"HCI" はじめました。

vSAN担当小佐野舞です。VMwareのHCIを広めるため日々活動していきます。

オールフラッシュ→スーパーオールフラッシュ?

NewなReady Nodeのプレスリリースです!

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デルとEMCジャパン、仮想化したインフラの高負荷ワークロード向け ハイパーコンバージド インフラストラクチャ 「爆速vSAN ReadyNode」を提供開始 

https://japan.emc.com/about/news/press/japan/2017/20170418-1.htm

 

NVMeは本当に速いです。

SSDだって速いと思っていましたが、NVMeのパフォーマンスには驚かされます。

専用ストレージのハードウェアの変更って数年に1回レベルです。

しかし、サーバに搭載される様々な最新技術がより早くストレージの世界で使うことができる、箱物ではなくReady NodeとしてHWベンダーさんと作るVMware のハイパーコンバージドインフラならではですよー!

vSAN 6.6 !!! - GA

Twitterで呟いただけでした...

 

vSAN 6.6 一般発売(GA)しました!

 

発表から1週間、2017/4/18 (2017/4/19 日本時間の明け方)にリリース!

ダウンロードはこちらから↓ 

my.vmware.com

 

vSAN 6.6 はESXi 6.5 の一機能のアップグレードとして提供されます。

VMware Virtual SAN 6.6 Release Notes

まだリリースノートが翻訳されていないので、アップグレードのご案内を。

vSphere 組み込み=vSphere のアップグレードがvSAN のアップグレード です。

  1. まずvCenter をVMware vCenter Server 6.5.0d へ
  2. 次にvSphere (ESXi) をVMware vSphere Hypervisor (ESXi) 6.5 dへ
  3. 最後にvSAN オンディスクフォーマットを5.0へ
    暗号化が実装されたことによりvSAN ファイルシステムのアップグレード(再フォーマット)が必要となります。
    この点が内蔵ディスクをvSAN として使用していることによる+αです。(ディスクグループ単位のローリングアップグレード)

*vSAN 6.6 はvSphere 6.5 なのでvSphere 6.0 uX からは直接アップグレードはできません。

 

これから使ってみようと思っている方は、ぜひ!vSAN 6.6 (=vSphere 6.5.0d )を!

 

VMware Conference 2017 Spring - ありがとうございました!

4/19(水) VMware Conference 2017 Springに ご参加いただきありがとうございました!

お天気にも恵まれ、かなりの混雑でなかなか時間ごとのセッション部屋移動が満員電車のようでした...

イベントのテーマはデジタルトランスフォーメーション。

オンプレでの仮想化が標準的に利用されるようになり、IT部門がよりビジネスへの貢献を求められる時代になって来ています。

パブリッククラウドの必要な時に必要なだけのリソースを、さらに簡単な払い出しが可能な世界へだんだんと変わって行く中で、SDDCが架け橋になっているということを少しでも知ってもらえたら嬉しいなぁと思いながらイベントに参加していました。

 

General Session ではConference恒例、ロールプレイもあり。

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HCI関連としては、講演プログラムと展示を行なっていました。

開始直後のブースの様子

まだ空いていますが、だんだんとごった煮状態に。

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HCI 講演プログラムの内容はセッションごとにサマリを書いていきたいと思います!

ほしいモノはなーに?

 

今日はゆるめにちょっとだけ。

はてなブログを自分で書いている方はご存知だと思いますが、アクセス解析ができます。

1日にどれくらいの人が見に来てくれたのか、リンク元はどこなのか、などなど。

 

 

 

自分の記録のためにもざっと集計してみました。

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最近のアクセス(過去1000件分らしいです)の傾向として、Google検索によりたどり着いている方が半分近くいらっしゃいます。

何を検索して来ているのか、というと。

1位 VMware Conference 2017 Spring - デジタルトランスフォーメーション
2位 ブログトップ
3位 vSAN 6.6 !!!
4位 VMware Conference 2017 Spring - HCI プログラム

 

4/19(水)開催 VMware Conference 2017 Spring の紹介ページがトップでした!

vmwarekkhci.hatenablog.jp

もう、明日ですね!

多くのお客様にご登録いただき、満席のプログラムがほとんどとなりました。

ありがとうございます。

検索しても登録サイトがなかなか出てこなかったというウワサを聞いたり聞かなかったり...

