先日最新パッチ、vSphere 6.5 Patch 02 がリリースされ、vSAN のアップデートにvSAN Support Insightというものがありました。
CEIPというプログラムをご存知でしょうか?
「CEIPプログラムに参加しますか?」
とWeb Client ログイン時やHost Client ログイン時にポップアップが出てきたことはないでしょうか。
なかなかvCenter サーバをインターネットに接続していないことが多いとは考えていますが、このCEIPプログラムに参加すると嬉しいことをご紹介します!
製品とサービスの改善、問題の修正、製品の導入と使用の最適な方法についてのアドバイスを行うために必要な情報を収集
そもそもCEIPはお客様の環境情報を収集し、VMware の開発に役立てる、そしてお客様に還元するとプログラムです。
重要なシステムでどんな情報を取られるかわからない、有効になんてできない!と思ってしまいがちですが、お客様固有のシステムや個人を特定するような情報は取得していません。
安心して有効にしていただきたいです。
今回のリリースvSphere 6.5 Patch 02では vSAN サポートインサイトが実装されています。
下記のような情報を収集するので、いつかきっとそのうちバグフィックスするための情報だけではなく、もし何か障害が発生した時にすぐに役立ちます。
- お客様の環境情報(仮想マシンではなくホストレベル)
- vSAN としてどのような設定がされているのかという構成情報
- vSAN 構成として健全性やパフォーマンス
サポートにリクエストをあげる場合、ホストは何台、バージョンは、vSAN のディスク構成、と必ずハードウェアを含め環境情報の把握から始まります。
このプログラムは上記の情報があるため、お客様に聞くことなく、中身のデータではなく、箱としてのvSANの情報を事前に共有しておくことができます。
ホワイトペーパーの中に取得できる情報例がありますので、ご覧ください。
CEIPの設定は簡単です!
クラスタ > 監視 > vSAN > 健全性
オンライン健全性 > カスタマ エクスペリエンス改善プログラム(CEIP)
ここで有効化されているか確認できます。
vSphere としての設定と同じなので、vSAN としての設定はありません。
少し早いのですが、2017年のブログはおそらく本日で終了です。
このブログを立ち上げると決めたのが昨年の12月ごろだったので、三日坊主にならずにvSAN のこと、 VMware HCI のことばかりをよく書き続けたなぁ、と。
先日HCI市場のIDCさんのリサーチ結果からもVMware がだんだんと2強と言われるところまで上がってくることができました!
ありがとうございます。
エンドユーザさん、使っていただいてありがとうございます。
パートナーさん、たくさん提案いただいてありがとうございます。
日本にもっとVMware HCIを広めていけるよう、2018年もがんばりますのでよろしくお願いします。
それではみなさま、良いお年を!