"HCI" はじめました。

vSAN担当小佐野舞です。VMwareのHCIを広めるため日々活動していきます。

ReadyNode、変えていいもの、ダメなもの。

日々VMware 製品を拡販いただいているパートナー様からよくある質問です。

ReadyNode、どこまで、何を変えていいの?

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VMware のハイパーコンバージドインフラは豊富なハードウェアの種類と組み合わせて構成することが可能です。

vSAN の場合、ReadyNodeというオールフラッシュ、ハイブリッドのハードウェア構成ごとのプロファイルがあります。

vSAN Hardware Quick Reference Guide

 

このプロファイルをベースに各ハードウェアベンダーさんがvSAN ReadyNodeという形で組み上げテスト済み構成を準備いただいています。

ここから何を変更可能か、QA形式でまとめていますので、再掲です。

 

柔軟性の高いハードウェア構成を選ぶことが可能なReadyNode。

まずはこのReadyNode を選択いただくことで VMware のハイパーコンバージドインフラ、始められます!

ただカスタマイズをしたいという方も多いので、ReadyNode についてのよくある質問を日本語にしてみました。

  • vSAN ReadyNode の各ハードウェアコンポーネントリストの中から、キャッシュ用のデバイスを変更することはできますか?

同等以上のパフォーマンスや耐久クラスのデバイスであること
OEMベンダーさんのvSAN 互換性があること
この2点を守っていいただければ、変更することはできます。

  • vSAN ReadyNode のキャパシティデバイスをHDDからSSDに置き換えることはできますか?

ReadyNodeには大きく分けてオールフラッシュ、ハイブリッドのモデルがあります。
両モデルを混在して使用することはできません。

  • ReadyNodeに搭載されているものと異なるIOコントローラを使うことはできますか?

vSAN ReadyNode のパフォーマンスを決める、IOコントローラはストレージ機能の中核となるコンポーネントです。サポートされていないIOコントローラはパフォーマンスや高可用性の問題を引き起こす可能性があります。

  • vSAN ReadyNode構成を変更することによって、高性能モデルへ変更できますか?

オールフラッシュの中にもより高性能や大容量のモデルもありますのでそちらを選択ください。

  • ReadyNode からデバイスを変更するにはどうしたら良いの?

現在、ReadyNode ConfiguratorというツールはReadyNodeしか出てこないのですが、今後デバイス変更のオプションが実装される予定です!

  • ブートデバイスはvSAN 認定したものが必要?

vSANで、というものはありません。vSphere をインストールする場合と同様となりますので、ガイドラインについてはこちらのKBを参照ください。
https://kb.vmware.com/kb/2147723

ブートデバイスと同様にvSAN での認定要件はありません。ReadyNode のNICはIOVP(I/O Vendor Partner Package:OEM ドライバ入りパッケージ)が搭載されています。

 

 

原文記事

What you can (and cannot) change in a vSAN ReadyNode™? - Virtual Blocks

シンプロ?シック? - ポリシーベース管理⑦

急に寒くなって、雨が降って、もう秋がきちゃった。。

ファンヒーターの前から動かなくなる季節がやってこようとしています。

 

vForum の宣伝ばかりだったので、本日は久しぶりのポリシーベース管理シリーズです。

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オブジェクト スペースの予約

仮想マシンのデプロイ時に予約する必要がある仮想マシン ディスク (vmdk) オブジェクトの論理サイズの割合(シック プロビジョニング)。

デフォルト値は 0% です。 最大値は 100% です。

 

vSAN データストアにおいてこのルールを明示的に指定していない場合、シンプロがデフォルトとなります。

 

ストレージの世界でも、vSphereの世界でもシンプロビジョニングという考え方はそれぞれありました。

よく構成で組まれていたのが、ストレージをシンプロにするならその効果を得られるように仮想マシンもシンプロにしましょうといった設定です。

外部ストレージと同様にvSAN にもシンプロかシックが選択することができます。

それがオブジェクトスペースの予約です。

vSAN はオブジェクトベースのストレージですので、オブジェクトが作成される時に初めからストレージ領域を予約するのか、しないのかをポリシーで選択することができます。

