前回はこちら
移行について検討のきっかけって何だろう?ということとvSphere 環境の移行手法について書いていました。
今回はvSphere 5.5から6.7へのvMotionを用いた移行についてみていこうと思います!
vSphere 5.5 U3 の既存環境からvSphere 6.7 U3 の新vSAN 環境への移行を行う、という前提です。
実際に用意した環境は5.5U3 既存環境、6.7U3 新規vSAN環境です。
想定、最も簡単にvMotionでそのまま移行できないかな?と考えました。
ただやはり、5.5から6.7U3のバージョン遷移があるため、直接vCenter 6.7U3からは5.5U3のホストが管理できないため、このままではできない、という結果です。
vMotionを使用することを前提とするとこのようになります。
vSphere 5.5の環境から直接vSphere 6.7へのvMotionができません。
どうにかvMotionする方法は?2種類あります。
1つ目:
既存環境の6.0へのアップグレード
2つ目:
新規環境を導入時6.5で導入、移行環境後アップグレード
具体的にバージョンの対応表にまとめるとこちらです。
5.5→6.7の直移行する場合にはオフラインになります。
vMotionといってもオンラインのコンピュートのvMotionとストレージのvMotionがあり、オフラインでは仮想マシンを一時的に停止し、ストレージvMotionで既存から新環境へと移行を行います。
今回ご紹介したvSphere 機能のvMotion を使用して移行する場合、オンラインの場合にはアップグレードを伴う作業が必要、オフラインではもちろん仮想マシンの一時停止が必要となります。
では次回はまとめとして移行手法、これ以外にもあるよね?ということでそれぞれどんな考慮点があるのか比較していきたいと思います。
参考までに、最新のvSphere 7 とvCenterの互換性はこちらです。
VMware Product Interoperability Matrices
vCenter 7.0 からvSphere 6.5 無印までが管理可能となります。
今後最新への移行を検討する場合には、既存環境が最小6.5.0!
6.0 の場合だとまたこの記事と同じ様にオフラインでの移行になるか、オンラインかつvMotionを行うのであれば既存環境のアップグレードする段階をはさんだりする必要が出てきます。
新しいメジャーバージョンとなりますので、2段階飛ばしは難しいですね。。
そのためにも既存環境の定期的なアップグレード!クラウドライクに!をオンプレにも!