"HCI" はじめました。

vSAN担当小佐野舞です。VMwareのHCIを広めるため日々活動していきます。

コマンド・ライン・インターフェースの仲間たち

黒い画面で黄緑の文字色、ハッカーみたいでカッコイイ!!!と小学生の時に映画のワンシーンか何かの印象が強く残っています。

その時はまさか自分がITの世界にいる将来なんて想像していなかったです。

 

ハッカーとは程遠いインフラの下の方(ラックの下の方)にあるストレージ担当としてですが、似たような画面でコマンドを入力するようになるとは...

*イメージ図です

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VMware のHCI、vSphereはもちろんvSAN の統合管理としてvCenter があります。

vCenter には管理UIであるWeb Clientがあります。

GUIで管理はもちろん最初はどこになにが、となりますが、毎日クリックするところは大体同じなので慣れればスマホのように使えます。

 

GUICLIの向き不向きとは?とても一般論です。

GUI:マウスが使える人なら誰でも使える、ひとつひとつクリックして設定する

CLI:使い方を覚える必要がある、大量に定型化したものが作れる

 

vSANにはコマンドラインのツールとして3種類あります。 

  1. RVC
  2. esxcli
  3. PowerCLI

 それぞれの特長をまとめます。

 

1. RVC

 

vSAN 関連のvCenter から行なっているパラメータやステータスの設定、変更、確認が可能

About VMware vSAN

 

2. esxcli

ホストとして持っているvSAN パラメータやステータスの設定、変更、確認が可能

Using Esxcli Commands with vSAN

  

3. PowerCLI

ESXi、仮想マシン、vSAN においてより自動化を進めるためのツールで、vCenter から可能な設定のほとんどをスクリプト化することが可能

PowerCLI 6.5.1 - VMware {code}

 

すでに過去の投稿でRVCの話も出てきましたが、改めて整理してみました。

詳細については例をあげて投稿するかもしれません。

vSAN と ESXi のちょっとだけ複雑な関係

VMware製品の互換性という点では、Interoperability Guideとうものがあります。

例えばESXi と vRealize Operations Manager、どのバージョンを組み合わせて使用できるのか調べることができます。

vmwarekkhci.hatenablog.jp

 

 

vSAN はESXi に組み込まれています。

ただですね、vSAN のバージョンの呼び方があるので、vSphere 6.x update1の時にvSAN 6.x update1という名前はついていません。

vSAN の場合、vSAN 5.5,vSAN 6.0/6.1/6.2/6.5/6.6/6.6.1となります。

このバージョンのvSAN はESXi でいうとなんなんだ!

どのESXi をインストールするとどのvSAN バージョンになるんだ!

 ここが少しだけ複雑な関係の部分です。

 

vSAN と vSphere(ESXi) のバージョンの対応についてKBが出ました。

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Build numbers and versions of VMware vSAN (2150753) | VMware KB

これを見ればESXi のビルドでどのvSAN バージョンなのかわかります!

ぜひ一度ご確認ください。

  

続きを読む

vSphere 6.5 u1 デビュー!!!

vSphere 6.5 update1 = vSAN 6.6.1 がリリースされました!

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 前回のvSAN 6.6でストレージ機能として盛りだくさんのアップデートがあったので、今回は控えめに。管理面のアップデートが中心となります。

 

vSphere Update ManagerへのvSAN 統合

vSAN HCL(互換性)に基づいたサポートされる最新バージョン(vSphere と vSAN)と物理サーバの互換性も含め、自動化されたライフサイクル管理を行い、数クリックで簡単にvSAN クラスタのアップデートが可能になりました。

 

VUMのリリースノートはこちら

VMware vSphere Update Manager 6.5 Update 1 Release Notes

 

パフォーマンス診断

vSAN Cloud Analyticsが拡張され、HCIBenchなどのベンチマーク、特にPoC下でのクラスタのパフォーマンスを分析し、パフォーマンスの向上に関する重要な推奨事項を提供します。

 

ストレージデバイスの保守性

ドライブLEDを点滅させハードウェア保守をシンプル化し、障害のあるストレージデバイスの物理的な位置を特定するのに役立ちます。この機能は現在、コントローラのパススルーモードでサポートされています。

 

 

 

あとはライセンス関連で2つほど。

vSAN Enterprise for ROBO

ROBOライセンスにEnterPriseが登場しました!