5年間のストレージ領域の増加を計画的に見積もったとしても計画通りには進まないこと多いのではないでしょうか。

シンプロがデフォルト、簡単にスケールアウトできるので足りなくなったら足す。

クラウドも必要な時に必要なリソースをという考え方のオンプレ版に近いかなぁと考えています。

 

性能ってどうなるんでしょうか。

確認してみました。

全く同じ仮想マシン、クローンでFTT1(ミラーリング)前提、シックとシンプロの比較です。

環境は他に仮想マシンが1台も動いていない無風です。

 

こちらがデフォルトのオブジェクトスペースの予約なし

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こちらがシック、オブジェクトスペースの予約100%です。f:id:vmwarekkHCI:20171013182347p:plain

 

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今回のテストではどちらもほぼ変わらないという結果になりました。

vFORUM 2017 ハンズオンラボ(HOL)も毎年恒例!

vFORUM の宣伝が多いのですが、本日は毎年恒例のハンズオンラボのご紹介です。

2年前、VMworldにHOL担当として参加して、なんだかんだ毎年関わっているような気がします。

f:id:vmwarekkHCI:20171012114238p:plainvFORUM 2017 - デジタルトランスフォーメーションの実現に向けた国内最大級のITカンファレンス

 

VMwareハンズオンラボ | vFORUM 2017 TOKYO

vFORUM 会場では説明とラボが一緒にできるワークショップ多め、日本語マニュアルがある最新のラボができます!

もちろんvFORUM のあとで、おうちでゆっくり取り組むこともできます。

vSAN のラボの番号はこちら。

HOL-1808-01-HCI - vSAN v6.6

環境はvSAN 6.6 (vSphere 6.5)となり、現在リリースされている6.6.1よりひとつ前のものとなりますが、大幅な機能追加があったバージョンです!

ぜひ、来場された際にはラボのところにも遊びにきていただければ嬉しいです。

 

 

続きを読む

vFORUM 2017 Day2 セッションリスト!

そういえば、タイトルにはセッションリストと書いていますが、とにかくHCI関連のセッションのまとめです。

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今日はDay2!

2日目の目玉はお客様事例です!

まだオープンになっていないですが、2日目の最後の時間にもうひと枠、小佐野が担当するセッション増えます、近日中に登録スタートです。

ガラガラだったら、インタラクティブにやりたい。と勝手に思ってます。  

 

お客様の事例

Day 2: 11/1(水) 15:10〜15:40

【お客様事例講演】ゲームサーバ&認証課金システムを刷新!! カプコンのSDDC化への第一章はvSAN導入から! | vFORUM 2017 TOKYO

カプコン

 

VMware のセッション

Day 2: 11/1(水) 12:50〜13:35

これで安心、設計から運用まで。 vSAN の全てを完全解説!! | vFORUM 2017 TOKYO

 

Day 2: 11/1(水) 14:25〜14:55

HCI powered by vSANが提供する7つの価値 | vFORUM 2017 TOKYO

 

Day 2: 11/1(水) 15:10〜15:55

バッチリ分かるHCI ! 入門編 | vFORUM 2017 TOKYO

 

Day 2: 11/1(水) 15:10〜15:40

vSANから自動化まで! vRealize Operations Manager 6.6 で変わる運用最適化とは? | vFORUM 2017 TOKYO

 

 

パートナー様のセッション:バックアップ

Day 2: 11/1(水) 14:25〜14:55

デジタル・トランスフォーメーションに向けた新たなデータ保護テクノロジーのご紹介 | vFORUM 2017 TOKYO

クエスト・ソフトウェア株式会社

 

 

パートナー様のセッション:vSAN

Day 2: 11/1(水) 16:10〜16:40

徹底解説!検証でわかったVMware Cloud Foundationの勘所 | vFORUM 2017 TOKYO

伊藤忠テクノソリューションズ株式会社様

 

Day 2: 11/1(水) 16:10〜16:55

ハードウエア好き大集合! HPE最新プロダクトで実現する次世代 SDDC | vFORUM 2017 TOKYO

日本ヒューレット・パッカード株式会社様

vFORUM 2017 Day1 セッションリスト!

