少し前にサイジングについての記事を投稿しました。↓
実効容量 x 保護レベル = 概算の総容量
ではこの保護レベルはどのように決めるのかという話をする上で出てくるのがポリシーベース管理です。
今日お話するのは仮想マシンが主役、全ては仮想マシンのために...!
一言で表すと、
仮想マシンがどうありたいかを決めることをポリシーと呼んでいます。
ホストの上で稼働する仮想マシンが格納する場所がデータストア=ストレージです。
ストレージの設計は仮想マシンがどうありたいか、どう守るべきなのか、どういった性能が必要なのかという考え方の元、ストレージの種類、ディスクの構成やRAIDレベルが決まっていきます。
vSAN の場合、vSAN データストアはストレージのリソースプールです。
クラスタに参加しているホストのvSAN 用デバイスがプールとして見えおり、ここでは耐障害性、可用性の面のデータ保護は一切行われていません。
プール、バケツ、どんぶり、入れ物、枠、どの単語を使おうと思うのですが仮想マシンのCPUやメモリと同じようにリソースプールから払い出して/割り当てて使うイメージです。
その払い出す際に仮想マシンのストレージ要件が必要となりますので、これが仮想マシンのストレージポリシーとなります。
やることはこの2つです。
仮想マシン側で定義した内容/要件でそのままストレージを払い出すことができます。
これは外部ストレージのLUNやボリュームといった事前に準備して作り上げたデータストアの考え方ではなく、必要な時に必要なリソースを提供できるよう仮想マシン主体にストレージ要件を考えます。
ポリシーとは、という長々とお話をしてきましたが、ポリシーの中身は次回お届けします。