サイジング - vSAN OSA / ESA で使用するメモリ 2023年Ver. 

サイジング - vSAN で使用するメモリ 2021年Ver. - "HCI" はじめました。

過去にKBによるvSAN を有効にする際のメモリオーバーヘッドの計算方法を紹介しました。

ストレージデバイスの構成によって算出されるメモリ容量が異なるため、サイジングの際には計算が面倒だな、と思われていた方も多いかと思います。

 

今回新しいKBが出ました!

Understanding vSAN memory consumption in ESXi 7.x (2113954)

このKBでは2点が記載されています。

 

対象バージョンは7.xとありますが、8.0も同様に確認できます。

 

 

稼働中のvSAN 環境においてメモリの消費量を確認する手順

メモリというとクラスタ>監視>パフォーマンスでCPUと合わせて確認可能ですが、vSAN として単独で確認可能な項目はこのサポートの項目です。

vSAN Observer の項目が全て入っているので、パフォーマンス監視が有効なvSAN クラスタではここから確認できます。

過去にさかのぼって確認する場合は約90日間、時間は1時間から最大24時間指定することができます。

 

検証環境のデータですが、1ホストあたり22GB弱消費していることがわかりました。

 

 

 

導入前にメモリの消費量を確認する手順

まずサイジング、という場合にはReadyNode Sizer の Quick Sizer を使用して確認できます。

vSAN ReadyNode™ Sizer

 

 

ハードウェア構成ごとのキャパシティ、メモリのサイジングができます。

やり方は3パターンです。

  1. ReadyNode そのまま
  2. ReadyNode からストレージデバイスを変更
  3. どこのReadyNode にするか決まっていないけれどサイジングしたい

3のReadyNode を選択せずにサイジングを行う場合はストレージデバイスの容量と本数は入力必須項目です。

 

 

Configuration Type(ストレージデバイス構成)

All Flash(オールフラッシュ)

Hybrid(ハイブリッド)

 

vSAN Version

OSA の場合は6.7U3までさかのぼれます。

 

ReadyNode Profile

OSA

vSAN Hardware Quick Reference Guide

ESA

vSAN ESA Hardware Quick Reference Guide

ハードウェアクイックリファレンスガイドを参考にプロファイルを選択します。

 

ReadyNode Vendor / ReadyNode System

選択したプロファイルに応じてベンダーとサーバモデルを選択します。

このReadyNode System を選択しないと下に続くディスクグループやキャパシティデバイスの個数、容量が自動更新されません。

 

Number of Servers

キャパシティの試算は合計台数で算出されます。

 

Disk Groups per Server / Capacity Drive Size 

OSA はディスクグループ数、OSA / ESA ともに搭載するストレージデバイス容量を入力します。

ストレージデバイス容量はデフォルト1TBになっていることに注意!

 

Failure Protection

許容する障害の数を選択します。

サーバ台数によって選択可能なポリシーが表示されます。

 

Compression Ratio

圧縮率を入力します。

OSA の場合のデフォルトは1.22、ESA の場合はデフォルト1となっています。

ESA はOSA よりも圧縮率が改善されているので、1→2ぐらいするのがおすすめです。

 

Operation Reserve

操作の予約はポリシーの変更時、リバランス時、データの再配置時の容量を確保するオプションです。

 

結果はこのように表示されます。

メモリオーバーヘッドを確認するのはMemory Distribution per Server の部分です。

 

小さく、vSAN Memory Overhead と書かれており、その横に容量が記載されています。

キャパシティはクラスタ全体の容量を計算していますが、メモリはホストごとの容量になっています。

 

 

OSA / ESA ともにReadyNode をベースにホストのハードウェア構成を変更する場合

このQuick Sizer を活用して事前にメモリの概算を行ってください!

