"HCI" はじめました。

vSAN担当小佐野舞です。VMwareのHCIを広めるため日々活動していきます。

StorageHubシリーズ - VDI

VMware HCIはビジネスクリティカルアプリケーション、データベース、ディザスタリカバリ、管理クラスタ、VDI、クラウドネイティブアプリケーション、コンテナー、リモートオフィスブランチオフィスと幅広いユースケースがあります。

今回はVDIのホワイトペーパーのご紹介です。

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ユースケースVSAN 6.2 - Virtual Desktop Infrastructure Workload

https://storagehub.vmware.com/#!/vmware-vsan/vsan-6-2-virtual-desktop-infrastructure-workload

Horizonという仮想デスクトップ環境のための製品を持つVMware、VDIに適してますよ!という内容だけではありません。

vSANをストレージ基盤としてバージョン、HW構成、パフォーマンス結果も記載があるリファレンスガイドに近いものです。

 

サマリは下記となります。

  1. セットアップ手順
  2. ハイブリッド構成でのパフォーマンス
  3. オールフラッシュ構成でのパフォーマンス

 

例えばハイブリッド構成/オールフラッシュ構成のサーバスペックも具体的に出ています。

ハイブリッド

  • Dual-socket Intel Xeon CPU E5-2670 v2 @ 2.50GHz system with 40 Hyper- Threaded (HT) cores
  • 256GB DDR3 RAM @1866MHz
  • 2x LSI / Symbios Logic MegaRAID SAS Fusion Controller with driver version: 6.603.55.00.1vmw, build: 4852043
  • 1x 400GB Intel S3700 SATA SSDs
  • 4x 900 GB Western Digital WD9001BKHG-02D22 HDDs
  • 1x dual-port Intel 10GbE NIC (82599EB, Fibre Optic connector)
  • 1x quad-port Broadcom 1GbE NIC (BCM5720) 

 

オールフラッシュ

  • Dual-socket Intel Xeon CPU E5-2670 v3 @ 2.30GHz system with 48 Hyper- Threaded (HT) cores
  • 256GB DDR3 RAM @1866MHz
  • 1x LSI / Symbios Logic MegaRAID SAS Fusion Controller with driver version: 6.603.55.00.1vmw, build: 4852043
  • 2x 400GB Intel P3700 PCIe SSDs
  • 6x 800 GB Intel S3500 SSDs
  • 1x dual-port Intel 10GbE NIC (82599EB, Fibre Optic connector)
  • 1x quad-port Broadcom 1GbE NIC (BCM5720)

ハードウェアとの組み合わせでより現実的な身近な結果がわかります! 

StorageHubシリーズ - DMZ

インターネットと社内ネットワーク、セキュリティの中心となるのがDMZ環境です。

この場合、ただ共有ストレージは独立していなくて良いのか?と議題にあげられることがあるかと思います。

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ユースケースSecurity Zone Deployment

https://storagehub.vmware.com/#!/vmware-vsan/vmware-virtual-san-security-zone-deployment

vSphere にストレージ機能vSAN が組み込まれているVMwareのハイパーコンバージドインフラを使うことで、独立したシステムとして隔離できます。

なぜ、DMZ向きかというと先にあげたような、システムとして独立している要件にピッタリだからです。

仮想マシンのリソース、ストレージのリソース、全てサーバだけで完結、クラスタに対してリソースを提供するので他環境からアクセスすることができmせん。

vSphere の機能であるHAやvMotion、他VMware 製品との互換性も当然ですがあります。

また、最小2ホストから始められます!

物理的にはデータを格納するためのホストが2台でクラスタを構成し、仲介役となる仮想アプライアンスは他のvSphere 環境に配置することで、少ないホスト数でのHCI導入も可能です。

ストレージデータの通信経路はネットワークスイッチを介するパターンと2ノード直結パターンも選択できます。

 

このようにホスト台数はそこまで必要ではないけれど、独立させなければいけない環境にVMware のハイパーコンバージドインフラをお使いいただいているというユースケースでした〜!

詳細はリンク先をご確認ください!

3分でわかる!VMware HCI のストレージ

管理コンソールって英語のもの多いですよね。

日本人だから余計に思うのかもしれませんが、英語から無理に直訳された日本語の管理ツールも余計にややこしくなったり一長一短です。

vSphere Web Clientの場合、ブラウザの言語を日本語にすれば日本語のUI、英語にすれば英語のUIが表示されます。

2年前と比べてとても自然な日本語になっています!

とはいえ、実際にラボをやってみる時間がない、まぁいつかで良いか...となってしまう方に動画のご紹介です。

 

今日ご紹介するのは3分クッキング、ではなく

vSAN in 3 Minutes

www.youtube.com

説明は英語ですが、3分の動画でほぼ全てのvSAN操作が収録されています。

お暇な時に是非ごらんください!

2016 ストレージプロダクトオブザイヤー金賞!

昨年3月にリリースされたVMware vSAN 6.2が2016年のストレージオブザイヤー(サーバベースストレージ部門)の金賞に選ばれました!

