"HCI" はじめました。

vSAN担当小佐野舞です。VMwareのHCIを広めるため日々活動していきます。

とあるアンケート結果

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こちら。

vSAN の情報源、どこから仕入れていますか??

タイトル通り、vSAN 知りたいな、この設定どうやるんだっけ、調べてみよう!と思った時、どこから情報を入手しているのか、私自身とても気になります。

1位 VMware 社製品ページ (マニュアル/KBサイト)

2位 SIパートナー様・技術者のブログや検証レポート

3位 VMware Blog

1位、うんうん。やっぱり公式情報は公式サイトからですよね。大きくリードしております。

2位、Google検索でキーワードで調べるとそうなりますよね。もしくはお気に入りのブログとかありますよね。もしかしたらここもその一部だと思われている可能性もありますよね。

3位、Virtual Blocks(英語)、Cloud Infrastructure Blog(日本語)この辺りでしょうか。

 

 

衝撃的だった事実がこちら。

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StorageHubってそんなに知名度低いの?!

確かにホワイトペーパーが各製品ページから姿を消してあまり見かけなくなったのは実感しています。

マニュアルもマニュアル一覧!というよりVMware Docsに統合されています。

オンラインで簡単に見たいところをツリーから選択できるようになっています。

ストレージの場合設定手順は確かにマニュアルから確認できますが、サーバとの連携、インプリ、より詳細な情報ってホワイトペーパー確認していましたよね。

そんなVMware 製品のストレージ関連のホワイトペーパーが集約されているStorageHub

https://storagehub.vmware.com/

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vSAN の設定手順も含めて、全部集約されています!

 

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一部ですが、日本語の資料もあります。

 

 

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最新のデモも、こんなに更新されています!

PoCの詳細な手順、ストレッチクラスタのガイド、リファレンスアーキテクチャ

PDFにエクスポートもできます。

 

 

ぜひ、StoraguHubをご活用ください。

https://storagehub.vmware.com/

vSAN 6.7 U3 アップデート!詳細編⑥

vSAN 6.7U3のアップデート内容をリリースノートからピックアップ!

docs.vmware.com

 

 

続きまして。 

クラスタリングソフトウェアをvSAN 環境で使いたい!

以前はRDMで共有ディスク作っていました、という方もいらっしゃると思います。

vSAN iSCSI ターゲット サービスを介した vSphere 6.7 vSAN Datastore での SQL Server フェイルオーバー クラスタの使用:サポートされる構成のためのガイドライン (54461)

のところに記載されているこちら

  • MSCS の RDM は vSAN では正式にサポートされていません。

vSAN 環境でWSFCを使用する場合はRDMがサポートされていません。

今回vSAN 6.7U3リリースにて、vSAN に作成されるVMDKでの、Windows Server Failover Cluster のネイティブサポートするようになりました!

 

  • ネイティブ vSAN VMDK 上の Windows Server Failover Clusters (WSFC)。vSAN 6.7 Update 3 では SCSI-3 PR がネイティブにサポートされており、Windows Server Failover Clusters を最初のクラスのワークロードとして VMDK に直接デプロイできます。この機能を使用すると、物理 RDM のレガシー環境または外部ストレージ プロトコルを vSAN に移行できます。

  

Configuring a shared disk resource for Windows Server Failover Cluster (WSFC) and migrating SQL Server Failover Cluster Instance (FCI) from SAN (RDMs) to vSAN (74786)

手順はこちらのKBに記載されています。

既存環境からの移行手順もありますが、初期設定を日本語訳してみました。 

Steps to configure shared disks for SQL Server Failover Cluster on WSFC on vSAN

  1. アクティブディレクトリ環境が有効となっていることを確認します。
  2. SQL Server のサポートガイドに従い仮想マシンを作成します。
  3. 全ての仮想マシンの電源をオンにし、ホスト名、IPアドレスを設定し、アクティブディレクトリのドメインに参加させます。それぞれの仮想マシンにおいてフェールオーバクラスタ機能を有効にします。
  4. 全ての仮想マシンの電源をオフします。(オンラインの操作で共有ディスクを追加することは可能ですが、電源オフ状態での追加が推奨されます。)
  5. 仮想ディスクを設定する仮想マシンを選択します。(ここではVM1)
    ひとつまたは複数(最大4つまで)のVMware 準仮想化 SCSIコントローラを仮想マシンに追加し、SCSIバスの共有を"物理"にします。
  1. 共有ディスクとして使用するためのVMDKをvSAN データストアに作成します。共有のオプションは未指定のままにします。コントローラはステップ5で作成したものを選択します。

