発表されました!
*・゜゚・*:。.:*・vSAN 7 ・*:。.:*・゜゚・*
今回のvSAN は3つの柱があります。
vSphere Lifecycle Manager でクラスタアップデートをシンプルに!
vSAN のネイティブファイルサービス機能
クラウドネイティブストレージの強化により、vSAN 上でモダンアプリケーションのデプロイをもっとたくさん!
の続きの、他エンハンスメントについて 訳していきまーす!!
ストレッチクラスタ構成におけるDRS検知の統合
データ配置とDRSとの連携をより統合しました。
障害から復旧した後、2サイトにおいて完全にデータの再同期が完了するまで、DRSは同一サイト内の仮想マシンで発動します。
再同期が完了すると、DRSで定められたルールに基づき正しいサイトに仮想マシンを配置します。
ISLはサイト復旧するための再同期に適切にリソースを割り当てるため、ISLを超えて不必要な読み取りが行われることを削減します。
ウィットネスホストの交換後の即時の再同期の実施
ストレッチクラスタや2ノードvSAN の場合に必要となるウィットネスホストの交換や再同期ロジックのがより良くなりました。
ウィットネスホストアプライアンスに障害が発生するもしくは交換が必要な城田になった時、vCenter から"ウィットネスの交換"ボタンを使用して簡単に交換することができます。
交換が完了すると即座に修復(再同期)が始まり、整合性のある状態に復旧されます。
この機能強化は、ウィットネスホストのリストアをより早く完了させ、サイトレベルの保護に対する一時的な脆弱性を軽減します。
ストレッチクラスタにおけるサイト間の容量の偏りに基づくI/Oのリダイレクト
vSAN ストレッチクラスタのトポロジでは、サイト障害時の仮想マシンやデータのフォルトトレランスを提供します。
vSAN において個々の仮想マシンに異なる保護レベルやアフィニティが設定することで、管理者はより早く対応できます。
これによりサイト間の使用可能な容量の偏りが発生する場合があります。
vSAN 7では、容量が制限された状況下においてインパクトを最小限にする新しい考え方が追加されました。
容量の偏りが検知されると、vSAN はIO制限等の複数のパラメータをチェックし、容量が逼迫したサイトから健全なサイトへアクティブなIOをリダイレクトします。
この変更は仮想マシンに影響なく行われます。
この最適化は様々な状況下において発生する予測不能な操作を保証することができるようにvSAN へより多くのインテリジェンスが導入されている例となります。
(意訳:こういうこともできるようになったよ!新しいvSAN でチェックされる項目も増え、その後のリダイレクトも仮想マシンへの影響なしに自動的に行われるよ!)
vSAN データストア内仮想マシンの仮想マシンレベルでの詳細なレポーティング
vSAN データストア内仮想マシンについて、新しく仮想マシンの容量レベルでの一貫性をもったレポーティングを行います。
従来のストレージが行っているように仮想マシンレベルでの容量レポートに対応しました。
この改善はクラスタやホストのビューで確認できる今までの仮想マシンのビューとvSAN に配置された仮想マシンのレポーティングの違いを縮めるものです。
最適化中のメモリのレポートの改善
時間ベースのメモリ消費メトリックが追加されたことにより、API経由で取得したメモリリソース消費のより詳細な情報を、vCenter UIに表示することができるようになりました。
この時間ベースのメモリメトリックはvSAN クラスタが拡張(スケールアップ、スケールアウト)された際、クラスタのハードウェアやソフトウェアの変更によるメモリ消費の変化の関連付けを行うことができます。
構成変更による影響のアセスメントや継続的な構成の最適化に役立ちます。
vSAN の容量ビューでのvSphere Replication オブジェクトの可視化
vSphere Replication はvSphere 環境における仮想マシンの非同期レプリケーションソリューションです。
仮想マシンの保護や修復をシンプルで効果的に行います。
vSphere Replication はvSphere Essentials Plus 以上のエディションに含まれる機能です。
今回のvSAN 7 ではvSphere Replication と組み合わせている環境にとってとても嬉しい進化があります。
管理者はvSphere Replication に関連するオブジェクトデータを仮想マシンレベル、クラスタレベルの容量のビューで確認することができます。
vSphere Replication を使った非同期レプリケーションの必要性に応じてどのくらいのリソースが必要なのか判断しやすくなりました。
より容量の大きいデバイスのサポート
ストレージ要件を含め、vSAN は素早く対応しています。
新しいより高集積なストレージデバイスをサポートします。
より大容量のストレージデバイスをサポートしたことにより、重複排除/圧縮の改善、TB単価の安いデバイスを使用できたりと、お客様の環境でよくある悩みを解決します。
vSAN のアーキテクチャならではのメリットがあります。ライセンス費用の追加なしで、より大容量のデバイスを使って、新しいデバイスの追加や新しいデバイスで既存ディスクグループを入れ替えることができます。
NVMeホットプラグの計画的/無計画メンテナンスをサポート
NVMeという最先端のデバイスにより、ストレージシステムのパフォーマンスは新たなレベルへ到達します。
従来のSASやSATAデバイスでしか使えなかった機能でしたが、vSphere 7 ではvSphere / vSAN 環境においてNVMe ホットプラグをサポートします。
メンテナンスタスクであるホストへのデバイスの追加、削除、交換をシンプル化することによりNVMeデバイスが搭載されたホストの柔軟性と保守性を強化します。
vSAN データストアでの共有ディスクをEager Zero Thick(EZT)とする要件の撤廃
vSAN 7ではOracle RACのような共有ディスクを必要とするアプリケーションの仮想マシンの柔軟性を改善します。
マルチライターフラグをたてて共有ディスクとして使用するVMDKをEager Zero Thick とする要件がなくなりました。
この要件の改善により、シンプルさと効率が向上します。
ほぼリリースノートじゃないですか...長かった...
ばーん!とかじゃーん!っていう擬音で書きたくなりました。
リリースノートが日本語でちゃんと出たら差し替えますね。
vSAN 7!シリーズ
vSAN 7 アップデート!詳細編 ① vSphere Lifecycle Manager(vLCM)
vSAN 7 アップデート!詳細編 ② vSphere Lifecycle Manager(vLCM)のセットアップ
vSAN 7 アップデート!詳細編 ③ ネイティブファイルサービス
vSAN 7 アップデート!詳細編 ④ ネイティブファイルサービスの構成
vSAN 7 アップデート!詳細編 ⑤ クラウドネイティブストレージ
vSAN 7 アップデート!詳細編 ⑥ ハードウェア周りのアップデート