"HCI" はじめました。

vSAN担当小佐野舞です。VMwareのHCIを広めるため日々活動していきます。

歴史年表

梅雨になったのに全然雨降らないですね。

 

以前、運用管理の側面から2014年モデルのVirtual SANと2016年モデルのvSANの違いを投稿しました。

vmwarekkhci.hatenablog.jp

 

今回はどちらかというとストレージ機能としての変遷をご紹介します。

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2009年に発売したHCIベンダー2社に遅れを取っていながらも、2014年発売からだんだんとSDS(ストレージ仮想化)からHCI、そしてエンタープライズで必要とされる機能が追加されています。

vSphere で仮想マシンを作ることはもう息をすることと同然となる中、ストレージのリソースも同じような感覚で割り当てられ管理するという筋は変わっておりません。

vSphere のためのハイパーコンバージドインフラを支えるストレージ、vSANとしてより使いやすく、よりご要望にあった形での提供がすすめられていきます!

 

vSAN 6.6のアップデートの詳細はこちらから。

vSAN 6.6

vSAN 6.6 その1

vSAN 6.6 その2

vSAN 6.6 その3

vSAN 6.6 その4

vSAN 6.6 その5

vSAN 6.6 その6

vSAN 6.6 その7

 

サイジング - オールフラッシュモデルのキャッシュ層サイジング

1日があっという間に終わってしまいます...

さて本日は久しぶりのサイジングについての投稿です。

 

blogs.vmware.com

 

キャッシュデバイスにはフラッシュデバイスを使用します。

キャッシュ層の用途を見てみましょう。

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ハイブリッドモデルでは読み取りに70%、書き込みに30%を使用します。

オールフラッシュモデルでは100%書き込みバッファとして使用します。

キャッシュ層は実使用量(仮想マシンに割り当てる容量)の10%という指針があります。

オールフラッシュではIO性質や負荷によって10%以上を割り当てることが推奨となるガイドが出されました。

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例えばReadyNodeのAF-4モデルは物理容量4TBです。

一般的な仮想環境はRead/Writeが70:30、ランダム、物理容量4TBに対して200GBのキャッシュ容量が必要となります。

Write過多の場合は物理容量4TBに対して400GBのキャッシュ容量が推奨となります。

 

FAQ

既存環境で6.0/6.1/6.2を使用している場合は?サイジングを変更する必要はあり?

10%ルールで構成されたクラスタももちろんサポートされます。新しいキャッシュ容量の要件は現在の要件より小さいまたは等しくなります。

ハイブリッドモデルのクラスタにはサイジング変更の影響はある?

ハイブリッドモデルでは重複排除、圧縮、イレイジャーコーディングの機能がなく、ライト負荷の問題がないため今まで通りの10%以上が推奨です。

オールフラッシュモデルのみのサイジング指標となります。

サイジングツール(TCO&Sizing Tool)は新しい指標が反映される?

この指標に沿った形で最大書き込みスループットを考慮したサイジングツール、もうすぐリリースされます!

1.4TB以上のキャッシュデバイスをキャッシュ層で使える?

サポートされます。vSAN はキャッシュデバイスの全てのセルを使用します。

耐久性の面でドライブの延命が可能です。

データ層(物理容量)を考慮してキャッシュ層をサイジングする必要はある?

必要ありません。

重複排除や圧縮はキャッシュ層のサイジングに影響ある?

影響ありません。

オールフラッシュのキャッシュ容量600GB制限とは?

書き込みバッファの使われ方の内部的なリミットとなります。

キャッシュサイジング容量と混同されることがありますが、ガイドラインに沿ってサイジングを行なってください。

ReadyNodeの構成は新しい指標に沿って変更されるの?

ReadyNodeは一般的な仮想環境のワークロード(ReadWrite 7:3/ランダム)での構成となるため、変更されません。

 

 

ベーシックなサイジングについてはこちらをどうぞ!

