"HCI" はじめました。

vSAN担当小佐野舞です。VMwareのHCIを広めるため日々活動していきます。

よくある質問 - 一覧にしてみました

どんな製品でもそうですが、これってどうなっているの?と思うことはたくさんあります。

自分で調べる、ひたすら調べる→見つからない

わかりそうな人に聞く→わからなかった

二つ目は特にわかりそうな人を探すというミッションもあります。

 

では、VMware のハイパーコンバージドインフラでよくある質問でなんでしょう?

vSphere はすでにかなり多くの方にお使いいただいていますので、質問はストレージ部分で、今とどう変わるのか、制限は?とよく聞かれます。

 

vSAN についてよく聞かれる質問回答集です!

Frequently asked questions about Virtual SAN / VSAN

 

英語なので中身は訳していきますね。+ 私がよく聞かれる質問も混ぜこんでいきます。

古いバージョンでの回答もあるので最新バージョン(6.5)版です。

  • vSANを始める物理ホスト構成は3台?2台?
    3台です。データ保護の観点からミラー(2重化)+メタデータを異なるホストに配置するため、3台から始められます。
    2ノードクラスタはvSANとしてデータを保管するのは2台ですが、メタデータを仮想アプライアンスに保管、この仮想アプライアンスクラスタ外に配置する必要があるため、物理的には3台のサーバが必要です。
  • ローカルディスク(内蔵ディスク)を搭載していないホストをvSAN クラスタに追加できる?
    できます!ストレージとしてキャッシュのためのSSD、データを保管するためのHDD/SSDがなくてもクラスタに参加することでvSANデータストアを使用できます。
  • vSAN はSSDが必須要件になっているけれど、なぜ?
    vSAN はキャッシュ用途として必ずホストに1本SSDが必要です。
    ハイブリッド構成の場合、70%読み取りキャッシュ、30%書き込みバッファに使用され、書き込みは全てこのキャッシュデバイスSSDに行われます。
  • vSAN データストアは1つしかできないのに、ディスクグループって何のために存在しているの?
    データを格納するためのデバイスをキャッシュとして使用するSSDマッピングするために使用されます。
    このHDDたちのためのキャッシュはこのSSD!と明示的にするためのグルーピングです。
  • vSANとして使用する前提で、1ホストあたり搭載できるディスク本数は?
    最大で40本です。
    内訳としてディスクグループあたり1本のキャッシュデバイスと7本のキャパシティデバイスが最大となり、5つまでディスクグループを作ることができます。
  • vSAN として使用しているディスクにパーティションを作ることはできる?(ESXi のブートデバイスとして使用するなど)
    vSAN 用のデバイスはvSAN のためのみに使用します。パーティションは作成できません。
  • PCIeフラッシュカードはサポートされますか?
    サポートされます!ハードウェア互換性ガイドで対象デバイスをご確認ください。

    VMware Compatibility Guide - vsan

  • vSAN環境は10GbE必須?
    ハイブリッド構成の場合、10GbEは必須ではなく推奨です。
    1GbEをvSAN 専用として構成することも可能です。
    オールフラッシュ構成の場合、10GbE必須です。
  • vSAN データストアをSAN/NASを使用して拡張できる?
    できません。vSAN は内蔵ディスクを使用して構成するため、外部ストレージの領域は別データストアとして併用できます。
  • vSAN データストアの最大容量は?
    明確な数値として制限はありません。
    vSphere HAクラスタのホスト数が最大64台であることとホストあたり物理的に搭載できるディスク本数に大きく依存します。

 

特にハードウェア関連の質問をまとめてみました。

vSAN の中身についての質問はまた更新していきます!

VMware HCI - 富士通さん編:続

富士通さんのVMware HCI のお話を聞く機会がありましたので、みなさまにも共有させていただきます!
 
 
HCI は サーバの仮想化 + ストレージの仮想化 + 物理サーバ
富士通さんのPRIMAGY+αを基盤に、VMware vSphere + vSAN を組み込んだ、PRIMEFLEX HSです!
 