他の仮想マシンクラスタのノードの設定を続けます。1台目と同様にvSCSIコントローラを追加します。
  1. 1台目で作成したVMDKを他のノードに新規デバイスを追加>既存のハードディスクの追加として追加します。1台目と同じSCSI IDであることを確認してください。
  2. 1台目の電源をオンにして、Windows にログインします。ディスクの管理を開き、共有ディスクが追加されていること、OSから管理されていることを確認し、初期化とディスクフォーマットします。
    コントローラとディスクの追加をオフラインで行った場合、他の仮想マシンクラスタのノードの電源をオンにします。
  3. 1台目の仮想マシンにて、フェールオーバクラスタの管理から構成の検証ウィザードを実行します。
  4. フェールオーバクラスタを作成します。クォーラムにはディスクのみを選択します。
  5. 必要な共有ディスクのリソースを全て追加します。
  6. SQL Server を1つのノードにインストールし、他のノードを追加します。
  7. SQL Serverのインストール後、フェールオーバのテストを行い、クラスタが正常に動くことを確認します。

VMware vSphere 6.x での Microsoft Windows Server フェイルオーバ クラスタ:サポートされる構成のためのガイドライン (2147661)

日本語KBではまだアップデートされていませんが、WSFCはvSAN 6.7U3以降でネイティブサポートされます!

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vFORUM 2019 ありがとうございました& VMware DAY3 都市開催もよろしくお願いします

vFORUM 2019(+Cloud Native Day) 3日間、みなさまご参加いただきありがとうございました!

 

HCI関連セッションもちょこちょこ覗きに行ったのですが、大変盛況でした!

特に事例講演いただいたJR東日本情報システム様は立ち見で外に人があふれるほど...!

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知久さんのセッションも開始直後がこの写真ですが、始まってからも後方の席がどんどん埋まり、満席に。

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ブースもセッションの合間に多くのお客様にお立ち寄りいただきました。

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内容についてはまた別記事でハイライトをお伝えしようと思います。

 

 

来週再来週は大阪、福岡、名古屋にvFORUMの良いところ集めしたセッションが講演されます! 

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VMware DAY - 大阪(11/19) / 福岡(11/26) / 名古屋(11/28)

ご登録は上記サイトから。

 

セッションは選び抜かれたものが、ぎゅっと1日につまっています。

ぜひ登録をしていただき、最新情報を入手してください!

vForum 2019 HCI ZONEのご紹介

あと5日!

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2019年11月12日(火) - 13日(水) @ ザ・プリンスパークタワー東京

ご登録はこちらから!

vforum.jp

 

 

 

 HCI ZONE

今年は名前が変わりまして、パビリオンではなくゾーンです。

パートナー各社様のVMware HCI が勢揃いです!

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HCI ZONE | SOLUTIONS SHOWCASE

HCI ZONE
VMware の HCI ソリューションの全貌をご紹介します!
国内市場において、迅速な導入や容易な管理、そして柔軟な拡張性といったメリットへの理解が進んでいる HCI は今後も成長が見込まれています。
業界唯一の vSphere ネイティブのストレージソリューションである VMware vSAN は、もっとも幅広い HCI 導入オプションの選択肢をお客様に提供します。 HCI ZONE では、VMware と パートナー各社(ハードウェアメーカー)によるブース展示で、ハードウェア実機を含めた HCI 製品概要、ソリューションの強み、実績や事例、導入・運用のノウハウなどを交えてご紹介します。ぜひお立ち寄りください!

 

わたくし、ここにいます。

関連セッションを見に行く以外は2日間フルでいます。

VMware ブースとして事例とデモの2ブースをご用意しています。

事例ブースは公開事例の詳細や、もしかすると裏話が聞けちゃうかも?

デモブースは最新ハードウェア、いつものハードウェア、ストレッチクラスタなど、最新バージョン6.7U3の子たちが揃っています!

