"HCI" はじめました。

vSAN担当小佐野舞です。VMwareのHCIを広めるため日々活動していきます。

よく読まれている記事ランキング2019-2020

家にいるのも出かける準備がいらないので快適なのですが、やはり直接会って会話するのも楽しいですよね。

最近この状況なので、在宅勤務も活用しながら日々過ごしております。

 

ということで!

特に新しいこと、というわけではないのですが、最近の注目記事ランキングをお送りします。

集計期間は11月から2月までの4ヶ月間(2ヶ月で取得してもほぼ同じでした)

 

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第1位!
Google検索からトップページへたどり着く方が多くいらっしゃいます。
なんだっけ、あのvSAN のことがたくさん書いてあるブログ...
あ!HCIはじめました、だ!となっている気がしています。
ありがとうございます。
 
 
第2位!
ストレッチクラスタはここ1年の人気トピックです。
実際にご導入いただいているお客様も増えています。
導入自体の手順は通常のvSAN クラスタと同様、プラスアルファくらいなので今度はネットワークについての設計についても書いてみてもいいかもしれませんね。
障害編まで長編シリーズになっているのでぜひ一度みてください。
 
 
第3位!
根強い。
vSphereに慣れ親しんでいる方こそ!ハートビートは気になるところ。
ストレージネットワークが切断されるとデータにはアクセスできなくなるので、まずネットワークの冗長性の確保、そして挙動を確認しましょう!
 
第4位!
ホスト兼ストレージであること、わかってはいるけれど、どうするんだっけ?
メンテナンスモード=データの移動の検討をお忘れなく!
あわせてちょっと待って、再起動もご確認ください。 
 
 
第5位!

2ノードクラスタの情報、細かくStorageHubにはガイドがありますが、構築方法という点でもよく読まれています!

ストレッチクラスタ、2ノードvSAN ならではのウィットネスアプライアンスはクォーラム相当のメタデータの置き場所なのでリプレイスも簡単です。

 

こう見るとあれ?どうだったっけ?という内容がたくさんランクインしています。

たまには新着だけでなく、過去ポストも見て復習していただくとよりvSAN への理解が深まると思います! 

これからも更新がんばります。

WSFC とvSAN とvSphere

Windows Server のフェールオーバー クラスタリングとvSAN の関係性。

vSAN 環境では6.7U3でiSCSIターゲットは使わずに、VMDKのオプションで共有ディスクを作成できるようになりました。

紹介した記事はこちら

vSAN 6.7 U3 アップデート!詳細編⑥

 

 

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一般的にフェールオーバクラスタを作成する場合はクォーラムとなる共有ディスクをRDMで用意するのが過去からある方法です。

通常のvSphere 環境とvSAN 環境を管理されている方も多い、もしくは併用して使っていこうと考えている方もいらっしゃると思います。

vSAN だけではないガイドラインのKBが出ています。

VMware vSphere 6.x での Microsoft Windows Server フェイルオーバ クラスタ:サポートされる構成のためのガイドライン (2147661)

 

vSphere version

Shared disk options

SCSI bus sharing

vSCSI Controller type

Storage Protocol / Technology

vSphere 6.0 and 6.5

RDM physical mode

physical

VMware Paravirtual (PVSCSI), LSI Logic SAS

FC, FCoE, iSCSI

vSphere 6.7

VMware vSphere® Virtual Volumes (vVols), RDM physical mode,

physical

VMware Paravirtual (PVSCSI), LSI Logic SAS

FC, FCoE, iSCSI

VMware Cloud on AWS

Clustered VMDK

physical

VMware Paravirtual (PVSCSI), LSI Logic SAS

N/A / vSAN

vSAN (vSphere 6.7 U3)

Clustered VMDK

physical

VMware Paravirtual (PVSCSI), LSI Logic SAS

N/A / vSAN

 

特にこの比較がとてもわかりやすかったので、英語版を一度ご確認いただけると嬉しいです!

右端から言語を英語に変更してください。

それぞれの環境、vSphere 6.0/6.5、6.7、VMC on AWS、そしてvSAN において、どのような共有ディスクのオプションが使用可能かまとまっています。

それぞれの環境に適した構成を組んで、WSFCをお使いください。 

 

目で見てわかりやすい、vSAN のアーキテクチャ!

実機がなくても、見ればわかる!vSAN アーキテクチャ全部入り 

↑ストレッチクラスタ も追加されていたので、新しい記事書きました。

 

なんだか面白そうなものが!