サイジング - HCIの容量サイジングとは①

サイジング - HCIの容量サイジングとは② 

StorageHubシリーズ - バックアップ

vRealize Operations Manager 6.6がリリースされ、アップグレードし、今時っぽい、白っぽい画面に感動しつつ。

vSAN に関連する部分についてはまた別記事で紹介させていただきます。

 

新しいホワイトペーパーがリリースされました!

vSAN Backups

vSAN 環境のバックアップってどうしたら良いの?とよく聞かれます。

  • 外部ストレージと異なりLUNではないこと
  • データストアをクラスタ外のホストに提供できないこと

外部ストレージとの大きな違いがあり、ストレージのバックアップ機能を利用されているとLUN単位=データストア単位でのスナップショットやコピーの取得する。

ではvSAN ではどうやるの?という疑問が出てきます。

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そんなみなさんの疑問を解決できるかもしれない、よくあるQA - vSAN 環境のバックアップ編が記載されていますので、一問一答をざっくりと訳して行きます。

 

  • vSAN 環境で稼働する仮想マシンのバックアップをどのように取得したら良いでしょうか?
    VMware vSphere Storage APIs - Data Protectionを使用して仮想マシン単位の仮想環境のバックアップを取得します。VMFSやNFSのデータストアと同様にvSAN もこのVADPがサポートされます。
    バックアップソフトウェアがこのVADPをサポートしているかをご確認ください。

  • VADP のバックアップ方式としてどのモードがサポートされますか?
    ネットワーク経由でのバックアップのNBDモード、NBD SSL(暗号化)、またはHotAddモードがサポートされます。
    SANモードはサポートされません。

  • リストア時にvSAN ならではのことはありますか?
    vSAN ではストレージポリシーベース管理を使用して、仮想マシンやVMDKごとのストレージ要件を定義しています。そのため、リストアを行う際にポリシーを選択もしくは最適ようが必要となります。
    ストレージポリシーベース管理がバックアップリストアのワークフローに組み込まれているバックアップソフトウェアもあります。

  • vCenter サーバのリストアや入れ替え時に考慮するべきことはありますか?

    vCenter のリストアを行う際はホストへvCenter 入れ替えを理解させるため特別な考慮が必要です。詳細はこちらをご確認ください。Recovering a vCenter Server

  • vSANはバックアップ用のスナップショットオフロードがありますか?
    vSAN のファイルシステムはvSphere 6.0以降VMFSベースではなく新しいファイルシステムが実装されています。NFSやVMFSデータストアでのスナップショットよりオーバーヘッドが少なくマージ処理中や複数世代を保持していてもパフォーマンス劣化が少ないよう改良されています。

  • vSAN はSRM (Site Recovery Manager)に対応していますか?
    完全に連携可能です。

  • vSAN ネイティブのレプリケーション機能はありますか?
    vSphere Replication をレプリケーション機能としてお使いください。差分でのレプリケーションや圧縮にも対応、SRMに統合されています。

  • VAIO(vSphere APIs for I/O Filtering)ベースのレプリケーションをvSANはサポートしていますか?
    サポートしています。
    Veritas, StarageCraft, Veeam, EMC がvSAN対応した VAIOベースのレプリケーションを提供しています。
    互換性についてはこちらをご確認ください。

    VMware Compatibility Guide - vaio

いつ、何を、どうやって、運用管理 ② - 導入

前回どのような項目が運用管理全体としてあるか下の図で確認しました。

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StorageHub Easy Install

ホワイトペーパーのサマリとなります。

 

まず、導入から見ていきます!

