"HCI" はじめました。

vSAN担当小佐野舞です。VMwareのHCIを広めるため日々活動していきます。

New!!! for All-flash!!! ②

さて、昨日リリースされました、オールフラッシュサイジングツールの使い方を見て行きましょう。

 

まずサイトにアクセスします。

https://vsansizer.vmware.com

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上キャプチャのSing Inからログインします。

My Learn もしくは Partner Centralのアカウントでログインできます。

登録していない場合にはSing upをしてください。

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SimpleとAdvancedの2つがあります。

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Advancedを選択すると、仮想マシンのプロファイルや重複排除など自分で細かく設定してサイジングすることが可能です。

既存のTCO Calculatorに近いです。

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今回はSimple、ざっくり概算サイジングをするための手順をおっていきます。

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1.Slect Workload

サイジングを行いたい環境、VMware HCIを導入しようと考えている基盤のワークロードを選択します。

VDI(仮想デスクトップ)、Relational Database(DB系)、General purpose(一般的なサーバ仮想化)の3種類から選択できます。

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2.Data Service Selection

YesもしくはNoを選択します。 

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*ちょっとここが何を決めれば良いのかわかりにくいので補足です。

Yes:仮想マシンのストレージポリシーのデータ保護レベルにおいてイレイジャーコーディングを使用、重複排除・圧縮有効

No:仮想マシンのストレージポリシーのデータ保護レベルにおいてミラーリングを使用、重複排除・圧縮無効

 

3.Select VM Profile Information

仮想マシン数と仮想マシンのディスク容量を入力します。

個々の仮想マシンの容量ではなく、トータルのストレージ容量を入れたい場合はDon't Know~~~をクリックし総容量を入力ください。

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4.Customize Inputs

Not Intrested を選択します。 

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5.Recommendations

サイジング結果が表示されます。

今回の結果は下記となりました。

ReadyNode プロファイル:AF-4が最適

ホスト:5台 (各40台の仮想マシンが稼働)

ストレージ容量:24TB (仮想マシンが使用する容量)

物理ストレージ容量:25.27TB (ホストに搭載される物理ストレージ総容量)

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Click to Downloadで全ての情報が記載されたPDFをダウンロードすることができます。 

またClick to View Server Configurationを選択すると、ホストごとのハードウェアコンポーネント一覧も確認できます。

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以前より、直感的にわかりやすくサイジングできるようになりましたね...!

ぜひお試しくださーい!

New!!! for All-flash!!! ①

本日リリースされました!

新しいサイジングツールです!

https://vsansizer.vmware.com

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オールフラッシュ環境において

  • ハードウェア構成
  • ディスク構成
  • どのReadyNodeプロファイルが最適か

などなど、簡単に計算できるサイトです。

 

使い方は明日お届けします。

 

 

 

 

本当はもう少し書こうと思っていたんです。。金曜の分までも...

今日はオフィスで健康的なコールドプレスジュースをもらいました。(飲み終わっているので空ですが

ビーツが入っているので飲み終わった後もほんのりピンク色。

これで、筋肉増強されたはず!

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いつ、何を、どうやって、運用管理 ⑥ - 構成 Health Checkの番外編

健全性チェック項目をスキップして赤くしない方法、ありました。

 

実際に試してみました。

本当に必要なものをスキップしないよう、お気をつけください!

 

本当にできるのかをを見たいので、まず失敗マークが付いているものを確認します。f:id:vmwarekkHCI:20170706180221p:plain

vSAN 6.6で追加された再同期の調整(Resync Throttle)に赤色の失敗が出ています。

 

vCenter にSSHでアクセス、RVCにログインします。

rvc username@localhost 

健全性チェックをオフにするためのコマンドを実行します。

vsan.health.silent_health_check_configure -i

インタラクティブモードなので、一覧がリストされます。

0: Controller utility is installed on host
1: Controller with pass-through and RAID disks
2: Customer experience improvement program (CEIP)
3: Disks usage on storage controller

13番目の再同期の調整を選択するため、13を入力します。

13: Resync operations throttling

設定が完了しました。

 

もう一度、健全性のチェックをして見ます。

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先ほど赤色になっていた再同期の調整がスキップ(緑色)となっています!

Nestedで検証している場合等、必要に際してお使いください。

 

 

 

参考ブログ:

vSAN Health Check fails on vMotion check - Yellow Bricks

How to silence VMware vSAN Health Checks | Virten.net

いつ、何を、どうやって、運用管理 ⑤ - 構成 Health Check

ポリシーばかり話していたり、記事紹介ばかりだったので、また運用管理を復活させます。

全XX回と決めていないのでどんどんリンクが増えていきますが、運用管理とは、導入3部作はこちらから!

