"HCI" はじめました。

vSAN担当小佐野舞です。VMwareのHCIを広めるため日々活動していきます。

VMware Evolve カンファレンス 2018

生まれてこのかた住むところは変わってもずっと小田急ユーザです。
起きている時間の中で、会社の次に過ごす時間が長いのが通勤なので、改善や短縮と聞くと嬉しくなります。
先日複々線化とダイヤ改正が行われましたが、改正のおかげなのか春休みなのか、空いていて快適でした...!

 

 

さてさて、イベントのご案内です。

まだブレイクアウトセッションの一部が近日公開となっているものもありますが、サイトオープンしました!

今年もやります、VMware Conference 2018 Spring 改め VMware Evolve カンファレンス 2018

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vm-event.jp

 

2018年5月16日(水)@ANAインターコンチネンタルホテル東京 


テーマは「THIS IS HOW TOMORROW IS BUILT 」

デジタルトランスフォーメーションを推進する上で求められる次世代のITインフラをどのように作り上げて行くのか、ご検討のきっかけもしくは検討が進んでいる方はより事例やユースケース/お客様の声により実感していただければ幸いです。

 

 

 

昨年は4/19に開催されたため、3月の上旬に告知がありました。

今年は1ヶ月ほど遅いのですが満席になるセッションも多いので、ご登録はお早めに。

vmwarekkhci.hatenablog.jp

去年どんなんだっけ?というのも見返してみると、繋がっていることがわかるので面白いかもしれません。

vExpert をお持ちのみなさま

ちょっと前に出ていたのを見逃していました。

先日vExpert 2018 が発表され、国内でも一部のみなさまの間で盛り上がっていたかと思います。

これからもVMware を広める情報発信よろしくお願いします!

 

vExpert vSAN になりませんか?

登録フォームができていました。

vSAN の冠がついたvExpert になれるようです!

 

 

 

2月もあっという間に終わって、3月もう終わりが見えてきて...1本だけポツンとある近所の桜は5分咲きです。

卒園式や卒業式には早く、入園式や入学式には間に合わなそうな2018年なので来週あたりにお花見ができると良いですねー!

VMware Cloud とvSAN

暖かすぎるので、最高気温10度前後の寒さの日が怖いです。

この時期になると毎年思うのが、桜までもあともう少し!

 

 

VMware Cloud on AWSをヨーロッパに展開 アプリケーションの移行と保護を強化する新機能を提供 | Japan

プレスリリースの通り、VMware Cloud on AWSにアップデートがありました!

 

1週間ほど前に発表した内容になりますがカッコイイ写真が載っていたので、こちらの記事も。

japan.zdnet.com

 

vSAN はストレージです。

仮想マシンとしてのデータを格納するストレージです。

オンプレでの活用となると従来型ストレージの運用と同様に、ストレージとしてどうしてどのような技術なのか、運用についても今までと何が変わるのか、検討が重ねられ導入に至る傾向があります。

 

ただ、同じ技術を使っていたとしても、クラウドとなると一気にインフラの根底の部分は動いて当たり前、じゃあ何ができるのか?が重要視されますよねぇ。

 

もちろんこのVMware Cloud の中でvSAN は活躍しています!

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それぞれインフラの基盤の一部として使われています。

VMware Cloud on AWS

こちらは言わずとも、AWSです。

日本リージョンでのリリースが待ち遠しいですねー!

VMware Cloud on AWS の中のオプションも増えてきています。

DRaaS

クラウドへのDRをサービスとして提供しています。

blogs.vmware.com

 

アベイラビリティゾーンをまたぐストレッチクラスタ

今回(2018年3月)のアップデートで追加されました!

 

 

VMware Cloud Verified

こちらはIBMさん、NTTコミュニケーションズさん*、富士通さん*といったパートナーさんがVMware Cloud 認定として提供しているパブリッククラウドサービスです。

*2018年開始予定 

 

 

VMware Cloud Foundation

ハイブリッドクラウドを実現するプラットフォームです。

プライベート/パブリッククラウドをデプロイするために必要なVMware のインフラソフトウェアスタックを、3つのオプションから選択!

ソフトウェアのみ(ハードは自分で選ぶ)、ハードウェア込み(アプライアンスっぽいもの)、サービスとして使う(クラウドサービス)

 

 

機能実装もクラウドならではのスピードで行われていきますので、今後の動きにもご注目ください!

vSAN ストレッチクラスタ③:ストレッチクラスタの要件 そのに

春らしい暖かいお天気になりましたね。

マカオから帰ってきて月曜が始まり火曜になりましたが、季節があまり変わらないので冬はもう終わっちゃったのかなー?

