"HCI" はじめました。

vSAN担当小佐野舞です。VMwareのHCIを広めるため日々活動していきます。

ありがとうございました VMware Evolve カンファレンス 2018

先日5/16(水)に行われた VMware Evolve カンファレンス 2018、数多くのお客様にご来場いただきありがとうございます。

 

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SDDC、マルチクラウド、HCI、セキュリティといったインフラまわりのテーマの中で、お気に入りのセッションはありましたでしょうか。

 

ブレイクアウトセッションの資料ダウンロードが開始されています。

ご登録いただいている方はメールが来ていないかご確認ください。

 

 

 

当日は少しだけブース(一番突き当たり)にいたのですが、ちょっと狭かったですね。

たくさんの方に来ていただいたので嬉しい悲鳴ではあるのですが。

会場、自社イベントでの利用が初めてだったのですが、お天気もよくビル群のオフィス街らしさを満喫しました。

(自宅から電車乗り換えいらずで行けたのも嬉しいポイント

 

次の大きめのイベントはvForum 2018でしょうか。

今年はどこで開催されるのかなー!

VMware HCI キャラバン 2018

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昨年も行われた日本縦断、主要都市巡業 with パートナーさんのイベント、

VMware HCI キャラバンがはじまります!

VMware HCI キャラバン 2018

 

すでに申し込みが始まっているパートナーさんもいますので、お近くの会場を探して見てください!

順次更新されていきますので開催日程についてはどんどん増えていきます。
 

昨年もご好評いただいたキャラバンですが、今年はハイパーコンバージドインフラがより身近になったからこそ、より多くの方にもっと知っていただきたいです。

VMware が単体で実施するのと何が違うというと、 パートナーさん特有の取り扱い製品だったり、競合比較だったりと、強みを生かしたご提案につながるようなセミナー担っていると思います。

 

ぜひご登録を〜!!!

vSAN 6.7 アップグレード そのに

CEIPへの参加

Support Insight の活用

 

アップデート通知、自動ダウンロード、自動ログ収集をするためにはvCenterがインターネットに接続されていることが必要となります。

いつもiPhoneWindows Updateの話をするのですが、脆弱性がありますよ、アップデートしますか?と聞かれるのに感覚的には近いです。

ただ実際にアップグレードを行う際には仮想マシンの退避(vMotion)やホストの再起動がかかるため、今までアップデートにハマってきた過去からは勝手にアップデートしといて!とはならないのはよくわかります。

なので、推奨の通知、パッチ/ファイルのダウンロード、まずはここまでお使いいただけたらなぁと。

 

 

では、vSphere 6.5U1からvSphere 6.7へUpdate Manager を用いたアップグレードを見ていきます。

 

  • 事前確認
  • Update Manager を使用したESXi のアップグレード

 

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まず、事前確認から。

健全性のエラーが出ていないことを確認!

先にHWのアップデートをしていたら、ハードウェア互換性のところに警告はあるかもしれませんが、そのほかの部分を確認します。

vSAN ビルドに関する推奨事項はアップグレード可能な新しいバージョンが出てきても、グリーンでパスと表示されるので、詳細を確認。

 

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ディスクフォーマットのバージョンは6.6.1であれば5。

ESXiをアップグレードしてから、ディスクフォーマットのアップグレードを後で行います。

 

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ベースラインが作成されていることを確認します。

vCenter がインターネットに接続された状態なので、自動的に作成されています。

もしオフラインの場合は手動で作成、クラスタに紐付けを行います。

 

 

 

次に、アップグレード行います!

BEFORE

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ESXi 6.5.0から 6.7.0へ。

 

AFTER

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実はですね、金曜の帰る直前に仕掛けて、進捗を見守らずご飯を食べに行ってしまいました。

土日も環境に接続せずにオフを満喫、月曜出社してから確認しました。

 

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オンディスクフォーマットは健全性の項目からアップグレードします。

今回の5→6へのアップグレードは再起動不要でした。

 

 

アップグレード完了です!

 

ハードウェアのアップデートはお使いのベンダーさんの機器によって異なりますので、正しい手順で行ってください。

 

これでデモ環境が最新となりました!

