"HCI" はじめました。

vSAN担当小佐野舞です。VMwareのHCIを広めるため日々活動していきます。

WSFC とvSAN とvSphere

Windows Server のフェールオーバー クラスタリングとvSAN の関係性。

vSAN 環境では6.7U3でiSCSIターゲットは使わずに、VMDKのオプションで共有ディスクを作成できるようになりました。

紹介した記事はこちら

vSAN 6.7 U3 アップデート!詳細編⑥

 

 

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一般的にフェールオーバクラスタを作成する場合はクォーラムとなる共有ディスクをRDMで用意するのが過去からある方法です。

通常のvSphere 環境とvSAN 環境を管理されている方も多い、もしくは併用して使っていこうと考えている方もいらっしゃると思います。

vSAN だけではないガイドラインのKBが出ています。

VMware vSphere 6.x での Microsoft Windows Server フェイルオーバ クラスタ:サポートされる構成のためのガイドライン (2147661)

 

vSphere version

Shared disk options

SCSI bus sharing

vSCSI Controller type

Storage Protocol / Technology

vSphere 6.0 and 6.5

RDM physical mode

physical

VMware Paravirtual (PVSCSI), LSI Logic SAS

FC, FCoE, iSCSI

vSphere 6.7

VMware vSphere® Virtual Volumes (vVols), RDM physical mode,

physical

VMware Paravirtual (PVSCSI), LSI Logic SAS

FC, FCoE, iSCSI

VMware Cloud on AWS

Clustered VMDK

physical

VMware Paravirtual (PVSCSI), LSI Logic SAS

N/A / vSAN

vSAN (vSphere 6.7 U3)

Clustered VMDK

physical

VMware Paravirtual (PVSCSI), LSI Logic SAS

N/A / vSAN

 

特にこの比較がとてもわかりやすかったので、英語版を一度ご確認いただけると嬉しいです!

右端から言語を英語に変更してください。

それぞれの環境、vSphere 6.0/6.5、6.7、VMC on AWS、そしてvSAN において、どのような共有ディスクのオプションが使用可能かまとまっています。

それぞれの環境に適した構成を組んで、WSFCをお使いください。