通常のCPUライセンスと同様に、暗号化とストレッチクラスタを含みます。

仮想マシンの数で金額が決められているので、少ない仮想マシン数の場合コスト効果が高くなることもあります。

 

 

Horizon にバンドルされるvSAN Enterprise

Horizon Advanced もしくはEnterpriseからvSAN Enterprise for Desktop にアップグレードすることにより、vSAN Enterpriseの機能(暗号化とストレッチクラスタ)が使用可能です。

 

ダウンロードはこちらから。

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my.vmware.com

 

本日はプレミアムフライデーです。

良い週末を...!!! 

いつ、何を、どうやって、運用管理 ⑩ - 最適化 性能監視

最適化、性能監視編です。

 

vSAN 環境の性能監視を行うためには1つ有効化するサービスがあります。

パフォーマンスサービス

vSAN 6.2以降のバージョンで有効化することができます。

vSAN 6.6(vSphere 6.5d)ではカスタムでの時間指定の保存が可能になりました。

仮想マシンやホストごとで同じ時間帯のグラフを見たい!という時にいちいち時間指定を繰り返す必要がなくなりとても便利です。

 

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パフォーマンスサービスを有効化します。

 

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パフォーマンスログはvSAN データストア内のオブジェクトとして作成され、その中にたまっていきます。 

そのためストレージポリシーを選択します。

 

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 これで有効化は完了です。

 

どのような情報が取得できるのか見ていきます。

IOPSや遅延、スループットがグラフで確認できます。

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監視対象とする範囲を大きく分けると3つのパフォーマンス情報が取得できます。

  1. クラスタ
    仮想マシン全体、vSAN 全体
  2. ホスト
    ホストのローカルディスク単位、ディスクグループ単位、ネットワーク物理アダプタ
  3. 仮想マシン
    個々の仮想マシン

クラスタの部分だけ見て、全体性能しか監視できないのかと言われることがありますが、個々の物理デバイスももちろん見られます! 

vSAN 6.6からはネットワークも監視できますので、vCenter でできることがどんどん増えていっています。

 

 

各グラフの詳細な項目については下記KBを参考にしてください。

vSAN Performance Graphs in the vSphere Web Client

https://kb.vmware.com/kb/2144493

 

日本語KBはvSAN 6.2版となります。

vSphere Web Client の vSAN パフォーマンス グラフ

https://kb.vmware.com/kb/2148730

日本語で読みたい

VMware Docsになってから、日本語消えてしまったなぁ、いつ復活するのかなぁとは思っていました。

最新バージョンのドキュメントが都度修正が行われつつリリースされるようになり、 日本語訳マニュアルがシステム変更や更新スピードに追いついていない狭間にいます。

 

本日質問を受けて初めて思ったのですが、確かに最初の一歩目には困るかも。

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https://www.vmware.com/jp/support/support-resources/pubs/virtual-san-pubs.html

このキャプチャの一番下「リソース6.6 のアーカイブ」をクリックするとzip形式でダウンロードできます。

展開すると...

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日本語のマニュアルです!

日本語でちょっと読みたいという場合にはアーカイブから参照ください。

*最新ではないです。

 

最新のマニュアルは下記から!

VMware Docs vSAN

他サイジングガイド、リファレンスガイド、デモンストレーション動画は下記から!

StorageHub vSAN

いつ、何を、どうやって、運用管理 ⑨ - 最適化 容量監視

例えば、googleのロゴが変わった翌日。

その日一日中、検索するたびに違和感があるけれど、いつのまにか古いロゴが思い出せなくなってしまう。

そんな気分になったvSAN の運用管理の最適化、「容量」と「性能」の二本立てをご紹介していきたいと思います。 

 

今回は容量監視!