HTML5になりどこに何があるかサクサク動くので感覚的に使えますが、たいていvSAN 関連はスクロールして一番下の方にあります。

2分くらい探したのは仮想マシンのストレージポリシー、コンポーネントの物理ディスク配置です。

 

このあたりの操作感はまた次回にご紹介します。

vSAN 6.7 アップグレード そのいち

メジャーアップデートの時には必ず、vCenter のアップグレード。

パッチ適用時にも最新のvCenter がリリースされていればアップグレードした方がお得なことが多いと思います。

 

さて、今回は先日4月中旬にリリースされた、vSphere 6.7 へのアップグレードを行っていきます。

 

毎回おなじみ、大きく分けて 4つ。

  • ハードウェアコンポーネント(ドライバ/ファームウェア)のアップデート(ESXi /vSAN 絡み)
  • vCenter のアップグレード
  • ESXi のアップグレード
  • オンディスクフォーマットのアップグレード(vSAN ならでは)


 

 

 

うちの子のHWはDell R630です。

コントローラはH730p miniなのですが、ファームを早々にアップデートしてくださいという案内が出ていたため、まずはここからです。

Dell PERC H730/H730P/H830/FD33xS/FD33xD Mini/Adapter RAID Controllers firmware version 25.5.4.0006 | Dell 日本

以前、vCenterがインターネット接続されている場合、Config Assistのところから各ベンダーのストレージユーティリティやファームウェア、ドライバーが自動ダウンロード、ローリングアップデートができましたが、現時点ではこの機種は対応していないようでした。

手動でファームウェアはiDRACからアップデート、ドライバはVIBのインストールを行いました。

ハードウェアの部分もベンダーさんと協業してより自動化されるようになっていくということなので、もう少ししたら対応してくれるのかなーと期待しています。

他ベンダーさんの機器は今回触っていないので確認はできておらずです。

 

ハードウェアが完了したら、ソフトウェアです。

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vCenter をまずアップグレードします。

その次にUpdate Manager を使ってESXi を上げていきます。

vCenter はもう良いですかね。

インストーラがちょっと変わっていました。

名前解決をお忘れなく。

あとはテンポラリで2台VCSAが存在することになるので、仮IPアドレスの準備も事前にしておくと慌てません。

 

では次回はUpdate Manager の部分を書いていきます!

 

 

明日は赤坂ですよー!

満席セッションが多くても、当日のキャンセル待ちや展示ブースもあるのでぜひお越しください。

VMware Evolve カンファレンス 2018

 

まだ間に合う、セッションのご案内 VMware Evolve カンファレンス 2018

セッションまとめを投稿してから随分と経ってしまいましたが、未定となっていた枠やまだ空席有りのセッションをご紹介します。

 

VMware Evolve カンファレンス 2018

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vm-event.jp

 

2018年5月16日(水)@ANAインターコンチネンタルホテル東京 

 

 

BS-023

【お客様事例講演】HCIパネルディスカッション:実際どうなの??導入ユーザーが明かすvSAN HCIの導入効果 - VMware Evolve カンファレンス 2018

本イベントのHCIセッションの目玉と言っても過言ではないと思います。

よく事例セッションあるあるですが、本番これからですという話か、もしくはあれ?この事例去年と同じ...?という話もありました。

VMware HCI を導入いただき、すでに稼働開始済み、そんなお客様たちのパネルディスカッションです...!

 

BS-062

よくよく見ると意外に違う!他社と HCI Powered by VMware vSAN の比較 - VMware Evolve カンファレンス 2018

商品を並べて比較してというパートナーさんではないので、あまりVMware として競合比較 を表立ってしていませんでした。

世の中にまだまだ散らばっているvSAN の古い間違った情報を回収するのと、正しい他社との比較をお話させていただきます。

 

 

 ベンダーさん

戸田市事例講演 お客様メリットを最大化する富士通のHCI - VMware Evolve カンファレンス 2018

以前このブログでも記事をご紹介した、富士通さんのお客様事例です!

お客様の生の声、国産ならではというところにご注目ください。

 

パートナーさん

ネットワールドが伝えるvSAN環境バックアップのメソッド! - VMware Evolve カンファレンス 2018

バックアップ製品をひとつ取り上げて、というよりはvSAN が使われている環境にぴったりあった手法をお話いただきます!

 

 

セッション一覧を見ているともうだいぶ空席が少なくなってきています。

ただ、当日空きがあればお聞きいただけますので、ぜひ会場に遊びにきてください!

会場周辺のおすすめランチ情報も募集中です。

vSAN 6.6.1 (ESXi 6.5)のアップデート!