前提として、vSAN を構成するにはvCenter が必要です。

ではホストがvSAN 用に準備したものしかない場合にはどうしたら良いのでしょうか。

ハイパーコンバージドインフラ製品の多くは管理機能も全て同じホスト上の仮想マシンとして稼働しています。

そうすると、たまごが先かにわとりが先かという話が出てきます。

 

vSAN 構築の流れ

* vCenter がクラスタ外(他基盤or既存環境or管理クラスタ)に配置できるもしくは既存vCenterを利用する場合はvCenter へホストを登録してクラスタ作成、vSAN の有効化を行うだけです。

 

vSANクラスタの初期インストール方法としては大きく分けて3つあります。

vCenter のストレージをどのように準備するかによって手順を選択してください。

  1. テンポラリのデータストアを作成し、vSAN 構成後にStorage vMotion
  2. vSAN データストアを手動(CLI)で作成
  3. Easy Install

 

1. テンポラリのデータストアを使用

ホストから複数のデータストアを見せてその間をStorage vMotionする方法です。

VMFSベースのローカルデータストアを作成

ローカルデータストアをストレージ領域としてvCenter サーバをインストー

vSAN 構築の流れを実施

vSAN データストアへvCenter サーバをStorage vMotionで移行   

 

2. vSAN データストアを手動(CLI)で作成

vCenter なしでesxcliコマンドを使用してvSAN データストアを作成します。

仮想マシンのストレージポリシーの準備

仮想ハードディスクに対するデフォルトのポリシー設定の変更

esxcli vsan policy setdefault c vdisk p *1

VMホームに対するデフォルトのポリシー設定の変更

esxcli vsan policy setdefault c vmnamespace p *2

vSAN クラスタの作成

esxcli vsan cluster new 

ディスクグループの作成

esxcli vsan storage add -s SSD-DISK-ID d HDD-DISK1-ID -d HDD-DISK2-ID d HDD-DISK3-ID

これでvSAN データストアが作成できましたので、vCenter のデプロイ先をvSAN データストアとすることでシングルホストでの構成も可能です。

複雑な手順となるため、詳細は下記をご覧ください。

www.virtuallyghetto.com

 

 

3. Easy Install 

vCenter のデプロイと同時にvSAN の有効化がウィザードに組み込まれたものです。

そのため、2の手動でvSAN データストアを作成する手順と同様に、vSAN クラスタを構成するための1ホストのみでvCenter のデプロイが可能となります。

 

vSAN 6.6からの機能ですので、手順について詳しく書いていきたいと思います。

ではまた続きは後日!

 

 

 

運用管理シリーズ

いつ、何を、どうやって、運用管理 ① - サマリ

いつ、何を、どうやって、運用管理 ② - 導入

いつ、何を、どうやって、運用管理 ③ - 導入 Easy Installの手順

いつ、何を、どうやって、運用管理 ④ - 導入 Easy Installの構築後の確認

*1:\hostFailuresToTolerate\ i1) (\forceProvisioning\ i1

*2:\hostFailuresToTolerate\ i1)(\forceProvisioning\ i1

イベントの思い出

Interop Tokyo 2017、ありがとうございました!

今年で3回目のInteropだったのですが、vRealize、SDDC on Bluemix(Softlayer)、Cross-Cloud ArchitectureとVMware のブースでもネットワーク以外のところを毎年担当しています。

(たまにウロウロしてNSXのところにもいますが...

この規模の人数が集まるイベントは中々ないので、どんなところが出ているだろうとハイパーコンバージドインフラ巡りをしたら昨年より多くのベンダーさんパートナーさんのところにありました!

 

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今年のVMware はHCI のブースがなかったのですが、ホワイトボードに「HCI Powered by vSAN」と書いてみたらたくさんの方にお声がけいただき、楽しい時間を過ごすことができました。

ありがとうございました!

 

大きなビジョンという枠で見ると、Cross-Cloud Architectureの中の一つであるVMware Cloud Foundationのさらに一部分がHCIに相当しています。

物理から仮想へ、そして次はオンプレからクラウド、マルチクラウドの足がかりとなる次の基盤を検討いただくところでHCI、是非どんなものなのか見ていただければ、と考えております。

 

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全国開催、いま一度スケジュールのご確認を!

 本日Interop Tokyo 2017 最終日!

HCIのブースはないのですが、Coss-Cloud ArchitectureのブースでVMware HCI Handbookを少数部ご用意できましたー!
ご興味ある方はお立ち寄りください。
 
 
Interopに今日も向かっております。
イベント繋がりで再告知です!
 