 

続いて、ブログトップ。

vmwarekkhci.hatenablog.jp

検索キーワードがなぜか見られないので、想像ですが冷やし中華はじめましたのノリが検索しやすいのでしょうか。

もしくは本文の単語に引っかかって来ているのか。

 

そして、4/12に情報解禁となったvSAN 6.6

vmwarekkhci.hatenablog.jp

 

まずはサマリを簡単にお知らせしましたが、これだけ瞬間的にリリース情報にアクセスが集中しました。

USブログには詳細が上がってきているのでこれは日本語サマリを作っていこうと思います!

 

どうやって可用性を担保するのか - ポリシーベース管理③

前回はポリシーの考え方のvSAN で使用可能なルールの一覧をご紹介しました。

vmwarekkhci.hatenablog.jp

 

データ保護に関するポリシーのお話をします。

一般的な外部ストレージは物理的なデバイスで組むRAIDで、ここからLUNを切り出し、このLUNがESXiに提供されると共有データストアとなり仮想マシン置き場となります。

vSAN はvSphere クラスタに対して一つのストレージプール=共有データストアを提供します。

この共有データストアは一般的な外部ストレージを使用したデータストアとは異なり、データ保護がされていません。

サーバ内蔵ディスクがそのままプールとなっているので、仮想マシンを中心に考え、仮想マシンのサービスレベルを決定することで、ストレージリソースを払い出します。

そこで出てくるのが下記2つのストレージポリシー、vSAN のデータ保護ルールです。

  • 許容する障害の数
    仮想マシン オブジェクトで許容できるホストおよびデバイスの障害の数を定義します。 
    クラスタ内のホストまたはデバイスいくつまで障害が起こっても仮想マシンが止まらないようにするか?を決める数です。
    例えば、4ホストでクラスタを構成し、許容する障害の数を1とすると、1ホストの障害では仮想マシンは止まりません。多重障害に対応するためには2以上にします。
    もし障害にあったホスト上で仮想マシンが稼働していた場合はHAにより再起動されます。f:id:vmwarekkHCI:20170417152800p:plain
  • 障害の許容方法
    パフォーマンスまたは容量についてデータ レプリケーションの方法が最適化するかどうかを指定します。
    [RAID-1(ミラーリング) - パフォーマンス] を選択した場合、Virtual SAN がオブジェクトのコンポーネントを配置するために使用するディスク領域は増えますが、オブジェクトにアクセスするパフォーマンスは向上します。
    [RAID-5/6(イレージャ コーディング) – キャパシティ] を選択した場合、Virtual SAN が使用するディスク領域は減りますが、パフォーマンスは低下します。
    →デフォルトではミラーリング(vmdkの多重化)での保護ですが、vSAN 6.2から容量効率性を向上させるためオールフラッシュ構成でのみパリティを使用するRAID5/6を設定可能です。

 このようにデバイスレベルでストレージの保護をするのではなく、仮想マシンレベルでの可用性の担保を行う方式を仮想マシンのポリシーベース管理と呼びます。

もともと外部ストレージを使用する場合、仮想マシンの重要度やサービスクラスを検討/決定し、ストレージの選定/設計を行った上でストレージの導入を行いホストに提供、仮想マシンを格納していました。

しかし、VMware のハイパーコンバージドインフラ vSAN のストレージ機能を使用する場合はクラスタに割り当てたストレージプールから仮想マシンのサービスレベルを決めると、要件にあったストレージが自動的に割り当てられます。

異なるサービスレベルでも共有データストアとしては一つで

 

ストレージのリソースプールはひとつ

その中で仮想マシンをどう守るかをポリシーで決める!

性能重視の多重化:2重、3重、4重

容量重視のイレイジャーコーディング:RAID5/6

 

まずはポリシーベース管理、データ保護編でした〜!

 

ポリシーベース管理シリーズ

vmwarekkhci.hatenablog.jp

 

vmwarekkhci.hatenablog.jp

リマインドと暗号化

みなさま、ご登録はお済みでしょうか?

vmwarekkhci.hatenablog.jp

 

4/19(水) VMware Conference 2017 Spring @ 目黒雅叙園

お待ちしております!