連休中にvSAN 6.6.1 アップデートがリリースされていました!

バグフィックスだけでなく、vSAN 6.7の内容も一部入っています。

 

VMware ESXi 6.5 Update 2 Release Notes

 

性能やコンポーネントの配置に関する部分の改善がESXi 6.5 U2でも追加されています!

  • デステージ 性能改善 : キャッシュデバイスからキャパシティデバイスへのデステージの仮想マシンのパフォーマンスの安定性を最適化
  • 容量不足に陥った際の弾力性の改善 : 物理ディスク使用率が高い場合のクラスタ操作に関するvSAN の管理プロセスの強化
  • リビルドの最適化 : ポリシーに準拠しないフォルトドメイン数(ホスト数)のクラスタにおいてレプリカの配置や統合を最適化

既存6.5 バージョンをお使いいただいている方はぜひアップグレードをお願いします。

 

 

続きを読む

ご登録はおすみですか?? VMware Evolve カンファレンス 2018

連休前に、お忘れなく!

 

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vm-event.jp

 

2018年5月16日(水)@ANAインターコンチネンタルホテル東京 

 

ジェネラルセッションの詳細や後日掲載となっていたセッションが追加されています。

満席になっているところも出てきていますが、まだご登録がお済みでない方はお早めに!

 

 

私のおやすみ始まりました。

2017年同時期何していたんだろうと振り返ると、引きこもっていたようです。

懐かしゲームの塊魂でひたすらプレゼントとメイツをコンプリートしようと頑張っていたようです。

今年はもうちょっとひとに会ったりする予定!

 

ではみなさま良い休暇をーーー!

StorageHubに日本語登場!第3弾!!!

ついに!ネットワークデザインガイドがリリースされました...!

新しいドキュメントや日本語リリースされたら通知、欲しいです。

 

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VMware® vSAN™ ネットワーク設計

こちらも前回の設計サイジングガイドと同様に大物です。

このガイドを一通り読めば、通常のクラスタ、ストレッチクラスタ、2ノードなどネットワークまわりのことは解決できます!

 

 

他の日本語化されているドキュメントはこちら。

VMware vSAN 6.6 の新機能

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VMware vSAN 6.6 の技術概要

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VMware® vSAN™設計とサイジングのガイド 

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久しぶりの大阪、新幹線で移動中です。

会社には絶対戻らないだろう仲良しサラリーマンズがハイボールジントニックとチェイサーのお水を並べていたり。

暖かくなってきたからお出かけかなというおじいさんおばあさんがいたり。

お隣の営業ガールは前半バリバリ仕事していましたが休憩中のようです。

昼間の移動って色んな人がいて楽しいですねぇ。

豚まんとみたらし団子を楽しみに、行ってきまーす!

vSAN 6.7 、Web 記事特集

先週のvSAN 6.7 がリリースされたタイミングで本国のストレージビジネスユニットからLeeが来日していました。

Lee Caswell (@leecaswell) | Twitter

セルフィーと日本酒が大好きな楽しい方でした!

 

 

 

弊社のチーフストラテジストと一緒に記事にもなっていますので、ぜひご覧ください!

ヴイエムウェアが発表したvSphereとvSANの最新版の“中身” - ZDNet Japan

 

ASCII.jp:ハイブリッドクラウドの統合管理を実現するvSphere、vSANの最新版

 

ヴイエムウェア、VMware vSphereとVMware vSANの最新版リリース | マイナビニュース

 

ハイブリッドクラウドでのサポート向上へ「VMware vSphere」「VMware vSAN」最新版をリリース―ヴイエムウェア:EnterpriseZine(エンタープライズジン)

 

ヴイエムウェア、新版のvSphere 6.7を5月までに提供、vGPU強化やMVDIMM対応など | IT Leaders

 

 

今回リーから中長期のロードマップも聞くことができたので、これからますますvSAN への機能実装楽しみになりました!

vSphere と共に。

ハイパーコンバージドインフラの市場はまだまだ広がっていきますので、仮想化してvSphere ならストレージはvSAN ということをよりみなさまに知っていただくべく頑張ります。

vSAN 6.7 / vSphere 6.7 リリース!

vSphere 6.5の次は、6.7でした。

vSAN 6.6の次は、6.7でした。

vROpsも6.7ですね。

 

これでキレイにバージョンがそろってわかりやすくなります...! 