いつ、何を、どうやって、運用管理 ① - サマリ

いつ、何を、どうやって、運用管理 ② - 導入

いつ、何を、どうやって、運用管理 ③ - 導入 Easy Installの手順

いつ、何を、どうやって、運用管理 ④ - 導入 Easy Installの構築後の確認

 

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Day 0で導入は完了しました。

初期設定が完了しただけで、日々の運用管理はここから始まります!

 

vSAN 6.1(vSphere6.0 update1) ではvCenterプラグインという形でリリースされてから現在はvCenterに組み込まれており、徐々にWeb Client からの運用管理性が上がってきました。

ホストや仮想マシンが健全であるかは、vSphere に慣れ親しんでいるみなさま、どこを見れば良いのか、というポイントを長年の経験や情報も多く公開されているため判断がつくと思います。

では、vSAN についてはどのようになっているのでしょうか?

 

Health Check(健全性)

vSAN の健全性の確認を一覧で行えます。

クラスタ、ネットワーク、ハードウェア互換性などなど、8カテゴリ、59項目をチェックします。

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詳細な各項目に関するKBはこちら。kb.vmware.com

 

 

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 グリーンが正常な状態、黄色もしくは赤の場合には内容の確認と何らかの対処が必要になります。

もし緑以外の場合、はまずAsk VMware

vCenterがインターネットに繋がって入ればそのままKBのページへ。

繋がっていなければURLからKBのIDをメモしてご確認ください。

Ask VMware なので、サポートリクエストをあげる、関連づけるものではないか、と思われがちなのですが、各現象に対してのKBへのリンクに直接飛ぶことができます。

 

 

これで日々のよくわからない不安、ではなくはっきりとした健全性の結果がわかります!

本日はここまで、で、また明日ー!!!

いちばん!

本日は記事紹介です。

なぜかというとまだ他のお仕事が終わっていないからです。。

 

数として8000社以上のお客様にお使いいただいているVMware HCI powered by vSAN ですが。

ヤンビンプレス記事のタイトルがとても嬉しい!

vSphere が一番使われているハイパーバイザと同じようにvSAN も伸びております...! 

techon.nikkeibp.co.jp

 

安心してお使いいただくために。

外資ベンダーのサポートはすぐ英語になりがちですが、国内で専任チームが発足されました!

itpro.nikkeibp.co.jp

 

 

続きを読む

強制プロビジョニング - ポリシーベース管理⑥

やっと基本のオブジェクト、コンポーネントの配置の話ができたので。

ポリシーの詳細に入っていきます。

 

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今回は「強制プロビジョニング」です。

前回コンポーネントの配置についてお伝えしました。

vmwarekkhci.hatenablog.jp

 

コンポーネントは異なるホストに配置されることから、必要最小ホスト数が決まってきます。

VMDKのサイズにより必ずしも1ホストに格納されるわけではないですが、最低限、これらのポリシーを使用する上で必要な台数は決まっています。

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右端の列が最小ホスト数です。

このことから例えばFTT=1でもMirroringとRAID5では作成されるコンポーネントの数が異なるため必要な台数が異なります。

 

強制プロビジョニング

ポリシーのルールとしては、有効化or無効化です。

無効化した場合、最小ホスト数がなくとも、展開可能なコンポーネントを作成し配置します。

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例えばFTT=1の場合、RAID5を使用すると4ホスト必要ですが、3ホストしかない場合は一度FTT=0(多重化なし)で作成します。

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ホスト台数が4ホストとなったタイミングでRAID5としてのコンポーネントを作成します。

 

どんな時にメリットがあるかというと、ポリシーで定義したルールに必要なホスト台数がなくとも仮想マシンの作成が可能です。

例えば障害が発生しているときでも仮想マシンを展開したい、その時に最小ホスト数がない場合でも新規仮想マシンの展開を行う際にはこのルールが必要となります。

 

3ホストで構成された クラスタにおいて、FTT=1、Mirroringで展開したい場合、コンポーネントx2、ウィットネスx1の3ホストがなければデプロイできませんが、1ホストの障害時、2ホストでも仮想マシンを展開する際にはこのルールが必要となります。

 

このように、強制プロビジョニング、コンポーネントの配置に必要なホスト台数が足りなくても、とりあえず作って、ホスト数が満たされた時にそのポリシーを遵守する形でできるのが、強制プロビジョニングということをご理解いただければ嬉しいです!!

