"HCI" はじめました。

vSAN担当小佐野舞です。VMwareのHCIを広めるため日々活動していきます。

何かあったときの、切り戻し

以前vSAN のバージョンとESXi のビルドバージョンの対応表のKBをご紹介しました。

そこにはvSAN のファイルシステム、オンディスクフォーマットのバージョンも記載されています。

 

Build numbers and versions of VMware vSAN (2150753) | VMware KB

 

VMware HCI 環境の物理サーバのvSphere としてのアップグレードは2段階あります。

  • ESXi のアップグレード=vSAN のアップグレード
  • vSAN オンディスクフォーマットのアップグレード

ESXi のアップグレードは失敗したらロールバックは再起動後選択ができます。

vSANのオンディスクアップグレードに関して

もしオンディスクフォーマットのアップグレードが失敗して切り戻しを行いたい場合

また失敗はしていないけれど、ダウングレードする必要が出たという場合

どのようにロールバックしたら良いのでしょうか?

というKBをご紹介します。

kb.vmware.com

 

ESXi ホストの詳細設定の項目に、vSAN オンディスクフォーマットバージョンのパラメータがあります。

"Virsto.DiskFormatVersion"でフィルタ

f:id:vmwarekkHCI:20170822164259p:plain

  • このバージョンを指定バージョンに変更します。
  • ディスクグループの削除を行います。
  • ディスクグループを再作成します。
    自動的に指定したオンディスクフォーマットのバージョンでフォーマットされます。
  • ディスクグループの数分、繰り返す。

*このシステムの詳細設定には様々なvSANというワードが入ったパラメータがあります。

サポートの指示のもと変更いただく場合はありますが基本的に変更は不可となります。

 

ロールバックというよりは、再作成時のバージョンを指定する手順ですが、もし何か会った場合にはこのKBを参考にしていただければと思います。