"HCI" はじめました。

vSAN担当小佐野舞です。VMwareのHCIを広めるため日々活動していきます。

ついに。

私の独り言が徐々にみなさまのもとへ届き始めていることを日々実感しております。

2月からvSAN や VMware がHCIをやっていることを世の中に広めるために、ブログを始めました。

 

100 ポスト達成しました!

 

基本的には1日1ポストですが常にストックがなく首の皮一枚、毎日書いては更新を繰り返しております。

今回100ポストを記念しまして、vSANステッカーとHCI冊子を先着10名様にプレゼントします。

FacebookもしくはTwitterでコメント一報ください! 

もう持っているよという方も100回記念にぜひ。

何か良いことあるかもしれないですし、ないかもしれません。

 

 

 

ささやかにお祝いしようと思い、ケーキを自分で買ってきました。f:id:vmwarekkHCI:20170628182927j:plain

 

同じことを考えてくださったのが!

日立の久保田さんからも100回おめでとうケーキを頂きました!

ありがとうございます!昨日99個目宣言したからですかね...!

カシスのチーズケーキをいただきました。

f:id:vmwarekkHCI:20170628182923j:plain

 

いちごがのっていないケーキはイヤだ!とごねられたので...仕方がなく...f:id:vmwarekkHCI:20170628183405j:plain

 

 

 

 

 

 

2月からのはてなブログのカレンダーまとめをみると、ラスベガス帰国後から始まりました。

f:id:vmwarekkHCI:20170628151840p:plain

 

3月ちょっと月曜日に元気がないですね。

f:id:vmwarekkHCI:20170628151844p:plain

 

4/19のVMware Conference、いつの間にかに日付が変わってしまっていたんです。。

f:id:vmwarekkHCI:20170628151854p:plain

 

GWはカレンダー通り+平日のおやすみ

f:id:vmwarekkHCI:20170628153354p:plain

 

明日明後日書くと6月は皆勤賞!4/20からの連続更新も!

f:id:vmwarekkHCI:20170628151914p:plain

 

 

最近手順や技術よりの内容も追加していますので、ぜひ目次もご覧ください。

引き続き情報発信していきますので、よろしくお願いします!

vmwarekkhci.hatenablog.jp

世界とアジアパシフィックジャパン

WW vSAN BUのヤンビンとAPJ のvSAN Sales リーダーのチャーリーが来日しました!

昨年のvForumでの登壇からキックオフ、トレーニング、来日とかなりの頻度でヤンビンには会っているような気がしています。 

今回初めてチャーリーに会いましたが、楽しそうな元アメフトマンです!

 

vSAN が広まっていくにつれ組織がどんどん大きくなり、日本の市場が盛り上がれば盛り上がるほど本社メンバとより密な連携を求められる、そして行なっていきます!

 

これからもHCI powered vSAN 広める活動、がんばります!

 

 

チームでご飯を食べた時の記念写真ですが、全員の笑顔がまぶしいです。

f:id:vmwarekkHCI:20170627133007j:plain

vSAN team with Yanbing and Charlie !!

 

 

 

f:id:vmwarekkHCI:20170627170237j:plain

オブジェクトとは - ポリシーベース管理④

ポリシーベース管理について他のvSAN のルールを紹介する上で欠かせない、オブジェクトについてお話していきます。

 

vSAN はオブジェクトベースのストレージであるため、vSAN データストア目線の仮想マシンの構成要素をオブジェクトと呼びます。

 

オブジェクトは5種類あります。

f:id:vmwarekkHCI:20170626192418p:plain


VM ホームのネームスペース (VM Home)
.vmx、ログ ファイル、vmdk ファイル、スナップショット差分記述ファイルなどの仮想マシンの構成ファイルすべてが保存されている、仮想マシンのホーム ディレクトリ。

VMDK (仮想ハードディスク)
仮想マシンのハード ディスク ドライブの内容を保存する、仮想マシンのディスク ファイル(.vmdk ファイル)。

仮想マシン スワップ オブジェクト (VM Swap)
仮想マシンのパワーオン時に作成されます。

スナップショット差分 VMDK (Snap delta)
仮想マシンのスナップショットの作成時に作成されます。

メモリ オブジェクト (Snap Memory)
仮想マシンの作成またはサスペンド中、スナップショット メモリ オプションが選択されるときに作成されます。
  

 

コンポーネントから構成されるのがオブジェクトで、このコンポーネント仮想マシンのストレージポリシーの3つのルールによって決められ... 

