"HCI" はじめました。

vSAN担当小佐野舞です。VMwareのHCIを広めるため日々活動していきます。

vSAN 6.6 !!!

vSphere 6.5 が2016年11月にリリースされました。

vCenter サーバの保護やさくさく動くHTML5のUIなど機能追加がたくさんあった中、vSphere のアップデートが目立った分、vSAN はiSCSIサービスや2ノードダイレクトコネクトの追加とそこまで大きなものがないようにも見えていました。

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ついに!6.6 がリリースされます!

GA(一般発売日)はQ1中となり、ESXi のパッチでの提供となります。

 

主なアップデート情報は下記となります。

vSAN Encryption – Datastore level encryption in a dedupe/compression efficient way

データストアの暗号化、重複排除/圧縮との併用も可能

Local Protection for Stretched Clusters

ストレッチクラスタのローカル保護(サイト内のデータ保護)

Removal of Multicast

ユニキャストによるシンプルなネットワーク接続(マルチキャストはもういらない!)

ESXi Host Client (HTML-5) management and monitoring functionality

まずはHost Client へのvSAN 管理監視機能の拡張

Enhanced rebalancing
Enhanced repairs
Enhanced resync ー Resync throtting

リバランス、再構築・復旧、再同期のエンハンスメント

Maintenance Pre-Check

メンテナンスモードの事前チェック機能

Stretched Cluster Witness Replacement UI

ストレッチクラスタのウィットネスアプライアンス/ホストの置き換えがUIから可能に!
vSAN included in “Phone Home / Customer Experience Improvement Program”
vSAN も通報システム、CEIPで

API enhancements

vSAN SDK と PowerCLI の追加

vSAN Easy Install

vCenter インストールを簡単に(VCSA on vSAN)

vSAN Config Assist / Firmware Update

ハードウェアライフサイクル管理

Enhanced Performance and Health Monitoring

パフォーマンスと健全性監視がより詳細に!

 

ざっと主なアップデート内容でした。

 

プレスリリースとしては下記が出ていますので、詳細はこちらでまずご確認ください!

www.marketwired.com

 

と、先走ってしまった感がありますが、日本語のプレスリリースが出ました!

ヴイエムウェア、最新版のVMware vSAN™を発表データ センタの革新に取り組む顧客企業を支援

シリコンバレー記 その2

どんな製品も同じだと思うのですが、大きく分けると製品を作る人、売る人、保守する人の3種類あります。

私は売る人の役割を持っています。

(売る人の中にはさらにサービスという形で製品+αを提供する人もいるのですが、ややこしくなるので横に置いておきます。)

今回の本社へ行ったのは作る人からテクニカル Deep Dive、実際のデプロイメントサービスやワークショップのトレーニングに参加するという目的でした。

アメリカ、ヨーロッパ、APJの売る人テクニカルのメンバーが集まり、直接製品担当からお話が聞けるというものでした。

内容はまたこのブログで共有できるものもあるので、書こうと思っています!

 

さて、話は変わりまして。

VMware の本社の思い出です。

まず迎えてくれたのは大きな風船。

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中庭でミーティングやランチをする人がたくさんいました。

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コーポレートカラーの手形は社長他いろいろな人のもののようです。

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ケータリングのトマトソースおいしかったなー 

おやつのバナナチップスも食べ過ぎました。

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トレーニングの部屋の周りしか写真を撮っていなかったのですが、かなり広い敷地に建設中の建屋もいくつかあり、こんなに広いのにまだ足りないのか!と驚いています。

キャンパスというと大学を思い浮かべますが、その通り大学のような本社でした。

土地があるってすごいなと思いますが、広いアメリカ/キャンパスだからこそ直接会話する大切さをより感じるかもしれません。

シリコンバレー記 その1

(ほぼ)1週間のアメリカから帰国しましたー!

ブログ更新は不思議な時間になってしまいましたが、現地からもお届けしていました。

 

先週のレポートを数回に分けてお届けします。

サンフランシスコには以前VMWorldで行ったのですが、シリコンバレーまでは足を伸ばしませんでした。

そうそう本社に行く機会もないと思ったので、近隣をぐるっと回ってきました。

 

まずはパロアルトといえば!

スタンフォード大学です。

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キャンパス広すぎ...!

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お天気も良く青空なので真夏のようでしたが、長袖で少し肌寒いくらいでした。

さすがアメリカ人は半袖、ノースリーブ率が高い...!