ぜひ、遊びにきてくださーい!

vSAN 6.7 U3 アップデート!詳細編⑤

vSAN 6.7U3のアップデート内容をリリースノートからピックアップ!

docs.vmware.com

 

 

続きまして。

一時的なバックアップや他vCenterが管理する直接ストレージvMotion ができない場合、外部ストレージのVMFSボリュームであればVMDKをダウンロードすることが可能でした。

vSAN の場合はVMDKのダウンロードができないため、OVFテンプレートで仮想マシンを丸ごとテンプレート化する手法が代替となっていました。

ついに!

vSAN 6.7U3において、vSAN データストアからVMDKのアップロード、ダウンロードが可能になりました!

  • vSAN データストアからの VMDK のアップロードおよびダウンロード。このリリースでは、vSAN データストアとの間で、VMDK をアップロードおよびダウンロードする機能が追加されました。この機能により、容量管理が厳しいシナリオで仮想マシン データを簡単に保護して、リカバリすることができます。


 

手順、といってもデータストアのファイルをダウンロードするだけです。

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この仮想マシンのVMDKをダウンロードしてみます。

 

 

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データストア>ファイル

ダウンロード対象のVMDKを選択し、ダウンロードをクリックします。

 

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ポップアップのダウンロードをクリックします。

ダウンロードが開始されます。

 

 

 

 

共有ストレージのVMFSやNFSだったらできたのに!ということがvSAN データストアでも可能になりました。

一時的にバックアップとして保存したい、他データストアにVMDKを持っていきたいという場合にお使いください。

vSAN ストレッチクラスタ⑥:ストレッチクラスタの仮想マシンのストレージポリシー New!!!

ストレッチクラスタの障害時の挙動を書こうと思っていたのですが、あれ?もしかしてポリシーのところ古いままだな...と最後に更新したストレッチクラスタ記事(2018年4月)を見返していて発見しました。

 

vSAN ストレッチクラスタ⑤:ストレッチクラスタの仮想マシンのストレージポリシー

 

プライマリレベルのFTT(PFTT)、セカンダリレベルのFTT(SFTT)という表現ではなくなりました!

ストレッチクラスタを使用している場合と通常のvSANクラスタの場合でややこしくなっていた、PFTTとSFTT。

よりわかりやすく!設定時に使う用語が変わったのでご紹介です。

 

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仮想マシンのストレージポリシー作成時、vSAN のルールを決めましょうという画面です。

可用性のタブの下、2種類の項目があります。

サイトの耐障害性

許容される障害の数

初期画面では

サイトの耐障害性 なし-標準クラスタ

許容される障害の数 1件の障害-RAID-1(ミラーリング)

となっています。

同一サイトに展開されたホストで、通常のvSAN クラスタでのポリシーのデフォルトとなります。

 

注目したいのは、サイトの耐障害性です。

プルダウンを開いてみると。

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なし - 標準クラスタ
なし - ネストされたフォルトドメインを持つ標準クラスタ
デュアルサイトミラーリング(ストレッチクラスタ)
なし - 優先サイトにデータを保持(ストレッチクラスタ)
なし - 非優先サイトにデータを保持(ストレッチクラスタ)
なし - ストレッチクラスタ

6つの選択肢があります。

 

ストレッチクラスタに注目してみると4つあります。

デュアルサイトミラーリング(ストレッチクラスタ)
いわゆるストレッチクラスタ、サイト間でミラーリングをします。

なし - 優先サイトにデータを保持(ストレッチクラスタ)
ストレッチクラスタに配置する仮想マシンに割り当てるポリシーで、優先サイト(プライマリサイト)にのみデータを保持します。
イコール、プライマリサイトのみで稼働する仮想マシンにしか使えません。

なし - 非優先サイトにデータを保持(ストレッチクラスタ)
上と反対の、非優先サイト(セカンダリサイト)にのみデータを保持します。
イコール、セカンダリサイトのみで稼働する仮想マシンにしか使えません。

なし - ストレッチクラスタ
これは説明が見つからず、試しに作ってみました。
ストレッチクラスタですが、サイトの考え方を無視してクラスタ内のホストにコンポーネントが配置されます。
サイト間ミラーリングになったり、サイト内におさまったり、ウィットネスだけセカンダリにいたりと、空いているところに配置します。
これは使うことはないと思います。