というお話とどのようにコンポーネントが配置されるのかは次回ご紹介します!

 

 

ポリシーベース管理

主役は仮想マシン!- ポリシーベース管理①

仮想マシンのデプロイとともに、ストレージをプロビジョニング! - ポリシーベース管理②

どうやって可用性を担保するのか - ポリシーベース管理③

 

いつ、何を、どうやって、運用管理 ④ - 導入 Easy Installの構築後の確認

VCSAのインストーラWindowsでないと動かない!というのは過去のお話。

Windows/Linux/Macからもインストーラが起動可能でvCenter サーバのデプロイが簡単にできます。

 

昨日からEasy Install をご紹介しています。

Easy Install VCSAのデプロイはこちらから。前編です。

vmwarekkhci.hatenablog.jp

 

後編始めます。

PSC(Platform Service Controller)の設定を行い、vCenterサーバのデプロイは完了です。

f:id:vmwarekkHCI:20170623144907p:plain

 

 vSphere Web Client に接続した後、必要な作業があります。

f:id:vmwarekkHCI:20170623144903p:plain

VCSAウィザードで展開したクラスタは1ノードクラスタです。

  1. クラスタは最小3ホストで構成するため、2ホスト以上をクラスタに追加します。
    (2ノードクラスタの場合はウィットネスVMと)
  2. クラスタに追加するホストのvSAN ネットワークの構成をします。
  3. 必要に応じてvSAN の設定を追加します。
    (暗号化や重複排除、フォルトドメイン、パフォーマンスサービスの有効化)

 

では、できあがったクラスタを見てみましょう!

ホストが1台、VCSAが仮想マシンとして出来上がっています。 

f:id:vmwarekkHCI:20170623144859p:plain

 

 

仮想マシン>サマリ>関連オブジェクト

VCSA はvsanDatastore に格納されています。

f:id:vmwarekkHCI:20170623155856p:plain

 

 

クラスタに戻って、vSAN の設定を見ていきます。

クラスタ>設定>Virtual SAN>全般

もちろん有効化されており、ローカルディスクも最新vSAN 6.6 のオンディスクフォーマット5.0です。

f:id:vmwarekkHCI:20170623160153p:plain

 

クラスタ>設定>Virtual SAN>ディスクの管理

構成されるディスクはウィザードの時にキャッシュ/キャパシティデバイスとして洗濯したもので、ディスクグループが構成されています。

f:id:vmwarekkHCI:20170623145835p:plain

 

vCenter on vSAN データストア、1ホスト構成ができあがりました!

後は、下記3点を確認、実施の上、仮想マシンを作成して構築を進めてください。

  1. クラスタは最小3ホストで構成するため、2ホスト以上をクラスタに追加します。
    (2ノードクラスタの場合はウィットネスVMと)
  2. クラスタに追加するホストのvSAN ネットワークの構成をします。
  3. 必要に応じてvSAN の設定を追加します。
    (暗号化や重複排除、フォルトドメイン、パフォーマンスサービスの有効化)

 

続きを読む

いつ、何を、どうやって、運用管理 ③ - 導入 Easy Installの手順

しばらく間があいてしまいましたが、運用管理シリーズ、導入編のvSAN 6.6 からの機能であるEasy Installをご紹介します!

 

vSAN データストアのみを使用する、データストアが他にない状況でも、vCenter サーバアプライアンス(VCSA)のデプロイと同時にvSAN の有効化がウィザードに組み込まれているため、vSAN データストアにvCenter を格納することができます。

 

画面キャプチャで手順を見ていきます。

 

まずはVCSAのインストールを実行。

f:id:vmwarekkHCI:20170622164444p:plain

 

 

1、2、3はいつも通りなので

4 デプロイ先ホストを指定

ESXiのインストールは個々のホストに対して行います。

その中の1台をvCenter サーバのデプロイ先に指定します。

f:id:vmwarekkHCI:20170622164441p:plain

 

また5、6はいつも通りなのでvCenterサーバのパスワードや展開サイズを決め、

7 データストアの選択

*検証環境ではすでに外部ストレージが接続されているため、まっさらで作り始めた場合は何もリストされていない状態です。

Install on new Virtual SAN cluster containing the target host を選択します。 

f:id:vmwarekkHCI:20170622164434p:plain

  

続けて、データセンタ名、クラスタ名を入力します。

f:id:vmwarekkHCI:20170622164222p:plain

 

8 vSAN として使用するデバイスを選択

キャッシュ、キャパシティにそれぞれ使用するためのデバイスを指定します。

今回は200GBのSSDをキャッシュ、800GBのSSDをキャパシティに選びました。

f:id:vmwarekkHCI:20170622192424p:plain

 

あとはできあがるのを待ちます。

f:id:vmwarekkHCI:20170622192710p:plain

 

明日5時起き予定なので、今日は帰ります。

結果はまた明日!