 
説明していただいた中で、印象に残った3つのポイントです。
  1. セットモデルもあるけれど、構成はPRIMAGYからで選び放題!
  2. プラットフォーム全体を見る、運用管理ツール Infrastructure Manager(ISM)
  3. 開けたらすぐ使える!納期は最短20営業日。 
 
1. セットモデルもあるけれど、構成はPRIMAGYで選び放題! 
大きな枠組みとしてハードウェア構成はサーバの種類で、3つあります。
  • 高集約タイプ:2U4Nodes
  • ベースタイプ:1U
  • 高性能/大容量タイプ:2U
これらをベースに、GPUのせたい、既存FCストレージにつなげたい等のHWコンポーネントの選択が柔軟にできます。
 
 2. プラットフォーム全体を見る、運用管理ツール Infrastructure Manager(ISM) 
運用管理製品は様々ですが、グラフィカルなラックビューや特に気になったのはHWのファームウェアローリングアップデートが自動化できること。
BIOSやHWコンポーネントの更新が業務無停止で可能だそうです。
 
 3. 開けたらすぐ使える!導入時間を短縮。
お客様のお手元に届いた時にはセットアップ完了済み、電源を入れて使い始められるという工場インストールのものがあります。
他のHCI製品ですとIPアドレス、ホスト名、ネットワークの設定は設置した後現地で行うものが多いのですが、設置したらすぐ使えます。
 
富士通さんのPRIMEFLEX HSでハイパーコンバージドを始めてみませんか?

Happy Anniversary ! - 祝VxRAIL 1歳

Dell EMCさんのVxRAIL が1歳のお誕生日を向かえました!

おめでとうございます!!!

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*写真は個人的に撮影したものたちです

 

ようやく1年経ったのかと思うところもありますが、8000ノードとは!!!

VxRAIL案件の増え方を見ていると国内でもかなり出ています。

VMware のHCIとしてこれからもどんどん大きく育ってねー!

 

Happy Birthday VxRail! What a year one! - Virtual Geek

Dell EMCの中の人が過激にお祝いしていました。

細かな数字や実績についても触れられています。

春のクラウド祭り - Cloud Days 2017

実は私のイベントデビューがですね、数年前のCloud Daysだったのです。

3月が近づくと懐かしさと恥ずかしさがこみあげ、またこの季節が来た!とワクワクしてきます。

 

ITpro EXPO 2017 Spring-Summer <東京>

Cloud Days 2017 3/2-3@大阪、3/9-10@東京に出展します。

VMware のセミナー(講演)もありますのでぜひおこしください!

 

大阪@グランフロント地下2階コンベンションセンター

Cloud Days 2017 <関西>

 

東京@ザ・プリンスパーク東京

Cloud Days 2017 <東京>

 

どちらも昨年のvForumと同じ会場です。初めての方は迷子になるかもしれないのでアクセスをご熟読ください。

大阪/東京の両日、ウロウロしてお待ちしてまーす!

StorageHubシリーズ - VDI

VMware HCIはビジネスクリティカルアプリケーション、データベース、ディザスタリカバリ、管理クラスタ、VDI、クラウドネイティブアプリケーション、コンテナー、リモートオフィスブランチオフィスと幅広いユースケースがあります。

今回はVDIのホワイトペーパーのご紹介です。

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ユースケースVSAN 6.2 - Virtual Desktop Infrastructure Workload

https://storagehub.vmware.com/#!/vmware-vsan/vsan-6-2-virtual-desktop-infrastructure-workload

Horizonという仮想デスクトップ環境のための製品を持つVMware、VDIに適してますよ!という内容だけではありません。

vSANをストレージ基盤としてバージョン、HW構成、パフォーマンス結果も記載があるリファレンスガイドに近いものです。

 

サマリは下記となります。

  1. セットアップ手順
  2. ハイブリッド構成でのパフォーマンス
  3. オールフラッシュ構成でのパフォーマンス

 

例えばハイブリッド構成/オールフラッシュ構成のサーバスペックも具体的に出ています。

ハイブリッド

  • Dual-socket Intel Xeon CPU E5-2670 v2 @ 2.50GHz system with 40 Hyper- Threaded (HT) cores
  • 256GB DDR3 RAM @1866MHz
  • 2x LSI / Symbios Logic MegaRAID SAS Fusion Controller with driver version: 6.603.55.00.1vmw, build: 4852043
  • 1x 400GB Intel S3700 SATA SSDs
  • 4x 900 GB Western Digital WD9001BKHG-02D22 HDDs
  • 1x dual-port Intel 10GbE NIC (82599EB, Fibre Optic connector)
  • 1x quad-port Broadcom 1GbE NIC (BCM5720) 