ハイパーコンバージド キャラバン

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サイトオープン時にはまだまだ日程これからです/予定していますといったスケジュール一覧でしたが、7割程度9月までの開催が確定しております!

日程、場所、パートナーさんを選択し、VMware のハイパーコンバージドインフラ、HCI powered by vSAN を検討いただけると嬉しいです!

いつ、何を、どうやって、運用管理 ① - サマリ

昨日から開催されているInterop Tokyo 2017、今日と明日はVMware ブースにおります!

15時ごろ東芝さんのブースでVMware のハイパーコンバージドインフラのお話もさせていただく予定です。

 

 

vSAN 6.6のお話を最近続けているのですが、vSAN リリース時から基本となるアーキテクチャは変わっていません。

より使いやすくなるように、より効率的に、といった機能が追加されています。

この効率的という点で特に運用管理は5.5時代を思い出すとなんでもできるようになっている!と感動します。

5.5と6.5の運用管理面での機能比較はこちら。これも6.6版にアップデートしなきゃですね。

vmwarekkhci.hatenablog.jp

 

 

昨日のプレスリリースであったvRealize Operations Manager 6.6 のvSAN ネイティブ連携でできることももちろんたくさんありますが、vCenter で行うことを大きく分けると3段階の運用管理のフェーズがあります。

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導入 :購入して設置してインストールして、使えるようにする

構成 :仮想マシン/ホスト/ストレージの構成管理、健全性の監視

最適化:HCI基盤としての性能容量の監視、仮想マシンごとの監視(もちろんストレージだけでなくコンピュートも)、拡張計画の策定

基本となるフェーズの運用管理、vCenterで行えることをまずそれぞれでまとめて行きます!

 

 

では、海浜幕張に到着したので、続きはまた後日。

仮想マシンのため、ストレージのため

ちょうど昨日、運用管理について整理をしていて、どう伝えるとわかりやすいのかなぁと。

仮想化基盤の運用管理、もちろん異なるツールもありますが、VMware 製品でのマッピングをアップデートしました。

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運用管理やログ管理はvRealize Operations Manager/ vRealize Log Insight 、vSphere 6.5からUpdate ManagerがVCSAに統合されました。

と思っていたらプレスリリースです!

 

最新バージョンvRealize Operations Manager 6.6では

VMware vSANを搭載したハイパーコンバージド ソリューション向けに新たにネイティブな運用管理機能を追加

 

詳細は下記リンクへ!

ヴイエムウェア、 VMware vRealize®クラウド管理プラットフォームの最新版により、 顧客のハイブリッド クラウドへの投資を最大化

 

www.jiji.com

 

リリースはQ2(5-7月末まで)のどこかとなります。

仮想環境、主に仮想マシンのための運用管理がストレージの運用管理まで一貫してできます。

また実際の画面は改めてご紹介します!

 

 

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できたて!冊子はじめました

2月から始めたこのブログ、とにかくVMware のハイパーコンバージドインフラ/HCI powered by vSANとつぶやき続けています。

感想、コメント、リクエスト等ありましたらぜひコメント欄でもTwitterのDMでもFacebookのメッセージでも、直接お会いできそうな方は直接でも!

 

なんだか、7がそろっていて嬉しくなりました。

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昨日の画像、目を凝らして見るとぼんやりと浮かび上がる「VMware HCI Handbook」の文字見えましたでしょうか。

基礎の基礎と同じ、手のひらサイズ。

青や黄緑はそれぞれvSphere と EUC で使われていたので、HCI はオレンジになりました!

 

VMware HCI powered by vSAN 冊子できあがりました!

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中身もかわいく仕上がっております...!

お気に入りの部分は右端のドッグイヤーです。 

目次もハニカム

これを読めば、一通りのvSAN を中核とするVMware のハイパーコンバージドインフラがわかる!という内容になっております。

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がんばって書いたのでぜひVMware のHCIに興味を持っていただいた方、読んでみてください。

早くみなさまのお手元に届きますようにー!