 

寒いと思ったら夏のように暑くなったり。暑すぎる昼間に対して明け方は寒かったり。
この時期はお天気むずかしいですね。

 

あと約2週間後に迫ったvFORUM 2017 TOKYO!

セッション登録はお済みですか?

VMware HCI 関連のセッションをまとめましたので参考にしていただければ。

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VMware のセッション

Day 1: 10/31(火) 12:05〜12:35

vSANから自動化まで! vRealize Operations Manager 6.6 で変わる運用最適化とは? | vFORUM 2017 TOKYO


Day 1: 10/31(火) 13:00〜13:45

HCI Powered by VMware vSAN、やっぱり気になる運用管理 〜日々の運用、バックアップからBC/DRまで〜 | vFORUM 2017 TOKYO

 

Day 1: 10/31(火) 15:20〜16:05 

ザ・ノンフィクション『ユーザ事例から見るvSANのリアル』 | vFORUM 2017 TOKYO

 

Day 1: 10/31(火) 16:20〜17:05

SDDC と HCI を支える高信頼性と高性能の新基準vSAN ReadyNode のご案内 | vFORUM 2017 TOKYO

 

Day 1: 10/31(火) 17:15〜17:45

HCI powered by vSANが提供する7つの価値 | vFORUM 2017 TOKYO

 

 

パートナー様のセッション:vSAN

Day 1: 10/31(火) 14:05〜14:50

日立が贈るHCIソリューションでVMware vSANを使い倒す | vFORUM 2017 TOKYO

株式会社日立製作所

Day 1: 10/31(火) 16:20〜17:05

HCI適用について本気で考える | vFORUM 2017 TOKYO

富士通株式会社様

 

Day 1: 10/31(火) 16:20〜17:05

運用工数70%削減!HCIで実現できるスモールスタートハイブリッドクラウドとは? | vFORUM 2017 TOKYO

Dell EMC様

 

パートナー様のセッション:バックアップ 

Day 1: 10/31(火) 14:45〜15:15

クラウドやストレージも連携できるVeeamは、仮想化データ保護の新定番! | vFORUM 2017 TOKYO

Veeam様

 

Day 1: 10/31(火) 16:30〜17:00

 

コンテナオブジェクトで自動化!ハイパーコンバージドインフラの効率的なバックアップとは | vFORUM 2017 TOKYO

arcserve Japan合同会社

VMware HCI - CTCさん編 クラウドサービス

HCI?なのか?と迷いましたが。

基盤としてはvSAN が使われているし...と同カテゴリに入れさせていただきました。

 

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http://www.ctc-g.co.jp/news/press/20171003a.html

仮想プラットフォーム「TechnoCUVIC VP」に専有型ストレージサービスを追加

 

CTCさんのクラウドサービスの専有型ストレージの選択肢にvSAN がラインナップに追加されました! 

 

オンプレでもクラウドサービスでもvSANという共通の技術が使われているので、もちろんクラウド利用のみでも、ハイブリッドクラウドも夢じゃないですねー!

 

vSAN エキスパートに、なれる!

Networldさんのパートナーさん限定ですが、VxRAIL に力を入れていきたい!という方はいらっしゃいませんか?

 

www.networld.co.jp

 

HCI エキスパート育成プロジェクト、つまりVxRAIL、vSANのエキスパートをこの日本中に増やしていきたい!という企画です。

『VxRailチャンピオンクラブ』では、パートナー様がお客様へHCIをご提案される上で、 知っておかなければならない情報、構築ノウハウ、運用のポイント、障害対応のコツ etc. ドキュメントに書かれていないような事まで皆さんに惜しみなく共有します。
また、超・豪華特典として[VxRailチャンピオンクラブ限定コンテンツ][Dell EMC or VMwareグローバル最大イベントにご招待]等もご用意しております! 

プロジェクトのキックオフ(2017年10月12日 15:00~19:00)が目前に迫っています。

年末までにも色々ありそうなプロジェクトなのでご登録はお早めにー!

詳細はリンクからご確認ください。

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vForumの準備を始めると秋、終わると冬というよりもう年末というここ数年を過ごしています。

おしりに火がついてきたので頑張りまーす!