また今年もやります、春イベントのご案内もそろそろできるのでもう少々お待ちください。

 

 

ストレッチクラスタ、vSAN のいち機能のなのでvSAN でのサーバとしてのハードウェア要件がクリアされていることは前提ですが。

アクティブアクティブのデータセンタではやはり一番重要となるのが、ネットワークです。

 

まずネットワーク構成から。

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データを配置するプライマリサイトとセカンダリサイト間の通信をデータサイト通信と呼びます。

データサイト間通信はL2を推奨

遅延と帯域は5msec RTT以下、10GbE以上

 

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第3サイトに配置された仮想アプライアンス(ウィットネスアプライアンス)と各データサイトの通信をウィットネス-データサイト間通信と呼びます。

データサイト-ウィットネスサイト間通信はL3を推奨

遅延と帯域は200msec RTT以下、2Mbps以上(構成に依存)

 

 

よくある質問

・距離に制限はありますか?

ありません。
距離ではなく各サイト間のネットワーク ラウンドトリップタイム(RTT)の推奨値があります。

 

・データサイト間/ウィットネス-データサイト間の推奨構成は?

データサイト間がL2、ウィットネス-データサイト間はL3となります。
全てL2の場合ループを防ぐためスパニングツリーの設定が必要となります。データサイト間の通信が切れてウィットネスサイトを経由した場合、帯域が異なる通信回線が準備されている可能性が高いためパフォーマンスが大きく劣化することから、全てL2での構成は推奨されません。

(切り替わっても問題ない環境であればもちろんサポートはされます)

 

vSAN ストレッチクラスタ①:ストレッチクラスタとは?

vSAN ストレッチクラスタ②:ストレッチクラスタの要件 そのいち

vSAN ストレッチクラスタ③:ストレッチクラスタの要件 そのに

vSAN ストレッチクラスタ④:ストレッチクラスタ構成方法

vSAN ストレッチクラスタ⑤:ストレッチクラスタの仮想マシンのストレージポリシー

富士通さんのお客様事例!

ハイパーコンバージドインフラという言葉が定着して。

VMware もハイパーコンバージドインフラのソフトウェアを提供していると認知してもらって。

VMware のHCIって何ですか?と聞かれなくなってきたここ1年。

ブログのタイトルも「はじめました」から次のフェーズに移行した方が良いかなーと思う最近です。

 

 

HCI市場の拡大、やはり国産のベンダーさんの影響は大きいと感じています。

富士通さんの事例として戸田市様が動画、リーフレットとしてリリースされていました。

アプライアンスだからこそ、納品から構築、そして使い始めるまでの時間がとても短縮されますね! 

 

事例ページはこちら

www.fujitsu.com

 

 

動画はこちら 

www.youtube.com

 

 

StorageHubに日本語登場!

本日からTechSummitとAPJ WWKOです。
昨年はラスベガスで全世界決起集会でしたが、今年は地域ごとに開催されるのでマカオです。
アジアはご飯がおいしいのでついつい食べ過ぎてしまうのがダメですねぇ。
 
大変お待たせしました!
vSAN の技術資料がまとまっている、StorageHubに日本語が追加されました!
言語選択のボタンが出てから早数ヶ月。
中国語しかありませんでした。
日本語が!追加されているじゃないですか!

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これで英語よりは少しはわかりやすくなってでしょうか。

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ただですね、中身が翻訳されているのは現時点で、2種類となります。

VMware vSAN 6.6 の新機能

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VMware vSAN 6.6 の技術概要

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他のものも現在翻訳を進めているところとなりますので少々おまちください。 
英語のまま、他のものを読むときは言語を日本語からEnglishに変更してください。
日本語のままだと中国語で一部分だけ表示されたりと何かおかしいところがあります。
 
 
WWKOの思い出話は戻ってからまとめようと思います!
 

vSAN とカスタマーエクスペリエンス向上プログラム

Remote Support Insight だけすぐに書いてしまったので、今回はCEIPをきちんと整理してご紹介したいと思います。

 

CEIP カスタマーエクスペリエンス向上プログラム

VMware のカスタマーエクスペリエンス向上プログラム (CEIP) は、製品とサービスの改善、問題の修正、製品の導入と使用の最適な方法についてのアドバイスを行うために必要な情報を収集することを目的としています。