 

vSAN 6.6 の目玉アップデート、暗号化のデモがYoutubeで見られます。

www.youtube.com

vSAN クラスタへデータストア暗号化をする設定動画なので地味ですが、これだけセットアップが簡単で、高価な暗号化ドライブがいらないのです。

またHA/vSAN クラスタ = vSAN データストアということで共有ストレージ全体を暗号化できます。

もちろんソフトウェアとして暗号化処理が走るため、暗号化していないものと比較するとパフォーマンスへの影響はあります。

 

vSphere 6.5 の仮想マシン単位の暗号化は、仮想マシン本体を。

vSAN 6.6 の暗号化は、ストレージとしてvSAN データストアを。

要件にあった暗号化ソリューションをお使いください!

シリコンバレー記 その3

広いアメリカ、もちろん車での移動だったので通りがけに有名なIT企業のキャンパスはたくさん見かけました。

そんな中で観光+思い入れがあるところとして寄ってきた記録です。

サンフランシスコには旅行で行ってもパロアルトには寄らない可能性が高いのでミーハー気分!

 

Google は社員のアテンドがないとキャンパスツアーはできないので、ストアとドロイド君に会ってきました。

自転車もGoogle カラー!お土産に自転車Tシャツを買って帰りました。

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ストアの試着室の椅子まで!Google カラー。

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思い入れ、の方ですがhpのガレージ。

見えにくいですが一番奥の緑の扉のガレージから始まったということなんですね〜

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看板は立っているものの、住宅街の中にある普通の家でした。

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ロゴが、四角い...!もう遠く離れた知らない人になってしまった気分です。

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親しみがあるロゴはこっちなんです。

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外資系ITならいつか本社に行けるんじゃないかと数年経っても、チャンスはなく。

行けたのはヒューストンのコンパックキャンパスだったので今回ガレージを見られて研修の頃を思い出しました!

 

シリコンバレー記としてはこれで終わりになります。

トレーニングや6.6のアップデート紹介はしていきますねー!

vSAN 6.6 !!!

vSphere 6.5 が2016年11月にリリースされました。

vCenter サーバの保護やさくさく動くHTML5のUIなど機能追加がたくさんあった中、vSphere のアップデートが目立った分、vSAN はiSCSIサービスや2ノードダイレクトコネクトの追加とそこまで大きなものがないようにも見えていました。

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ついに!6.6 がリリースされます!

GA(一般発売日)はQ1中となり、ESXi のパッチでの提供となります。

 

主なアップデート情報は下記となります。

vSAN Encryption – Datastore level encryption in a dedupe/compression efficient way

データストアの暗号化、重複排除/圧縮との併用も可能

Local Protection for Stretched Clusters

ストレッチクラスタのローカル保護(サイト内のデータ保護)

Removal of Multicast

ユニキャストによるシンプルなネットワーク接続(マルチキャストはもういらない!)

ESXi Host Client (HTML-5) management and monitoring functionality

まずはHost Client へのvSAN 管理監視機能の拡張

Enhanced rebalancing
Enhanced repairs
Enhanced resync ー Resync throtting

リバランス、再構築・復旧、再同期のエンハンスメント

Maintenance Pre-Check

メンテナンスモードの事前チェック機能

Stretched Cluster Witness Replacement UI

ストレッチクラスタのウィットネスアプライアンス/ホストの置き換えがUIから可能に!
vSAN included in “Phone Home / Customer Experience Improvement Program”
vSAN も通報システム、CEIPで

API enhancements

vSAN SDK と PowerCLI の追加

vSAN Easy Install

vCenter インストールを簡単に(VCSA on vSAN)

vSAN Config Assist / Firmware Update

ハードウェアライフサイクル管理

Enhanced Performance and Health Monitoring

パフォーマンスと健全性監視がより詳細に!

 

ざっと主なアップデート内容でした。

 

プレスリリースとしては下記が出ていますので、詳細はこちらでまずご確認ください!

www.marketwired.com

 

と、先走ってしまった感がありますが、日本語のプレスリリースが出ました!