 

 

vSAN 8 ...!!!

vSAN 8 で実装された新アーキテクチャとは、の前に - vSAN 8 ①

ESA シングルティア構成はハードウェアが重要! - vSAN 8 ②

vSAN ESA の3つの特長 - vSAN 8 ③

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vSAN 8 ESA のハードウェア選び、変えていいもの、ダメなもの - vSAN 8番外 ②

以前の投稿で、vSAN 8 ESA はReadyNodeをサポート、ということをお伝えしました。

vSAN 8 ESA ReadyNodes を選んでみよう - vSAN 8番外 ①

 

ESA は最新のハードウェア、NVMe を活用したアーキテクチャなので、ストレージデバイス性能を引き出すためにも使用可能なハードウェアの確認は重要になってきます。

特に無印のvSAN 8.0時点ではReadyNode構成をサポートします。

ただ、ReadyNodeの構成の通りのハードウェアのみしか選べないのか、というとそうではありません。

 

OSA の時もReadyNodeベースとしてサポートされる構成は下記KB に従って構成変更した場合というのはみなさまもご存知の通りかと思います。

ReadyNode、変えていいもの、ダメなもの。 - "HCI" はじめました。

 

サーバの筐体からCPU、メモリ、ストレージデバイスNIC、と、手組みでホストを構成するのではなく、ReadyNodeをベースにコンポーネントを変更することも推奨となります。

なんといってもReadyNodeはハードウェアベンダーさんによるテストが実施されたお墨付き構成です!

 

ESA もOSA と同様にReadyNodeベースで変更できるもの、できないもの、ESA ならではの考慮点があります。

公式KB:

What You Can (and Cannot) Change in a vSAN ESA ReadyNode™ (90343)

 

コンポーネント

変更

ガイダンス

CPU

可能

Ready Node と同等またはそれ以上のベース クロック速度で、同等またはそれ以上のコア数を推奨

メモリ

可能

Ready Node 構成より多くのメモリを搭載する事は vSphere がサポートしている場合 vSAN もサポート

可能な限りバランス(ノード内・ノード間)構成を推奨

ストレージデバイス

可能

SSD は、Ready Node と同等以上のパフォーマンス/耐久性クラスであること

vSAN VCG に記載の Firmware / Driver の組み合わせであること

クラスター内でドライブの種類とサイズのバランスを取ることを推奨

Ready Node 指定 (4本) より少ない本数は非サポート

NIC

可能

VCG 掲載・IOVP 認定された NIC を利用可能

25Gb 以上、必要に応じて NIC 追加、RDMA をサポート

ブートデバイス

可能

KB : 85685 を準拠する高耐久デバイス

 

ESA の場合、ホストのvSAN 用ストレージデバイスの最小構成が4本となります。

OSAとは異なるので、ホストあたり4本以上という点に注意してください。

メモリやCPU、ブートデバイスはOSAと同様ですね。

NIC は25Gb以上です!

 

組み込みシステムではないのでこのハードウェア構成じゃないと絶対ダメ!という縛りではなく、安心してお使いいただくスタートラインのReadyNodeです。

ストレージソフトウェアとしてHCI を支えるvSAN の良さは、構成の柔軟性でもあります。

OSA でもESA でもお客様の求めるスペックにReadyNodeをベースにカスタムできますので、一度KBをご確認ください!

 

 

vSAN 8

vSAN 8 ...!!!

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よく読まれていた記事ランキング 2022年!!!

2023年、明けましておめでとうございます!

本年もHCI はじめました(はじめて随分経ちました)をよろしくお願いします。

 

 

2022年はvSphere 8の発表、そしてGA、VMware Explore と後半に色々イベントがありました。

2023年はvSphere 7から8へのアップグレードやESA の本番利用が増えてくることを期待しております!

あとは2023年10月に6.5/6.7のテクニカルガイダンス終了も控えています。

ブログでもvSAN 8 ESA のアップデートをちゃんと更新しないとですね。

 

 

毎年恒例で実施しているよく読まれたブログ記事ランキングで、2022年を振り返っていきたいと思います!

 

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第1位

vSAN ストレッチクラスタ①:ストレッチクラスタとは?

おそらく4,5年連続で1位かな...?

シリーズものとしてなかなかの長編なので、新しい機能追加の記事もいくつかあるのでこのシリーズに入れようと思います。

去年と同じこと書いてもと思いつつ、日本語資料このブログ以外にもあります!

公式ドキュメントはこちら!