 

オールフラッシュ

  • Dual-socket Intel Xeon CPU E5-2670 v3 @ 2.30GHz system with 48 Hyper- Threaded (HT) cores
  • 256GB DDR3 RAM @1866MHz
  • 1x LSI / Symbios Logic MegaRAID SAS Fusion Controller with driver version: 6.603.55.00.1vmw, build: 4852043
  • 2x 400GB Intel P3700 PCIe SSDs
  • 6x 800 GB Intel S3500 SSDs
  • 1x dual-port Intel 10GbE NIC (82599EB, Fibre Optic connector)
  • 1x quad-port Broadcom 1GbE NIC (BCM5720)

ハードウェアとの組み合わせでより現実的な身近な結果がわかります! 

StorageHubシリーズ - DMZ

インターネットと社内ネットワーク、セキュリティの中心となるのがDMZ環境です。

この場合、ただ共有ストレージは独立していなくて良いのか?と議題にあげられることがあるかと思います。

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ユースケースSecurity Zone Deployment

https://storagehub.vmware.com/#!/vmware-vsan/vmware-virtual-san-security-zone-deployment

vSphere にストレージ機能vSAN が組み込まれているVMwareのハイパーコンバージドインフラを使うことで、独立したシステムとして隔離できます。

なぜ、DMZ向きかというと先にあげたような、システムとして独立している要件にピッタリだからです。

仮想マシンのリソース、ストレージのリソース、全てサーバだけで完結、クラスタに対してリソースを提供するので他環境からアクセスすることができmせん。

vSphere の機能であるHAやvMotion、他VMware 製品との互換性も当然ですがあります。

また、最小2ホストから始められます!

物理的にはデータを格納するためのホストが2台でクラスタを構成し、仲介役となる仮想アプライアンスは他のvSphere 環境に配置することで、少ないホスト数でのHCI導入も可能です。

ストレージデータの通信経路はネットワークスイッチを介するパターンと2ノード直結パターンも選択できます。

 

このようにホスト台数はそこまで必要ではないけれど、独立させなければいけない環境にVMware のハイパーコンバージドインフラをお使いいただいているというユースケースでした〜!

詳細はリンク先をご確認ください!

3分でわかる!VMware HCI のストレージ

管理コンソールって英語のもの多いですよね。

日本人だから余計に思うのかもしれませんが、英語から無理に直訳された日本語の管理ツールも余計にややこしくなったり一長一短です。

vSphere Web Clientの場合、ブラウザの言語を日本語にすれば日本語のUI、英語にすれば英語のUIが表示されます。

2年前と比べてとても自然な日本語になっています!

とはいえ、実際にラボをやってみる時間がない、まぁいつかで良いか...となってしまう方に動画のご紹介です。

 

今日ご紹介するのは3分クッキング、ではなく

vSAN in 3 Minutes

www.youtube.com

説明は英語ですが、3分の動画でほぼ全てのvSAN操作が収録されています。

お暇な時に是非ごらんください!

2016 ストレージプロダクトオブザイヤー金賞!

昨年3月にリリースされたVMware vSAN 6.2が2016年のストレージオブザイヤー(サーバベースストレージ部門)の金賞に選ばれました!

 

searchstorage.techtarget.com

 

オールフラッシュ環境での重複排除/圧縮、イレージャーコーディング(RAID5/6)の機能追加されたvSANは高く評価されています。

 

海外サイトのTechTargetで受賞していますが、日本ではITメディアさんのTechTargetジャパンを運営されています。

ダウンロードに登録が必要な場合もありますが最新情報をゲットしてください!

techtarget.itmedia.co.jp

 

StorageHubシリーズ -どこに何があるの?

以前も公式情報としてご紹介したサポート、リソースとも違うホワイトペーパーまとめサイトです。

まずは大きな枠を紹介していきまーす!

 

StorageHub

Storage and Availability Technical Documents

 

トップページにはストレージ関連の製品が並びます。

まずはvSANを選択!