追加されていました。 

VMware vSAN - Interactive Infographic

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仮想マシンのストレージポリシーによるデータの配置ってどうなるの?

vSAN?FTTでミラーかRAIDでしょ?台数によって作れるルールって違うよね。

慣れている方はスラスラ出てくると思います。

初めてvSAN に触れる方はディスクのRAIDと違う!ということから始まり、ストレージポリシーを理解していくと思います。

この許容する障害の数(FTT)コンポーネントの配置を実際に試してみることができるのがこちら。

 

 

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仮想マシンをクリックします。

マウスオーバーするとVirtual machine's object overviewと書かれています。

 

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許容する障害の数(Failure to tolerate)をプルダウンから選択します。 

 

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耐障害性なしを選ぶと、3ホストから構成されるクラスタの1つのホストにコンポーネントが配置されていることがわかります。 

 

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デフォルトストレージポリシーにもなっているFTT=1のミラーリングを選ぶと、データが2つ、ウィットネスコンポーネントが1つ、それぞれ異なるホストに配置されています。 

 

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台数がないと試しにくい、FTT=2/RAID6 。

データ部4つとパリティ2つが6ホストに配置されています。

 

このようにそれぞれFTTがいくつだとこんな風に配置されるよということが一目でわかります!

 

 

もうひとつ。

メンテナンスモードに入れたらデータストアのコンポーネントはどうなるの?

の、シミュレーションができます!

HTML 5のメンテナンスモードの移行、What-Ifも追加されていますが、環境がない場合でもデータの動きが簡単にわかります。

 

実際に見ていきましょう。

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右端の薄茶色の四角、Explore Maintenance Modeをクリックします。

私は見つけるまで時間がかかりました。

 

 

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全てのでーたの移行、アクセシビリティの確保、データの移行なし、の3つのオプションから1つを選択します。 

 

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データの動きを確認したい、FTTとミラーorRAIDを選択します。 

 

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クラスタ内のホストを何台(1台または2台)メンテナンスモードに移行するかを選択します。 

 

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アニメーションでデータが動いていくので、1つの仮想マシンのデータがどのように動くのか理解できます。

複数の仮想マシンがあっても同じ動きとなりますので、ストレージ機能とサーバ機能を併せ持つvSAN クラスタのメンテナンスモード をこちらで試してみてください!

 

 

元記事はこちら

What Happens When You Place a vSAN Host in Maintenance Mode?

2020年新米シリーズ セミナーのご案内

昨年から継続している、vSAN/vSphere セミナー。

今年もやります! 

タイトルはシリーズ仕立てになっていますが、一話完結となっております。

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2020.2.21(金)12:00-13:00 オンライン開催

ご登録はこちらから!

新米ママが送るvSAN3分クッキング!!クイックスタートを用いた簡単vSAN構築紹介

 

2020.3.11(水)12:00-13:00 オンライン開催 

ご登録はこちらから!

新米ママが送るお引越し!!仮想環境移行と vSphere5.5 延長保守終了のお知らせ

 

2020.4.15(水)12:00-13:00 オンライン開催

ご登録はこちらから!

新米パパが送る!!もう騙されない!?自社に最適なハードウェアを見つけるための簡単アセスメント紹介

 

夫婦でやっている訳ではございません。

タイトルはちょっと楽しそうですが、中身は真面目!

vSAN の基本からクイックスタートでの構築、vSphere 環境の移行、アセスメントのご紹介をします!

 

いつまで新米なんだろう、とは思うのですが。

まだまだひとりでは着替えすらできない子どもがいる、という点で新米と名乗らせていただきます。

 

ぜひご登録を!

2ノードvSAN、おもしろい

今週から新年度が始まりました。

早速vSphere CPUライセンスの改定についてのプレスがあったわけですが。

VMware のCPU 価格モデルの改定

新しい単位での算出方法のKBも追加していますので、ご確認ください。

 

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わたしとしたことが。

こんな楽しい、嬉しい記事を今さら発見しました。

見逃しており大変申し訳ございません。

blogs.vmware.com

 

事例にもなっている日本製薬株式会社様の環境を導入いただいた、アステック株式会社様による2ノードvSAN 構築 Tipsです!

【HCI Powered by vSAN導入事例】 日本製薬株式会社 様 | IT価値創造塾

 

2ノードvSANのイメージってどうでしょう。

通常3台から構成されるvSAN クラスタですが、ウィットネスアプライアンスを外部に置くことにより、2台から構成することが可能です。

過去ポストはこちら

2ノードクラスタ

2ノードクラスタ その1

2ノードクラスタ その2

2ノードクラスタ その3

 

ばらまき、最小構成でも共有ストレージあり、HAできるので可用性アップ!