結構探すのに時間がかかったのですが、過去の監視のvSAN タブと現在を比較してみましょう。

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vSAN 6.1(vSphere 6.0u1)とvSAN 6.6(vSphere 6.5d)の2枚を重ねています。

あれ...?容量の項目、6.1にはない!

そうなのです。この容量全体を見られるようになったのは、6.2からです。 

大きく3つの項目があります。

  • 使用済み容量の概要
  • 使用済み容量の内訳
  • デデュープおよび圧縮の概要 

 

細かく見ていくと。

使用済み容量の概要

  • 使用済み-物理的に書き込み
    許容する障害数、オブジェクトスペースの予約など、仮想マシンのストレージポリシーでは容量に関わる様々な設定があります。
    物理的に消費された容量です。
  • 使用済み-予約超過仮想マシン
    仮想マシンにプロビジョニングされてまだ消費されていない容量です。
  • 使用済み-合計
  • vSAN システムのオーバーヘッド
  • 空き容量

クラスタ全体の総容量は横棒グラフの右端にあります。

メンテナンスモードや障害時には物理的にストレージリソースが存在しないことになるため、この容量は減ります。

 

使用済み容量の内訳

どのようなオブジェクトがどれくらいの割合で存在するのか、ブレイクダウンしたものです。

 

重複排除・圧縮を有効にしている場合、機能を有効化していなかった時の容量やどのくらい容量を削減できているのか下記のような表示がされます。

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本記事の関連公式ドキュメントはこちら! 

vSAN Operations Guide

 Monitoring vSAN

Monitor Virtual SAN Capacity

 

運用管理シリーズはこちら! 

いつ、何を、どうやって、運用管理 ① - サマリ

いつ、何を、どうやって、運用管理 ② - 導入

いつ、何を、どうやって、運用管理 ③ - 導入 Easy Installの手順

いつ、何を、どうやって、運用管理 ④ - 導入 Easy Installの構築後の確認

いつ、何を、どうやって、運用管理 ⑤ - 構成 Health Check

いつ、何を、どうやって、運用管理 ⑥ - 構成 Health Checkの番外編

いつ、何を、どうやって、運用管理 ⑦ - 構成 Configuration Assist

いつ、何を、どうやって、運用管理 ⑧ - 構成 アップデート

ハーフバースデイ

先週の金曜日に振り返りを書きましたが、はてなブログさんからもおめでとうメールが!

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記念日ばかりお祝いしています。

100回とか、66回とか、半年とか。

 

 

HCIはおやすみしての本日のプライベートなヒトコマ。

ひとによるサービスなんだなぁと思ったこと。

 

宅配便の荷物受け取りの午前指定って結構長いですよね。

自分で頼んだものは必ずいる時間に配達してもらうようにしていますが、誰かから送られてくるものについては受け取れない時があります。

再配達してもらうとき、次こそは絶対受け取れる時間に!と夜に指定して早く帰ることにしているのですが。

「夜指定の連絡ありましたが人影があったのでお渡ししまーす!」と朝9時ごろおにいさんが来てくれたようです。

 

配達の方にとってのメリットは、夜再配達に行かなくて良い、たくさんある夜配達を減らせる。

受け取る側のメリットとしては、送ってくれた人に早くお礼が言える。

 

気を利かせてお届けしてくれたのはとても嬉しいことで、心温まるエピソードだなぁとホクホク。

ただ悪い方に考えると、誰か受け取り人ではないヒトが家にいたらどうしたんだろう...

これを機に、お互いの利便性のためにも宅配ボックスを設置しようと思った本日でした。

ふりかえってみました

暑くて暑くて、夏らしいお天気なのに。

まだ一度もビアガーデンに行けていないのです。

 

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最近ブログを読んでくださる方が増えてきているので、改めてこのブログが何なのか、ご紹介します。

 

(今のところ)小佐野という日本のvSAN 担当が全ての記事を書いています。

今後違う人も登場するかも?