VMware Conference 2017 Spring - HCIプログラムサマリ⑤

2017年、始まってあっという間に6月。
そろそろ梅雨に突入するようです。ここ最近はカラッと日向暑い、日陰涼しいでちょうど良かったのに。
そしてゲリラ豪雨で傘なし、いつ帰ろう状態です。。
 
 
久しぶりのConferenceのプログラムサマリです!

資料のDLもできますので、登録済みの方はイベントサイトのマイページから!

vm-conf.jp

 

富士ソフト株式会社
vSANがリリースされ3年が経ち、その間、5,500社もの企業に導入されてきました。その間、数々のアップデートを重ね進化をしてきたVMware vSAN。そして、今、VMware vSANがどうなったのか、導入ポイントをご紹介致します。 
アジェンダはシンプル!
vSAN が初めての方にも、昔から今までの発展の歴史をテクニカルの面から一貫してご理解いただける内容となっています。
キーワードを拾いあげると
 
  1. vSAN とは
    サーバの内蔵ディスクを利用した共有ストレージソリューション
    そして現在ではハイパーコンバージドインフラとしても認知度上昇中
  2. vSAN の進化
    2014年3月から2017年4月までソフトウェアベースだからできる俊敏なストレージ機能拡張の紹介
  3. vSAN の今
    2ノード直接接続クラスタ
    暗号化
    vCenter障害時のESXiからの運用管理
RDMの利用不可、バックアップは仮想マシン単位で行う等Tipsも盛り込まれており、パートナーさんだからお客様により近い観点でのお話でした。
 
 
最新情報(6/2)によると、8,000社のお客様にお使いいただいています。
国内ではVMware ハイパーコンバージドキャラバンで全国各地での広めようの会も行われ、ますますお客様が増えて行く、予定です!
 
 
ここから少し予告です。

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見慣れない色の冊子が出来上がりました。

青、黄緑のコーポレートカラーではなく、某オールフラッシュベンダーさんに似た色の冊子です。

お楽しみにーーー!

vSAN 6.6 その7

 今回は新機能のご紹介ではなく、これからPoCを行うための検証項目一覧&手順が載っている6.6版PoCガイドのリリースのお知らせです。

  

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vSAN 6.6 PoCガイド

 

目次を転記すると...

  1. vSAN の概要
  2. vSAN のネットワーク設定
  3. vSAN の有効化
  4. vSphere との機能連携(仮想マシンの作成、スナップショットの作成、クローンの作成、vMotion、Storage vMotion)
  5. スケールアウト(クラスタへのホスト追加、ホストへのディスクグループの追加)
  6. 仮想マシンのストレージポリシー
  7. vSAN の監視
  8. vSAN のパフォーマンス試験
  9. ハードウェア障害試験
  10. vSAN 管理タスク
  11. ストレッチクラスタと2ノードクラスタ
  12. vSAN オールフラッシュ構成での機能
  13. vSAN の暗号化

このように一貫したPoCの流れが説明されています。

環境でPoCを行う際はこの手順を参照し、試験方法や想定される挙動、結果の確認を進めていただくようお願いします。

 

vSAN 6.6 シリーズ

vSAN 6.6 その1

vSAN 6.6 その2

vSAN 6.6 その3

vSAN 6.6 その4

vSAN 6.6 その5

vSAN 6.6 その6

vSAN 6.6 その7

HCI検討するなら、いま?それとも?

技術のSEではあるのですが、お客様とお話しをすると思うのは、セールスエンジニアなんだなぁ、と思う今日この頃です。

毎日更新できない!と思いましたが帰りの電車の中でぽちぽちスマホからお届けします。

 

ハイパーコンバージドインフラを導入するタイミング、とは、を少しだけ。

 

HCIは仮想環境全部入り、ハイパーバイザ、共有ストレージ、統合管理ツールから構成されることから、既存環境の外部ストレージにイコールで置き換わるものではありません。