 

運用管理シリーズ

いつ、何を、どうやって、運用管理 ① - サマリ

いつ、何を、どうやって、運用管理 ② - 導入

いつ、何を、どうやって、運用管理 ③ - 導入 Easy Installの手順

いつ、何を、どうやって、運用管理 ④ - 導入 Easy Installの構築後の確認

VMware HCI powered by vSAN

中にいるので当たり前だと思っていたこと。

まだまだHCI業界では知名度が高くない、後発のVMware という立場であること。

SDSのvSAN として3年前はポジショニングしていたので当たり前なのですが...

 

VMware HCI powered by vSAN

ReadyNode含め全ての vCenter + vSphere + vSAN で構成されたインフラはHCI powered by vSAN です。

VxRAILだけではありません。

ただ、パッケージやキット、アプライアンスになっていると箱売りと同レベルになるのでVMware ベースのHCIとして今世の中に広まっている傾向はあります。

 

ロゴを勝手に使うと大人たちに怒られるかもしれないので、公式ブログの転載です。

https://blogs.vmware.com/virtualblocks/files/2017/03/readynodepartner_01.png

HWベンダーさんは選びません。

お付き合いのあるベンダーさんでも良いですし、新しく違うものを使ってみるということもできます。

ただ変わらないのは、みんなHCI powered by vSAN です!

キャラバン、はじまりました!

告知してからまだあまり時間がたっていないような気がしていましたが、もう6月もなかば。

 

ハイパーコンバージドキャラバン全国巡業スタートしました!!!

f:id:vmwarekkHCI:20170620131140j:plain

 

先週は4開催あり、のべ100人以上の方に参加いただき盛況で始めることができました。

ありがとうございます。

 

f:id:vmwarekkHCI:20170620131145j:plain

 

キャラバンってどんなことをするの?いつやっているの?

という方はこちら↓登録はリンク先の公式案内ページからお願いいたします!

vmwarekkhci.hatenablog.jp

 

どうしてもモザイクをかけてほしいというリクエストがあり、悪意は全くございません。

f:id:vmwarekkHCI:20170620131134j:plain

 

 

これとあれ、組み合わせて使える?

VMware も製品がかなりの数があります。

SDDC を構成する要素としてもvCenter/vSphere/vSAN/NSX/vRealize が挙げられます。

それらのリリース頻度やバージョン、ライフサイクルが異なることから、この製品とあの製品は組み合わせて使用できるのか?

そのお悩みを解決するのがこのサイトです! 

f:id:vmwarekkHCI:20170619202020p:plain

VMware Product Interoperability Matrices

 

1. Select a Solution

 1つ目の製品を選択もしくは入力します。

2. Add Platform/Solution

 合わせて使用したい、2つ目の製品を選択もしくは入力します。

 

例えばvSAN とNSX のバージョンを見てみると。

vSAN 6.6と一緒に使えるNSX は 6.3.0から6.3.2となっています。

f:id:vmwarekkHCI:20170619201936p:plain

*vSAN ネットワークはESXi のサービスとして有効にする必要があるため、他vMotionや管理ネットワークと同様にNSX のVXLANで使用することはできません。基盤としてvSAN ネットワーク以外の用途でNSX 機能を使用できます。

 

もう一つの例として、vRealize Operations Manager との互換性を見てみます。

vSAN 6.6は vROps の6.6と6.4が対応しています。

f:id:vmwarekkHCI:20170619202804p:plain

 

このように導入する製品同士の互換性を確認するために一度ご確認ください。

歴史年表

梅雨になったのに全然雨降らないですね。

 

以前、運用管理の側面から2014年モデルのVirtual SANと2016年モデルのvSANの違いを投稿しました。

vmwarekkhci.hatenablog.jp

 

今回はどちらかというとストレージ機能としての変遷をご紹介します。

f:id:vmwarekkHCI:20170616192348p:plain

2009年に発売したHCIベンダー2社に遅れを取っていながらも、2014年発売からだんだんとSDS(ストレージ仮想化)からHCI、そしてエンタープライズで必要とされる機能が追加されています。

vSphere で仮想マシンを作ることはもう息をすることと同然となる中、ストレージのリソースも同じような感覚で割り当てられ管理するという筋は変わっておりません。

vSphere のためのハイパーコンバージドインフラを支えるストレージ、vSANとしてより使いやすく、よりご要望にあった形での提供がすすめられていきます!