HCIセッション一覧もまとめますね。 

 

vFORUM 2017 - デジタルトランスフォーメーションの実現に向けた国内最大級のITカンファレンス

10/31(水)−11/1(木)@東京 ザ・プリンスパークタワー東京

11/21(火)@大阪 グランフロント大阪

ご登録は上にリンクから!

いつ、何を、どうやって、運用管理 ⑧-5 - 構成 アップデート 6.6.1編

vFORUM 2017 - デジタルトランスフォーメーションの実現に向けた国内最大級のITカンファレンス

10/31(水)−11/1(木)@東京 ザ・プリンスパークタワー東京

11/21(火)@大阪 グランフロント大阪

ご登録は上にリンクから!

 

アップデート完了しました!

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以前はここが警告でアップデートができるよーとお知らせされていました。

アップデートが完了したのでオールグリーンになっています。

 

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VUM(vSphere Update Manager)の方からも確認します。

アップデート前は非準拠でしたが、準拠のタブに全てのホストが入っています。

 

 

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ビルドも念のため確認します。 

 ESXi 6.5 Update 1 | 2017 年 7 月 27 日 | ISO ビルド 5969303

ちゃんと6.5U1に上がっています。

 

 

ということで、記事を分けたことにより長くなりましたがアップデート完了です!

VMware HCI - UNIADEXさん編

vFORUM 2017 - デジタルトランスフォーメーションの実現に向けた国内最大級のITカンファレンス

10/31(水)−11/1(木)@東京 ザ・プリンスパークタワー東京

11/21(火)@大阪 グランフロント大阪

ご登録は上にリンクから!

 

 

本日はついにリリースされた、VMware HCI のご紹介です。

www.uniadex.co.jp

ユニアデックス株式会社さんからVMware の HCI が提供開始されました!

UniFlex Hyper Converged

様々なHWベンダーさんのサーバを取り扱うマルチベンダー対応が可能なパートナーさんだからこそ、選択肢も豊富に準備されています。

そして異なるHWベンダーさんの環境もワンストップサポートで対応いただけます。

あっちの窓口に連絡して、こっちの窓口に電話して、ということは無くなります。

 

構成は2種類。

・標準構成

3ホスト以上から構成される一般的なvSAN クラスタ

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・ミラー構成

2ノードvSANと呼んでいるもので、仮想マシンの仮想ハードディスクが2ホストに配置されていますので、どちらか一方のホストが障害にあっても仮想マシンは動き続ける、もしくはHAにより再起動されます。

アーキテクチャは3ノード以上の構成と変わりませんが、メタデータの保管を仮想アプライアンスに行います。

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 ホストの台数ではなく、仮想マシンの規模感によるメニューも用意されているので、どれを選べば良いのかもわかりやすいです。

 

 

 

いつ、何を、どうやって、運用管理 ⑧-4 - 構成 アップデート 6.6.1編

先々週の木曜日に明日といって、vSphere Update Manager の続きを書けないままでした。。

 

そして、1週間あいております。ご無沙汰しております。

お休みをいただいておりました。完全にリフレッシュしてきました。

 

 

 

VUMへの統合、アップデートの続きです。

VUMではドライバーとESXi (vSAN)のアップデートが可能です。

今回の構成ではファームウェアのアップデートも必要と出てきたため、先にHW アップデートを行います。

 

 

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設定>vSAN>アップデート

全てをダウンロードを選択します。

ファームウェアのアップデートに必要なVIB、ファームウェア本体をホストにダウンロードします。

 

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使用許諾契約書に同意します。

 

 

f:id:vmwarekkHCI:20171002183850p:plain 続いて、全てをアップデートを選択します。

ダウンロードしたVIBやファームウェアをアップデートします。

 

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ローリングアップグレードを選択することによって、仮想マシンの停止なくアップデート可能です。

 

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どのようなことが行われているかというと。

  • アップデート対象のホストから仮想マシンをvMotion
  • 対象ホストをメンテナンスモードに移行
  • 対象ホストのファームウェアのアップデート
  • 対象ホストの再起動
  • 対象ホストをメンテナンスモードから解除

タスクを見ると現在2ホスト目に取り掛かろうとしています。

 

以前お伝えしたHWのアップデートの手順ですが、VUMには統合されていないので再度ご紹介です。

今度こそ、次回はESXi のアップデートです!