規模とサイトにあった最適なvSphere による仮想環境を導入できる良いことづくめの2ノードvSANですが。

今回はさらにお客様が必要としているファイルサーバをNetapp Ontap Selectと2ノードvSAN を組み合わせてご導入いただいています。

詳細はこちらから!

vSAN の新しいカタチ ~ 2 Node vSAN を複数拠点にバラ撒いて集中管理をしましょう ~

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

続きを読む

VMware のCPU 価格モデルの改定

日本語でのプレスリリースも出ると思いますが。

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CPUライセンスの考え方が変わります。

www.vmware.com

 

従来CPU1つ当たり、いくらという形でvSphere/vSANなどライセンス費用を算出する必要がありました。

基本的にCPU1つ当たりの考え方は変わらないのですが、32コアまでを1CPUと考えます。

32コア単位で1CPUとなるので、例えば64コアの場合2CPU分の費用が必要となります。

https://www.vmware.com/content/vmware/vmware-published-sites/us/company/news/updates/cpu-pricing-model-update-feb-2020/_jcr_content/par/image.img.png/1580752074869.png

1CPU32コアまでであれば今までとは変わりません。

背景としてはCPUが賢くなり、1CPU当たりのコアの数がどんどん増えたことです。

ただ、現在主流のコア数をベースに、多くのお客様に極力価格の変更がないようにこの32コアという数値が設定されています。

この改定の実際の運用開始は2020年4月2日からとなります。

 

 

詳細はプレスリリースをご確認ください。

ここにもリンクを貼る予定です。

 

 

既存の環境が新しいライセンス形態になったらどのようになるのか、確認ができるKBも出ていました。

Counting CPU licenses needed under new VMware licensing policy (77098)

PowerCLIを用いて、既存のCPUライセンス、変更後の32コアごとのライセンスを確認できます。

CORE_LIMITED_CPU_LICENSE_COUNT

この列を確認することで、新しいライセンスがいくつ必要なのかわかります。

購入したサーバのBOM情報があればもちろんわかることですが、vSphere の世界のホストからも確認可能です。

vSAN ストレッチクラスタ⑨:ストレッチクラスタの障害時の挙動 その2

前回ディスクの障害、ホストの障害についてご紹介しました。

この記事ではサイト障害(ネットワークの障害)についてみていきましょう。

 

 

ここでは

デュアルサイトミラーリング(ストレッチクラスタ)

 かつ

ローカル保護あり(FTT=1以上)

であることを前提に進めていきます。

 

 

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サイト障害:プライマリサイトの障害

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プライマリサイトのホスト全てがダウンした場合やネットワークから隔離された場合、プライマリサイトで稼働している仮想マシンにはアクセスができなくなります。 

セカンダリサイトの仮想マシンはそのまま稼働し続けます。

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ウィットネスとセカンダリサイトの通信が可能であることが確認されると、プライマリサイトで稼働していた仮想マシンセカンダリサイトへHAにより再起動されます。

 

 

サイト障害:プライマリ/セカンダリサイト間のネットワーク障害

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プライマリサイトとセカンダリサイトの間のネットワークに障害が発生した場合、セカンダリサイトの仮想マシンはHAによりパワーオフされます。

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セカンダリサイトで稼働していた仮想マシンがプライマリサイトでHAにより再起動されます。

 

 

ネットワーク障害:ウィットネス/プライマリサイト間のネットワーク障害

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ウィットネスサイトとプライマリサイト間のネットワークで障害が発生した場合、プライマリ/セカンダリサイトの仮想マシンは稼働し続けます。

 

サイト障害:ウィットネスサイト 

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ウィットネスアプライアンスの障害、ウィットネスサイトの隔離状態の場合、プライマリ/セカンダリサイトの仮想マシンは稼働し続けます。

ウィットネスアプライアンスが復帰または再デプロイされると、メタデータの再同期が行われます。

メタデータ(例えばウィットネスコンポーネント)であるため、VMDKのような大きなデータの再同期ではありません。

 

 

障害時の挙動はまず机上で確認、そして実機で確認するとわかりやすいと思います。

仮想マシンのアフィニティの設定はお忘れなく!

 

ようやくストレッチクラスタシリーズ、完結です! 

と言いたいところですが、今後ストレッチクラスタのエンハンスメント等があればまた続き物として書いていくかもしれません。

 

 

ストレッチクラスタシリーズ 

vSAN ストレッチクラスタ①:ストレッチクラスタとは?

vSAN ストレッチクラスタ②:ストレッチクラスタの要件 そのいち

vSAN ストレッチクラスタ③:ストレッチクラスタの要件 そのに

vSAN ストレッチクラスタ④:ストレッチクラスタ構成方法

vSAN ストレッチクラスタ⑤:ストレッチクラスタの仮想マシンのストレージポリシー

vSAN ストレッチクラスタ⑥:ストレッチクラスタの仮想マシンのストレージポリシー New!!!

vSAN ストレッチクラスタ⑦:ストレッチクラスタのアフィニティ設定

vSAN ストレッチクラスタ⑧:ストレッチクラスタの障害時の挙動 その1

 

祝!3周年!

1月といえば。

お正月、仕事始め、成人式などありますが。

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個人的には、"HCIはじめました"を始めたのが1月なのです!

3周年となりました...!