VMware Doc:ストレッチ クラスタを使用して 2 つのサイトにデータストアを拡張する

Core(Chrome で右クリック翻訳がわかりやすい):vSAN Stretched Cluster Guide

 

 

第2位

 

vSphere HA とvSAN、ハートビート、3Tier構成と何が違うの?

 

狙い通り...!

2017年に書いたvSphere HA とvSAN、ハートビート がですね、毎年毎年よく見られているということはわかっていました。

内容は変わっていないのですが、加筆して最新版にしてみたこちら、堂々の第2位です!

 

第3位

vSAN 7 アップデート!ー うちの子、最新 ー ① 

新規で導入いただく方はvSphere 7もU3でお使いいただいていますが。

そろそろ既存環境をvSphere 7 またはvSphere 8 へとアップグレード/リプレースをお考えの時期でしょうか。

vSphere 7 無印以降ではvLCM もありますので、合わせて使っていただくと今後のメンテナンスが簡単になると思います!

 

第4位

vSAN HCI Mesh ① HCI Mesh ってなに?

vSAN はデータストアを単一クラスタに対して提供します、と言いづつけてきた7年間。HCI Mesh の登場により変わりました。

vSAN データストアに自身のクラスタ以外のワークロードを配置する空き容量があること、クラスタ内通信と同等のネットワーク要件であること等、使用するにあたっての条件を一度ご確認ください!

 

第5位

vSphere HA とvSAN、ハートビート 

2017年の記事なんですよね。今となっては内容も薄っぺらいような...

第2位にランクインしてる最新版もご参照ください!

 

 

 

 ∩  ∩
(・×・)

2023年もVMware vSAN 、VMware のHCI をよろしくお願いします!

 

実際にESA 使ってみたよのお話ありましたらぜひ...お聞かせください。

うちの子、最新!vSAN 8 (OSA) vLCM を使用したクラスタのアップグレードをしてみた

かなり前に実施して、更新するのを忘れていました。

結果をまずお伝えすると。

ポチッと押したらいつの間にかに終わってた。

裏でVCF 4.5 のNested デプロイ作業が走っていたかもしれません。

 

 

 

 

流れとしては下記となります。

  1. いつも通りのvCenter のアップグレード
  2. ハードウェアのファームウェアのアップグレード
  3. ESXi のアップグレード
  4. vSAN オンディスクフォーマットのアップグレード

 

1については省略させていただきます。

メジャーアップグレードですが、いつも通りです。

 

2については今回7.0U3からのアップグレードで不要でした。

 

3から記録として残していきます!

vLCM を使い始めて2年ほど、慣れてきました。

イメージのESXiバージョン8.0を選ぶ。

 

 

事前チェックとステージングを行う。

 

 

修正実行!

あとは待つだけ。

 

vSAN 環境なので、オンディスクフォーマットもアップグレードします。

 

15→17 になりました!

 

以上で、OSA 環境の vSphere 8.0 へのアップグレードは完了となります。

 

 

 

ESA のことばかり書いているので、OSA でのエンハンスメントについても別記事でまとめますね。

 

 

vSAN 8

vSAN 8 ...!!!

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vSAN ESA の3つの特長 - vSAN 8 ③

これだけは覚えてほしい、Express Storage Architecture の特長を3つご紹介します。

 

 

 

 

 

容量効率性と性能の両立

パフォーマンスを求めると、容量効率性が下がる。

容量効率性を求めると、パフォーマンスが下がる。

 

ずっと変わらないRAIDトレードオフです。

HDDよりも高性能なフラッシュデバイスも同じ仕組みを使えば同じことが起きます。

できるだけ素のストレージデバイスの性能を引き出すために、ストレージOS側でコントロールしたり、分散させたりとやってきました。

今回のESA も新しいデータ構造やIOエンジンにより、NVMe の並列処理を目一杯使うためのアーキテクチャとなっております。

それによって、従来トレードオフとされていたRAID 1 相当のパフォーマンスを入れイジャーコーディングを使用した場合でも出せるようになっています。

またデータサービス、暗号化、圧縮、チェックサムの処理を一番最初に行うことで、CPU リソースやネットワークトラフィックの削減を実現しています。

 