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可愛らしいベンチがあったのはd-Schoolの中です。

トイレもショッキングピンクでミラーボールというド派手なところでした。

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私と同じように写真を撮っている観光客もたくさん見かけました。

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大人数の講堂とゼミ室のような建物と色々わかれていました。

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アメリカの大学でのぞいたことがあるのはボストンのハーバード大学パロアルトスタンフォード大学となるのですが、どちらもやはりスケールが違いました。

ビルのような建物がなく空が開放的だったのは都市と郊外の差なのかなと思いました。

 

続きはまたその2でー!

ハイパーコンバージドインフラ、どれにする?

Dell EMC さんの記事のご紹介です。 

techtarget.itmedia.co.jp

 

ハイパーコンバージドインフラ市場をリードしているのは数年前から先行しているHCI専業のNutanixさんです。

ハイパーコンバージドを検討されるお客様のほとんどはHCI=Nutanixという式が出来上がっていることがほとんどです。

比較すると、VMware のハイパーコンバージドインフラはSoftware-Defined StorageとしてvSANがリリースされ多くのお客様にお使いいただいていますが、HCIとしての知名度はまだまだなんですよね。

VMware ソフトウェアスタックはハイパーバイザ、管理ツール、ストレージ、もちろんハイパーバイザはvSphere です。

アプライアンス、組み上げ(Ready Node)のどちらも良さがあるので、お客様にあったHCIを使っていただくための参考の一つになるのではと思い、ぜひ記事を一読ください!

物理も仮想環境も、サーバもストレージもネットワークも

近づいてきたのでセミナーのリマインドです!

情シス部門の方は社内では業務部門からこれが欲しいあれが欲しい、上からは予算はこれだけで。

と頭を抱えてしまうことが多そうですよね。。

 

itmedia.smartseminar.jp

 

ハイパーコンバージドインフラをわかりやすく、ユースケースとともにお伝えします。

タイムテーブルが確定しました!

17:00~17:30

 忙しいひとり情シスのためのハイパーコンバージドインフラ

17:30~17:50

 導入も運用もシンプルに!VMware のハイパーコンバージドインフラ

17:50〜18:00

 Q&A

 

スペシャルゲストもあるかも? 

ぜひご登録をー!

FB はじめました

Facebook アカウント作りました、と宣言してどこにという案内をしておりませんでした。。

 

https://www.facebook.com/vmwarekkHCI/

 

内容はTwitterと同じでこのブログの更新情報がメインですが、ぜひこちらもいいね!をお願いします!

(Twitterだとアカウントを持っていない方も多いようなので...

ハイパーコンバージドインフラに興味を持っている方へもご紹介をお願いします。

よくある質問 - 一覧にしてみました②

このブログを始めてから2ヶ月経ちました。

毎日少しづつ、読んでいただいている人が増えており、少しでもVMware のハイパーコンバージドインフラが広まっている(だろう)傾向に喜んでいます!

毎日更新頑張ります!

 

よくある質問の中からまだ記載していないと思われる一部を。

今までのものも含め、一覧になっている方がわかりやすそうですね。これはまた後日!

blogs.vmware.com

 

  • vSAN は外部ストレージアレイをどうやって使うの?
    外部ストレージアレイを使用しません。サーバベースのストレージとなり、ローカルディスクを共有ストレージ化します。
    外部ストレージアレイから切り出した共有データストアと併用することは可能です。
    外部ストレージの共有データストアをvSAN データストアにくっつけることはできない、別で使うことはできる、ということですね。

  • vSAN がサポートするストレージプロトコルは何?(例:iSCSINFS等...)
    仮想マシンとvSAN が通信をしているだけなので、一般的な共有プロトコルは使用していません。
    そのためクラスタの外にストレージ領域を提供したい場合はサードパーティ(NASヘッド)を立てる必要があります。

  • vSAN の高性能のキーポイントは?
    1つ目、完全にvSphere のカーネルに組み込まれていることで、最適なIO経路を選択可能、リソースオーバーヘッドがあまりありません。
    2つ目、ストレージのネットワーク(iSCSIであればネットワーク、FCであればSAN)がないためストレージアレイコントローラとサーバという関係がありません。サーバだけで完結しています。

  • 1つの仮想マシン、1つのVMDKで性能テストしてみましたが高性能のかけらも感じられません。なぜ?
    vSAN は共有ストレージをクラスタで提供するストレージとしてデザインされています。
    仮想マシン1つに対して1つのLUN/データストアで性能UP!というものではありません。
    通常ストレージのLUNはデバイスを複数束ねてストライプさせることで性能を向上させています。vSAN の場合、基本的には1つのVMDKは1つのデバイスに格納されていますので単一VMでは効率性が低くなってしまいます。

  • どのバックアップ製品が対応しているの?
    VADPが対応しているサードパーティのバックアップソフトウェアであればなんでもOKです。

  • どのリモートレプリケーション製品が対応しているの?
    vSAN としてアレイベース(ストレージベース)のレプリケーション機能は持っていません。
    仮想マシンベースでのレプリケーションとなるため、vSphere Replicationや他ベンダーの仮想マシンレプリケーション機能をお使いください。

 

今日はここまで!