 

遅くなりましたが今日はここまで。 

コンポーネントの配置 - ポリシーベース管理⑤

お客様先からを出るのが遅くなって帰りがけにつけ麺を食べただけなのに、この時間。

金曜のプレミアムフライデーなのに、一滴も飲んでいないこの時間。(22:06)

 

 

ではvSAN のことを。

共有ストレージと言われるものの多くはブロックアクセスのストレージもしくはNFSストレージとなります。

VMware のHCI、共有ストレージであるvSAN はオブジェクトベースのストレージです。

仮想マシンを中心にストレージ要件を払い出すポリシーベースの考え方を元にオブジェクトをデータストア(ストレージリソースプール)に格納します。 

オブジェクト(VMDKを含む5種類のvSAN のオブジェクト)はポリシーが適用されてデータストアに格納されるとコンポーネントと呼ばれます。

 

以前ポリシーベース管理の中で可用性の担保をどうやって行うのか書きました。

許容する障害の数 (FTT):
クラスタ内のホストまたはデバイスいくつまで障害が起こっても仮想マシンが止まらないようにするか?を決める数です。

障害の許容方法 (Mirroring or RAID5/6):

デフォルトではミラーリング(vmdkの多重化)での保護ですが、vSAN 6.2から容量効率性を向上させるためオールフラッシュ構成でのみパリティを使用するRAID5/6を設定可能です。

 

5ホストからクラスタを構成した環境で、仮想マシンのストレージポリシーを3パターン、コンポーネントがどのように配置されるのか描いていきます!

Cはコンポーネント、Wはウィットネスです。

 

FTT=1,Mirroring

データが2重化され、VMDKが固定的ではないホスト間のミラーリングされています。

この場合、5ホストのうち1ホストの障害を許容します。

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FTT=2,Mirroring

データが3重化され、VMDKが固定的ではないホスト間のミラーリングされています。

この場合、5ホストのうち2ホストの障害を許容します。

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FTT=1,RAID5

4つのコンポーネントが異なる4ホストに分散します。

RAIDといってもディスクで組むものではないので、パリティコンポーネントの内部のチャンクレットに分散して作成されます。

パリティが1つなので、1ホストの障害を許容します。

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このように、可用性の担保に関わるポリシーでコンポーネントの配置が変わってきます。

コンポーネントを配置するためのホスト数が最小構成台数となります。

同じFTT=1でもMirroringの場合は3台、RAID5の場合は4台がそれぞれの最小構成台数です。

 

 

 

オブジェクトの予約の説明がしたいのに、まだたどり着きません。

ギリギリ本日中に投稿できたので、今日はここまで!良い週末をー!!!

VMware Docs+ヤンビン記事

ヤンビンが来日したのはもちろんお客様先への訪問もありますが、幅広いお客様、パートナー様向けにはプレスという形でVMware のハイパーコンバージドインフラを直接お話してもらう機会がありました。

記事を3つ並べてみます。

news.mynavi.jp

cloud.watch.impress.co.jp

japan.zdnet.com

 

一番上がとてもヤンビンらしさが出ていると勝手に思っています。

 

 

記事共有だけだと寂しいので。

マニュアルやリリースノートが配置されていた、ドキュメントセンターが変わりました! 

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早い!見やすい!わかりやすい!

のですが、プルダウンで日本語に変更しても出てこないことから、まだ日本語対応はしていないようです。。

vSAN の直リンクはこちらから↓

VMware vSAN

 

では、引き続き101回から始まる、"HCI"はじめましたをよろしくお願いします。

ついに。

私の独り言が徐々にみなさまのもとへ届き始めていることを日々実感しております。

2月からvSAN や VMware がHCIをやっていることを世の中に広めるために、ブログを始めました。

 

100 ポスト達成しました!

 

基本的には1日1ポストですが常にストックがなく首の皮一枚、毎日書いては更新を繰り返しております。

今回100ポストを記念しまして、vSANステッカーとHCI冊子を先着10名様にプレゼントします。

FacebookもしくはTwitterでコメント一報ください! 

もう持っているよという方も100回記念にぜひ。

何か良いことあるかもしれないですし、ないかもしれません。

 

 

 

ささやかにお祝いしようと思い、ケーキを自分で買ってきました。f:id:vmwarekkHCI:20170628182927j:plain

 

同じことを考えてくださったのが!

