Remote Support Insight だけすぐに書いてしまったので、今回はCEIPをきちんと整理してご紹介したいと思います。
CEIP カスタマーエクスペリエンス向上プログラム
VMware のカスタマーエクスペリエンス向上プログラム (CEIP) は、製品とサービスの改善、問題の修正、製品の導入と使用の最適な方法についてのアドバイスを行うために必要な情報を収集することを目的としています。
今後お客様が使いやすくなるように、早期解決できるようになど、製品改善/開発に役立てるために、顧客情報やデータは一切含まれていない環境情報やログをVMware に自動的に送っていただいています。
では、vSAN は?
vSphere の一部なので上記が含まれます。
それ以外に2つのvSAN ならでは、があります。
前提:インターネットに接続されていること、CEIPが有効になっていること
- オンライン健全性チェック
- vSAN Support Insight
Support Insight はすでにこのブログでもご紹介しました。
Humbug、声に出すとどうしてもおかずに聞こえてしまいますが、オンラインで構成情報、環境情報、一部ログを収集し、リアクティブなサポートの解決までの時間を短縮します。
もうひとつが、オンライン健全性。
健全性はvSAN 6.1 (2015年初夏)のときに健全性プラグインというものをvCenter サーバにインストールすることで、vSAN クラスタの健全性をセルフチェックできるという機能から始まりました。
現在はVCSA(vCenter Server Appliance)に組み込まれており、デプロイしてvSAN が有効になるとデフォルトで健全性サービスが有効となります。
VCSAのバージョンの中に組み込まれているチェック項目となるため、6.1、6.2、6.5とvCenterのバージョンアップがされると必要な項目は追加され、不要な項目は削除されています。
項目の追加はこのバージョンが変わるタイミングとなるのですが、もっと適時に!ということで、オンライン健全性の登場です。
オンライン健全性
通常のローカルにとじた健全性チェックに加え、リアルタイムで項目が追加されたり、その項目に対するKB(Knowledge Base)が連携されます。
最近では3つほど新しいKBが出されました。
vSAN Online Health checks: New KBs now available - Virtual Blocks
CEIP って意外と何に使われているんだろうと思うことも多かったですが、CEIPを有効にすることでvSAN の場合は嬉しいことがありますよ!というご紹介でした。
このほかにもインターネットに接続されている場合は下記のような機能もオンラインで情報の自動更新、ダウンロード等を行うことができます。
- vSphere Update Manager
- パフォーマンス診断
- Configuration Assist
ぜひこのCEIPに参加していただきたいと考えております。