いつ、何を、どうやって、運用管理 ⑧-3 - 構成 アップデート 6.6.1編

久しぶりの運用管理編。

そして、vSAN 6.6.1でのアップデート、vSphere Update Manager統合のお話です!

 

vSphere Update ManagerへのvSAN 統合

vSAN HCL(互換性)に基づいたサポートされる最新バージョン(vSphere と vSAN)と物理サーバの互換性も含め、自動化されたライフサイクル管理を行い、数クリックで簡単にvSAN クラスタのアップデートが可能になりました。

 

上記が6.6.1で実装されました。

まず途中までですが、確認できたところまで見ていきましょう。

 

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健全性の確認をすると、新しい項目、「vSAN ビルドに関する推奨事項」があります。
下の説明を読むと。
現在のクラスタのバージョンより新しいのありますよ!
ESXi 6.5u1ありますと表示されています。
この環境はまだESXi 6.5dなので、アップデートをこのVUM統合で行なっていきます。
 

 

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クラスタのUpdate Manager タブを見てみると。

たことのないベースラインがすでに添付されています。

vSAN 6.6.1のベースラインで、まだESXi 6.5d = vSAN 6.6なのでコンプライアンスステータスは非準拠となっています。

 

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VUM の管理ページを見てみると、システム管理配下に自動的にベースラインが作成されています。

VCSA がインターネット接続されている場合自動的にパッチのダウンロードやベースラインの作成、vSAN のクラスタに対してベースラインの添付を行います。

 

 

では早速ステージングして、ホストにパッチのファイルをダウンロードします。

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vSAN 6.6.1 のパッチを選択。

 

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クラスタは3台ホストがいますので、3ホストを選択。

 

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最終確認を行い、完了。

 

 

今日はここまでです。

実際のアップデートについてはまた明日!

VMworld 2017 時間差セッションレビュー②

VMware 公式ブログで見るべき!vSAN 関連セッション一覧が紹介されていました。

blogs.vmware.com

 

これらの資料が一部社内公開されましたので、文字ベース/公開可能な部分はスライドイメージもサマリをしていこうと思います。

*資料から読み取った内容となりますので、実際のセッションとは異なることをご了承ください。

 

まずは1つ目。

vSAN Vision: The Future of HCI

Monday, Aug 28, 11:30am-12:30pm – STO1490SU

Get an in-depth look into VMware’s software-defined HCI approach and learn why customers trust vSAN’s enterprise-class features, scale and performance to run critical business applications. This session will feature Dean Perrine, Vice President, Technical Solutions at Fox Networks.

 

  • セッション担当

Lee Caswell

 SABU(vSAN 含むストレージ製品管理やマーケティング)のVice President Products

Christos Karamanolis

 同じくSABUのChief Technology Officer

Dean Perrine

ゲストスピーカーとしてFoxのVice President

 

  • 内容

タイトルはvSAN Vision : The Future of HCI となっているのですが、主な内容としては

HCI の市場動向の紹介、FOX様の事例が中心となっていました。

 

まず前半のサマリ。

ハイパーコンバージドインフラは、業界標準のサーバと組み合わせてコンピュート、ストレージ、ネットワークを仮想化することで、運用管理をシンプルに、トータルコストの削減、俊敏性と拡張性を向上させることができるものです。

世界レベルでの年間成長率は2021年まで66%と伸びており、現在外部ストレージ市場の30%ほどの規模となっています。

 

VMware がHCIの市場を牽引する理由が3点挙げられます。

 

・ハードウェアは日々開発され市場に投入されており、そのハードウェアに即座に対応

たとえばNVMe、Intel Xeon Scalable Processor、HPEのコンポーザブルインフラ 

・デペロッパーツールにも対応

コンテナのサポート、エンドポイントデバイス管理 (IoT Pulse) 

・ソフトウェアならではの新機能の実装スピード

暗号化、ストレッチクラスタのサイト保護、USでの国防情報システムによるセキュリティ技術導入ガイドに沿ったプラットフォームとして認定

コメント:どのような環境でも使われているVMware HCIですが、vSphereが広まった時と同じようにハードウェアへの対応や新機能の実装という部分はやはり早いです。