ハイパーバイザが付いてきます。ストレージと一体型です。

今まで仮想化基盤の増え方としては、

物理から仮想へ→思ったより必要なリソース減るなぁ→もっとのせてしまえ→足りない、サーバ追加しよう→ストレージ足りなくなってきたから拡張しよう、ディスク追加しよう→サーバ追加しよう→ディスク追加しよう

こういったようにサーバを導入した時期とリソース不足によるストレージ追加がバラバラと行なわれることにより、サーバとストレージのライフサイクルが異なる、また管理単位も管理担当者も異なるといったことが出てきているお客様もいらっしゃいます。

 

ソフトウェアの進化はもちろん早いサイクルで、アップデートを前提とした保守体系、例えばvSphere 6.0/6.5ともに1番早い保守期限は2020年です。

今から数えると、あと3年。ジェネラルサポートが終了します。

オリンピック始まる前には。

  • これからタイミングで、ホストのリプレースがある
  • ストレージの保守期限はまだあるが、より生産性や効率性の高いものであれば導入の検討を行える

このような方にまずどんななものなのか、知っていただきたいです。

もちろん基盤の総合的なアップデート、これは今後最新技術を使うこともできる、最善策だとは思うのですが。

 

一般的な導入のタイミング、VMware であることは関係なしに、といった独り言でした。

 

vSAN 6.6 その6

確認ができたものからお届けしている、vSAN 6.6シリーズ。 

 

blogs.vmware.com

あれ?プルダウンがなくなっている!と驚いたポイントがUS vSAN ブログにまとまっていましたのでサマライズしていきます。

 

何が変わったのか?

ストレージへのディスク追加オプション

自動もしくは手動 → 手動のみ

 

vSAN 6.5 (vSphere 6.5cまで)のハンズオンラボでも検証でもvSAN 環境を初期構築したことがある!という方は見たことがあるポイントだと思います。

 

オールフラッシュ構成が一般的なストレージとして受け入れられ続々と導入が進んでいます。

またフォームファクタ(思いつくだけで3.5,2.5,1.8インチ、PCIe、NVMeの接続も色々)が様々なデバイスがサーバに搭載可能なり、搭載量も数年前と比較すると多くなりました。

搭載するデバイスは全てフラッシュデバイス(例:SSD)となり、ハードウェアとしては認識しているがどのようにフラッシュデバイスの種類をvSAN に連携するのか、下記の確認が必要になります。

  • どのデバイスをvSAN で使用するのか
  • そのデバイスはキャッシュとして使用するのか
  • もしくはキャパシティとして使用するのか

ハイブリッド構成の場合はキャッシュはSSD、キャパシティはHDDと明らかに種類の違うデバイスなので、決め打ちでディスクグループを構成できましたが、オールフラッシュになると流通しているキャッシュ用/キャパシティ用デバイスの型番リストをvCenter が握っているわけではないので、人の手で少しだけ助けてあげます。

 

 vSAN 6.5までの設定画面

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ストレージへのディスク追加:自動もしくは手動

自動の場合、デバイスが追加された際に自動的にディスクグループに組み込まれデータストアが拡張できました。

ただし、ディスクグループの削除、ストレージデバイスの削除ができません

バイス障害が発生した際には、手動に変更し上記を行う必要がありました。

 

vSAN 6.5の設定画面

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手動のみとなり、変更することができません。

 

 

ではどのように拡張時や障害後ディスクの追加を行うか。

手動でディスクグループを作成します。

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どのデバイスをキャッシュ、キャパシティに指定するかを決めます。

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ディスクグループができました。

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このように手動でディスクグループを作成します。

選択プルダウンがない!と慌てずに、手動で作成をお願いします。

 

 

vSAN 6.6 シリーズ

vSAN 6.6 その1

vSAN 6.6 その2

vSAN 6.6 その3

vSAN 6.6 その4

vSAN 6.6 その5

vSAN 6.6 その6

vSAN 6.6 その7

定期開催セミナーのお客様の声

浜松町/大阪で定期的にハイパーコンバージドインフラをテーマにデモ付きセミナーを開催しています。

2016年の2月から始まって祝30回を昨日開催しました。

(後から数えて気がついただけなので、お祝い何もしていませんが...)