ドキュメントセンターはvSAN も!

エイプリル・フールはいつからこんな一般的になったんでしょうね。
今年は土曜日でオンラインにいなかったので盛り上がりがあまり分からず...

パックマンだけ楽しみました。

 

ドキュメントセンター vSAN のご紹介です。

pubs.vmware.com


vSphere 6.5のリリースと同時に日本語版が用意されるという、通常英語→しばらくしたら日本語出てくる、を覆しかなり使えます。

リンク先は英語に見えますが、日本語ブラウザ、日本語OSを使用していれば自動的に日本語になります。

英語が出てきてしまったら、右上に言語選択ボタンがありますので。

 

200ページ以上あるトラブルシューティングガイド(英語)やユーザガイド(英語)と比べると情報量は少ないですが、初期構築、運用管理、監視、トラブルシューティングが網羅されています。

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特に手順が充実しているのが、

障害の処理および Virtual SAN のトラブルシューティング

ストレージとしてのデバイス交換に必要なvSphere / vSAN の部分がわかりやすく載っています。


あとですね、まだ使い方がよくわかっていないのですが、情報の集約はブログに、FBは発信をメインに使っていきたいと思います。
試行錯誤しつつですがよろしくお願いします。

目次のアップデートと追加 - 今日はプレミアム・・・

ちょっと前に2017年になったと思っていたのにもう3ヶ月終わってしまいます。

今日は施行から2回目のプレミアムフライデー

キャンペーンをうっている飲食店は見るものの、あまり浸透していないのでしょうかねぇ。

 

目次にイベントまとめ、シリーズものを追加しました!

初めてこの記事だけにたどり着いた方にもわかりやすいように貼っておきます。

 

直近のセミナー/イベント

4/7  :@東京 PoC(Proof of Concept)サービス!byネットワールドさん

4/10:中堅・中小企業のITインフラに関わるみなさま

4/11:@大阪 PoC(Proof of Concept)サービス!byネットワールドさん

4/14:お弁当付きで、最新のハイパーコンバージドインフラを!

4/19:VMware Conference 2017 Spring - デジタルトランスフォーメーション

 

 

来週から(ほぼ)1週間トレーニング@本社に行ってきまーす!

初めてのシリコンバレー!初めての本社なので周辺レポートもまとめようと思います。

ハイパーコンバージドインフラ環境のバックアップ

外部ストレージのLUNやボリュームといった概念がないハイパーコンバージドインフラ。

バックアップはどうすれば良いのか?とよく聞かれます。

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みなさま、仮想マシンのバックアップはどうやって取っていますか???

  • ストレージ機能でのLUN単位でのスナップショットや筐体内コピー、筐体間コピー
  • バックアップソフトウェアでの仮想マシン単位(VMスナップショット)+ストレージと連携

このタイプが多いかなと思います。

 

vSAN には データストアはありますが、LUNはありません。

クラスタに対してストレージリソースプールとして提供されます。

vSAN の場合、仮想マシンベースでVADPを使用してバックアップを取得します。

VMware vSphere Storage APIs – Data Protection  (VADP)

https://kb.vmware.com/kb/2079940

 

その例が記載されている記事がありましたのでリンク先へどうぞ。

techtarget.itmedia.co.jp

 

春目前のポカポカお天気でコートを持ってきたのに一度も着なかった1日、でした〜。

VMware HCI - 日立システムズさん編 続

もう目の前に4月が迫ってきています。3月に追われています...

 

ニュースリリース:2017年:株式会社日立システムズ

http://www.hitachi-systems.com/news/2017/20170329.html

 

日立システムズさんのVMware HCI "ハイパーコンバージド・ソリューション"のニュースリリースが出ました!

 

ハードウェアはSupermicro、ソフトワエアはvSphereベース(vCenter/ESXi/vSAN)、保守窓口は日立システムズさん。

今回は小規模構成のラインナップが追加されました。

  • VDIエントリーモデル
  • 仮想サーバーエントリーモデル

エントリーとスタンダードというようにわかりやすく、選択肢が広がりました。

すぐ始められる、ハイパーコンバージドインフラ

小さめ構成は2ホストというの検討できますね〜

 

前ポストはこちら

vmwarekkhci.hatenablog.jp

 

 

PoC(Proof of Concept)サービス!byネットワールドさん

ネットワールドさんのセミナーです!