 

vSAN 6.6のアップデートの詳細はこちらから。

vSAN 6.6

vSAN 6.6 その1

vSAN 6.6 その2

vSAN 6.6 その3

vSAN 6.6 その4

vSAN 6.6 その5

vSAN 6.6 その6

vSAN 6.6 その7

 

サイジング - オールフラッシュモデルのキャッシュ層サイジング

1日があっという間に終わってしまいます...

さて本日は久しぶりのサイジングについての投稿です。

 

blogs.vmware.com

 

キャッシュデバイスにはフラッシュデバイスを使用します。

キャッシュ層の用途を見てみましょう。

f:id:vmwarekkHCI:20170615201918p:plain

 

ハイブリッドモデルでは読み取りに70%、書き込みに30%を使用します。

オールフラッシュモデルでは100%書き込みバッファとして使用します。

キャッシュ層は実使用量(仮想マシンに割り当てる容量)の10%という指針があります。

オールフラッシュではIO性質や負荷によって10%以上を割り当てることが推奨となるガイドが出されました。

f:id:vmwarekkHCI:20170615201848p:plain

例えばReadyNodeのAF-4モデルは物理容量4TBです。

一般的な仮想環境はRead/Writeが70:30、ランダム、物理容量4TBに対して200GBのキャッシュ容量が必要となります。

Write過多の場合は物理容量4TBに対して400GBのキャッシュ容量が推奨となります。

 

FAQ

既存環境で6.0/6.1/6.2を使用している場合は?サイジングを変更する必要はあり?

10%ルールで構成されたクラスタももちろんサポートされます。新しいキャッシュ容量の要件は現在の要件より小さいまたは等しくなります。

ハイブリッドモデルのクラスタにはサイジング変更の影響はある?

ハイブリッドモデルでは重複排除、圧縮、イレイジャーコーディングの機能がなく、ライト負荷の問題がないため今まで通りの10%以上が推奨です。

オールフラッシュモデルのみのサイジング指標となります。

サイジングツール(TCO&Sizing Tool)は新しい指標が反映される?

この指標に沿った形で最大書き込みスループットを考慮したサイジングツール、もうすぐリリースされます!

1.4TB以上のキャッシュデバイスをキャッシュ層で使える?

サポートされます。vSAN はキャッシュデバイスの全てのセルを使用します。

耐久性の面でドライブの延命が可能です。

データ層(物理容量)を考慮してキャッシュ層をサイジングする必要はある?

必要ありません。

重複排除や圧縮はキャッシュ層のサイジングに影響ある?

影響ありません。

オールフラッシュのキャッシュ容量600GB制限とは?

書き込みバッファの使われ方の内部的なリミットとなります。

キャッシュサイジング容量と混同されることがありますが、ガイドラインに沿ってサイジングを行なってください。

ReadyNodeの構成は新しい指標に沿って変更されるの?

ReadyNodeは一般的な仮想環境のワークロード(ReadWrite 7:3/ランダム)での構成となるため、変更されません。

 

 

ベーシックなサイジングについてはこちらをどうぞ!

サイジング - HCIの容量サイジングとは①

サイジング - HCIの容量サイジングとは② 

StorageHubシリーズ - バックアップ

vRealize Operations Manager 6.6がリリースされ、アップグレードし、今時っぽい、白っぽい画面に感動しつつ。

vSAN に関連する部分についてはまた別記事で紹介させていただきます。

 

新しいホワイトペーパーがリリースされました!

vSAN Backups

vSAN 環境のバックアップってどうしたら良いの?とよく聞かれます。

  • 外部ストレージと異なりLUNではないこと
  • データストアをクラスタ外のホストに提供できないこと

外部ストレージとの大きな違いがあり、ストレージのバックアップ機能を利用されているとLUN単位=データストア単位でのスナップショットやコピーの取得する。

ではvSAN ではどうやるの?という疑問が出てきます。

f:id:vmwarekkHCI:20170614185850p:plain

そんなみなさんの疑問を解決できるかもしれない、よくあるQA - vSAN 環境のバックアップ編が記載されていますので、一問一答をざっくりと訳して行きます。

 