もちろんコンテンツもアップデートし続け、新しいバージョンが出れば環境もアップデートし、進化していっています!

 

2016年/2017年2月から4月のお客様の声をまとめてみました!

(もちろん個人/会社は特定できないようなコメントなどを中心に。

1年前との比較は自分でも初めて並べてみるので、どのように変わったのでしょうか。

 

まずセミナー参加者さんがどれくらいいたのか?

開催回数はどちらも5回、60名ちょっとのお客様に参加いただきました。

概要のGeneral、実機デモのTechnicalの2部構成で、形式は変わらず続けていますがどちらのパートも高評価をいただいています。

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お客様の気になるポイントが少しずつ変わってきています。

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気になるキーワードとしてHCI(ハイパーコンバージドインフラ)、オールフラッシュストレージ、ストレージ仮想化、その他という項目にチェックを入れていただくのですが、とにかく2017年になりHCIに注目が集まっています!

2016年のほとんどはキーワード:ストレージ仮想化でした。

VMware としてのメッセージもストレージ仮想化製品 vSAN 、からハイパーコンバージドインフラの中核 vSAN と変わってきたことも一因かな、と考えます。

 

ここからグラフなしになります。

仮想環境の基盤更改時期について

  • 2016年

    直近1年以内にリプレースがある方がほとんど

  • 2017年
    2年以上先の方が6割程度

2009年ごろの仮想化基盤への移行ブームがあり、ちょうど5年。

入れ替えが行われていたのが昨年、今後検討するのは拡張基盤だったり、別基盤だったりすると予想できます。

 

自由記述欄のコメントでは

  • 2016年
    情報収集といった方が多く、ありがとうございましたコメント多
  • 2017年 
    あまりコメントが書かれていない中、設計中なので実際の操作感がわかってよかった!というコメントあり

 

集計数があまり大きくない60名程度ということもあり偏りはありますが、HCI powered by vSAN がもっと浸透するようにがんばります!

 

 

セミナーの中身ではなくお客様の声を書いてみましたが、セミナー自体にご興味のある方は是非、弊社営業までHCIのセミナーってないの?とお伝えください。

vSAN 6.6 その5

vSAN 6.6 シリーズ再びです。

内部的なアーキテクチャ自体のエンハンスメントも多いのですが。

見て!すぐわかる!

目に見えるアップデートのご紹介です。

 

パフォーマンスサービス

2016年3月に初めてvCenter にvSAN パフォーマンスが確認できるようになりました。

もう1年以上前になるんですね...

それまではvROps(有償)やサポート用ツール VSAN Observer(無償だけれど説明書一切なし)といった監視ツールをどうにか使ってという性能管理を行なっていました。

そこでvCenter から今どれくらいのパフォーマンスや遅延が出ているのか。

クラスタビュー、ホストビュー、仮想マシンビューでの個々を確認することで、どこにボトルネックがあるのかリアルタイムで把握できるのはこのパフォーマンスサービスです。

 

そして、ホストビューがより詳細化されたのが、vSAN 6.6 のアップデートです。

この図はクラスタビューですが、仮想マシンとしての性能、vSAN バックエンド、(使用していれば)iSCSI ターゲットの情報を見ることができます。

f:id:vmwarekkHCI:20170529201637p:plain

 

ホストビューでは物理NIC、vSAN で使用してるVMkernelアダプタの情報を見られるようになりました。

ネットワーク部分はvSAN として見ることができなかったので、こんなことまで見られるのか!とお客様と盛り上がったポイントでもあります。

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パフォーマンスサービスを有効にすることで確認できるグラフの詳細については下記KBから確認いただけます。

kb.vmware.com

 

 

vSAN 6.6 シリーズ

vSAN 6.6 その1

vSAN 6.6 その2

vSAN 6.6 その3

vSAN 6.6 その4

vSAN 6.6 その5

vSAN 6.6 その6

vSAN 6.6 その7