 

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許容される障害の数は今まで通りです。

サイトの耐障害性でデュアルサイトミラーリングを選択、かつ許容される障害の数で1件の障害-RAID-1(ミラーリング)を選ぶと、サイト間でミラーリングかつローカル保護もミラーリングとなります。

サイトの耐障害性でデュアルサイトミラーリングを選択、かつ許容される障害の数で1件の障害-RAID-5(イレージャーコーディング)を選ぶと、サイト間でミラーリングかつローカル保護もRAID-5となります。

サイトの耐障害性でデュアルサイトミラーリングを選択、かつデータの冗長性なしを選ぶと、ローカル保護なし、ストレッチクラスタがリリースされた直後のサイト間ミラーリングのみの構成となります。

 

ストレッチクラスタは稼働している全ての仮想マシンが自動的に完全同期されるわけではありません。

異なるポリシーを作成し、プライマリサイトのみで稼働するもの、セカンダリサイトのみで稼働するもの、ローカル保護するしないを柔軟に設定できます。

完全同期のクラスタを簡単に導入でき高可用性が必要なものだけサイト間ミラーリング、他仮想マシンは通常と変わらずに運用することができるのは嬉しいですね。

 

 

vSAN ストレッチクラスタ①:ストレッチクラスタとは?

vSAN ストレッチクラスタ②:ストレッチクラスタの要件 そのいち

vSAN ストレッチクラスタ③:ストレッチクラスタの要件 そのに

vSAN ストレッチクラスタ④:ストレッチクラスタ構成方法

vSAN ストレッチクラスタ⑤:ストレッチクラスタの仮想マシンのストレージポリシー

vFORUM 2019 お客様の生の声!

あっという間に10月が終わってしまいます!

最近寒いし雨降るし、秋ってこんなお天気でしたっけ、と思う毎日です。

 

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2019年11月12日(火) - 13日(水) @ ザ・プリンスパークタワー東京

ご登録はこちらから!

vforum.jp

 

 

すでにご登録いただいている方も多いと思いますが、しつこく!宣伝していきます。

今日のまとめはお客様による事例セッションです。

 

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事例でフィルタすると、実はこんなにあります!

どんな製品を使って嬉しかったのか、苦労したのか、カテゴライズするとこんな感じです。

タイトルだけだと、中身がわからないのでぜひ詳細も確認いただき、ご登録をお願いします。

 

ハイブリッドクラウド(オンプレ/VMC on AWS)

【お客様事例:オプテージ様】 OPTAGEにおけるVMware Cloud on AWS導入について

【お客様事例:JR東日本情報システム様】 JR東日本グループのプライベートクラウド基盤リニューアルにおけるvSAN、vRealize Automation、vRealize Orchestrator導入事例

【お客様事例:九州電力様・九電ビジネスソリューションズ様】 九州電力のプライベートクラウドの更なる展開に向けた取組み

【お客様事例:DMM.com様】 DMMのアジリティを加速するVMware Cloud on AWS ~AWSとオンプレのいいとこどり~

【お客様事例:世田谷区教育委員会様】 教育委員会におけるクラウド活用について

 

デジタルワークスペース(Horizon/Workspace ONE)

【お客様事例:SOMPOシステムズ様】 損保ジャパン日本興亜の営業活動を支えるシステム刷新

【お客様事例:住友電気工業様】 25万人のモバイルワークスタイルを支えるグローバル基盤の強化

【お客様事例: JALインフォテック様】 JALグループの働き方改革~VMware Cloud on AWSを使ったDaaSプラットフォーム構築までの道のり~

 

ネットワーク&セキュリティ

【お客様事例:伊藤忠テクノソリューションズ様】 VMware SD-WANを活用した新たなネットワークの形

【お客様事例:三菱総研DCS様】 SD-WAN by VeloCloud 自社導入プロジェクトで直面した課題と解決までの道のり | vFORUM 2019

 

 

大雨、さむい

寒くなってきましたねぇ。雨が

10月の山手線はススキだそうです。

なかなか車両の端っこを見る機会がなく9月は見逃しました。

でも検索するのは嫌なので、また来年を楽しみにします。

 

 