さすがにユーザアプリには及びませんが、ハードウェアと比べると、です。

 

そして後半のサマリ。

FOX様といえば、デジタル衛星放送およびケーブル局向け番組供給事業を行なっている企業です。

コメント:個人的にはNational Geographicよく見てます。

 

事業を行う上で欠かせないインフラをもっとより良くしたい。

  • ブロードキャスティングの弾力性や可用性を改善
  • 動画という高負荷に耐えうる環境
  • 保守のシンプル化、物理的な構築、スケール依存性からの脱却

このような課題が挙げられていました。

 

VMware HCI のユースケースとして

某サーバベンダ+ストレージベンダによる統合インフラ基盤のリプレイスで導入されました。

3サイトをつなぎ、SRM(Site Recovery Manager)とNSXを組み合わせて使われているSDDC基盤です。

ミッションクリティカルなビデオアプリケーション、メディア処理、ファイルのエンコーディング/トランスコーディング、オンエアのためのデータベース、ビデオ再生アプリケーションといったシステムが稼働しています。

コメント:もうこの時点でもしかしたら今見ているFoxの番組、vSAN上で作られて配信されているのかと思うと見えないですが嬉しいですね。

 

なぜvSAN を選んだのか?

SRMNSXといったVMware 製品との密接な連携

すぐ構築できる!決まった形でどんどんデプロイしていけばOK

ハードウェアをより価格競争力の高いものを選択できる

サポートの複雑さの解消(あのベンダが悪い、サーバが悪い、ストレージが悪いとならない)

増えた分を拡張できる、スケールアウトモデル

 

vSAN 入れてどうなった?

データベースのパフォーマンス問題がなくなった!

フォルトドメインアーキテクチャの弾力性が大幅に改善

必要な容量を細かく調整可能

膨大なビデオパフォーマンスを引き出すスループットの拡大

 

 

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このようなセッション内容でした。

SDDCでミッションクリティカル、既存仮想基盤からのリプレイスのお客様は日々増えていっています!

お客様の声 from ワールドワイド

VMware のハイパーコンバージドインフラの中核、vSAN。

VMware として、実際にお使いいただいているお客様の声を集めているのですが、公開されていることがわかりました!

 

www.techvalidate.com

 

英語ではあるのですが、パートナーさんには役に立つのかな?と思いサイトをご紹介します。

公開/非公開のお客様はいらっしゃいますが、事例やコメントが集約されています。

2017年のVMworldでもの情報をベースに最近のvSAN 市場動向が語られていたりしていました。

 

Customer References verified by TechValidate.

仮想マシンベースの運用管理により大幅に工数やコストが削減できました!

というコメントがあったり。

実際のお客様事例としてのCase Studyも掲載されています。

 

読み物としても面白いと思いますので、ぜひご覧ください。

vFORUM 2017 登録開始しました!

今年もお祭りの時期がやってきました!

登録サイトがオープンしましたー!

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vFORUM

10/31(水)−11/1(木)@東京 ザ・プリンスパークタワー東京

11/21(火)@大阪 グランフロント大阪

 

下記リンクよりご登録をお願いします!

vforum.jp

 

小佐野はブースやハンズオンのところをうろうろする予定です。

ブレイクアウトセッションは1枠持っていますので、VMware HCI、主に運用管理中心にお話しようと考えています。

 

この時期になると初めてセッションを担当した時を思い出します。

初日お客様との事例セッションがうまくいってご機嫌でお疲れ様会してから。

翌日の一番最後の時間に個人のセッションがあったので、ずっと緊張して過ごした1日長かったなぁ。

 

今年も楽しく開催しますので、ぜひご登録をお願いしまーす!!!

東名阪でセミナーします!

キャラバンも終わってしまいますねぇ。

もう少し深くVMware のHCIや vSAN のこと、知りたいなぁという方におすすめ!

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www.event-vmware.net

 

詳細やお申し込み方法については上のリンクから!

・日程

9/19@東京

9/20@名古屋

9/21@大阪

 

10/10@東京

10/11@名古屋

10/12@大阪

 

 

前半のTechnical Deep Diveは担当しますので、ブログ見てるよーと声をかけてもらえると嬉しいです。