日立の久保田さんからも100回おめでとうケーキを頂きました!

ありがとうございます!昨日99個目宣言したからですかね...!

カシスのチーズケーキをいただきました。

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いちごがのっていないケーキはイヤだ!とごねられたので...仕方がなく...f:id:vmwarekkHCI:20170628183405j:plain

 

 

 

 

 

 

2月からのはてなブログのカレンダーまとめをみると、ラスベガス帰国後から始まりました。

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3月ちょっと月曜日に元気がないですね。

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4/19のVMware Conference、いつの間にかに日付が変わってしまっていたんです。。

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GWはカレンダー通り+平日のおやすみ

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明日明後日書くと6月は皆勤賞!4/20からの連続更新も!

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最近手順や技術よりの内容も追加していますので、ぜひ目次もご覧ください。

引き続き情報発信していきますので、よろしくお願いします!

vmwarekkhci.hatenablog.jp

世界とアジアパシフィックジャパン

WW vSAN BUのヤンビンとAPJ のvSAN Sales リーダーのチャーリーが来日しました!

昨年のvForumでの登壇からキックオフ、トレーニング、来日とかなりの頻度でヤンビンには会っているような気がしています。 

今回初めてチャーリーに会いましたが、楽しそうな元アメフトマンです!

 

vSAN が広まっていくにつれ組織がどんどん大きくなり、日本の市場が盛り上がれば盛り上がるほど本社メンバとより密な連携を求められる、そして行なっていきます!

 

これからもHCI powered vSAN 広める活動、がんばります!

 

 

チームでご飯を食べた時の記念写真ですが、全員の笑顔がまぶしいです。

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vSAN team with Yanbing and Charlie !!

 

 

 

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オブジェクトとは - ポリシーベース管理④

ポリシーベース管理について他のvSAN のルールを紹介する上で欠かせない、オブジェクトについてお話していきます。

 

vSAN はオブジェクトベースのストレージであるため、vSAN データストア目線の仮想マシンの構成要素をオブジェクトと呼びます。

 

オブジェクトは5種類あります。

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VM ホームのネームスペース (VM Home)
.vmx、ログ ファイル、vmdk ファイル、スナップショット差分記述ファイルなどの仮想マシンの構成ファイルすべてが保存されている、仮想マシンのホーム ディレクトリ。

VMDK (仮想ハードディスク)
仮想マシンのハード ディスク ドライブの内容を保存する、仮想マシンのディスク ファイル(.vmdk ファイル)。

仮想マシン スワップ オブジェクト (VM Swap)
仮想マシンのパワーオン時に作成されます。

スナップショット差分 VMDK (Snap delta)
仮想マシンのスナップショットの作成時に作成されます。

メモリ オブジェクト (Snap Memory)
仮想マシンの作成またはサスペンド中、スナップショット メモリ オプションが選択されるときに作成されます。
  

 

コンポーネントから構成されるのがオブジェクトで、このコンポーネント仮想マシンのストレージポリシーの3つのルールによって決められ... 

というお話とどのようにコンポーネントが配置されるのかは次回ご紹介します!

 

 

ポリシーベース管理

主役は仮想マシン!- ポリシーベース管理①

仮想マシンのデプロイとともに、ストレージをプロビジョニング! - ポリシーベース管理②

どうやって可用性を担保するのか - ポリシーベース管理③

 

いつ、何を、どうやって、運用管理 ④ - 導入 Easy Installの構築後の確認

VCSAのインストーラWindowsでないと動かない!というのは過去のお話。

Windows/Linux/Macからもインストーラが起動可能でvCenter サーバのデプロイが簡単にできます。

 

昨日からEasy Install をご紹介しています。

Easy Install VCSAのデプロイはこちらから。前編です。

vmwarekkhci.hatenablog.jp

 

後編始めます。

PSC(Platform Service Controller)の設定を行い、vCenterサーバのデプロイは完了です。

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 vSphere Web Client に接続した後、必要な作業があります。

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VCSAウィザードで展開したクラスタは1ノードクラスタです。

  1. クラスタは最小3ホストで構成するため、2ホスト以上をクラスタに追加します。
    (2ノードクラスタの場合はウィットネスVMと)
  2. クラスタに追加するホストのvSAN ネットワークの構成をします。
  3. 必要に応じてvSAN の設定を追加します。
    (暗号化や重複排除、フォルトドメイン、パフォーマンスサービスの有効化)

 

では、できあがったクラスタを見てみましょう!