今後お客様が使いやすくなるように、早期解決できるようになど、製品改善/開発に役立てるために、顧客情報やデータは一切含まれていない環境情報やログをVMware に自動的に送っていただいています。

 

では、vSAN は?

vSphere の一部なので上記が含まれます。

それ以外に2つのvSAN ならでは、があります。

前提:インターネットに接続されていること、CEIPが有効になっていること

  • オンライン健全性チェック
  • vSAN Support Insight

 

Support Insight はすでにこのブログでもご紹介しました。

Humbug、声に出すとどうしてもおかずに聞こえてしまいますが、オンラインで構成情報、環境情報、一部ログを収集し、リアクティブなサポートの解決までの時間を短縮します。

vmwarekkhci.hatenablog.jp

 

もうひとつが、オンライン健全性。

健全性はvSAN 6.1 (2015年初夏)のときに健全性プラグインというものをvCenter サーバにインストールすることで、vSAN クラスタの健全性をセルフチェックできるという機能から始まりました。

現在はVCSA(vCenter Server Appliance)に組み込まれており、デプロイしてvSAN が有効になるとデフォルトで健全性サービスが有効となります。

VCSAのバージョンの中に組み込まれているチェック項目となるため、6.1、6.2、6.5とvCenterのバージョンアップがされると必要な項目は追加され、不要な項目は削除されています。

項目の追加はこのバージョンが変わるタイミングとなるのですが、もっと適時に!ということで、オンライン健全性の登場です。

オンライン健全性

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通常のローカルにとじた健全性チェックに加え、リアルタイムで項目が追加されたり、その項目に対するKB(Knowledge Base)が連携されます。

最近では3つほど新しいKBが出されました。

vSAN Online Health checks: New KBs now available - Virtual Blocks

 

 

CEIP って意外と何に使われているんだろうと思うことも多かったですが、CEIPを有効にすることでvSAN の場合は嬉しいことがありますよ!というご紹介でした。

 

 

このほかにもインターネットに接続されている場合は下記のような機能もオンラインで情報の自動更新、ダウンロード等を行うことができます。

  • vSphere Update Manager
  • パフォーマンス診断
  • Configuration Assist

 

ぜひこのCEIPに参加していただきたいと考えております。

HCL の パートナーソリューション

バックアップのベンダーさんが増え、AWSのサービスも追加されていました!

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 KBだったり、Solution Exchangeの紹介ページがありましたので、vSAN 環境のバックアップ製品をこの中でご検討の方は一度ご確認ください!

COMMVAULT FOR VSAN ON PREM

Actifio Sky support to backup and restore virtual machines hosted on vSAN (52043)

Druva Phoenix KB articles (52498)

KB articles for Veeam backup and replication with vSAN datastores

 

 

そもそもパートナーソリューションって何だろう?と思っていたのですが、vSAN と連携したサービスを提供している、もしくはバックアップソフトウェアを提供しているという一覧を確認できます。

ここに掲載されていないベンダーさんも多くいらっしゃいますが、バージョン互換を確実に知りたい!すぐに知りたい!というときに役立つかもしれません。

vSAN ストレッチクラスタ②:ストレッチクラスタの要件 そのいち

2/22!

猫の日で流れてくる画像に癒されます。

大分の動物園にいる虎とライオンの赤ちゃんに最近ハマっています。

猫(動物)アレルギーなので見るだけで満足します...

 

 

ライセンス

vSAN にはStandard/Advanced/Enterpriseの3種類のライセンスがあります。

Standard   :共有ストレージとして使いたい 

Advanced  :オールフラッシュ構成の容量を節約したい

Enterprise :データストアを暗号化したい、2サイトをアクティブアクティブ(メトロクラスタ/ストレッチクラスタ)で使いたい

上記のようにシンプルです。

ストレッチクラスタを使う場合はEnterpriseの最上位のエディションをお使いください。

フォルトドメイン/2ノードクラスタはStandardから使用できます。

 

規模(台数)

ひとつのサイトに、最小1ホスト以上15ホストまで

最大、1クラスタとして30ホスト(+ウィットネスアプライアンス)で構成可能です。

 

構成コンポーネント

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vCenter サーバ
ウィットネスホスト(仮想アプライアンス)
ESXi ホスト

 

バージョン
vSAN 6.1以上
vSAN 6.6以降、ローカル保護あり
ハイブリッドはミラーリングのみ、オールフラッシュはミラーリングまたはイレイジャーコーディングがローカル保護として選択可能

 

 

ネットワーク話を始めるとちょっと長くなるので、ネットワークの要件は次回に紹介と思います。

データサイト間の通信

ウィットネスとデータサイト間の通信

距離の制限などなど...