今回はお弁当つきではなさそうです。 。が、仕事帰りに行きやすい夕方のセミナーです。

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2017.04.07(金) 16:00~17:55 @東京

2017.04.11(火) 16:00~17:55 @大阪

networld.smartseminar.jp

 

製品に興味が持っていただいたお客様、PoC(Proof of Concept)をやりたい!となっても環境がないと難しいですよね。

VMware ではハンズオンラボ環境にいつでもアクセスでき、手順の確認や挙動をガイドにしたがって進めていくことはできます。

が、性能や障害となると物理的な機器でないと難しい面もあります。

検証をするにあたり何をすれば良いのか、効率的に確認できるのか情報も必要です。

まずはハイパーコンバージドのストレージvSAN の復習をしつつ、セミナーでどのようなサービスが聞ける機会ですので、ぜひご登録を〜!

 

VMware Conference 2017 Spring - HCI プログラム

4/19(水)イベントでのハイパーコンバージドインフラ系のプログラムをまとめて見ました。(敬称略)
VMware  Conference 2017 Spring
12:15-12:45
  • NSX~vSANまで、KEL仮想化通信局がお届けするお得なランチセッション<ランチ付>
15:00-15:30
  • 富士通と実現する「かんたん」なHCIソリューションのご紹介
富士通株式会社
 
15:45-16:15
  • みずほトラストシステムズにおけるSDDCの実現
~vSANを利用したハイパーコンバージドインフラ(HCI)の効果~
株式会社みずほトラストシステムズ
 
  • リリースから2年半 VMware vSANの進化と今をご紹介します
富士ソフト株式会社
 
16:30-17:00
  • VMwareだからできる、VMwareのハイパーコンバージドソリューション
ヴイエムウェア株式会社
 
  • VCFをターンキーソリューションで実現するラックスケールHCIのご紹介
Dell EMC
 
17:15-17:45
  • ハイパーコンバージドインフラ徹底比較! HCI Powered by vSANの魅力
ヴイエムウェア株式会社
 
 ほぼ全てのプログラムが出揃いました。
ここでしか聞けない事例もありますので是非ご登録を〜!
 
 
 
月曜日のマグロの間違い探しの答え:
山かけがいなくなって、しらすが代わりにのっていました。

仮想マシンのデプロイとともに、ストレージをプロビジョニング! - ポリシーベース管理②

前回仮想マシン中心の考え方をするということをお伝えしました。

vmwarekkhci.hatenablog.jp

 

なぜか長いタイトルになってしましました。

が、仮想マシンのデプロイとともに、ストレージをプロビジョニングするというのはどういうことでしょうか。

vSAN のポリシーは複数のルールを決めることができます。

下がルール一覧です。

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このように、データ保護、キャパシティ、パフォーマンスという観点でそれぞれルールを選択、決定します。

仮想マシンをデプロイする際に作成したポリシーを適用すると、このルールで決められたストレージがプロビジョニングされ割り当てられます。

 

デフォルトのvSAN ストレージポリシーでは下記となっています。

  • 許容する障害の数(FTT):1
  • 障害の許容方法:RAID1(Performance/Mirroring)
  • 強制プロビジョニング:いいえ(無効)
  • オブジェクト スペースの予約:0%(シンプロビジョニング)
  • オブジェクトチェックサムの無効化:いいえ(有効)
  • オブジェクトあたりのディスクストライプ数:1
  • フラッシュ読み取りキャッシュの予約:0%
  • オブジェクトのIOPS制限:なし

各ルールの説明についてはまた次回!

 

 

早く知りたい!という方は下リンクのマニュアルをご参照ください。 

vSAN ポリシーの使用

中堅・中小企業のITインフラに関わるみなさま

オンラインセミナーのご案内です!

 

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生放送というのか、対面ではないタイプのセミナーは初めてなので楽しみにしています!

Dell EMCさんと一緒にVMware のハイパーコンバージドインフラのご紹介をさせていただきます。

 

忙しいひとり情シスのための「学べるITニュース」中堅・中小企業にとってハイパーコンバージドインフラは本当に使えるのか

日時: 2017年4月10日(月)17:00~18:00
形式 :LiveWebセミナー

 

詳細やご登録は下リンクより。

itmedia.smartseminar.jp