急に寒くなって、雨が降って、もう秋がきちゃった。。
ファンヒーターの前から動かなくなる季節がやってこようとしています。
vForum の宣伝ばかりだったので、本日は久しぶりのポリシーベース管理シリーズです。
オブジェクト スペースの予約
仮想マシンのデプロイ時に予約する必要がある仮想マシン ディスク (vmdk) オブジェクトの論理サイズの割合(シック プロビジョニング)。
デフォルト値は 0% です。 最大値は 100% です。
vSAN データストアにおいてこのルールを明示的に指定していない場合、シンプロがデフォルトとなります。
ストレージの世界でも、vSphereの世界でもシンプロビジョニングという考え方はそれぞれありました。
よく構成で組まれていたのが、ストレージをシンプロにするならその効果を得られるように仮想マシンもシンプロにしましょうといった設定です。
外部ストレージと同様にvSAN にもシンプロかシックが選択することができます。
それがオブジェクトスペースの予約です。
vSAN はオブジェクトベースのストレージですので、オブジェクトが作成される時に初めからストレージ領域を予約するのか、しないのかをポリシーで選択することができます。
5年間のストレージ領域の増加を計画的に見積もったとしても計画通りには進まないこと多いのではないでしょうか。
シンプロがデフォルト、簡単にスケールアウトできるので足りなくなったら足す。
クラウドも必要な時に必要なリソースをという考え方のオンプレ版に近いかなぁと考えています。
性能ってどうなるんでしょうか。
確認してみました。
全く同じ仮想マシン、クローンでFTT1(ミラーリング)前提、シックとシンプロの比較です。
環境は他に仮想マシンが1台も動いていない無風です。
こちらがデフォルトのオブジェクトスペースの予約なし
こちらがシック、オブジェクトスペースの予約100%です。
今回のテストではどちらもほぼ変わらないという結果になりました。