 

vSAN ストレッチクラスタ①:ストレッチクラスタとは?

vSAN ストレッチクラスタ②:ストレッチクラスタの要件 そのいち

vSAN ストレッチクラスタ③:ストレッチクラスタの要件 そのに

vSAN ストレッチクラスタ④:ストレッチクラスタ構成方法

vSAN ストレッチクラスタ⑤:ストレッチクラスタの仮想マシンのストレージポリシー

vSAN ストレッチクラスタ①:ストレッチクラスタとは?

キャンパック様の事例で出てきたこのストレッチクラスタ

vmwarekkhci.hatenablog.jp

 

どのような機能なのか、詳しくご紹介していきます。

 

  1. ストレッチクラスタとは?←このポストで
  2. ストレッチクラスタ構成の要件は?
  3. ストレッチクラスタの挙動、通常のvSAN クラスタと変わるところ、変わらないところ

 

まずストレッチクラスタとは。

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ストレッチ クラスタを使用すると、vSAN クラスタが 1 つのサイトから 2 つのサイトに拡張され、より高度な可用性とサイト間のロード バランシングが実現できます。

 

2つのサイトを1つのvSANクラスタに!

データはサイト間で完全同期によりRPO 0分、クラスタだからその中でHAできるので仮想マシン起動までは5分以内、RTO もできるだけ短縮。

 

メトロクラスタと呼ばれる、クラスタのフェールオーバの範囲をサイト間に広げ、アクティブ-アクティブなデータセンターを実現する機能です。

 

重要となるのはやはり仮想マシンが格納されているストレージとなり、vSAN のストレッチクラスタが担当するとお考えください。

 

 

 

続きを書いていきたいのですが、先にvSAN のアーキテクチャについて復習を下記リンクから。

vmwarekkhci.hatenablog.jp

vSAN の場合、コンポーネントを異なるホストに分散させることにより可用性や性能をストレージとして実現しています。

ここでキーワードとなるのは異なるホストです。 

一番大きな障害、ホスト障害が発生しても仮想マシンを継続稼働させるために異なるホストにコンポーネントが分散配置されています。

 

では、ラック障害、サイト障害などより大きな範囲の障害にはどのように対応しているのでしょうか。

 

フォルトドメインという機能です。

機能というと仰々しいですが、ホストをグルーピングしてドメインという考え方を作り、コンポーネント異なるドメインに分散配置します。

シャーシ障害やラック障害に対応可能です。

2U4ノードのタイプですと、電源は4ホストで共有となるため、フォルトドメインを使っている方も多くいらっしゃいます。

 

さらにその延長にあるのがストレッチクラスタです。

隣のラックではなく、異なるサイトにあるホスト群をグルーピングします。

コンポーネント異なるサイトに分散配置します。

クラスタはひとつ、サイト障害時には自動的にフェールオーバを行うことができるアクティブ-アクティブなデータセンターを実現できます。

 

vSAN の機能をそのまま生かすことで、x86サーバだけでメトロクラスタを構成できることが強みと言えます。

 

要件や中身についてはまた次回!

 

vSAN ストレッチクラスタ①:ストレッチクラスタとは?

vSAN ストレッチクラスタ②:ストレッチクラスタの要件 そのいち

vSAN ストレッチクラスタ③:ストレッチクラスタの要件 そのに

vSAN ストレッチクラスタ④:ストレッチクラスタ構成方法

vSAN ストレッチクラスタ⑤:ストレッチクラスタの仮想マシンのストレージポリシー

フラッシュ読み取りキャッシュの予約 - ポリシーベース管理⑩

もう残りルールの数も少なってきたポリシーベース管理。

 

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ハイブリッド構成のみのポリシールールです。

vSAN はキャッシュとキャパシティの2種類の役割の異なるストレージデバイスを組み合わせて構成します。

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キャッシュデバイスは字の通り、キャッシュとして使われます。

  • ハイブリッド構成の場合は30%が書き込みバッファ、70%が読み取りキャッシュ
  • オールフラッシュ構成の場合は100%書き込みバッファ

キャパシティデバイスはデータが格納される領域として使われます。 

 