 

(今のところ)大きく分けて4カテゴリあります。

書き続けていたら自然とこうなったのですが、これもまた変わったりするかも?

  • VMware HCI powered by vSAN について
    VMwareのHCI!を作ってくださるパートナー様のパッケージ製品の紹介が中心
  • セミナーやイベントのご案内
    VMware 主催のものだけでなく、パートナー様主催でも私が見つけたものは勝手に紹介(*ぜひ!というかたはFBでご連絡ください)
  • vSAN について
    vSAN の基礎から実際の設定手順、最新情報アップデート、記事紹介など
  • ただのブログ
    おいしかったとか楽しかったとか、個人的なこと

 

2月からはじめて、記事数100個を超えました。

最初の2ヶ月は全部身内が見ているだけなんじゃないかと考えたり、慣れないことを毎日する大変さを感じて見たり。

おそらく5月終わり頃に、HCIはじめました読んで興味持ったからVMware のHCI紹介して?というお客様がいらっしゃったことを営業さんから教えてもらって、一気にモチベーションが上がりました。

今後も続けていきますので、ごひいきのほどを、よろしくお願いします!

 

有用そうなシリーズやよくある質問、イベント/セミナーは目次で随時リンクをアップデート中です!

目次はこちらから

vmwarekkhci.hatenablog.jp

 

 

ではみなさま、Happy Friday and Weekend!!!

いつ、何を、どうやって、運用管理 ⑧ - 構成 アップデート

どんどん増えていく運用管理シリーズ。

いつ、何を、どうやって、運用管理 ① - サマリ

いつ、何を、どうやって、運用管理 ② - 導入

いつ、何を、どうやって、運用管理 ③ - 導入 Easy Installの手順

いつ、何を、どうやって、運用管理 ④ - 導入 Easy Installの構築後の確認

いつ、何を、どうやって、運用管理 ⑤ - 構成 Health Check

いつ、何を、どうやって、運用管理 ⑥ - 構成 Health Checkの番外編

いつ、何を、どうやって、運用管理 ⑦ - 構成 Configuration Assist

 

さて、まだ構成の続きです。

アップデート

 

Firmwareのアップデートをやったことがある方、HWベンダーさんやSIerさんはもちろん普段のお仕事の一つとして行なっていると思います。

エンドユーザとしてサーバを運用されている方も、もしかするとサポートの指示でFWあげるとなおります、あげてください、と言われたことがあるかもしれません。

サーバやネットワーク、ストレージなど機器ごとに手順が違う。

同じサーバでもHWベンダーが変わればやり方も変わる。

1度やってみればそんなに難しくないけれど、2回目があるのかどうか...

2回目のときにはツールが変わっている、なんてことも。

 

vSANに(サーバ仮想化にプラスアルファで)必要なHWコンポーネントとして3つあります。

この3つの中で、IOコントローラのドライバーやファームウェアアップデートをWeb Clientからキックして行うことができます。

 

 

Web Clientからクラスタ>設定>Virtual SAN>アップデート

まずアップデート準備のためのVIBをインストールします。

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次にファームウェアをアップデートするためにファームウェアのダウンロードを行います。

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ファームウェアダウンロードのエンドユーザー使用許諾契約書の確認を行います。

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そしてアップグレードです!

Before

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ローリングアップグレードさせることを選ぶと、仮想マシンがオンラインのまま実施することが可能です。

*FTT=0の場合、仮想マシンが止まる可能性あり。必ずストレージポリシーはFTT=1以上で!

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After

指定されたファームウェアへアップデートされました! 

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このアップデート機能は現時点で、 DellLenovo富士通、Supermicroが対応しています。

 

今回はファームウェアのアップデートでしたが、ドライバも必要があれば更新リストに出てきます。

 

 

ようやく、シリーズ次回はDAY2へ!

