お客様先からを出るのが遅くなって帰りがけにつけ麺を食べただけなのに、この時間。
金曜のプレミアムフライデーなのに、一滴も飲んでいないこの時間。(22:06)
ではvSAN のことを。
共有ストレージと言われるものの多くはブロックアクセスのストレージもしくはNFSストレージとなります。
VMware のHCI、共有ストレージであるvSAN はオブジェクトベースのストレージです。
仮想マシンを中心にストレージ要件を払い出すポリシーベースの考え方を元にオブジェクトをデータストア(ストレージリソースプール)に格納します。
オブジェクト(VMDKを含む5種類のvSAN のオブジェクト)はポリシーが適用されてデータストアに格納されるとコンポーネントと呼ばれます。
以前ポリシーベース管理の中で可用性の担保をどうやって行うのか書きました。
許容する障害の数 (FTT):
クラスタ内のホストまたはデバイスいくつまで障害が起こっても仮想マシンが止まらないようにするか?を決める数です。
障害の許容方法 (Mirroring or RAID5/6):
デフォルトではミラーリング(vmdkの多重化)での保護ですが、vSAN 6.2から容量効率性を向上させるためオールフラッシュ構成でのみパリティを使用するRAID5/6を設定可能です。
5ホストからクラスタを構成した環境で、仮想マシンのストレージポリシーを3パターン、コンポーネントがどのように配置されるのか描いていきます!
Cはコンポーネント、Wはウィットネスです。
FTT=1,Mirroring
データが2重化され、VMDKが固定的ではないホスト間のミラーリングされています。
この場合、5ホストのうち1ホストの障害を許容します。
FTT=2,Mirroring
データが3重化され、VMDKが固定的ではないホスト間のミラーリングされています。
この場合、5ホストのうち2ホストの障害を許容します。
FTT=1,RAID5
4つのコンポーネントが異なる4ホストに分散します。
RAIDといってもディスクで組むものではないので、パリティがコンポーネントの内部のチャンクレットに分散して作成されます。
パリティが1つなので、1ホストの障害を許容します。
このように、可用性の担保に関わるポリシーでコンポーネントの配置が変わってきます。
コンポーネントを配置するためのホスト数が最小構成台数となります。
同じFTT=1でもMirroringの場合は3台、RAID5の場合は4台がそれぞれの最小構成台数です。
オブジェクトの予約の説明がしたいのに、まだたどり着きません。
ギリギリ本日中に投稿できたので、今日はここまで!良い週末をー!!!