うち1年はほぼ更新していないとはいえ。

ここまでvSAN / VMware HCI の情報が集約されている場所はないだろうと自負しております。

 

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はてなブログさんからも3年だよーとメールがきました。

 

初めて投稿した頃を振り返ってみます。 

2017年1月26日。

ハイパーコンバージドインフラ 始めました

  

当時、恐ろしいKPIを設定していました。

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え?1日3件...?

達成できていたのか、というと。2月の様子をみてみましょう。

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全然できていませんでした。

でも平日は1,2つずつは投稿できていたので、きっと週5回と決めていたらせいぜい週2回しかポストできなかったと思います。

その後1日1投稿が1年ほど続き、週2-3回投稿が定着して現在に至ります。

絶対無理だろ!と高めに目標設定するのも大切なんですねぇ。

 

 

3周年を記念して、ブログ初投稿の1/26付近に何を食べていたかセレクトした思い出を振り返ります。

 

2020年の1月

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大好き俵ハンバーク、ハングリータイガーです。

ダブルハンバーグにおすそわけされたラムチョップ

 

2019年の1月

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近所のおそばやさんの出前、天ぷら揚げたてのさっくさくなことに気づく。

自宅で天ぷらをしなくなった。おそばもおいしい。

せいろは2段です。大盛りです。

 

 

2018年の1月

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他にもカワハギとかすき焼きとかたくさん食べた。

甘鯛の一夜干しの焼きびたし、また食べたい。焼きびたし好き。

この1年を振り返って。 - "HCI" はじめました。

 

2017年の1月

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なんと!めずらしく特製樺太丼に半ラーメンをつけていました。

ここ5,6年は冷し味噌やさい大盛り麺少なめ一択です。

7,000社達成!- HCIの波、きてます! -

 

 

 

 

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Twitterも記念日でした。 

思ったより、はやい

最近、昔を懐かしむ時間が増えてきています。

あんなに小さかったVirtual SAN が、vSAN/VMware HCIとして、ここまで大きくなって...という親心です。

 

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気になったのでちょっとデータを探してきました。

こんな記事がありました。

ハイパーコンバージドシステム急成長の鍵は「運用管理」 (1/5) - キーマンズネット

画像の引用はしない方が良いと思いますので、文章で。

2017年11月の記事で、IDC Japanさんが書かれています。

2016年の実績が77億円、2018年の市場予測が187億円となっています。

グラフの形が下の2つと異なるのは当時はコンバージドインフラ市場予測の中のひとつの項目としてしかハイパーコンバージドインフラがなかったからです。

むしろSDS(仮想ストレージ)市場予測もまだあった頃です。

 

2018年12月 に発表された2017年の実績と2022年までの国内のハイパーコンバージドインフラ市場予測です。 

 
2016年の実績と比較すると、倍増しています!YoY200%です!
ハイパーコンバージドインフラ(HCI)という言葉が当たり前のように使われるようになったのがこの時期ですね。
当時の資料を見返してみると、vSAN のことをハイパーコンバージドインフラのストレージ、VMware HCIと連呼していました(笑)
今でこそ当たり前ですが、当初は違和感でした。
 

そして2019年7月に発表された、最新の市場予測はこちら。

3つのグラフから2018年に注目してみてみると。

2017年の予測:187億円、2018年の予測:約250億円、実際には300億円という規模にまで拡大していっています。

これがタイトルの「思ったより、はやい」です。

想定よりも市場の拡大が早かった、今後もおそらくそうなるのではないでしょうか。

 

仮想基盤のベースとして当たり前に選ばれるようになったHCI。

引き続き、VMware HCIのストレージであるvSAN をよろしくお願いします!

ちょっと待って、再起動

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エラーが出ている。何かおかしい。

 

そんなとき、どうしますか?

 

vSAN に限った話ではないのですが、何か問題が発生した際のトラブルシューティングって大切ですよね。

 

vSphere のトラブルシューティングガイドラインはこちら。

トラブルシューティングのガイドライン

概要を抜粋してみると。

症状の特定
考えられる多数の原因により、実装の性能が低下したり性能が発揮されなくなることがあります。効果的なトラブルシューティングの第一歩は、何に問題があるのかを正確に特定することです。

問題領域の定義
問題の症状を切り分けたら、問題領域を定義する必要があります。影響を受け、問題の原因となっている可能性があるソフトウェアまたはハードウェアのコンポーネント、および問題とは関係のないコンポーネントを特定します。

考えられる解決策のテスト
問題がどのような症状であるか、どのコンポーネントが関わるのかを把握したら、問題が解決されるまで解決策を体系的に試します。

 

管理者がすべてを自分自身で行うことは難しいです。

ソフトウェアの問題なのか、ハードウェアなのか、仮想マシンなのか、その上で動いているアプリケーションなのか、複合要因の場合もあります。

エラーから現在何が起こっているのか、そして切り分けを行い、何をすれば解決できるのかを確認して実際に対処していきます。

サポートにご連絡いただく場合も多いかと思います。

 

 

 

vSAN 環境のトラブルシューティングでお願いしたいことが3つあります。

 

焦らない!