 

 

いつ、何を、どうやって、運用管理 ⑦ - 構成 Configuration Assist

回数が増えてきてしまっているのでアーカイブリンクを先に。  

いつ、何を、どうやって、運用管理 ① - サマリ

いつ、何を、どうやって、運用管理 ② - 導入

いつ、何を、どうやって、運用管理 ③ - 導入 Easy Installの手順

いつ、何を、どうやって、運用管理 ④ - 導入 Easy Installの構築後の確認

いつ、何を、どうやって、運用管理 ⑤ - 構成 Health Check

いつ、何を、どうやって、運用管理 ⑥ - 構成 Health Checkの番外編

 

運用管理、構成編の続編です。

構成の部分には構成管理、ライフサイクル管理があり、の2つの中で、前者を担当するのが

Configuration Assist

です。

vSAN 環境を作るにあたり、必ず設定や確認が必要な項目についてが出てきます。

正しい構成テストという形で実施します。

大きく分けて5カテゴリあります。

汎用クラスタ(vSphere クラスタの可用性):vSphere HA や DRSの有効化

vSAN の構成:vSANの有効化、vSAN で使用するディスクの要求

書き込みテストプロアクティブテスト

ネットワーク構成チーミング、vDSの使用

ハードウェア互換性:コントローラ、コントローラFW/ドライバ、デバイス設定(パススルー or RAID0)、HCL DBの更新

 

全てが緑色に輝いていれば全く問題ございません。

黄色になっていてもAsk VMwareをクリックするとKBに飛びますので、ワークアラウンドを確認し、迷わず解決することが可能です。

 

 

例えば、物理NICの項目に警告が出ています。 

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これはこの環境の物理NICが1個しか接続されていない機材のため、チーミングをしておりません。

 

 

 

例えばハードウェア互換性、コントローラファームウェアが認定済みでないものが適用されている警告が出てきます。

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ファームウェア適切なものが適用されていません!と。

 

 

健全性チェックと何が違うと?となると、vSAN のソフトウェアよりHWに近い部分でのチェックができます。

導入後、構成変更後、クラスタとして構成を確認する場合にはConfiguration Assistで!

頑丈そうな、HCI。

アメリカならでは、だとは思いますが。

こんなところにもvSAN!という変わり種をご紹介します。

 

ANY MISSION...Anytime, Anywhere

どこかで聞いたことのありそうなAnyの3連発。

 

M3-SE-VSAN-P

http://www.dtechlabs.com/wp-content/uploads/2017/02/M3-SE-VSAN-P_Datasheet_3.0.pdf 

http://www.punchingclouds.com/wp-content/uploads/2016/04/smallformfactor.jpeg

キャリーケースにすっぽり。

持ち運び可能な小さなサーバ、1つあたり、10cm x 26cm x 17cm 2.67kgです。

手のひらサイズより少し大きい片手で持てるサーバです。

 

http://www.dtechlabs.com/wp-content/uploads/2016/09/M3-SE-VSAN-P.jpg

おもちゃのように見えますが、立派なサーバです。

データセンタにサーバやストレージがいなければならないという考え方ではなく、ユースケースとしてはミリタリーセクターの移動式システムとして活躍しています。

 

 

http://www.punchingclouds.com/wp-content/uploads/2016/04/VSAN-DTECHLABS-LOGO.png

 自宅に1セットいかがでしょうか?

 

 

 

参考

blogs.vmware.com

変わり目、新しい世代へ!

vSAN のReadyNodeに新しい世代のサーバ、Intel Purleyを搭載した物理サーバが仲間入りしました! 

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blogs.vmware.com

 

ラインナップとしてあげられているHWベンダーさんは下記となります。

Dell 14G   R740,R740XD,R640

HPE Gen10 DL380,DL360

Cisco M5  C240,C220

Supermicro Ultra 2U

最新のハードウェアで、構成を検討いただく際は、まずHCLをチェック!

VMware Compatibility Guide - vsan

 

 

続きを読む

【求む】VMware HCI発信している人、これからしたい人【仲間】

お客様、パートナーさん、ベンダーさん、そして社内的にもこのブログの認知度が上がってきたような気がしています。

 

 

きっとそろそろ私だけではなく、vSAN のTipsまとめたよ〜とか。

日々VMware に関するブログ書いているんだけどたまにはvSAN のことも書こうかな〜とか。

そんな人がきっと増えているはず!

