以前ご紹介したこちら。
StorageHubの引退でリンク切れになっていたので、繋ぎ直しました!
そして中身をもう一度確認したところ、さまざまなアップデートがされていましたのでご紹介します。
まず真ん中から。
クリックして説明が確認できるのはこちら!
前回の記事にも書いていますが、特に仮想マシンはストレージポリシーのFTTが全て確認できるので、台数が必要なFTT=3の確認もできます。
そして、右側にはメンテナンスモード。
過去記事で詳しく使い方を書いているので、上リンクから飛んでください。
メンテナンスモード、vSphere のみの場合と異なるストレージを考慮した場合にどのようなデータの移動があるのか?ないのか?が実際に確認できます。
今回の目玉はこちら、ストレッチクラスタ...!
いつからできていたのでしょう。気づいておりませんでした。
ストレッチクラスタ をクリックすると、詳細が確認できます。
どんなことが確認できるのか見ていくと。
ストレッチクラスタ の障害時の挙動を仮想マシンのオブジェクトの動きとともに見ることができます。
障害といってもストレッチクラスタ の場合さまざまあります。
サイト内障害なのか、または組み合わさった障害なのか、これらを組み合わせてそれぞれの状況下で仮想マシンの稼働は継続できるのか、HA により異なるサイトで起動するのか等を試すことができます。
前提として環境情報は下記となります。
各サイトは6ホストで12ホストのストレッチクラスタが構成されています。
各ホストのディスクグループは1つずつあります。
ストレージポリシーは、PFTT=1(サイト間ミラーリング)、SFTT=1 RAID 5(ローカル保護)です。
プライマリサイト、セカンダリサイトの障害を選んで組み合わせます。
- 障害なし
- サイト全体がオフラインの場合
- 1ホストの障害
- 2ホストの障害
- 3ホストの障害
例えば、各サイトで「1ホストの障害」が発生したらどうなるのか?を選択する場合には下記を選択します。
Preferred Site Availability: One disk, disk group, host goes down
Non-Preferred Site Availability:One disk, disk group, host goes down
前提に記載した通り、SFTT=1 RAID 5でローカル保護が適用されているため、プライマリサイトとセカンダリサイトの両方サイトで障害が発生した場合でも仮想マシンはプライマリサイトで稼働し続け、オブジェクトの再同期が行われることが確認できます。
実際に動きありで見る方がわかりやすいので、ぜひ試してみてください。
このようにサイトごとの障害を組み合わせて挙動を確認するものと、もうひとつ特定シナリオでの障害時の挙動を見ることができます。
これらはCoreのページにあるFailure Senarioの一部を見ることができます。
vSAN Stretched Cluster Guide | VMware
- ウィットネスがオフラインとなった場合
- アフィニティが有効でサイト間リンクが失われた場合
- アフィニティが無効でサイト間リンクが失われた場合
- プライマリサイトとウィットネスがオフラインとなった場合
頭の中でわかっていてもなかなか整理がしづらいところもあるストレッチクラスタ。
ぜひオブジェクトの動きでより深い理解をしていただけるツールとなっているのでご活用ください!