  • vSAN 環境で稼働する仮想マシンのバックアップをどのように取得したら良いでしょうか?
    VMware vSphere Storage APIs - Data Protectionを使用して仮想マシン単位の仮想環境のバックアップを取得します。VMFSやNFSのデータストアと同様にvSAN もこのVADPがサポートされます。
    バックアップソフトウェアがこのVADPをサポートしているかをご確認ください。

  • VADP のバックアップ方式としてどのモードがサポートされますか?
    ネットワーク経由でのバックアップのNBDモード、NBD SSL(暗号化)、またはHotAddモードがサポートされます。
    SANモードはサポートされません。

  • リストア時にvSAN ならではのことはありますか?
    vSAN ではストレージポリシーベース管理を使用して、仮想マシンやVMDKごとのストレージ要件を定義しています。そのため、リストアを行う際にポリシーを選択もしくは最適ようが必要となります。
    ストレージポリシーベース管理がバックアップリストアのワークフローに組み込まれているバックアップソフトウェアもあります。

  • vCenter サーバのリストアや入れ替え時に考慮するべきことはありますか?

    vCenter のリストアを行う際はホストへvCenter 入れ替えを理解させるため特別な考慮が必要です。詳細はこちらをご確認ください。Recovering a vCenter Server

  • vSANはバックアップ用のスナップショットオフロードがありますか?
    vSAN のファイルシステムはvSphere 6.0以降VMFSベースではなく新しいファイルシステムが実装されています。NFSやVMFSデータストアでのスナップショットよりオーバーヘッドが少なくマージ処理中や複数世代を保持していてもパフォーマンス劣化が少ないよう改良されています。

  • vSAN はSRM (Site Recovery Manager)に対応していますか?
    完全に連携可能です。

  • vSAN ネイティブのレプリケーション機能はありますか?
    vSphere Replication をレプリケーション機能としてお使いください。差分でのレプリケーションや圧縮にも対応、SRMに統合されています。

  • VAIO(vSphere APIs for I/O Filtering)ベースのレプリケーションをvSANはサポートしていますか?
    サポートしています。
    Veritas, StarageCraft, Veeam, EMC がvSAN対応した VAIOベースのレプリケーションを提供しています。
    互換性についてはこちらをご確認ください。

    VMware Compatibility Guide - vaio

いつ、何を、どうやって、運用管理 ② - 導入

前回どのような項目が運用管理全体としてあるか下の図で確認しました。

f:id:vmwarekkHCI:20170608085828p:plain

 

StorageHub Easy Install

ホワイトペーパーのサマリとなります。

 

まず、導入から見ていきます!

前提として、vSAN を構成するにはvCenter が必要です。

ではホストがvSAN 用に準備したものしかない場合にはどうしたら良いのでしょうか。

ハイパーコンバージドインフラ製品の多くは管理機能も全て同じホスト上の仮想マシンとして稼働しています。

そうすると、たまごが先かにわとりが先かという話が出てきます。

 

vSAN 構築の流れ

* vCenter がクラスタ外(他基盤or既存環境or管理クラスタ)に配置できるもしくは既存vCenterを利用する場合はvCenter へホストを登録してクラスタ作成、vSAN の有効化を行うだけです。

 

vSANクラスタの初期インストール方法としては大きく分けて3つあります。

vCenter のストレージをどのように準備するかによって手順を選択してください。

  1. テンポラリのデータストアを作成し、vSAN 構成後にStorage vMotion
  2. vSAN データストアを手動(CLI)で作成
  3. Easy Install

 

1. テンポラリのデータストアを使用

ホストから複数のデータストアを見せてその間をStorage vMotionする方法です。

VMFSベースのローカルデータストアを作成

ローカルデータストアをストレージ領域としてvCenter サーバをインストー

vSAN 構築の流れを実施

vSAN データストアへvCenter サーバをStorage vMotionで移行   

 

2. vSAN データストアを手動(CLI)で作成

vCenter なしでesxcliコマンドを使用してvSAN データストアを作成します。

仮想マシンのストレージポリシーの準備

仮想ハードディスクに対するデフォルトのポリシー設定の変更

esxcli vsan policy setdefault c vdisk p *1

VMホームに対するデフォルトのポリシー設定の変更

esxcli vsan policy setdefault c vmnamespace p *2

vSAN クラスタの作成

esxcli vsan cluster new 

ディスクグループの作成

esxcli vsan storage add -s SSD-DISK-ID d HDD-DISK1-ID -d HDD-DISK2-ID d HDD-DISK3-ID

これでvSAN データストアが作成できましたので、vCenter のデプロイ先をvSAN データストアとすることでシングルホストでの構成も可能です。

複雑な手順となるため、詳細は下記をご覧ください。

www.virtuallyghetto.com

 

 

3. Easy Install 

vCenter のデプロイと同時にvSAN の有効化がウィザードに組み込まれたものです。

そのため、2の手動でvSAN データストアを作成する手順と同様に、vSAN クラスタを構成するための1ホストのみでvCenter のデプロイが可能となります。

 

vSAN 6.6からの機能ですので、手順について詳しく書いていきたいと思います。

ではまた続きは後日!

