VMware HCIをお使いいただいているみなさま、ありがとうございます。
初期の頃に使ってみたけどどうなっているの?という方にも最新の情報をお届けしています!
これから使ってみようかな?と思っている方、こんにちは。
是非ここで情報収集していっていただけると嬉しいです。
ハイパーコンバージドインフラ、HCIという言葉はもう一般的となり、早数年。
IDCさんのマーケットシェア調査が2017年頃、GartnerさんのMagic Quadrant が2018年から、ハイパーコンバージドインフラ単体となり独立しました。
それまではソフトウェアデファインドストレージ(SDS)やコンバージドインフラの一部のでしたが、流行り出して当たり前となった時期が3、4年前ですね。
今回ブログタイトルに進化系って?と書いてありますが、まずハイパーコンバージドインフラとは!を確認していきましょう。
ハイパーコンヴァージド・インフラストラクチャ(HCI、英: Hyper-Converged Infrastructure)は、
コンピュータシステムにおける計算機能、ネットワーク機能、ストレージ機能といった基盤機能を、仮想化機能と標準的なハードウェアだけを用いて実装し、水平スケールを容易にしたシステムアーキテクチャ、あるいはこのアーキテクチャを採用したアプライアンス製品群の名称。
ハイパーコンヴァージド・インフラストラクチャ - Wikipedia
コンバージドではなくコンヴァージドですね。笑
いつもこんな感じのHCIの図を使っていますが、HCIの定義は大きく2つあります。
- サーバだけx86サーバだけで構成できるものであること
- コンピュート、ネットワーク、ストレージ機能が仮想化機能(ソフトウェア)で実装されていること
HCIを活用して嬉しいことと言えば!以前からですがこの3つがあげられます。
- 統合管理インターフェスが用意されていることが多く、今までよりもシンプルな管理を行うことができる。
- サーバだけで構成することができるのでコスト効果が高い。
- 初期導入時だけでなく追加購入、増設などのタイミングでも柔軟性と拡張性が大幅にアップ!
最近の声ってどこかにまとまっていないかなぁと探したら、IDCさんからレポートとして出されていました。
様々な項目に関して細かく書かれているのでしょうが、公開されている一部がこちら。
国内ハイパーコンバージドインフラストラクチャ利用動向調査結果を発表
迅速な導入ができること、パフォーマンスや拡張性の向上が半分以上の人が導入して得られた効果だったということです。
今も数年前も変わらず、現在当たり前の選択肢として使われているHCI。
ではその進化系ってなんでしょうか。
これが今まで説明してきたHCIのVMware ベースだとこうなります。
vSphere (に組み込まれたvSAN)を活用したHCI。
アプラインスもあり、ReadyNodeもあり、様々なベンダーさんの提供する汎用サーバを用いることができるHCIです。
次の段階、これが進化系です。
コアとなるサーバ仮想化、ストレージ仮想化だけでなく、いろいろなものが追加されていますね。
フルスタックHCI、VMware Cloud Foundation (VCF)です。
並べると違いがよくわかります。
今までもVMware のHCI を導入されたお客様の中にはSDDCを実現するためにネットワークのNSX、運用管理/自動化のvRealizeを合わせてご活用いただいている方もいらっしゃいます。
普通のHCIと進化したHCI、何が違うの?というと、ライフサイクル管理を司るSDDC Manager の登場です。
SDDC Manager は、システム全体のライフサイクル(構成およびプロビジョニングからアップグレードおよびパッチ適用まで)を自動化し、日々の管理と運用を簡素化します。
アプライアンス型のHCIのワンクリックアップグレードを想像していただくとわかりやすいと思います。
指定されたソフトウェアの互換性、ハードウェアとソフトウェアの互換性の確認が自動的で行われるという事前準備、アップグレード実施時はどのソフトウェアから上げていくのかの考慮、仮想マシンは無停止でホストはローリングアップグレードの自動で行われる、長いですがワンクリックの中にはこのような内容が込められていると思っています。
ソフトウェア、ハードウェア問わず、アップグレードしても動くことがきちんと確認されている互換性が取れた状態で、1つボタンを押せばデータセンタが
HCIだったので、ライフサイクル=アップグレードに注目しました。
VCFではシステム全体のライフサイクル管理の自動化=デプロイ、設定、パッチ適用やアップグレードを行うことにより、管理と運用がシンプルになります!
HCIの進化系と書いたのはこのライフサイクル管理がさらに広い領域へと進化している!からでした。
VCFについてもっと知りたい!と思っていただけたら嬉しいです。
続く
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