 

可用性とサービス性の向上

ネットワーク、ストレージコントローラ、ホスト、RAID グループ、ストレージデバイス

ハードウェア設計を行う際には、止まらないこと、が求められます。

単一障害点:Single Point of Failure をいかに減らして、冗長構成を取り、ハードウェアとしてのサービス提供を継続するか。

また、障害が発生した場合に、いかに早く復旧を行うかが重要になってきます。

 

vSAN ESA ではストレージデバイスの中にキャッシュ/キャパシティの両方の役割を持たせることにより、ストレージデバイス障害が本当に単一のストレージデバイスのみの範囲に限定されます。

vSAN OSA ではストレージデバイス障害がキャッシュデバイスで発生した場合、ディスクグループ全体の障害となり、下にぶら下がっているキャパシティデバイスも使用できなかったですよね。

運用管理だけでなく、サイジングの面でもシンプルになりました!

キャパシティデバイスに対するキャッシュデバイスのサイジングを行なっていましたが、システムオーバーヘッド(メタデータ)以外がユーザが使用可能なストレージ領域となります。

サイジングの方法についてはまた別記事でまとめたいと思います。

 

vSAN であること

ESA は新しいアーキテクチャです。

今までのvSAN をベースに進化しました。

 

vmdkをはじめとするオブジェクトという考え方 → 変わりません。

ストレージポリシーベース管理 → 変わりません。

vCenter からの運用管理 → 変わりません。

vSphere 環境のためにデータストアを提供 → 変わりません。

 

IOのフローやデータサービスの順序は変わっても vSAN は vSAN です!

 

 

ということで、まず知っていただきたい vSAN ESA の3つのポイントのご紹介でした!

 

 

 

vSAN 8 

vSAN 8 ...!!!

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サイジング - vSAN OSA / ESA で使用するメモリ 2023年Ver.

 

VMware Explore 2022 Japan オンデマンド配信開始!!!

ちょうど2週間前、物理&オンライン開催で行われたVMware Explore 2022 Japan。

オンデマンド配信が開始されましたーーー!

 

 

まだ登録していない方はご登録を

登録済みの方はログインした状態で下にまとめたセッションのリンクに飛ぶとすぐみられます!

 

そしてオンデマンド配信ならではの部分はYoutubeと同じで、再生速度が変更できます。

ながら聞きではなく、1.25倍〜1.5倍でサクッと見るのもおすすめです。

 

​MC21273


[ Solution Keynote ] vSphere+ and vSAN+オンプレミスにクラウドの価値を

これを聞けば vSphere 8 / vSAN 8、vSphere+/ vSAN+、の概要がわかる!

 

 

​MC22132

VMware vSAN 8.0 Architecture Deep Dive

当日のオンライン配信でもぶっちぎりの大人気セッションでした。

新しいvSAN ESA がなぜ今実装されたのか、背景からアーキテクチャ詳細までギュッと詰め込み!

 

​MC22133

導入事例は語る!VMware vSAN が実現するリアルなビジネス価値 8 選と、新バージョンにおける更なる進化

超わかりやすい!

お客様の声、それを裏付けるvSAN の特徴がまとまっていて、今までにない切り口です。

 

 

​MC21143

vSphere 8.0 What's New

潔いタイトルとそこからは想像できない超テクニカルな内容はいつも通りの安定感です。

 

​MC21146

楽しく学ぼう新しい VMware vSAN 8 vSAN+

​わたくしのセッションです。

アーキテクチャをどのように伝えるか、直前まで迷いました。

後半はちょっとテクニカル気味になったかと思います。

 

​MC21147

徹底解説 VMware Cloud Foundation を活用した次世代ライフサイクル管理

VMware のSDDC を実現する製品をただ単に組み合わせたソリューションというだけではありません!

一番のメリットのご紹介です。

 

​MC21148

vSphere 管理者必見!ズバリ解説! vSphere 8 What’s new

サムネイル詐欺感があります。これだけじゃないよ、と言いたい。

全体的なvSphere 8 の新機能/エンハンスメントが短い時間でまとまっています。