来週にVMware Explore 2022を控え、秋のVMware Explore Japanも見えてきました。
まだおすすめセッション、vSAN 関連セッションご紹介していなかったので、それは後ほど別記事にするとして。
クラスタ一括シャットダウンのワークフローが一番目玉的なアップデートですが、他にもまだありました!
そんな運用管理性の向上に関するアップデートをご紹介していこうと思います。
実際の画面操作している最中の画面を見ていただくと、もっとわかりやすいと思いますので、こちらもぜひご覧ください。
【ビデオ】 vSphere / vSAN オンラインセミナー#48 より使いやすく!よりわかりやすく!VMware HCI の運用管理
Skyline 健全性の相関関係
vSphere 6.0 U1 でプラグインとして追加された健全性。
名前も少し前に変わってVMware のサポートサービス(VMware Skyline)の名前がいつの間にかついてSkyline 健全性となり、アップデートされ続けてきました。
今回のアップデートでは健全性でチェックされエラーとなった複数項目をまとめてそもそも何が原因でこうなっているの?という各項目の関連性や起因となった現象が確認できるようになりました。
経験則に基づく判断が求められていた健全性項目一覧を誰が見ても解決しなければならないことが一目でわかります!
ネットワーク監視のエンハンスメント
vSAN のストレージ間通信で重要となるのはネットワークです。
これがなければストレージとして機能しません。
U2でも健全性項目が追加されましたが、さらにLACP の同期にされているか、重複されたIPアドレスはないか、等が追加されています。
VM I/O Trip analyzer
vSAN のコンポーネントは各ホスト、各ディスクグループ、の中のストレージデバイスに配置されます。
vSAN データストアは単一のデータストアですが、何か問題が発生した場合にはその中を分析していく場合もあります。
仮想ディスク(コンポーネント)単位でどのデバイスに配置されているのか、そのストレージデバイスの遅延情報がどうなっているのか、が確認できるようになりました。
これにより、パフォーマンスに何らかの問題があった際のボトルネックがどこなのか、関連づけられた情報をvSphere ClientのUIから確認できます。
Persistent Volume を包括的に可視化
何かあった時&構成管理に役立つアップデートです。
vSphere 環境でコンテナを構築することも増えてきた最近ですが、UUID で管理されどのコンテナがどのPersistent Volume を使用しているのかわかりにくいということを解決するため、vSAN オブジェクトと紐付け可視化を可能にしました。
またそのオブジェクトのパフォーマンス情報もオブジェクト一覧から確認できるようになりました。
何かあった時にも安心してUI から確認可能な運用管理性の向上のアップデートでした。
何もないのが一番ですが、念には念を、デプロイからDay 2 運用管理まで安心してお使いいただけます!
ダウンロード/公式情報はこちらから
vSphere / vSAN 7.0 Update 3 ダウンロード
VMware vSAN 7.0 Update 3 リリース ノート
vSAN 7.0 Update3
vSAN 7 Update 3 GAしました...!(サマリ編)
vSAN 7 Update 3 詳細編① 2ノードクラスタにおける可用性の向上 その1
vSAN 7 Update 3 詳細編② 2ノードクラスタにおける可用性の向上 その2
vSAN 7 Update 3 詳細編③ クラスタ一括シャットダウン
vSAN 7 Update 3 詳細編④ vLCM を使用したクラスタのアップグレード
vSAN 7 Update 3 詳細編⑤ 2ノードクラスタ/ストレッチクラスタの2サイト障害時の対応
vSAN 7 Update 3 詳細編⑥ 2ノードクラスタ/ストレッチクラスタの2サイト障害時の対応-試してみた!編