ただの感想です。

先日、久しぶりにオンラインセミナーでお話しました。

オンラインセミナーが久しぶりなのではなく、制限時間ありの丸1時間話し続けること自体が1年以上ぶりでした。

画面に向かって淡々と。隣にはちょっとニヤつく営業さんが。

聞いてくれている方の顔が見えないので余計に緊張して、はじめの自己紹介がぐだぐだになったことで滑り出しがうまくいかず。

慣れってあるんだなぁと実感しました。

もっとこう話せばよかったとか反省点は色々ありますが、これから元に戻せるよう頑張ります。

 

 

次回予告です。

このストレッチクラスタシリーズの続きをポストします!

ポリシーの設定のところが少し変わっているので、アップデート!

と、障害時の挙動はまた続きでやりたいです。

お楽しみに〜

vmwarekkhci.hatenablog.jp

オンラインセミナーのご案内 vSphere/vSAN セミナー2019#11

数回に渡ってvSphere / vSAN のオンラインセミナーがこの秋も!開催されます。

 

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vSphere / vSAN オンラインセミナー 2019#11
[新卒ウェビナー企画]初めてのサーバー・ストレージ仮想化入門!!【オンライン開催】

2019年10月30日(水)12:00~13:00(受付開始11:50)

 

お申し込み、まだまだ間に合います!

ご登録はこちらから!

 

vmware-juku.jp

 

vForumでも毎年人気ですぐ満席になってしまう、新卒による初心者目線の仮想化入門がオンラインセミナーにもやってきました! 

今までUNIX系やってましたという方、同じように新卒の方、基本の復習がしたいなという方、ぜひご参加くださーい!

フラッシュデバイスの賞味期限

PCにも搭載され、劇的に作業効率が向上したSSDですが、フラッシュデバイスです。

フラッシュデバイスには書き換えによる回数制限、寿命があります。

NAND型フラッシュメモリ - Wikipedia

 

 

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一般的にサーバに搭載されているSSDの保証期間は標準3年、摩耗による保証はされないです。

書き込み耐久性やパフォーマンスのクラスを確認してSSDを選定する必要があります。

vSANの場合、ハードウェア互換性にどのようなSSDを使用すれば良いのか、基準を記載しています。

もちろんReadyNodesもこのクラスを元に出来上がっているので安心です。

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vSAN Hardware Quick Reference Guide

 

とはいえ、どれくらいSSDの寿命が残っているのか?気になりますよね。

事前にもう残りが少ない!ということが分かれば早めの交換も検討できます。

 

  • 確認方法ひとつめ

各ベンダーさんのツールから確認することができます。

例えばDellサーバをiDRACの物理ディスクの項目をみると。

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定格書き込み耐性の残存率が88%となっています。

うちのこ、5年目のデモ環境なので、まだまだ残っていますがそれでも12%は消耗しています。

 

 

  • 確認方法ふたつめ

ハードウェアベンダーさん固有ではなく、もうひとつ!確認方法があります。 

ハード ドライブの ESXi S.M.A.R.T. の健全性監視 (2040405)

esxcliコマンドでSMARTの情報を呼び出して、確認すると。

バイス名はlistで事前に確認。KBに手順があります。

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上から2つ目の項目に Media Wearout Indicator 88 があります。

同じデバイスを確認したので、もちろんひとつめの確認方法と同じ値です。

 

このようにSSDの書き込み耐性に関わる摩耗度の確認ができます!

気になる方は一度コマンドを実行してみてはいかがでしょうか。

vFORUM 2019 VMware HCI セッションまとめ

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2019年11月12日(火) - 13日(水) @ ザ・プリンスパークタワー東京

ご登録はこちらから!

vforum.jp

 

しばらくアップデートしていなかったうちに、満席になったセッション、新しいセッション、リピートセッションが追加されました!

 

まずはお客様事例!

今年はJR東日本情報システム様によるHCI採用、自動化までのVMware もりだくさんのセッションです。

【お客様事例:JR東日本情報システム様】 JR東日本グループのプライベートクラウド基盤リニューアルにおけるvSAN、vRealize Automation、vRealize Orchestrator導入事例

 

vSAN の設計はこちら。 

これだけは知っておきたい!vSAN 導入における設計のポイント

 

1日目のリピートセッションはこちらのふたつ。性能のセッションは1日目満席なので、2日目をご登録ください。

HCI 最前線!vSAN 最新情報とフル活用のポイント(リピート)

vSAN 6.7 Update 3 で進化した vSAN 性能徹底比較(リピート)

 

 

VMware HCI 関連セッション出揃いました!