慌ててしまいますが、まず現状の把握、健全性のチェックをしましょう。

 

すぐ再起動しない!

SD/USBがブートデバイスとなっている場合、再起動によりRAMディスクに保存されていたログがなくなる可能性があります。

これにより原因究明が難しくなる場合があります。

 

多重障害にさせない!

仮想マシンのストレージポリシー は許容する障害数から決定しています。

例えばFTT=1の場合、1台のホストの障害ではアクセシビリティがあります、仮想マシンは動き続けられます。

もう1台いなくなれば、ポリシーに準拠しない仮想マシンが出てきてしまいます。

人の手でこの状況を作り出さないようにすることは重要です。(他のホストもう1台リブートしちゃえ、えい!とか...しないでください...)

 

 

 

お客様の声として全くvSAN トラブルないよ!と問題なく稼働している環境が多い中、何か起こった時のお願いでした。

よろしくお願いいたします!

vSAN ストレッチクラスタ⑧:ストレッチクラスタの障害時の挙動 その1

vSAN の障害には3種類あります。

ディスクの障害、ホストの障害、ネットワークの障害

許容する障害の数で定義されている最大の障害範囲はホスト障害です。

ホストが1台壊れても仮想マシンを止めない!→FTT=1

ホストが2台壊れても仮想マシンを止めない!→FTT=2

このあたりの復習をしたいかたはまずこちらから

モノは壊れるシリーズ①- HCIの障害って?

モノは壊れるシリーズ②- HWコンポーネントごとの影響範囲

モノは壊れるシリーズ③- ハイブリッドとオールフラッシュ

モノは壊れるシリーズ④- vSAN 6.6.1までの再同期エンハンスメント

モノは壊れるシリーズ⑤- vSAN 6.6.1までの再同期エンハンスメント続

 

 

もう一度ストレッチクラスタの基本を復習する場合はこちら 

vSAN ストレッチクラスタ①:ストレッチクラスタとは?

vSAN ストレッチクラスタ②:ストレッチクラスタの要件 そのいち

vSAN ストレッチクラスタ③:ストレッチクラスタの要件 そのに

vSAN ストレッチクラスタ④:ストレッチクラスタ構成方法

vSAN ストレッチクラスタ⑤:ストレッチクラスタの仮想マシンのストレージポリシー

vSAN ストレッチクラスタ⑥:ストレッチクラスタの仮想マシンのストレージポリシー New!!!

vSAN ストレッチクラスタ⑦:ストレッチクラスタのアフィニティ設定

 

では本題に入ります。 

ストレッチクラスタならではのキーワードはサイト、ウィットネスVMです。

さらに6.7U1からはローカル保護(Nested Fault Domain)も追加されています。

ストレッチクラスタの場合はどのような挙動になるのか、通常のクラスタとは異なる点を中心に確認していきましょう。

 

以前の記事でストレッチクラスタと括弧書きがついているポリシーが4つありました。

ここでは

デュアルサイトミラーリング(ストレッチクラスタ)

 かつ

ローカル保護あり(FTT=1以上)

であることを前提に進めていきます。

 

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ディスクの障害:プライマリサイト

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プライマリサイトに所属するホストのディスクに障害が発生した場合、仮想マシンはプライマリサイトで稼働し続けます。

アクセシビリティはありますが、サイト内のローカル保護ポリシーに準拠していない状態です。

 

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ディスクの障害なので、もともと配置されていたデータがなくなってしまった、即時に再同期が行われます。

 

  

ディスクの障害:セカンダリサイト

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セカンダリサイトに所属するホストのディスクに障害が発生した場合も、仮想マシンはプライマリサイトで稼働し続けます。

アクセシビリティはありますが、サイト内のローカル保護ポリシーに準拠していない状態です。

 

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ディスクの障害なので、もともと配置されていたデータがなくなってしまった、即時に再同期が行われます。
 

 

ホストの障害:プライマリサイト

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プライマリサイトに所属するホストの障害が発生した場合、そのホスト上で稼働していた仮想マシンは落ちてしまいます。(通常のvSphere クラスタと同様)

アクセシビリティはありますが、サイト内のローカル保護ポリシーに準拠していない状態です。

 

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障害が発生したホスト上で稼働していた仮想マシンはプライマリサイト内の異なるホストにHAして再起動されます。

一定時間後、プライマリサイト内で再同期が開始されます。

 

 

ホストの障害:セカンダリサイト

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セカンダリサイトに所属するホストの障害が発生した場合、プライマリサイトの仮想マシンはそのまま稼働し続けます。