 

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vSAN 6.7 / vSphere 6.7 リリースしました!

  

 

vSAN 6.7の新しい機能をまとめると。

VMware vSphere HTML 5クライアントへの対応

さくさく動きます。

今までとほぼ同じ場所に監視、設定項目があるので迷いません!

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vCenter Server への vRealize Operations のダッシュボード統合

先日リリースされたvROps 6.7が組み込まれます。

詳細はまた後ほど。

 

ホストアフィニティとiSCSIフェイルオーバーへの対応

補足説明です。

仮想マシン側で可用性を担保するようなアプリケーション(Cassandra、Hadoop、MongoDBなど)に対してホストアフィニティ設定が可能。

WSFC(Windows Sercver Failover Clustering) を仮想マシンで構成、その共有ディスクにvSAN iSCSIターゲットサービスにより切り出したLUNを使用することが可能。 

iSCSI ターゲットの提供はESXiを除く物理ワークロードとなっていましたので、待望の!でしょうか。 

youtu.be

 

全体的なパフォーマンス改善

オブジェクトの配置やキャッシュデバイスからキャパシティデバイスへのデステージの最適化

 

What’s New with VMware vSAN 6.7 - Virtual Blocks

 

 

 

もちろんハードウェア互換性ガイド(HCL)にもvSAN 6.7が追加されています。

アップグレードや新規に構築をお考えのみなさまは必ずご確認をお願いします!

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プレスリリース

ヴイエムウェア、 VMware vSphere®とVMware vSAN™の最新リリースにより、 ハイブリッド クラウド環境の利用体験をさらに向上 | Japan

 

リソース

VMware vSAN 6.7 Technical Overview (英語)

 

 

vSphere 6.7のvSAN 以外で構成の上限の変更
ホストあたりのLUN 512→1024
ホストあたりのストレージパス 2048→4096

 

 

うちの子は連休明けくらいにアップグレード予定です。

今さらだけど、20歳おめでとう...!

今年に入ってからやたらと、洋服のサイズを聞かれるメールが届きました。 

VMware の設立から20周年ということで記念のお洋服がもらえるようです。

今日、本社では盛大にお祝いをしたそうです。

 

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VMW@20 Timeline

 

1998年に生まれた子どもがハタチになる20年。

時間があっという間に経ってしまうのが、恐ろしいです。

  

このリンク先の年表を見ていて。

気になったのは会社ロゴ。

https://www.vmware.com/content/dam/digitalmarketing/microsites/en/images/timeline/vmware-image-logo-1.png

えっ...かっこ悪い...

Apple のりんご(このときは立体風)が出来上がった年に、VMware は流行りのグラデーションを使っていた、と。

他のIT企業のものも探して見ましたが、現在と比べてこんなにも変わったのは珍しいです。

https://www.vmware.com/etc/clientlibs/microsites/clientlib-timeline/img/v-mware-logo-2009.png

 

 

 

 

仮想化という真ん中の軸は変わらず、幅広く様々な分野にも手を広げていく新成人VMware をこれからもよろしくお願いします。

 

vSAN ストレッチクラスタ⑤:ストレッチクラスタの仮想マシンのストレージポリシー

vSAN という考え方は変わりません。

そこにプラスで、ホストをグループ化するフォルトドメイン、サイトをグループ化するストレッチクラスタ

どれもクラスタはひとつ、vSphere のクラスタ機能が使用できます。

 

ベースの考え方をしっかりと理解した上で、ストレッチクラスタに何か起こったら、仮想マシンにどのような影響があるのかご紹介していきたいと思います。

 

まず復習です。

vSAN クラスタはストレージとしての可用性を仮想マシンのストレージポリシーの許容する障害の数で定義しています。

例えば、8ホストのvSAN クラスタのうち

  • 1ホストが停止したとしても仮想マシンを稼働し続けられるようにする
  • 2ホストが停止したとしても仮想マシンを稼働し続けられるようにする

このように最大の障害単位がホストとなります。

通常のストレージだとLUNを構成するディスクを何本まで壊れることを許容するか、という考え方に相当します。

 

CPUとメモリのコンピュートリソースの観点から、仮想マシンは1ホストが障害にあっても異なるホストで起動が可能なため、自動または手動によって先ほどまで動いていたホストと違うホストで起動することでサーバとしてダウンタイムが最小となります。

異なるホスト(=予備機、スタンバイ機、呼び方は様々ですが)で仮想マシンを稼働させるにはその分のリソースが必要です。

このVMware のHA /vMotion の活用とほぼ同じ考え方です。

 

ストレッチクラスタで出てくるストレージポリシーのご紹介です!

