vRealize Operations Manager 6.6がリリースされ、アップグレードし、今時っぽい、白っぽい画面に感動しつつ。
vSAN に関連する部分についてはまた別記事で紹介させていただきます。
新しいホワイトペーパーがリリースされました!
vSAN 環境のバックアップってどうしたら良いの?とよく聞かれます。
- 外部ストレージと異なりLUNではないこと
- データストアをクラスタ外のホストに提供できないこと
外部ストレージとの大きな違いがあり、ストレージのバックアップ機能を利用されているとLUN単位=データストア単位でのスナップショットやコピーの取得する。
ではvSAN ではどうやるの?という疑問が出てきます。
そんなみなさんの疑問を解決できるかもしれない、よくあるQA - vSAN 環境のバックアップ編が記載されていますので、一問一答をざっくりと訳して行きます。
- vSAN 環境で稼働する仮想マシンのバックアップをどのように取得したら良いでしょうか?
VMware vSphere Storage APIs - Data Protectionを使用して仮想マシン単位の仮想環境のバックアップを取得します。VMFSやNFSのデータストアと同様にvSAN もこのVADPがサポートされます。
バックアップソフトウェアがこのVADPをサポートしているかをご確認ください。 - VADP のバックアップ方式としてどのモードがサポートされますか?
ネットワーク経由でのバックアップのNBDモード、NBD SSL(暗号化)、またはHotAddモードがサポートされます。
SANモードはサポートされません。 - リストア時にvSAN ならではのことはありますか?
vSAN ではストレージポリシーベース管理を使用して、仮想マシンやVMDKごとのストレージ要件を定義しています。そのため、リストアを行う際にポリシーを選択もしくは最適ようが必要となります。
ストレージポリシーベース管理がバックアップリストアのワークフローに組み込まれているバックアップソフトウェアもあります。 - vCenter サーバのリストアや入れ替え時に考慮するべきことはありますか?
vCenter のリストアを行う際はホストへvCenter 入れ替えを理解させるため特別な考慮が必要です。詳細はこちらをご確認ください。Recovering a vCenter Server
- vSANはバックアップ用のスナップショットオフロードがありますか?
vSAN のファイルシステムはvSphere 6.0以降VMFSベースではなく新しいファイルシステムが実装されています。NFSやVMFSデータストアでのスナップショットよりオーバーヘッドが少なくマージ処理中や複数世代を保持していてもパフォーマンス劣化が少ないよう改良されています。 - vSAN はSRM (Site Recovery Manager)に対応していますか?
完全に連携可能です。 - vSAN ネイティブのレプリケーション機能はありますか?
vSphere Replication をレプリケーション機能としてお使いください。差分でのレプリケーションや圧縮にも対応、SRMに統合されています。 - VAIO(vSphere APIs for I/O Filtering)ベースのレプリケーションをvSANはサポートしていますか?
サポートしています。
Veritas, StarageCraft, Veeam, EMC がvSAN対応した VAIOベースのレプリケーションを提供しています。
互換性についてはこちらをご確認ください。