11/12(火)

vSAN 6.7 Update 3 で進化した vSAN 性能徹底比較

【お客様事例:JR東日本情報システム様】 JR東日本グループのプライベートクラウド基盤リニューアルにおけるvSAN、vRealize Automation、vRealize Orchestrator導入事例

HCI 最前線!vSAN 最新情報とフル活用のポイント

vSAN 障害事例の紹介とそのトラブルシューティング 2019

 

11/13(水)

HCI 検討中の方必見! VMware vSAN 採用事例から学ぶシステムインフラを強くするポイント!

HCI 最前線!vSAN 最新情報とフル活用のポイント(リピート)

vSAN 6.7 Update 3 で進化した vSAN 性能徹底比較(リピート)

これだけは知っておきたい!vSAN 導入における設計のポイント

  

パートナーさんセッション

VMware vSANのデータを確実に保護するクラウド活用の3か条とは

オンラインセミナーのご案内 vSphere/vSAN セミナー2019#10

数回に渡ってvSphere / vSAN のオンラインセミナーがこの秋も!開催されます。

 

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vSphere / vSAN オンラインセミナー 2019#10
VMware vSAN HCI で実現! サイト障害にも耐える完全同期/高可用性クラスタの作り方

2019年10月18日(金)12:00~13:00(受付開始11:50)

 

お申し込み、まだまだ間に合います!

ご登録はこちらから!

 

vmware-juku.jp

 

 

ストレッチクラスタはこの"HCI" はじめました でも人気コンテンツです。

Google検索でトップページの次にキーワード検索でたどり着いている方が多いのです。

物理ストレージの完全同期クラスタはお金も構築も運用もなかなかハードルが高い...

そんなときにvSAN を使用したHCIで簡単に!ストレッチクラスタを検討してみませんか?

セミナーではvSAN の最新情報アップデートとともに、基本の復習、ストレッチクラスタのデモを予定しています。

ぜひご参加ください!

 

 

続きを読む

VxRAIL のアップデートしてみました

vSAN 6.7U3のアップデートは以前のポストでご紹介しました。

Upgrade Manager がvCenter 統合されたので、ポチッと簡単アップデートでした。

vmwarekkhci.hatenablog.jp

 

 

せっかくなのでVxRAILのアップデートもご紹介したいと思います!

VxRAILはハードウェアとソフトウェアを一貫してアップデートできるVxRAIL Managerがいるので、ポチッとしてみましょう。

 

浦島太郎、VxRAIL Manager がvCenter に統合されて初めての操作です。

アップデートどこからするの...?

ホームにVxRAILアイコンがあるのできっとここだな!Update Managerの隣にいるし!

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懐かしのVxRAIL Managerトップだったようなページが出てきました。

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アップデートが見つからない...

と思ったら!ダウンロードがそれっぽい気がしてきました。

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しかし、ダウンロードからはサポートページにログインしてアップデート用のパッケージはダウンロードできるけれど、ローカルからアップロードしてステージして、というようなボタンが見つからない。。。

 

ちゃんと下調べが必要でした。迷ったのは5分くらいです。すぐググりました。

クラスタ>設定>VxRAIL から行うようです。

役立つ情報の中の更新をポチッと。

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現在のバージョンを確認と合わせて、ホーム>VxRAIL>ダウンロードよりダウンロードしたパッケージをここからローカルアップグレードすることも可能です。

インターネットに接続されていると、最新のバージョンを提案してもらえます。

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VxRAIL 4.7.200-13531219 (vSphere 6.7U1)

 から

VxRAIL 4.7.300-26108987 (vSphere 6.7U3)

 へ、インターネット アップグレードボタンをポチッと!

