PCにも搭載され、劇的に作業効率が向上したSSDですが、フラッシュデバイスです。
フラッシュデバイスには書き換えによる回数制限、寿命があります。
一般的にサーバに搭載されているSSDの保証期間は標準3年、摩耗による保証はされないです。
書き込み耐久性やパフォーマンスのクラスを確認してSSDを選定する必要があります。
vSANの場合、ハードウェア互換性にどのようなSSDを使用すれば良いのか、基準を記載しています。
もちろんReadyNodesもこのクラスを元に出来上がっているので安心です。
vSAN Hardware Quick Reference Guide
とはいえ、どれくらいSSDの寿命が残っているのか?気になりますよね。
事前にもう残りが少ない!ということが分かれば早めの交換も検討できます。
- 確認方法ひとつめ
各ベンダーさんのツールから確認することができます。
例えばDellサーバをiDRACの物理ディスクの項目をみると。
定格書き込み耐性の残存率が88%となっています。
うちのこ、5年目のデモ環境なので、まだまだ残っていますがそれでも12%は消耗しています。
- 確認方法ふたつめ
ハードウェアベンダーさん固有ではなく、もうひとつ!確認方法があります。
ハード ドライブの ESXi S.M.A.R.T. の健全性監視 (2040405)
esxcliコマンドでSMARTの情報を呼び出して、確認すると。
デバイス名はlistで事前に確認。KBに手順があります。
上から2つ目の項目に Media Wearout Indicator 88 があります。
同じデバイスを確認したので、もちろんひとつめの確認方法と同じ値です。
このようにSSDの書き込み耐性に関わる摩耗度の確認ができます!
気になる方は一度コマンドを実行してみてはいかがでしょうか。