許容されるプライマリレベルの障害の数

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リモート保護のためのルール

サイトにまたがって仮想マシンのデータを保持するかしないかを決定します。

リモート保護無効:PFTT=0の場合はサイト間に同じデータは配置されません。

リモート保護有効:PFTT=1の場合は2サイト間の可用性が担保されます。

 

ここで混乱しがちなのですが、通常のvSAN クラスタ(1サイトに閉じているもの)の場合はプライマリレベルの障害の数がローカル保護(サイト内保護)のための設定項目です。

ストレッチクラスタを使用していない場合はこのプライマリレベルの障害の数が可用性を決定する唯一のルールです。

 

 

許容されるセカンダリ レベルの障害の数

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ローカル保護のためのルール

サイト内でどのように仮想マシンのデータを保持するか決定します。

通常のvSAN クラスタと同様にサイト内に所属するホストが最大何台障害にあっても仮想マシンを稼働し続けるかを決定するルールです。 

 

公式マニュアルはこちらから

vSAN ポリシーについて

 

 

まとめると、ストレッチクラスタならではのポリシーはこの2つです!

サイト間のためのルール:許容されるプライマリレベルの障害の数 

サイト内のためのルール:許容されるセカンダリレベルの障害の数  

 

 

vSAN ストレッチクラスタ①:ストレッチクラスタとは?

vSAN ストレッチクラスタ②:ストレッチクラスタの要件 そのいち

vSAN ストレッチクラスタ③:ストレッチクラスタの要件 そのに

vSAN ストレッチクラスタ④:ストレッチクラスタ構成方法

vSAN ストレッチクラスタ⑤:ストレッチクラスタの仮想マシンのストレージポリシー

StorageHubに日本語登場!第2弾!!!

 大変お待たせしました...! 

 

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VMware® vSAN™設計とサイジングのガイド

Sizing and Design Guide こと、PoCガイドと同様に分厚い100ページ級のガイドです。

vSAN 6.6ベースの最新情報となりますので、ぜひご活用ください。

 

PDFが一時的にダウンロードできないようです。(2018/4/10時点)

まずはブラウザからご確認ください。

 

 

このガイド、一番詳しい設計ガイドとして情報が網羅されており、ずーっと前から日本語訳されないのかとリクエストをしていました。

ようやく!ですが、一度日本語で読むと英語で読むときもわかりやすいと思いますので、まずこの日本語、最新情報は言語を変更して英語で確認していただくと今後出てくるだろう差分もわかりやすくなります!

 

つぎは、ネットワークデザインガイド待ちですね。

 

日本語への変更手順はこちら

vmwarekkhci.hatenablog.jp

 

 

他の日本語化されているドキュメントはこちら。

VMware vSAN 6.6 の新機能

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VMware vSAN 6.6 の技術概要

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VMware Evolve カンファレンス 2018 - セッションまとめ

みなさま、VMware Evolve カンファレンス、ご登録はお済みでしょうか。

 

VMware のハイパーコンバージドインフラ関連のセッションと、個人的に気になるセッションを一覧にしてみました。

 

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BS-023

【お客様事例講演】HCIパネルディスカッション:実際どうなの??導入ユーザーが明かすvSAN HCIの導入効果 - VMware Evolve カンファレンス 2018

本イベントのHCIセッションの目玉と言っても過言ではないと思います。

よく事例セッションあるあるですが、本番これからですという話か、もしくはあれ?この事例去年と同じ...?という話もありました。

VMware HCI を導入いただき、すでに稼働開始済み、そんなお客様たちのパネルディスカッションです...!