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次に出てくるのはカテゴリです。

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ユースケース

ここではソリューションごとのHW構成も含めたユースケースのホワイトペーパーがあります。

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学習と評価

ネットワーク、ストレッチクラスタ等の詳細な技術情報やPoCガイドがあります。

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計画と設計

サイジングガイド、ネットワーク設計ガイド等があります。

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運用管理

操作ガイド、自動化のためのSDKマニュアルがあります。

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VMware ソフトウェア互換性

vRealize製品との連携に関するホワイトペーパーがあります。

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主な資料の概要は引き続き投稿していきます!

公式情報は? ここ!その3 仮想化・クラウド情報サイト

今回ご紹介するのは仮想化・クラウド情報サイトなのですが、先にお天気&お花情報です。

梅が満開になりました!

週末はお天気で、空も真っ青なのでピンクが映えます。

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仮想化を始める方、仮想化をもっと進めて行きたい方。

仮想化関連の情報やセミナー、事例が集約された情報サイトです。

vmware-juku.jp

 

vSANの記事をいくつかピックアップ!

VMware Virtual SAN 6.2の新機能を使いこなす5つのポイント | IT価値創造塾

やってみようVMware vSAN | IT価値創造塾

 

事例はこちら!

【VSAN / VDI 導入事例】サイボウズ株式会社 様 | IT価値創造塾

【VSAN導入事例】アットホーム株式会社 様 | IT価値創造塾

【VSAN導入事例】ウツエバルブサービス株式会社 様 | IT価値創造塾

 

ハイパーコンバージドを知る

セミナーのご紹介です。

 

ハイパーコンバージドの基礎や日立システムズさんのVMware HCI ハイパーコンバージド・ソリューションをより深く知ることができます。

2/15(水)開催、来週です!

ご都合のよろしい方はぜひ、浜松町へいらっしゃってくださいませ。

 

vmware-juku.jp

VMware HCI - 日立システムズさん編

ハイパーコンバージドインフラ、すぐにでも導入したい。

設置したらすぐに使いたい。

 

そんな時はアプライアンス

 

ハードウェアベンダーさんのHCIではなく、オールインワンで提供するパートナーさんのVMware HCI をご紹介します。

 

日立システムズ ハイパーコンバージド・ソリューション

  • 組み上げ、構築、保守は日立システムズさん
  • ソフトウェアはVMware
  • ハードウェアはSupermicro 

以前ハイパーコンバージドとは?の投稿にも書きましたが、ハイパーバイザー、ストレージ、一元管理をVMwareのソフトウェア、ハードウェアは各ベンダーさんという組み合わせを統合して提供されています。

www.hitachi-systems.com

VMware HCI - 富士通さん編

ハイパーコンバージドインフラ、すぐにでも導入したい。

設置したらすぐに使いたい。

 

そんな時はアプライアンス

 

VMware HCI として代表的なアプライアンスをご紹介します。

FUJITSU Integrated System PRIMEFLEX HS 

 

2016年11月に提供が開始されました。

vSphere、vCenter、vSANに独自の管理ソフトウェアが組み込まれています。

 

詳細はリンク先を参照ください。

www.fujitsu.com

 

ラインナップはこちら

www.fujitsu.com

 

 

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VMware HCI - Dell EMCさん編

ハイパーコンバージドインフラ、すぐにでも導入したい。

設置したらすぐに使いたい。

 

そんな時はアプライアンス

 

VMware HCI として代表的なアプライアンスをご紹介します。

Dell EMC VxRAIL

2016年3月に提供が開始され、vSphere、vCenter、vSAN、EMCソフトウェアが組み込まれています。

実際に触ってみましたが、ウィザードで聞かれたことを埋めていくだけでセットアップ完了です。

 

詳細はリンク先を参照ください。

  • Dell EMCさんのVxRAIL紹介ページ

www.emc.com

 

  • NetworldさんのVxRAIL紹介ページ

www.networld.co.jp

英語ばっかり...

外資系ベンダーあるあるですが、日本語マニュアルがあまりないことが多いですよね...

 

日本語で書かれたものを読みたい時にはこのブログです。 

blogs.vmware.com

最新情報のアップデートや技術的なTipsが投稿されます。

たまにパートナーさんとの共同検証もありますので気になる単語を検索してみてください!

 

 

 vSANについてはコーマックさんのブログ(vSAN (Virtual SAN) - CormacHogan.com)が翻訳されていたり、vSANとは?の入門編がわかりやすく記事にまとまっています。

blogs.vmware.com