アクセシビリティはありますが、サイト内のローカル保護ポリシーに準拠していない状態です。

セカンダリサイトで稼働していた仮想マシンがある場合、セカンダリサイト内でHAにより再起動され異なるホスト上で稼働します。

 

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一定時間後、セカンダリサイト内で再同期が開始されます。

 

 


ディスクの障害もホストの障害もローカル保護されている場合、通常のvSAN クラスタと同様の動きですね。

アフィニティをきちんと設定し、仮想マシンをグルーピングすることでサイト内での運用、サイト内でのホスト障害があった場合もサイト内でHAを行います。

ただ、ストレッチクラスタだったらどうなるんだっけ?と思うことも多いので、一度整理してみました。

ストレッチクラスタシリーズ長くなってきましたが、次回はストレッチクラスタならでは、サイトの障害(ネットワークの障害)についてご紹介します!
 

 

 

 

vSAN ストレッチクラスタ①:ストレッチクラスタとは?

vSAN ストレッチクラスタ②:ストレッチクラスタの要件 そのいち

vSAN ストレッチクラスタ③:ストレッチクラスタの要件 そのに

vSAN ストレッチクラスタ④:ストレッチクラスタ構成方法

vSAN ストレッチクラスタ⑤:ストレッチクラスタの仮想マシンのストレージポリシー

vSAN ストレッチクラスタ⑥:ストレッチクラスタの仮想マシンのストレージポリシー New!!!

vSAN ストレッチクラスタ⑦:ストレッチクラスタのアフィニティ設定

 

2020年、VMware HCI はじめてみませんか? セミナーのご案内

2020年も VMware HCI 、vSAN をよろしくお願いします!

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いつの間にかに年が明け、いつも通りの毎日が始まりました。
おせちで一番好きなものは松前漬けのにんじんです。
今年は一升瓶はやめて四合瓶にしました。
適量で大変満足できました。
 
 
直近のセミナー2つのご案内です!
 
2020.1.22(水)15:00-16:00 オンライン開催
日本ヒューレット・パッカード株式会社様との共催セミナーです。
HPE SynergyVMware vSAN を組み合わせて仮想基盤を最適化してみませんか?
事例を用いてご紹介します!
 
ご登録はこちらから!

こんな HCI あったのか!運用負担を劇的に軽減できるインフラ教えます

 

 

 

2020.1.22(水)18:00-19:00 オンライン開催

コンテナ等の次世代クラウドネイティブアプリケーションへの取り組み、最近増えてきていますよね。

大きな組織の変革が必要とされる新しい基盤作りも既存の知識(vSphere)でスタートできます!

実行・検証、開発環境等として最適な vSAN HCI 利用方法をご紹介します。

 

ご登録はこちらから!

2020 年度のスタートダッシュに向けて、”今” IT 部門に出来る事

年末のご挨拶

2019年、あっという間に終わってしまいました。
まだ終わっていないですが、ちょっと早めに今年最後の投稿です。 
 

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2019年最後のポストは、まとめです。
目次には書きためたシリーズものを一覧にしていますが、よく見られている記事と合わせて、リンクを貼り付けてみます。
目次に入れても良いかな〜

 

マニュアル/ユーザーガイド 

VMware vSAN Docs (日本語)

StorageHub VMware vSAN

vSANOperationsGuidance NEW!!!  

StorageHubに新しいドキュメントが追加されました!

網羅的に、ネットワークの設定から、ストレッチクラスタ、アップグレードまで。

H5 Clientの画面つきで説明されています。

Docsの文章だけだとちょっとわかりにくい、と思ったポイントをこちらで調べてみるのも良いかも。

 

アップデート/ライフサイクル管理

とにかく簡単になったUpdate Managerによるアップデートや、VxRAILのワンクリックアップデート。

最新 6.7U3

vSAN 6.7 U3 アップデート!ー うちの子、最新 ー

VxRAIL のアップデートしてみました 

6.7無印

vSAN 6.7 アップグレード そのいち

vSAN 6.7 アップグレード そのに

6.5U1

うちの子、最新 - "HCI" はじめました。

 

vSAN 6.7U3 アップデートまとめ

最新情報、8月リリースされた6.7U3ですが、色々と細かいアップデートがあります。

vSAN 6.7 U3 アップデート!ー うちの子、最新 ー

vSAN 6.7 U3 リリース!

vSAN 6.7 U3 アップデート!詳細編①

vSAN 6.7 U3 アップデート!詳細編②

vSAN 6.7 U3 アップデート!詳細編③

vSAN 6.7 U3 アップデート!詳細編④

vSAN 6.7 U3 アップデート!詳細編④-続き

vSAN 6.7 U3 アップデート!詳細編⑤

vSAN 6.7 U3 アップデート!詳細編⑥

 

ハードウェア関連

フラッシュデバイスの賞味期限

 

起動停止関連

物理サーバを停止するとき

物理サーバを停止するとき②

vSAN クラスタ再起動時の問題のKB

 