ハイブリッド構成の場合のこの70%の読み取りキャッシュを優先的に割り当てるためのポリシーがこの”フラッシュ読み取りキャッシュの予約”となります。

 

優先度を決めるのではなく、仮想マシンに割り当てた仮想ハードディスクに対してどのくらい読み取りキャッシュとして確保するかを決定します。

例えば、40GBの仮想マシンにこの読み取りキャッシュの予約ルール10%とした場合、

4GBの読み取りキャッシュを予約することになります。

 

 

マニュアル抜粋

vSAN ポリシーについて

フラッシュ読み取りキャッシュの予約

仮想マシン オブジェクトの読み取りキャッシュとして予約されているフラッシュ容量。 仮想マシン ディスク (vmdk) オブジェクトの論理サイズのパーセントとして指定されます。 予約済みのフラッシュ容量を他のオブジェクトが使用することはできません。 予約されていないフラッシュはすべてのオブジェクトで適切に共有されます。 特定のパフォーマンス問題に対処する場合にのみ、このオプションを使用します。

キャッシュを取得するために予約を設定する必要はありません。 キャッシュの予約設定は常にオブジェクトに含まれるため、読み取りキャッシュの予約を設定すると、仮想マシン オブジェクトの移動時に問題が生じることがあります。

フラッシュ読み取りキャッシュの予約のストレージ ポリシー属性は、ハイブリッド構成でのみサポートされます。オールフラッシュ クラスタ仮想マシン ストレージ ポリシーを定義する際には、この属性は使用しないでください。

デフォルト値は 0% です。 最大値は 100% です。

 

 

主役は仮想マシン!- ポリシーベース管理①

仮想マシンのデプロイとともに、ストレージをプロビジョニング! - ポリシーベース管理②

どうやって可用性を担保するのか - ポリシーベース管理③

オブジェクトとは - ポリシーベース管理④

コンポーネントの配置 - ポリシーベース管理⑤

強制プロビジョニング - ポリシーベース管理⑥

許容される障害数が2つに - ポリシーベース管理⑦

ソフトウェアチェックサム - ポリシーベース管理⑧

ストライプ - ポリシーベース管理⑨

モノは壊れるシリーズ⑤- vSAN 6.6.1までの再同期エンハンスメント続

VMware 、ハタチになりました。

Workstationから始まり、仮想化を推し進め、さらにはパブリッククラウドとの連携やモバイルと多岐に広がり続けています。

先週末テレビを見ていたらモーニング娘。が20周年でデビュー当時のメンバーも集まり新旧入り混じり歌っていたのですが、現役メンバーがひとりもわかりませんでした...

 

 

今日はエンハンスメントの続きとして、効率性、弾力性が高められた再同期プロセスをご紹介します。

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ここでは仮想マシンのストレージポリシー、FTT1、ミラーリングという例になります。

プロセス自体はどのポリシーを使用していても同じです。

途中で中断された再同期プロセスがどこまで再同期が完了されているのかトラッキングされ、途中から再開されます。

図の説明をすると

  1. まずホスト#1と#2にコンポーネントが配置されています。
  2. ホスト#2になんらかの障害が発生し、再同期が開始されます。
  3. 再同期が行われている最中にまたホスト#2にアクセスができなくなり同期が中断されます。
  4. アクティブなコンポーネントの変更がトラッキングされ、変更分がマージされ途中から再開されます。
  5. コンポーネントが再同期され、オブジェクトが正常な状態となります。

再同期プロセスが中断されたからといって、はじめからやり直しになるわけではなくすでに同期された部分は再同期する必要がなくなりました。

これにより、再同期時間の短縮にも効果があります。

 

詳細は下記ホワイトペーパーをご確認ください。 

Intelligent Rebuilds in vSAN 6.6

 

リーダーのうちのひとり。

あちこちですでに話題となっています。

マジッククアドラント ハイパーコンバージドシステム 2018 が発表されました。

お告げとか何か見えないヒトの力が働いているとかそんな気もするのですがやっぱり気になるMagic Quadrant。

 

昨年出されたものと比較してみたい!と思うのですが...