開始されました。

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まずはアップデートできるのか、事前チェックが行われます。

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アップデートコンポーネントを確認すると

  • VxRAIL Manager
  • vCenter サーバ
  • ESXi ホスト(ハードウェアのドライバー、ESXi本体、VxRAIL用のVIB)

この3種類のアップデートが行われます。

続行をポチッとします。

 

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認証情報を入力します。

 

アップデートが始まりました。

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メンテナンスモードに1台ずつなって、ローリングアップデートされている様子がわかります。

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アップデートが完了しました!

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2時間弱くらいで終わっています。

環境によってはもう少しかかるのかもしれません。

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VxRAILの遠隔サポート(ProSupport Enterprise Suite)に入っていれば、アップデートをWebEX経由でDELL サポートの方に実施いただくことも可能です。

アップデート中に何か問題が発生したとしても安心ですね。

VxRAIL を導入しているお客様のほとんどはこのサポートレベルで契約しているそうです。

 

自分でアップデートしても簡単だなぁと思うVxRAIL のアップデート、ハードウェアもソフトウェアも自動で行ってくれる、HCI ならではですね!

サイジング - vSAN で使用するメモリ New!!!

 

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ハードウェア選定時に必ず出てくるのが、メモリのサイジング。

vSAN 環境のメモリのサイジングの計算方法が変わりました。

 

 

KBはこちら(日本語KBが10/7時点では出ていないので英語を参照)

Understanding vSAN memory consumption in ESXi 6.0 U3, 6.5.0d, and later (2113954)

 

ベース(HOST_FOOTPRINT)は7GB、プラス、ディスクグループの構成により変わってきます。

vSANFootprint = HOST_FOOTPRINT + NumDiskGroups * DiskGroupFootprint

 

ディスクグループあたりの必要なメモリの計算式はこちら

ちょっとだけややこしいですね。。

DiskGroupFootprint = DISKGROUP_FIXED_FOOTPRINT + DISKGROUP_SCALABLE_FOOTPRINT + CacheSize * CACHE_DISK_FOOTPRINT + NumCapacityDisks * CAPACITY_DISK_FOOTPRINT

足し算と掛け算なので一度計算すれば慣れると思います!

 

項目ごとの説明は下記となります。

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HOST_FOOTPRINT:
ディスクグループの数に関係なく、vSAN を使用するホストごとに固定で消費するメモリ

NumDiskGroups:
ホストあたりのディスクグループの数(1から5)

DiskGroupFootprint:
ホストのディスクグループあたりで必要なメモリ

NumCapacityDisks:
各ディスクグループに所属するキャパシティディスクの本数

CAPACITY_DISK_FOOTPRINT:
キャパシティディスクの容量に関係なく、キャパシティディスク1本あたりで必要なメモリ

DISKGROUP_FIXED_FOOTPRINT:
ホストあたりのひとつのディスクグループに必要なメモリ

DISKGROUP_SCALABLE_FOOTPRINT:
ESXiホストの物理メモリを基準とした各ディスクグループで必要なメモリ

CacheSize:
キャッシュディスクの容量(オールフラッシュの場合は最大600GB、ハイブリッドの場合は最大2TB)

CACHE_DISK_FOOTPRINT: キャッシュディスクの容量(GB)ごとに必要なメモリ

 

 

 

例えば、「オールフラッシュ構成、ディスクグループが1つ」の場合を算出してみましょう。

キャパシティディスクは3本、キャッシュサイズは最大値の600GBの計算です。
Formula:
HOST_FOOTPRINT + NumDiskGroups * (DISKGROUP_FIXED_FOOTPRINT + DISKGROUP_SCALABLE_FOOTPRINT + CacheSize * CACHE_DISK_FOOTPRINT + NumCapacityDisks * CAPACITY_DISK_FOOTPRINT)

Example:
7100 + (1360 + 1310 + 600 * 20 + 3 * 160) = 22250 MB

ホストあたりvSAN で使用するメモリは約22GBとなります。 

 

ホストあたりのメモリ容量は、仮想マシンで使用する容量にvSAN で使用する分を追加してサイジングを行ってください。

VMware DAY 2019

東京で開催されるvForum に行けないなぁという、3都市周辺の方!

今年もVMware Day があります! 

 

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VMware DAY - 大阪(11/19) / 福岡(11/26) / 名古屋(11/28)

ご登録は上記サイトから。

 

セッションは選び抜かれたものが、ぎゅっと1日につまっています。

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