KB関連

ReadyNode に関するKB

KBランキングBest 5 -11月編-

 

移行

既存環境からvSAN へとお引越しをするときの一般論です。

既存環境からVMware HCIへ移行 ①

既存環境からVMware HCIへ移行 ②

既存環境からVMware HCIへ移行 ③

既存環境からVMware HCIへ移行 ④

 

ハンズオンラボ

6.7U1ベースのVMWorldやvFORUMでリリースされたラボたちです。

HOL-2008-01-HCI -vSAN - Getting Started

HOL-2008-02-CHG - vSAN - Challenge Lab

HOL-2008-04-ODY -VMware Odyssey - vSAN - Getting Started Game

HOL-2008-05-ODY - VMware Odyssey - vSAN - Advanced Game

HOL-2008-91-HCI -vSAN Quick Start - Lightning Lab

HOL-0301-01-HCI - VxRail: Simplifying IT through Standardization and Automation

 

 

では。

みなさま、本年もvSAN、VMware HCI を売っていただき、買っていただき、使っていただき、ありがとうございました!

2020年も駆け抜けますので、よろしくお願いいたします。

 

 

 

 

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vSAN ストレッチクラスタ⑦:ストレッチクラスタのアフィニティ設定

ずーっと書こう書こうと、障害時の挙動の記事がなかなか書き終わらず盛りだくさんになってきております。

ふと、ストレッチクラスタガイドを読み返していました。

 

設定項目でまだお伝えしていないことがありました。

CPU,メモリのリソースを活用するために、DRSを有効にすることが推奨です。

これはvSAN 環境に限らず、vSphere の世界のお話です。

 

DRSとは。

各物理サーバのCPUやメモリの負荷状況を監視し、仮想マシンを動的に再配置することで、仮想環境全体のリソースを自動最適化して負荷を平準化する機能です。

エディションはvSphere Enterprise Plusが必要です。

概要はこちらから

VMware vSphereの基本機能とそのメリットを再確認 そして一歩進んだ仮想基盤の自動化を推進 | IT価値創造塾 - Part 2

 

ストレッチクラスタを構成する場合、クラスタは単一です。

クラスタ内のリソースの平準化を行うDRS 。

では、仮想マシンたちにとって、これらホストはプライマリですよ。あっちのホストはセカンダリですよ。

と、わかるようにするのはどうすれば良いのでしょうか。

 

ホストグループ、仮想マシングループでアフィニティの設定をしましょう!

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クラスタの設定>設定>仮想マシン/ホストのグループ から追加を行います。

画面は設定後なので、右側に作成されたグループが一覧で表示されています。

 

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サイトの名前を入力し、対象ホストを追加します。

 

 

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プライマリサイトで稼働する仮想マシンのグループを作成します。

今回は全てプライマリで稼働する想定です。

 

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次に仮想マシン/ホストルールの編集を行います。

オレンジ枠で囲っている"グループ内のホスト上で実行します"を選択します。

  • グループ内のホスト上で実行する必要があります(must)
  • グループ内のホスト上で実行します(should)

2つ選択肢がありますが、必要があります、の方を選択してしまうとサイト障害時のHAの行き先が必ずプライマリになってしまうため、セカンダリで起動してきません。

 

 

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DRSを有効にします。

 

セカンダリに通常配置する仮想マシンについても同様に仮想マシンのグループを作成し、ルールを追加してください。

設定は以上です! 

 

 

通常のvSAN と同様にvSAN データストアは1つ=ストレージプールは単一です。

ストレージ部分についてはストレッチクラスタを有効にした時点で、ホストのプライマリ/セカンダリのグルーピングを行い、サイトをまたいでデータが自動的に配置されます。

 

ホストと仮想マシンについてはvSphere の世界でのアフィニティ設定をしましょう。 

 

 

 

ストレッチクラスタシリーズ

vSAN ストレッチクラスタ①:ストレッチクラスタとは?

vSAN ストレッチクラスタ②:ストレッチクラスタの要件 そのいち

vSAN ストレッチクラスタ③:ストレッチクラスタの要件 そのに

vSAN ストレッチクラスタ④:ストレッチクラスタ構成方法

vSAN ストレッチクラスタ⑤:ストレッチクラスタの仮想マシンのストレージポリシー

vSAN ストレッチクラスタ⑥:ストレッチクラスタの仮想マシンのストレージポリシー New!!!

vFORUM2019 HCIの振り返り

あっという間に11月が終わり、忘年会シーズンの12月に入りました。

年末ですねぇ。 

 

先日開催されたvFORUMでのHCIに関連する振り返りを行いたいと思います!

  • vFORUM ONLINEのご案内
  • セッションをサマライズ
  • 最近公開されたお客様事例

  

vFORUM ONLINEのご案内

まず、vFORUM行けなかった、気になるセッションが他にもあって聞けなかった、という方!

vFORUM ONLINEでダウンロードできます!

