"HCI" はじめました。

vSAN担当小佐野舞です。VMwareのHCIを広めるため日々活動していきます。

vSphere HA とvSAN、ハートビート

vSAN にすると変わること、のひとつになります。

マニュアルを一度読んでいただいた方に、かなりの確率で聞かれます。 

 

 vSphere HA と合わせて使う時の設定、ベストプラクティスってなに? 

 

HA に関連する設定手順のマニュアルはこちら

vSAN Operations Guide HA Settings

 

ベストプラクティスをわかりやすく説明している元ネタはDuncan Eppingのブログ記事はこちら

vSphere HA heartbeat datastores, the isolation address and vSAN - Yellow Bricks

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前提としてHA が発動し仮想マシンが再起動されるために、常に監視されているネットワークがハートビートネットワークとなります。

vSAN を有効化した場合、vSAN ネットワークがハートビートネットワークとなります。

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マスターと呼ばれるホストからクラスタメンバであるホストがどのような状態であるのか、隔離状態であるかを判断するために、共有ストレージをハートビートデータストアとして選択されることが一般的となっていました。

ただし、外部ストレージと異なりvSAN はハートビートデータストアとして指定することはできません。

 

では、きちんとマスターのホストが他ホストの隔離状態であると判断できて、仮想マシンの電源操作を行うためにはどうするのか!

 

隔離アドレスを設定することにより解決します。

 

どのようなときに隔離状態とホスト自身が宣言するのか?

  1. マスターのホストとコミュニケーションが取れない場合
  2. 隔離アドレスへPingが通らない場合

隔離アドレスとは

ホストが隔離状態かどうかを判断するための、全てのホストが通信可能なアドレスのことを示します。

このアドレスは管理ネットワークのデフォルトゲートウェイが指定されています。

これはハートビートネットワークが管理ネットワークとなっているためです。

もし隔離状態になった際にはこのアドレスにPingで疎通確認を行い、隔離状態!と宣言することになります。

 

vSAN 環境における隔離アドレスの設定

vSAN 環境ではvSAN ネットワークがハートビートネットワークです。

vSAN ネットワークのデフォルトゲートウェイを手動で設定する必要があります。 

 

vSAN ネットワークがストレージ用として独立しており、裏側で使用するだけのためルーティングがされていないということもあると思います。

その場合は物理スイッチに仮想インターフェースとしてvSAN セグメントのIPアドレスを割り当て、そのアドレスを隔離アドレスとしてvSphere 側で設定をおこなってください。

 

 

 

ちょっとTechっぽい!