ヴイエムウェア、最新版のVMware vSAN™を発表データ センタの革新に取り組む顧客企業を支援

シリコンバレー記 その2

どんな製品も同じだと思うのですが、大きく分けると製品を作る人、売る人、保守する人の3種類あります。

私は売る人の役割を持っています。

(売る人の中にはさらにサービスという形で製品+αを提供する人もいるのですが、ややこしくなるので横に置いておきます。)

今回の本社へ行ったのは作る人からテクニカル Deep Dive、実際のデプロイメントサービスやワークショップのトレーニングに参加するという目的でした。

アメリカ、ヨーロッパ、APJの売る人テクニカルのメンバーが集まり、直接製品担当からお話が聞けるというものでした。

内容はまたこのブログで共有できるものもあるので、書こうと思っています!

 

さて、話は変わりまして。

VMware の本社の思い出です。

まず迎えてくれたのは大きな風船。

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中庭でミーティングやランチをする人がたくさんいました。

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コーポレートカラーの手形は社長他いろいろな人のもののようです。

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ケータリングのトマトソースおいしかったなー 

おやつのバナナチップスも食べ過ぎました。

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トレーニングの部屋の周りしか写真を撮っていなかったのですが、かなり広い敷地に建設中の建屋もいくつかあり、こんなに広いのにまだ足りないのか!と驚いています。

キャンパスというと大学を思い浮かべますが、その通り大学のような本社でした。

土地があるってすごいなと思いますが、広いアメリカ/キャンパスだからこそ直接会話する大切さをより感じるかもしれません。

シリコンバレー記 その1

(ほぼ)1週間のアメリカから帰国しましたー!

ブログ更新は不思議な時間になってしまいましたが、現地からもお届けしていました。

 

先週のレポートを数回に分けてお届けします。

サンフランシスコには以前VMWorldで行ったのですが、シリコンバレーまでは足を伸ばしませんでした。

そうそう本社に行く機会もないと思ったので、近隣をぐるっと回ってきました。

 

まずはパロアルトといえば!

スタンフォード大学です。

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キャンパス広すぎ...!

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お天気も良く青空なので真夏のようでしたが、長袖で少し肌寒いくらいでした。

さすがアメリカ人は半袖、ノースリーブ率が高い...!

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可愛らしいベンチがあったのはd-Schoolの中です。

トイレもショッキングピンクでミラーボールというド派手なところでした。

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私と同じように写真を撮っている観光客もたくさん見かけました。

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大人数の講堂とゼミ室のような建物と色々わかれていました。

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アメリカの大学でのぞいたことがあるのはボストンのハーバード大学パロアルトスタンフォード大学となるのですが、どちらもやはりスケールが違いました。

ビルのような建物がなく空が開放的だったのは都市と郊外の差なのかなと思いました。

 

続きはまたその2でー!

ハイパーコンバージドインフラ、どれにする?

Dell EMC さんの記事のご紹介です。 

techtarget.itmedia.co.jp

 

ハイパーコンバージドインフラ市場をリードしているのは数年前から先行しているHCI専業のNutanixさんです。

ハイパーコンバージドを検討されるお客様のほとんどはHCI=Nutanixという式が出来上がっていることがほとんどです。

比較すると、VMware のハイパーコンバージドインフラはSoftware-Defined StorageとしてvSANがリリースされ多くのお客様にお使いいただいていますが、HCIとしての知名度はまだまだなんですよね。

VMware ソフトウェアスタックはハイパーバイザ、管理ツール、ストレージ、もちろんハイパーバイザはvSphere です。

アプライアンス、組み上げ(Ready Node)のどちらも良さがあるので、お客様にあったHCIを使っていただくための参考の一つになるのではと思い、ぜひ記事を一読ください!

物理も仮想環境も、サーバもストレージもネットワークも

近づいてきたのでセミナーのリマインドです!

情シス部門の方は社内では業務部門からこれが欲しいあれが欲しい、上からは予算はこれだけで。

と頭を抱えてしまうことが多そうですよね。。

 

itmedia.smartseminar.jp

 

ハイパーコンバージドインフラをわかりやすく、ユースケースとともにお伝えします。

タイムテーブルが確定しました!

17:00~17:30

 忙しいひとり情シスのためのハイパーコンバージドインフラ

17:30~17:50

 導入も運用もシンプルに!VMware のハイパーコンバージドインフラ

17:50〜18:00

 Q&A

 

スペシャルゲストもあるかも? 