 

BS-062

よくよく見ると意外に違う!他社と HCI Powered by VMware vSAN の比較 - VMware Evolve カンファレンス 2018

商品を並べて比較してというパートナーさんではないので、あまりVMware として競合比較 を表立ってしていませんでした。

世の中にまだまだ散らばっているvSAN の古い間違った情報を回収するのと、正しい他社との比較をお話させていただきます。

 

 

 

12:15 - 12:45 昼食付きセッション

【ランチセッション】どこまで明かす?KEL HCIマスターが語るHCIの真実 - VMware Evolve カンファレンス 2018

【ランチセッション】HCI本格導入までの道のり - VMware Evolve カンファレンス 2018

【ランチセッション】ついに!ネットワークに強い日商エレクトロニクスが語る vSANの活用術(仮) - VMware Evolve カンファレンス 2018

 

 

ベンダーさん

「Dell EMC VxRailが実現するビジネスの俊敏性」(仮) - VMware Evolve カンファレンス 2018

 

パートナーさん

ネットワールドが伝えるvSAN環境バックアップのメソッド! - VMware Evolve カンファレンス 2018

バックアップ製品をひとつ取り上げて、というよりはvSAN が使われている環境にぴったりあった手法をお話いただきます!

 

HCIをすべての人に - VMware Evolve カンファレンス 2018

日本のキャプテンvSAN こと大塚さんのパワフルなvSAN 愛あふれるセッションになることでしょう...!

 

VMware vSANを早く、賢く、安心して構築、運用する方法 - VMware Evolve カンファレンス 2018

パートナーさんの様々な製品を取り扱う豊富な経験は、vSAN の導入から運用までをスムーズに迅速に行うためにも活用されるのでしょうね!

  

気になるセッション

来る、きっと来る。Feel like a Cloud - VMware Evolve カンファレンス 2018

タイトルが気になります。VMware Cloud on AWSの最新情報アップデートです。

ただし、同じ時間にHCI競合比較があるので、HCI好きーな方はHCI のセッションを選択ください!

 

 

VMware HCI、特にvSAN で気になるキーワード

ブログを始めてからもう1年以上経ちました。こつこつ。
おそらく、パートナーさんが多いのかな?
エンドユーザさんにもたくさん見ていただけている!と実感しております。

 

1記事だいたい1-2分でさらっと読めてしまうので、まとめ読み、流し読み、拾い読み、お好きなように、お気軽に!

 

Google アナリティクスをながめていて、発見したランキングをご紹介します!

ブログ内キーワード検索結果

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どんな単語が検索されたのか見ることができました。

(本当は今まで投稿した記事のタイトルを抽出して資料化していないものを整理しようとしていただけなのですが…)

はてなGoogleも無料ユーザ&ページビューを見る程度の初心者なのでこんな項目があるとは知らなかったです。

 

期間はブログ開設から昨日までの時点です。

やはり上位は気になるvSAN の動き/機能

  1. リバランス
  2. ネットワーク
  3. ストレッチ

 

リバランス
6.0から手動実行可能になりました、6.5からはWeb Clientの健全性からもできるようになりました。

https://kb.vmware.com/kb/2152028

 

ネットワーク
vSphere の世界はやはり仮想化導入後早10年、その間のナレッジも蓄積されています。
SANの世界ではファイバチャネルも同様(仮想化よりももっと長い)、iSCSIは最近と思いつつもかなり年月が経っています。
HCI のネットワークはまだまだ新参者なので、どのような構成がベストプラクティスなのか迷うことも多いかもしれません。
ネットワークガイド、もうすぐ日本語化されたものがリリースされますので、しばらくは英語ページをご確認ください!

https://storagehub.vmware.com/t/vmware-vsan/vmware-r-vsan-tm-network-design/

 

ストレッチ

2ノードよりもストレッチが上位に食い込んできているのは、最近の流行りですかね!

まだ完結していませんが、こちらを参考にしていただれば。

vSAN ストレッチクラスタ①:ストレッチクラスタとは?

vSAN ストレッチクラスタ②:ストレッチクラスタの要件 そのいち

vSAN ストレッチクラスタ③:ストレッチクラスタの要件 そのに

vSAN ストレッチクラスタ④:ストレッチクラスタ構成方法

 

4位以降も実際どうなんだ!と思うキーワードを検索されているのでしょうねというラインナップです。
パフォーマンス、重複排除、2ノード...

 

 

引き続き、こつこつ書いて行きますのでよろしくお願いします!

 

 

 

 

思わず吹き出しちゃったキーワードベスト3

  1. 強制プロ美女人部
  2. ディスク厚生
  3. マグロ

タイプミスである一つ目と二つ目、わかるのですがジワジワきました。

美しい女流棋士のような集団が強制的に何かを実施する部活動ってどんなのだろう...とか。

マグロの記事探している方がいるのにも驚き。