セッション中も後ろの席からだとちょっと見にくい。。

と、ダウンロードした資料を手元で確認されていた方もいらっしゃいました。

 

vFORUMの登録していないという方は まず​https://vforum.jp/online/ にアクセス、登録を行いログイン!

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個人ページから vFORUM 2019資料ダウンロード をクリック。

カテゴリはハイブリッドクラウドを選択すると、HCIのセッションが出てきます。

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セッションIDから探す場合はこちらを参考にしていただければ!

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セッションをサマライズ

大きく分けて4つのカテゴリのセッションがありました。

お客様事例、設計や活用のポイント、Deep Dive、トラブルシューティング

 

  • お客様事例

何と言っても目玉はJR東日本情報システム様の事例講演。

当日は立ち見でも部屋に入りきれない盛況ぶり。

それぞれの時代に合ったITの最適化を行なっている中で、専用化、統合、分散の歴史がありました。

そして、ハードウェアは個別の最適化をしつつ、基盤ソフトウェアの共通化としてvSAN をご採用いただきました。

決め手となったのは、まさにvSAN だからこそ!の理由でした。

vSphere に統合されているストレージだったから

ハードウェアロックインを避けたいから

既存のスキルを活かしたいから

PoCの評価で満足の行く性能だったから

今後の方針としてインフラチームの対応可能な幅を増やし、これに合わせてください、ではなく、対応できます、お任せくださいとするためにも、まさにVMwareの方向性でもあるハイブリッドクラウドの実現に向け、VMC on AWSなどの検証やコンテナ基盤の整備、マルチクラウド化に向けて動き出しているそうです。 

 

講演内容ではないのですが。

提案時印象的だったのは、初期はレベルの低いものだけをのせようとしていたところ、評価を行いこんなに性能が出るんだったら、このサービスレベルのものものせちゃおうかな?と、適応範囲が広がっていったことです。 

 

  • 設計や活用のポイント

このあたりは資料をみていただいた方がわかりやすいと思いますので、見てみてください。

HC108
HCI 最前線!SDDC を支える vSAN 最新情報とフル活用のための 5 つのポイント

HC112
HCI 検討中の方必見! VMware vSAN 採用事例から学ぶシステムインフラを強くするポイント!

HC123
これだけは知っておきたい!vSAN 導入における設計のポイント

ブログでもSizerやLiveOpticsのご紹介はしましたが、より詳しく解説されています!

 

  • Deep Dive

詳細な内部アーキテクチャを、日本語で、このような場でお話したのは初めてかもしれません。

vSAN のモジュールをひとつずつ丁寧に紹介しています。

ダウンロード資料が公開されていますので、ご興味ある方はぜひ。

6.7U3で改善された性能に関するポイントがまとまっています。

 

性能については公開できないのですが、1点だけ!

小佐野の体感だと思っていた、6.7U3のパラレル再同期の進化。

メンテナンスモードへの移行(全データの移行)が以前と比べて早くなっている気がするのでキャプチャが撮りにくかった、H5 Clientにおける再同期ビューの記事はこちら

vSAN 6.7 U3 アップデート!詳細編③

私の体感だけではなかったようです!

障害時再同期完了の実測値も大幅に短縮されたという結果でした。

 

個人的にとてもためになったセッションです。 

サポート部隊のこういう場でのお話はなかなか聞く機会がなかったので、楽しみにしていました。

障害事例とそのトラブルシュートの流れを一問一答形式で6つ、紹介いただきました。

あるトラブルが発生しました。

健全性をチェックしましょう。切り分けをしましょう。このログを見てみましょう。

この既知事象に該当します。構成により発生する事象です。

解決!

トラブルは起こらない方が良いのはもちろんですが、障害が発生した時どうするか、どう対応しているのかが、とてもわかりやすかったです。

推奨事項として、最新パッチの適用を行なってください!ということでした。

やはり5.5時代から6.x時代になり、トラブルの件数もどんどん減っているそうです。

かつ、6.xでもメジャーバージョンアップはしなくとも、最新パッチの適用によりFixされている事象がたくさんあります。

既存vSAN ユーザのお客様はもちろん、これから使いたいなと検討されているお客様にも安心したサポート体制があることをご理解いただけたかなぁと思います。

 

最近公開されたお客様事例

講演もいただいたJR東日本情報システム様も含め、おやすみしている間にたくさんリーフレットが公開されていました!

詳細は別記事で深掘りしていこうかな、と考えています。

ダウンロード/閲覧は下記から!

株式会社JR東日本情報システム様

西日本旅客鉄道株式会社様 株式会社 JR 西日本 IT ソリューションズ様

株式会社りそなホールディングス

コニカミノルタ株式会社様

日本製薬株式会社様

 

 

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