ぜひご登録をー!

FB はじめました

Facebook アカウント作りました、と宣言してどこにという案内をしておりませんでした。。

 

https://www.facebook.com/vmwarekkHCI/

 

内容はTwitterと同じでこのブログの更新情報がメインですが、ぜひこちらもいいね!をお願いします!

(Twitterだとアカウントを持っていない方も多いようなので...

ハイパーコンバージドインフラに興味を持っている方へもご紹介をお願いします。

よくある質問 - 一覧にしてみました②

このブログを始めてから2ヶ月経ちました。

毎日少しづつ、読んでいただいている人が増えており、少しでもVMware のハイパーコンバージドインフラが広まっている(だろう)傾向に喜んでいます!

毎日更新頑張ります!

 

よくある質問の中からまだ記載していないと思われる一部を。

今までのものも含め、一覧になっている方がわかりやすそうですね。これはまた後日!

blogs.vmware.com

 

  • vSAN は外部ストレージアレイをどうやって使うの?
    外部ストレージアレイを使用しません。サーバベースのストレージとなり、ローカルディスクを共有ストレージ化します。
    外部ストレージアレイから切り出した共有データストアと併用することは可能です。
    外部ストレージの共有データストアをvSAN データストアにくっつけることはできない、別で使うことはできる、ということですね。

  • vSAN がサポートするストレージプロトコルは何?(例:iSCSINFS等...)
    仮想マシンとvSAN が通信をしているだけなので、一般的な共有プロトコルは使用していません。
    そのためクラスタの外にストレージ領域を提供したい場合はサードパーティ(NASヘッド)を立てる必要があります。

  • vSAN の高性能のキーポイントは?
    1つ目、完全にvSphere のカーネルに組み込まれていることで、最適なIO経路を選択可能、リソースオーバーヘッドがあまりありません。
    2つ目、ストレージのネットワーク(iSCSIであればネットワーク、FCであればSAN)がないためストレージアレイコントローラとサーバという関係がありません。サーバだけで完結しています。

  • 1つの仮想マシン、1つのVMDKで性能テストしてみましたが高性能のかけらも感じられません。なぜ?
    vSAN は共有ストレージをクラスタで提供するストレージとしてデザインされています。
    仮想マシン1つに対して1つのLUN/データストアで性能UP!というものではありません。
    通常ストレージのLUNはデバイスを複数束ねてストライプさせることで性能を向上させています。vSAN の場合、基本的には1つのVMDKは1つのデバイスに格納されていますので単一VMでは効率性が低くなってしまいます。

  • どのバックアップ製品が対応しているの?
    VADPが対応しているサードパーティのバックアップソフトウェアであればなんでもOKです。

  • どのリモートレプリケーション製品が対応しているの?
    vSAN としてアレイベース(ストレージベース)のレプリケーション機能は持っていません。
    仮想マシンベースでのレプリケーションとなるため、vSphere Replicationや他ベンダーの仮想マシンレプリケーション機能をお使いください。

 

今日はここまで!

ドキュメントセンターはvSAN も!

エイプリル・フールはいつからこんな一般的になったんでしょうね。
今年は土曜日でオンラインにいなかったので盛り上がりがあまり分からず...

パックマンだけ楽しみました。

 

ドキュメントセンター vSAN のご紹介です。

pubs.vmware.com


vSphere 6.5のリリースと同時に日本語版が用意されるという、通常英語→しばらくしたら日本語出てくる、を覆しかなり使えます。

リンク先は英語に見えますが、日本語ブラウザ、日本語OSを使用していれば自動的に日本語になります。

英語が出てきてしまったら、右上に言語選択ボタンがありますので。

 

200ページ以上あるトラブルシューティングガイド(英語)やユーザガイド(英語)と比べると情報量は少ないですが、初期構築、運用管理、監視、トラブルシューティングが網羅されています。

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特に手順が充実しているのが、

障害の処理および Virtual SAN のトラブルシューティング

ストレージとしてのデバイス交換に必要なvSphere / vSAN の部分がわかりやすく載っています。


あとですね、まだ使い方がよくわかっていないのですが、情報の集約はブログに、FBは発信をメインに使っていきたいと思います。
試行錯誤しつつですがよろしくお願いします。