ホストが1台、VCSAが仮想マシンとして出来上がっています。 

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仮想マシン>サマリ>関連オブジェクト

VCSA はvsanDatastore に格納されています。

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クラスタに戻って、vSAN の設定を見ていきます。

クラスタ>設定>Virtual SAN>全般

もちろん有効化されており、ローカルディスクも最新vSAN 6.6 のオンディスクフォーマット5.0です。

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クラスタ>設定>Virtual SAN>ディスクの管理

構成されるディスクはウィザードの時にキャッシュ/キャパシティデバイスとして洗濯したもので、ディスクグループが構成されています。

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vCenter on vSAN データストア、1ホスト構成ができあがりました!

後は、下記3点を確認、実施の上、仮想マシンを作成して構築を進めてください。

  1. クラスタは最小3ホストで構成するため、2ホスト以上をクラスタに追加します。
    (2ノードクラスタの場合はウィットネスVMと)
  2. クラスタに追加するホストのvSAN ネットワークの構成をします。
  3. 必要に応じてvSAN の設定を追加します。
    (暗号化や重複排除、フォルトドメイン、パフォーマンスサービスの有効化)

 

続きを読む

いつ、何を、どうやって、運用管理 ③ - 導入 Easy Installの手順

しばらく間があいてしまいましたが、運用管理シリーズ、導入編のvSAN 6.6 からの機能であるEasy Installをご紹介します!

 

vSAN データストアのみを使用する、データストアが他にない状況でも、vCenter サーバアプライアンス(VCSA)のデプロイと同時にvSAN の有効化がウィザードに組み込まれているため、vSAN データストアにvCenter を格納することができます。

 

画面キャプチャで手順を見ていきます。

 

まずはVCSAのインストールを実行。

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1、2、3はいつも通りなので

4 デプロイ先ホストを指定

ESXiのインストールは個々のホストに対して行います。

その中の1台をvCenter サーバのデプロイ先に指定します。

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また5、6はいつも通りなのでvCenterサーバのパスワードや展開サイズを決め、

7 データストアの選択

*検証環境ではすでに外部ストレージが接続されているため、まっさらで作り始めた場合は何もリストされていない状態です。

Install on new Virtual SAN cluster containing the target host を選択します。 

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続けて、データセンタ名、クラスタ名を入力します。

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8 vSAN として使用するデバイスを選択

キャッシュ、キャパシティにそれぞれ使用するためのデバイスを指定します。

今回は200GBのSSDをキャッシュ、800GBのSSDをキャパシティに選びました。

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あとはできあがるのを待ちます。

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明日5時起き予定なので、今日は帰ります。

結果はまた明日!

 

運用管理シリーズ

いつ、何を、どうやって、運用管理 ① - サマリ

いつ、何を、どうやって、運用管理 ② - 導入

いつ、何を、どうやって、運用管理 ③ - 導入 Easy Installの手順

いつ、何を、どうやって、運用管理 ④ - 導入 Easy Installの構築後の確認

VMware HCI powered by vSAN

中にいるので当たり前だと思っていたこと。

まだまだHCI業界では知名度が高くない、後発のVMware という立場であること。

SDSのvSAN として3年前はポジショニングしていたので当たり前なのですが...

 

VMware HCI powered by vSAN

ReadyNode含め全ての vCenter + vSphere + vSAN で構成されたインフラはHCI powered by vSAN です。

VxRAILだけではありません。

ただ、パッケージやキット、アプライアンスになっていると箱売りと同レベルになるのでVMware ベースのHCIとして今世の中に広まっている傾向はあります。

 

ロゴを勝手に使うと大人たちに怒られるかもしれないので、公式ブログの転載です。

https://blogs.vmware.com/virtualblocks/files/2017/03/readynodepartner_01.png

HWベンダーさんは選びません。

お付き合いのあるベンダーさんでも良いですし、新しく違うものを使ってみるということもできます。

ただ変わらないのは、みんなHCI powered by vSAN です!

キャラバン、はじまりました!

告知してからまだあまり時間がたっていないような気がしていましたが、もう6月もなかば。

 

ハイパーコンバージドキャラバン全国巡業スタートしました!!!

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先週は4開催あり、のべ100人以上の方に参加いただき盛況で始めることができました。

ありがとうございます。

 

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キャラバンってどんなことをするの?いつやっているの?

という方はこちら↓登録はリンク先の公式案内ページからお願いいたします!

vmwarekkhci.hatenablog.jp

 

どうしてもモザイクをかけてほしいというリクエストがあり、悪意は全くございません。

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