 

searchstorage.techtarget.com

 

オールフラッシュ環境での重複排除/圧縮、イレージャーコーディング(RAID5/6)の機能追加されたvSANは高く評価されています。

 

海外サイトのTechTargetで受賞していますが、日本ではITメディアさんのTechTargetジャパンを運営されています。

ダウンロードに登録が必要な場合もありますが最新情報をゲットしてください!

techtarget.itmedia.co.jp

 

StorageHubシリーズ -どこに何があるの?

以前も公式情報としてご紹介したサポート、リソースとも違うホワイトペーパーまとめサイトです。

まずは大きな枠を紹介していきまーす!

 

StorageHub

Storage and Availability Technical Documents

 

トップページにはストレージ関連の製品が並びます。

まずはvSANを選択!

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次に出てくるのはカテゴリです。

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ユースケース

ここではソリューションごとのHW構成も含めたユースケースのホワイトペーパーがあります。

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学習と評価

ネットワーク、ストレッチクラスタ等の詳細な技術情報やPoCガイドがあります。

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計画と設計

サイジングガイド、ネットワーク設計ガイド等があります。

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運用管理

操作ガイド、自動化のためのSDKマニュアルがあります。

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VMware ソフトウェア互換性

vRealize製品との連携に関するホワイトペーパーがあります。

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主な資料の概要は引き続き投稿していきます!

公式情報は? ここ!その3 仮想化・クラウド情報サイト

今回ご紹介するのは仮想化・クラウド情報サイトなのですが、先にお天気&お花情報です。

梅が満開になりました!

週末はお天気で、空も真っ青なのでピンクが映えます。

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仮想化を始める方、仮想化をもっと進めて行きたい方。

仮想化関連の情報やセミナー、事例が集約された情報サイトです。

vmware-juku.jp

 

vSANの記事をいくつかピックアップ!

VMware Virtual SAN 6.2の新機能を使いこなす5つのポイント | IT価値創造塾

やってみようVMware vSAN | IT価値創造塾

 

事例はこちら!

【VSAN / VDI 導入事例】サイボウズ株式会社 様 | IT価値創造塾

【VSAN導入事例】アットホーム株式会社 様 | IT価値創造塾

【VSAN導入事例】ウツエバルブサービス株式会社 様 | IT価値創造塾

 

ハイパーコンバージドを知る

セミナーのご紹介です。

 

ハイパーコンバージドの基礎や日立システムズさんのVMware HCI ハイパーコンバージド・ソリューションをより深く知ることができます。

2/15(水)開催、来週です!

ご都合のよろしい方はぜひ、浜松町へいらっしゃってくださいませ。

 

vmware-juku.jp

VMware HCI - 日立システムズさん編

ハイパーコンバージドインフラ、すぐにでも導入したい。

設置したらすぐに使いたい。

 

そんな時はアプライアンス

 

ハードウェアベンダーさんのHCIではなく、オールインワンで提供するパートナーさんのVMware HCI をご紹介します。

 

日立システムズ ハイパーコンバージド・ソリューション

  • 組み上げ、構築、保守は日立システムズさん
  • ソフトウェアはVMware
  • ハードウェアはSupermicro 

以前ハイパーコンバージドとは?の投稿にも書きましたが、ハイパーバイザー、ストレージ、一元管理をVMwareのソフトウェア、ハードウェアは各ベンダーさんという組み合わせを統合して提供されています。

www.hitachi-systems.com

VMware HCI - 富士通さん編

ハイパーコンバージドインフラ、すぐにでも導入したい。

設置したらすぐに使いたい。

 

そんな時はアプライアンス

 

VMware HCI として代表的なアプライアンスをご紹介します。

FUJITSU Integrated System PRIMEFLEX HS 

 

2016年11月に提供が開始されました。

vSphere、vCenter、vSANに独自の管理ソフトウェアが組み込まれています。

 

詳細はリンク先を参照ください。

www.fujitsu.com

 

ラインナップはこちら

www.fujitsu.com

 

 

続きを読む

VMware HCI - Dell EMCさん編

ハイパーコンバージドインフラ、すぐにでも導入したい。

設置したらすぐに使いたい。

 

そんな時はアプライアンス

 

VMware HCI として代表的なアプライアンスをご紹介します。

Dell EMC VxRAIL

2016年3月に提供が開始され、vSphere、vCenter、vSAN、EMCソフトウェアが組み込まれています。

実際に触ってみましたが、ウィザードで聞かれたことを埋めていくだけでセットアップ完了です。

 

詳細はリンク先を参照ください。

  • Dell EMCさんのVxRAIL紹介ページ

www.emc.com

 

  • NetworldさんのVxRAIL紹介ページ

www.networld.co.jp

英語ばっかり...

外資系ベンダーあるあるですが、日本語マニュアルがあまりないことが多いですよね...

 

日本語で書かれたものを読みたい時にはこのブログです。 

blogs.vmware.com

最新情報のアップデートや技術的なTipsが投稿されます。

たまにパートナーさんとの共同検証もありますので気になる単語を検索してみてください!

