7/11に発表されたHCI 市場のリサーチ結果の気になるところを抜き出してみました。
2017年 ハイパーコンバージドインフラ(HCI)活用の最新動向と今後の施策
http://www.norkresearch.co.jp/pdf/2017Server_usr_rel2.pdf
発行元はこちら
700社の声を集めたレポートとなっています。
IDCさんやガートナーさんのレポートでも市場の盛り上がりが伝えられていますが、 よりユースケースがわかる結果がありました。
すでにHCIを導入済みのお客様は全体の1割程度。
まだまだ普及途中で、検討いただいているフェーズのお客様がたくさんいらっしゃいます。
その中でどんなシステムに対してHCIを活用している/していくのかという項目が4ページ目にあります。
基幹系業務システム(会計、購買/販売、人事/給与、生産、在庫など)
分析/出力系システム(ビッグデータ、BI、レポーティング、帳票など)
商材流通システム(eコマース、EDI、O2O、オムニチャネルなど)
情報共有システム(メール、グループウェア、SNS、Web会議など)
営業/顧客管理系システム(SFA、CRM、コンタクトセンタなど)
デスクトップ仮想化システム(デスクトップ仮想化環境(VDI)のサーバ)
開発および試験用システム(負荷テスト、システム連携確認など)
認証管理システム(Active Directory、OpenLDAPなど)
文書共有システム(ファイルサーバ、プリンタサーバなど)
複数回答ではあるものの、インフラと強くアプリケーションが結びつく時代は終わってしまっているのか、なんでもアリですね。
これはVMware HCI powered by vSAN に限った話ではないのですが、vSphereのユースケースってなんですか?と同じくらい、サーバ仮想化+ストレージ(HCIでソフトウェアストレージ)が様々な基盤のインフラとして検討されていることがとてもよくわかります。
参考までにVMware の2016年導入いただいたお客様のユースケースのアンケート結果はこちら。
このビジネスクリティカルアプリは上にあげられているほぼ全てのシステムとなります。
これからはハードウェア+仮想化までは意識せずに、システムやアプリケーション中心の考え方がより大きくなっていく中で、HCIの活躍できる場をぜひご検討ください。