 

 

 

運用管理シリーズ

いつ、何を、どうやって、運用管理 ① - サマリ

いつ、何を、どうやって、運用管理 ② - 導入

いつ、何を、どうやって、運用管理 ③ - 導入 Easy Installの手順

いつ、何を、どうやって、運用管理 ④ - 導入 Easy Installの構築後の確認

*1:\hostFailuresToTolerate\ i1) (\forceProvisioning\ i1

*2:\hostFailuresToTolerate\ i1)(\forceProvisioning\ i1

イベントの思い出

Interop Tokyo 2017、ありがとうございました!

今年で3回目のInteropだったのですが、vRealize、SDDC on Bluemix(Softlayer)、Cross-Cloud ArchitectureとVMware のブースでもネットワーク以外のところを毎年担当しています。

(たまにウロウロしてNSXのところにもいますが...

この規模の人数が集まるイベントは中々ないので、どんなところが出ているだろうとハイパーコンバージドインフラ巡りをしたら昨年より多くのベンダーさんパートナーさんのところにありました!

 

f:id:vmwarekkHCI:20170612183752j:plain

今年のVMware はHCI のブースがなかったのですが、ホワイトボードに「HCI Powered by vSAN」と書いてみたらたくさんの方にお声がけいただき、楽しい時間を過ごすことができました。

ありがとうございました!

 

大きなビジョンという枠で見ると、Cross-Cloud Architectureの中の一つであるVMware Cloud Foundationのさらに一部分がHCIに相当しています。

物理から仮想へ、そして次はオンプレからクラウド、マルチクラウドの足がかりとなる次の基盤を検討いただくところでHCI、是非どんなものなのか見ていただければ、と考えております。

 

続きを読む

全国開催、いま一度スケジュールのご確認を!

 本日Interop Tokyo 2017 最終日!

HCIのブースはないのですが、Coss-Cloud ArchitectureのブースでVMware HCI Handbookを少数部ご用意できましたー!
ご興味ある方はお立ち寄りください。
 
 
Interopに今日も向かっております。
イベント繋がりで再告知です!
 
ハイパーコンバージド キャラバン

f:id:vmwarekkHCI:20170523134846p:plain

 

サイトオープン時にはまだまだ日程これからです/予定していますといったスケジュール一覧でしたが、7割程度9月までの開催が確定しております!

日程、場所、パートナーさんを選択し、VMware のハイパーコンバージドインフラ、HCI powered by vSAN を検討いただけると嬉しいです!

いつ、何を、どうやって、運用管理 ① - サマリ

昨日から開催されているInterop Tokyo 2017、今日と明日はVMware ブースにおります!

15時ごろ東芝さんのブースでVMware のハイパーコンバージドインフラのお話もさせていただく予定です。

 

 

vSAN 6.6のお話を最近続けているのですが、vSAN リリース時から基本となるアーキテクチャは変わっていません。

より使いやすくなるように、より効率的に、といった機能が追加されています。

この効率的という点で特に運用管理は5.5時代を思い出すとなんでもできるようになっている!と感動します。

5.5と6.5の運用管理面での機能比較はこちら。これも6.6版にアップデートしなきゃですね。

vmwarekkhci.hatenablog.jp

 

 

昨日のプレスリリースであったvRealize Operations Manager 6.6 のvSAN ネイティブ連携でできることももちろんたくさんありますが、vCenter で行うことを大きく分けると3段階の運用管理のフェーズがあります。

f:id:vmwarekkHCI:20170608085828p:plain

導入 :購入して設置してインストールして、使えるようにする

構成 :仮想マシン/ホスト/ストレージの構成管理、健全性の監視

最適化:HCI基盤としての性能容量の監視、仮想マシンごとの監視(もちろんストレージだけでなくコンピュートも)、拡張計画の策定

基本となるフェーズの運用管理、vCenterで行えることをまずそれぞれでまとめて行きます!

 

 

では、海浜幕張に到着したので、続きはまた後日。