 

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ということで。

情報発信しているブログをお持ちの方

情報発信しているブログを知っている方

コメント欄でもFacebookのメッセージでも直接メールでも、手段は問わないのですが小佐野までご連絡を!

お願いします!

 

 

続きを読む

New!!! for All-flash!!! ③

その他番外編ということで。

 

Simpleを選択しても、3種類のワークロードがあり、昨日はGeneral purposeを選びました。

明確な用途が決定している場合には、他を選択してサイジングを行ってください。

 

VDI

Horizonでの仮想デスクトップの作成方法、フルクローンとリンククローンの2つから選択します。

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Relational Database

OracleMicrosoft SQLサーバから選択します。

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もう一つTipsとして。ライセンス見積もり関連です。

2.Data Service Selection では使用するvSAN ライセンスのエディションが異なります。

Yes:仮想マシンのストレージポリシーのデータ保護レベルにおいてイレイジャーコーディングを使用、重複排除・圧縮有効

No:仮想マシンのストレージポリシーのデータ保護レベルにおいてミラーリングを使用、重複排除・圧縮無効

 

vSAN のライセンスエディション全てにオールフラッシュ使用権がありますが、その内容は異なります。

Standardの場合

ハイブリッドと同様のライセンス、仮想マシンの保護はミラーリングでのみ可能

Advancedの場合

容量効率性を向上させる機能であるイレイジャーコーディング(RAID5/6)や重複排除・圧縮機能が使用可能

 

ここでYesを選択した場合にはvSAN エディションはAdvancedとなりますので、HW+ライセンスの見積もりを出す場合にはお気をつけください。

New!!! for All-flash!!! ②

さて、昨日リリースされました、オールフラッシュサイジングツールの使い方を見て行きましょう。

 

まずサイトにアクセスします。

https://vsansizer.vmware.com

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上キャプチャのSing Inからログインします。

My Learn もしくは Partner Centralのアカウントでログインできます。

登録していない場合にはSing upをしてください。

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SimpleとAdvancedの2つがあります。

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Advancedを選択すると、仮想マシンのプロファイルや重複排除など自分で細かく設定してサイジングすることが可能です。

既存のTCO Calculatorに近いです。

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今回はSimple、ざっくり概算サイジングをするための手順をおっていきます。

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1.Slect Workload

サイジングを行いたい環境、VMware HCIを導入しようと考えている基盤のワークロードを選択します。

VDI(仮想デスクトップ)、Relational Database(DB系)、General purpose(一般的なサーバ仮想化)の3種類から選択できます。

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2.Data Service Selection

YesもしくはNoを選択します。 

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*ちょっとここが何を決めれば良いのかわかりにくいので補足です。

Yes:仮想マシンのストレージポリシーのデータ保護レベルにおいてイレイジャーコーディングを使用、重複排除・圧縮有効

No:仮想マシンのストレージポリシーのデータ保護レベルにおいてミラーリングを使用、重複排除・圧縮無効

 

3.Select VM Profile Information

仮想マシン数と仮想マシンのディスク容量を入力します。

個々の仮想マシンの容量ではなく、トータルのストレージ容量を入れたい場合はDon't Know~~~をクリックし総容量を入力ください。

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4.Customize Inputs

Not Intrested を選択します。 

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5.Recommendations

サイジング結果が表示されます。

今回の結果は下記となりました。

ReadyNode プロファイル:AF-4が最適

ホスト:5台 (各40台の仮想マシンが稼働)

ストレージ容量:24TB (仮想マシンが使用する容量)

物理ストレージ容量:25.27TB (ホストに搭載される物理ストレージ総容量)

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Click to Downloadで全ての情報が記載されたPDFをダウンロードすることができます。 

またClick to View Server Configurationを選択すると、ホストごとのハードウェアコンポーネント一覧も確認できます。

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以前より、直感的にわかりやすくサイジングできるようになりましたね...!

ぜひお試しくださーい!