"HCI" はじめました。

vSAN担当小佐野舞です。VMwareのHCIを広めるため日々活動していきます。

vSAN 6.7 アップグレード そのに

CEIPへの参加

Support Insight の活用

 

アップデート通知、自動ダウンロード、自動ログ収集をするためにはvCenterがインターネットに接続されていることが必要となります。

いつもiPhoneWindows Updateの話をするのですが、脆弱性がありますよ、アップデートしますか?と聞かれるのに感覚的には近いです。

ただ実際にアップグレードを行う際には仮想マシンの退避(vMotion)やホストの再起動がかかるため、今までアップデートにハマってきた過去からは勝手にアップデートしといて!とはならないのはよくわかります。

なので、推奨の通知、パッチ/ファイルのダウンロード、まずはここまでお使いいただけたらなぁと。

 

 

では、vSphere 6.5U1からvSphere 6.7へUpdate Manager を用いたアップグレードを見ていきます。

 

  • 事前確認
  • Update Manager を使用したESXi のアップグレード

 

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まず、事前確認から。

健全性のエラーが出ていないことを確認!

先にHWのアップデートをしていたら、ハードウェア互換性のところに警告はあるかもしれませんが、そのほかの部分を確認します。

vSAN ビルドに関する推奨事項はアップグレード可能な新しいバージョンが出てきても、グリーンでパスと表示されるので、詳細を確認。

 

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ディスクフォーマットのバージョンは6.6.1であれば5。

ESXiをアップグレードしてから、ディスクフォーマットのアップグレードを後で行います。

 

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ベースラインが作成されていることを確認します。

vCenter がインターネットに接続された状態なので、自動的に作成されています。

もしオフラインの場合は手動で作成、クラスタに紐付けを行います。

 

 

 

次に、アップグレード行います!

BEFORE

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ESXi 6.5.0から 6.7.0へ。

 

AFTER

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実はですね、金曜の帰る直前に仕掛けて、進捗を見守らずご飯を食べに行ってしまいました。

土日も環境に接続せずにオフを満喫、月曜出社してから確認しました。

 

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オンディスクフォーマットは健全性の項目からアップグレードします。

今回の5→6へのアップグレードは再起動不要でした。

 

 

アップグレード完了です!

 

ハードウェアのアップデートはお使いのベンダーさんの機器によって異なりますので、正しい手順で行ってください。

 

これでデモ環境が最新となりました!

HTML5になりどこに何があるかサクサク動くので感覚的に使えますが、たいていvSAN 関連はスクロールして一番下の方にあります。

2分くらい探したのは仮想マシンのストレージポリシー、コンポーネントの物理ディスク配置です。

 

このあたりの操作感はまた次回にご紹介します。