VMware のハイパーコンバージドインフラと大きな枠で考えると、まず3種類あります。
- ハイパーコンバージドインフラ アプライアンス
- 各ハードウェアベンダーさん 組み上げ済み構成
- フルカスタマイズ構成(Build-It-Yourself)
どちらかというとハイパーコンバージドインフラというとみなさまのイメージに近いものアプライアンス型でしょうか?
容量サイジングのポイントをまとめていきます。
VMware のハイパーコンバージドインフラはストレージ容量は可用性が考慮されていないのデバイスとしての物理容量です。
下にあるのはVxRAIL のスペックシートですが、このハイブリッドストレージ、オールフラッシュストレージという行に搭載可能容量が記載されています。
https://japan.emc.com/collateral/specification-sheet/vxrail-4.0-spec-sheet.pdf
富士通さんの PRIMEFLEX HS (VMware)も同様にストレージ容量の部分に1ノードあたり搭載可能な容量が記載されています。
外部ストレージの場合、ストレージアレイで事前にストレージの要件を設計/設定しボリュームやLUNをホストに接続し共有データストアを提供します。
共有データストア自体の容量が仮想マシンの実効容量と等しいものです。
しかし、VMware のハイパーコンバージドインフラのストレージであるvSAN は物理デバイスをそのまま一つの大きなストレージプールにして、クラスタあたりひとつの共有データストアが提供されます。
これが上記アプライアンス型のストレージ容量と呼ばれるもので、この時点ではストレージの可用性はありません。
VMware のハイパーコンバージドインフラの製品シートに記載されているストレージ容量とは
物理デバイスの総容量です!
仮想マシンの実効容量ではありません。
ではどうやって可用性を担保しているのか、ストレージポリシーベース管理については次回お届けします。