 

 

 vSANについてはコーマックさんのブログ(vSAN (Virtual SAN) - CormacHogan.com)が翻訳されていたり、vSANとは?の入門編がわかりやすく記事にまとまっています。

blogs.vmware.com

 

ダンカンとコーマック

公式情報として1つ前の記事に公式情報を投稿しましたが、今回ご紹介するのはブログです。  

VMwareのストレージテクノロジーの神様のような方たちで、最新情報、技術情報、ホワイトペーパーになっていない情報を入手することができます! 

 

  • ダンカン (Duncan Epping)

Chief Technologist, Office of CTOのひとり

www.yellow-bricks.com

ラスベガスで会った時に写真を一緒に撮ってもらいました。

このvCenterパーカーかわいいですよね。

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vSANカテゴリの直URLはこちら → http://www.yellow-bricks.com/virtual-san/

 

  • コーマック(Cormac Hogan)

もうひとりのストレージの神様、DuncanとともにvSANの書籍を共著している方です。

cormachogan.com

 

どちらも英語のブログですが、情報がぎゅっと凝縮されています!

公式情報は? ここ!その2 ハードウェア編

風が強い :'(

寒い日々が続いていますが、自宅の梅がかなり咲き始めました。

梅が咲くと次は桜、もう年度末!

 

今回は公式情報その2、ハードウェア関連の情報をご紹介したいと思います。

VMwareはソフトウェアやクラウドサービスをご提供しています。

ハードウェアなしにはどの製品も動かすこと、使うことができません。

ということで!VMware HCI、vSANに特化したハードウェアを見つけられる公式情報をご紹介します。 

 

  • vSAN Ready Node Configurator

http://vsanreadynode.vmware.com/RN/RN

世界各国のHWベンダーさんのテスト済み構成が検索できます。

Profileを選ぶとx86サーバのスペックが出てきますので要件に合ったものを選んでいただくと、OEMパートナーさんを選択できます。

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  • 互換性ガイド vSANバージョン

VMware Compatibility Guide - vsan

上記のReady Nodesをリストで各ベンダーさんの構成を比較しながら確認できます。

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HCI アプライアンスについてはDell EMCさんのVxRAIL、富士通さんのPRIMEFLEXがありますので別途ご紹介しますね!

公式情報は? ここ!その1 製品編

家の中でもカギやメガネが行方不明になるのと同じように。

ここにあるはずなのに...!ない!→片付けをし始める→探しているものを忘れる

自分が知りたい情報にたどり着くまでネットサーフィンを続けるとつい違うことが気になり始めて、本当は何が知りたいんだっけ?と忘れてしまう/諦めてしまうことありませんか?

 

どこを探したらどんな情報が出てくるのか、代表的なリンクを貼っていきます。

  • 製品ページ

vSAN Software-Defined Shared Storage

VMwareベースのHCIのストレージ機能 VMware vSANの製品紹介 (ほぼ英語)

以前と比較するとかなりリンクは充実してきました! 

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  • マニュアル

VMware Virtual SAN のドキュメント

vSphereの管理者ガイドと同様に日本語です!

構築から運用管理、一般的なトラブルシュートまで網羅しています。

 

  • 技術情報 

Storage and Availability Technical Documents

vSANに限らずVMwareのストレージ製品の技術情報がまとまっています。 

中身の概要については別記事でご紹介していきます。

StorageHubシリーズはこちら(Update予定)

 

  • ハンズオンラボ

VMware Learning Platform

vSAN環境がすぐにさわれます!

構築からトラブルシューティングまで一通りの運用管理が体感できます。

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まずはご紹介までということで、詳細はまた別途あげていきます!

ハイパーコンバージドインフラって?

ハイパーコンバージドインフラ(HCI)というと、どのようなイメージをお持ちでしょうか。

 2U4サーバの省スペースなハードウェア

 3クリック、15分、短時間でセットアップが完了する

 共有物理ストレージは不要で仮想化環境を構築

最近の記事や投稿を見るとこのような特長が挙げられていることが多いです。

 

一方でIDCによる定義を見て見ると。

ハイパーコンバージドシステム:サーバーベースのハードウェアを高度に仮想化して、単一のサーバーベースハードウェアによって、コンピュートおよびストレージ機能を提供する製品

サーバの形にはこだわらず、x86サーバベース、サーバのみで仮想マシンのリソース(コンピュートとストレージ)を提供する、とあります。 

 

"今"のハイパーコンバージドインフラが背景からとてもわかりやすく記事にまとまっています。

「ハードウェアとしてはサーバ(コンピュータ)のみで構成するITインフラシステム。データ管理(ストレージ)機能は、外付けのハードウェア(装置)でなく、サーバで動かすソフトウェアとして実装されている」

www.atmarkit.co.jp

 

私の考えるHCIを一言で表すと

 HCI は サーバの仮想化 + ストレージの仮想化 + 物理サーバ

構成要素として根幹を支えるものです。

VMwareの場合は、HCIのサーバ仮想化はvSphere + ストレージ仮想化はvSAN + 各HWベンダーさんのサーバから構成されます。

 

ハイパーコンバージドとは、と調べると様々な定義が出てきますが、基本要素はこの3つ!と覚えてください!

 

改めてこの長いカタカナワードの意味を調べると色々な意味が見つかりますね〜