最適化、性能監視編です。
vSAN 環境の性能監視を行うためには1つ有効化するサービスがあります。
パフォーマンスサービス
vSAN 6.2以降のバージョンで有効化することができます。
vSAN 6.6(vSphere 6.5d)ではカスタムでの時間指定の保存が可能になりました。
仮想マシンやホストごとで同じ時間帯のグラフを見たい!という時にいちいち時間指定を繰り返す必要がなくなりとても便利です。
パフォーマンスサービスを有効化します。
パフォーマンスログはvSAN データストア内のオブジェクトとして作成され、その中にたまっていきます。
そのためストレージポリシーを選択します。
これで有効化は完了です。
どのような情報が取得できるのか見ていきます。
IOPSや遅延、スループットがグラフで確認できます。
監視対象とする範囲を大きく分けると3つのパフォーマンス情報が取得できます。
クラスタの部分だけ見て、全体性能しか監視できないのかと言われることがありますが、個々の物理デバイスももちろん見られます!
vSAN 6.6からはネットワークも監視できますので、vCenter でできることがどんどん増えていっています。
各グラフの詳細な項目については下記KBを参考にしてください。
vSAN Performance Graphs in the vSphere Web Client
https://kb.vmware.com/kb/2144493
日本語KBはvSAN 6.2版となります。
vSphere Web Client の vSAN パフォーマンス グラフ