vSAN に慣れ親しんでいる方であればFTTというとFailures To Tolerate、許容される障害数ということをご存知かと思います。
以前から少しだけアップデートしたストレージポリシーのvSAN のルールの一覧は下記となります。
プライマリとセカンダリというFTTが分けられています。
これはストレッチクラスタの機能拡張により追加されたルールです。
vSAN のストレッチクラスタはサーバだけで(これはHCIに総じて言えることですが外部ストレージいらずで)、アクティブアクティブのメトロクラスタを組むことができる機能です。
サーバを2サイトに置いて、拠点間のネットワークを結ぶと、サイトを跨いだ形でのクラスタを構成することができます。
ストレッチクラスタはまだ話したことがないので、また別の機会に詳しく構成、要件をまとめたいと思います。
今回お伝えしたいのは、今までポリシーを作成する際にプライマリもセカンダリもなかったですが、プライマリとついたポリシーを選択することで今まで通りのFTTを設定することができます!
ルールが増えてもベースは仮想マシンを中心に考えて、どのように保護するのかというストレージ要件をポリシーとして定義します。
ストレッチクラスタを使用していない場合は、そのままPFTTをポリシーとして作成してください。
では、良い週末を〜!