1日があっという間に終わってしまいます...
さて本日は久しぶりのサイジングについての投稿です。
キャッシュ層の用途を見てみましょう。
ハイブリッドモデルでは読み取りに70%、書き込みに30%を使用します。
オールフラッシュモデルでは100%書き込みバッファとして使用します。
キャッシュ層は実使用量(仮想マシンに割り当てる容量)の10%という指針があります。
オールフラッシュではIO性質や負荷によって10%以上を割り当てることが推奨となるガイドが出されました。
例えばReadyNodeのAF-4モデルは物理容量4TBです。
一般的な仮想環境はRead/Writeが70:30、ランダム、物理容量4TBに対して200GBのキャッシュ容量が必要となります。
Write過多の場合は物理容量4TBに対して400GBのキャッシュ容量が推奨となります。
FAQ
既存環境で6.0/6.1/6.2を使用している場合は?サイジングを変更する必要はあり?
10%ルールで構成されたクラスタももちろんサポートされます。新しいキャッシュ容量の要件は現在の要件より小さいまたは等しくなります。
ハイブリッドモデルのクラスタにはサイジング変更の影響はある?
ハイブリッドモデルでは重複排除、圧縮、イレイジャーコーディングの機能がなく、ライト負荷の問題がないため今まで通りの10%以上が推奨です。
オールフラッシュモデルのみのサイジング指標となります。
サイジングツール(TCO&Sizing Tool)は新しい指標が反映される?
この指標に沿った形で最大書き込みスループットを考慮したサイジングツール、もうすぐリリースされます!
1.4TB以上のキャッシュデバイスをキャッシュ層で使える?
サポートされます。vSAN はキャッシュデバイスの全てのセルを使用します。
耐久性の面でドライブの延命が可能です。
データ層(物理容量)を考慮してキャッシュ層をサイジングする必要はある?
必要ありません。
重複排除や圧縮はキャッシュ層のサイジングに影響ある?
影響ありません。
オールフラッシュのキャッシュ容量600GB制限とは?
書き込みバッファの使われ方の内部的なリミットとなります。
キャッシュサイジング容量と混同されることがありますが、ガイドラインに沿ってサイジングを行なってください。
ReadyNodeの構成は新しい指標に沿って変更されるの?
ReadyNodeは一般的な仮想環境のワークロード(ReadWrite 7:3/ランダム)での構成となるため、変更されません。
ベーシックなサイジングについてはこちらをどうぞ!