Integrated System(統合システムはコンバージドシステムとハイパーコンバージドシステムの両方が合わさったもの)としてしか出されていないため、そのまま比べることができません。

検索の限りですと2017年には出されておらず、2016年10月のIntegrated Systemのものが一つ前のものとなると思われます。

VMware 、いません。

一般的なHCIは単独のベンダーがハードウェア+ソフトウェアを組み上げ、アプライアンスとなります。

ハードウェアベンダーさんの様々なハードと組み合わせられる、ハイパーコンバージドインフラのソフトウェアだけ担当したので、入れてもらえなかったんです。(個人的な想定です)

 

https://blogs.vmware.com/virtualblocks/files/2018/02/GartnerHCI_MagicQuadrant.png

VMware Debuts as a Leader in Gartner Magic Quadrant for Hyperconverged Infrastructure (HCI) - Virtual Blocks

 

ポッと突然出てきてリーダーポジションに入りました!

上記ブログより引用

このHCI 群雄割拠時代に大切なことが3つあります。

Software Key to Modern Infrastructure

もっともコスト効果が高く、業界標準のハードウェアで動き、シンプルな構成を作り出すにはやはりソフトウェアデファインドのHCIであることが重要です。

Strategic, Long-Term HCI Vendors Emerge

HCIの市場は今後も拡大していきます。既存のスキルを活用しつつ新しいことにチャレンジする、よりシンプルになったことにより新しいスキルを習得できる。パブリックかオンプレかの2択ではなく、長期的なこのHCIの革新は様々な選択肢から最適なものを活用できるのではないかと考えます。

Broad Ecosystem Critical to Openness and Flexibility

HCIという言葉の定義が広がっています。オンプレにHCI箱を置いて自分で使うことがHCIではなく、HCI as a Service としてパブリッククラウドのサービスとしても使うことができるようになりました。またReadyNodeやアプライアンス業界標準のサーバベンダーのハードウェアを選ぶこともできます。さらに、AWSでもサービスとして使うことができます。VMware は選択肢の多さ、柔軟性の高さ、これらをパートナーとのエコシステムで実現します。

  

 こちらから今回のレポートがダウンロードできます(英語)

Gartner Magic Quadrant for Hyperconverged Infrastructure.

ReadyNode に関するKB

今週から新年度が始まりました!

2018年になったばかりなのにFY19です。 今年度もよろしくお願いします。 

去年の今頃はラスベガスでキックオフだったんだなーと、1年があっという間に経ってしまったことを実感しています。

 

 

vSAN ReadyNode とは?

 

vSAN ReadyNodeとはVMware のハイパーコンバージドインフラ(ソフトウェア)とサーバベンダーさんから出されているサーバ(ハードウェア)を組み合わせて、組み上げ済み、検証済み、一部はプリインストール済み構成のことを示します。

サーバはのスペックやストレージとしての容量が異なる構成もありますので、必要に応じて適当なReadyNodeを選択します。

 

ReadyNodeの構成がぴったり!もうこのハードウェア買うだけ!という方は良いのですが、カスタムしたいという方ももちろんいらっしゃると思います。

 

ReadyNodeをベースとして、変更が可能なHWコンポーネントに関する指示がKBとして出されました!

What You Can (and Cannot) Change in a vSAN ReadyNode™ (52084)

 

VMwareの公式ブログで出された情報については、正しい見解とはわかっているものの、どこかに正式な文書として出ないものかとやきもきしていました。

ようやく、KBです! 

 

まだ日本語版はリリースされていませんので、こちらを参考にしていただければと思います。

vmwarekkhci.hatenablog.jp

vSAN と ESXi と VxRAIL

本日3日目、狭い部屋にぎゅうぎゅうに詰め込まれて。

ありがとうを言いたかった人にも直接会えた良い1日でした!

 

今日は今までで一番短いです。

バージョン

 

vSANのバージョン=vSphere(ESXi)のバージョンです。

アプライアンス型でもカスタマイズできる、もしくは最新バージョンのインストールを行いますと明記されて入れば、vSphereだけ見れば良いのですが... 

アプライアンス自体にバージョンがあると中身が何か気になります。

 

VxRAILにプリインストールされているvSAN がどのバージョンなのか、という対応表がまとまっていました! 

Correlating VxRAIL Release with VMware build numbers (52075)

 

アップグレードを実際に行なった記事もこちらに。

EMC Community Network - DECN: 仮想化関連で調べて試したことの備忘録: VxRail 4.0.x から VxRail 4.5 へのメジャーアップグレード

 

vSAN 単体とESXi のビルドの対応表はこちら。

Build numbers and versions of VMware vSAN (2150753)

 

 

では、良い1日をお過ごしくださいー!